NOBILES Days
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某SNSではリアルタイムでつぶやいているが...俺の夏風邪が長引いていたのがやっと全快したと思ったら、そんなことはもはや些細な事と感じられるような事態が起きた。だから今、このblogはPowerBook（今更ね）でモバイル回線を使ってアップロードしている。
次女が、川崎病を発症した。
元気だった頃の次女。どんどん長女に似てきた。
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F2.5, ISO1000)
ここ1ヶ月近く、次女も風邪がダラダラと続いていて、熱が出て保育園休んで、下がって保育園に行ったらまた熱が出て呼び出しがかかって、というような状態を繰り返していた。
俺の風邪が概ね快方に向かおうとしていた頃にも、やはり高熱で保育園を休んだ。だいぶ長引いているので、行きつけの病院で細かく検査する事になった。気管支が炎症を起こしていて、そこから熱が来ているんだろうということだった。強めの抗生剤をもらい、翌日も嫁さんが休んで家で看病する事にした。
翌日の朝、まだ次女は熱がある。嫁さんはまた病院に連れて行った方が良いのでは、と言ったが、俺は気管支炎が1日でひくとも思えなかったので、様子を見た方がいいんじゃないか、と言うと、嫁さんも同意した。
その日、俺は復帰した前日に続いて出社した。3営業日も仕事ほったらかしだったのを少しでも取り戻そうと思ったし、この日出社したら、それから9日間、他社より早い夏休みが待っていた。夜には、タメ歳の同僚が企画した飲み会もあった。次女の診断も出ていたし、参加してくるつもりだった。
ところが、昼過ぎに嫁さんからメールが来る。次女の全身に発疹が出てきたというのだ。発疹となれば気管支炎だけが原因とは思えない。嫁さんのお父さんの車で病院に向かったらしい。
しばらくしてまたメールが来た。
「川崎病の疑いがあるので、大きな病院に入院する事になりました。すぐに帰って来てください」
川崎病？？？
工業都市の名前を思い浮かべ、公害病かなにかという印象さえ受けるこの病名を、俺はほぼ初耳だった。
実際には川崎病は公害病でもなければ、都市の名前からつけられたものでもない。発見した医者の苗字なのだそうだ。正式には小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群（MCLS）というらしいが、世界的にも「川崎病（Kawasaki Disease＝KD）」が一般的らしい。
感染する類いの病気ではないが、原因が未だに解明されていないのだという。
症状は、血管壁に炎症が起きる。だから高熱が出て全身に発疹ができる。口や舌などがリンゴ色になり、目も充血する。そして、リンパも腫れる。
これらの症状は2週間程度で収まる。しかし一番の問題は、これによって冠動脈瘤ができる可能性があることだ。もしできてしまうと、一生これを抑える薬を飲み続けなければならなくなるという。早期発見し、免疫グロブリンなる血液製剤を投与することが大事なのだそうだ。
そんな恐ろしい病気に次女が罹ってしまった。飲み会どころではない。仕事もさっさと切り上げて午後4時過ぎには会社を出た。夏休み前の大掃除もすっぽかして。
当初は、次女が生まれた病院に移されると聞いていたが、いっぱいだったらしく、さらに遠い、車でしか行けないような辺ぴな病院に入る事になってしまった。午後7時頃に長女も連れて病院に着くと、次女は、救急診察室で、嫁さんに抱かれ点滴を打たれていた。次女の顔を見て驚いた。発疹がたくさん現れ、真っ青な顔をしていたのだ。
ショックは続く。川崎病であることはほぼ確実と思われるので、10日から2週間程度入院しなければならない。まだ1歳になったばかりの次女は大人の付き添いを必要とした。2週間！俺が膝の靭帯をやった時と同じ期間だ。なんてこった。
つづく。
次女が、川崎病を発症した。
元気だった頃の次女。どんどん長女に似てきた。
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F2.5, ISO1000)
ここ1ヶ月近く、次女も風邪がダラダラと続いていて、熱が出て保育園休んで、下がって保育園に行ったらまた熱が出て呼び出しがかかって、というような状態を繰り返していた。
俺の風邪が概ね快方に向かおうとしていた頃にも、やはり高熱で保育園を休んだ。だいぶ長引いているので、行きつけの病院で細かく検査する事になった。気管支が炎症を起こしていて、そこから熱が来ているんだろうということだった。強めの抗生剤をもらい、翌日も嫁さんが休んで家で看病する事にした。
翌日の朝、まだ次女は熱がある。嫁さんはまた病院に連れて行った方が良いのでは、と言ったが、俺は気管支炎が1日でひくとも思えなかったので、様子を見た方がいいんじゃないか、と言うと、嫁さんも同意した。
その日、俺は復帰した前日に続いて出社した。3営業日も仕事ほったらかしだったのを少しでも取り戻そうと思ったし、この日出社したら、それから9日間、他社より早い夏休みが待っていた。夜には、タメ歳の同僚が企画した飲み会もあった。次女の診断も出ていたし、参加してくるつもりだった。
ところが、昼過ぎに嫁さんからメールが来る。次女の全身に発疹が出てきたというのだ。発疹となれば気管支炎だけが原因とは思えない。嫁さんのお父さんの車で病院に向かったらしい。
しばらくしてまたメールが来た。
「川崎病の疑いがあるので、大きな病院に入院する事になりました。すぐに帰って来てください」
川崎病？？？
工業都市の名前を思い浮かべ、公害病かなにかという印象さえ受けるこの病名を、俺はほぼ初耳だった。
実際には川崎病は公害病でもなければ、都市の名前からつけられたものでもない。発見した医者の苗字なのだそうだ。正式には小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群（MCLS）というらしいが、世界的にも「川崎病（Kawasaki Disease＝KD）」が一般的らしい。
感染する類いの病気ではないが、原因が未だに解明されていないのだという。
症状は、血管壁に炎症が起きる。だから高熱が出て全身に発疹ができる。口や舌などがリンゴ色になり、目も充血する。そして、リンパも腫れる。
これらの症状は2週間程度で収まる。しかし一番の問題は、これによって冠動脈瘤ができる可能性があることだ。もしできてしまうと、一生これを抑える薬を飲み続けなければならなくなるという。早期発見し、免疫グロブリンなる血液製剤を投与することが大事なのだそうだ。
そんな恐ろしい病気に次女が罹ってしまった。飲み会どころではない。仕事もさっさと切り上げて午後4時過ぎには会社を出た。夏休み前の大掃除もすっぽかして。
当初は、次女が生まれた病院に移されると聞いていたが、いっぱいだったらしく、さらに遠い、車でしか行けないような辺ぴな病院に入る事になってしまった。午後7時頃に長女も連れて病院に着くと、次女は、救急診察室で、嫁さんに抱かれ点滴を打たれていた。次女の顔を見て驚いた。発疹がたくさん現れ、真っ青な顔をしていたのだ。
ショックは続く。川崎病であることはほぼ確実と思われるので、10日から2週間程度入院しなければならない。まだ1歳になったばかりの次女は大人の付き添いを必要とした。2週間！俺が膝の靭帯をやった時と同じ期間だ。なんてこった。
つづく。
nobilesの投稿(23:07:01-2012-07-25) -
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