NOBILES Days
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年の瀬も迫った金曜、旧友との忘年会に銀座に出かけた。その帰りに東京駅の丸の内口側に回った。
改修が終わり、着任する在日大使が天皇陛下に謁見しに行く馬車に乗る起点もこの地点になるということだ。こうしてみると丸ビルと新丸ビルが門のようだ。
Marunouchi-Building and Shin-Marunouchi-Building
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(8mm), 1/100sec, F2.5, ISO100)
さすがにちょっとブレ気味かな。
ちなみに、手前に見えるカップルが別れ話をしていたらしく、女性が「なんで？」とか言いながら号泣していたのは内緒だ。
さて、2017年の年忘れ物欲日記、第2弾。それはまさに、トビラの写真を撮ったコレだ。
Sigma8-16mmF4.5-5.6 with Pentax K-3
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(8mm), 1/4sec, F4.5, ISO1600)
12/20の自分へのお誕生日プレゼント。
レンズメーカー（ボディも作ってるけど）Sigmaのレンズは初めて買ったが、なかなかに存在感のあるレンズだ。数ある我が家のレンズの中でも、一二を争う鏡胴の太さを誇る。
となると、カメラに明るくないムキには、「じゃあ、すごく大きく撮れるの？」とか質問を受けそうだが、これは望遠レンズではない。トビラの写真を見ても分かる通り、これは超広角レンズだ。しかも、生半可な広角ではない。「お化け広角」とでも言えるほどの強烈な画角を誇るレンズだ。なにしろ、肉眼で見ている風景より、カメラを覗き込んだ画角の方がずっと広い。
ちなみに、俺のPentaxK-3にこのレンズを装着して最広角8mmで撮ると、その写真のEXIFデータの焦点距離欄は空欄になってしまう。つまり、カメラ側は8mmなどというヘンタイ画角のレンズが装着することを想定しておらず、空欄になってしまうようだ。それほど、ヘンタイなレンズということになる。
広角と言えば、すでに魚眼レンズも持っているが、今度のSigmaは周辺歪曲を補正したレンズで、基本的に直線は直線として写る。ずっと欲しかったんだよね。
蛇足ながら、人間の目は実は歪曲だらけだ。部屋で天井なんかを見上げれば、全然直線ではないことに気づくだろう。それでも、それを違和感と感じないのは、経験から脳がそれを直線として補正して認識するからだ。眼鏡を変えると気持ち悪く感じるのは、その補正が狂ってくるためだ。
だから実は人間の目の写りに近いのは魚眼レンズだったりする。でも、二次元の画像になってしまうと補正が働かないため、違和感を感じる。直線を直線として写すためには数多くのレンズを駆使して歪曲を補正する必要がある。だからこの広角レンズは巨大なのである。
いやはや、実に難しく、しかし楽しいレンズだ。凄まじいまでの強烈なパースペクティブ（歪み）をうまく使えば印象的な写真を撮れるが、変に傾きをつけると違和感ありまくりな画像になってしまう。油断すると余計なもの（自分の足とか）が写ってしまう。
しかもでかくて重いだけに、持ち出すにも覚悟がいる。使いどころがなかなか難しくもある。が、チャレンジングであることは間違いない。
新品では7万近くするレンズだが（それでも同じ画角を他のカメラで実現しようとすると凄まじい値段になる）、鏡胴に「こすれ」ありの中古が4万で出てきた。さらに、貯まりまくっていた楽天ポイントを大量投入して、1万円台で買ってしまった。いい買い物だった。エヘヘ。
今年の物欲は中古ばっかり買ったなー。でもまあ、どれも全然不満なく愛用している。
そんなわけで？2017年も関わってくれた皆様に感謝したい。この本厄を、大きなトラブルもなく平穏に過ごすことができた。2018年も、皆様と良い年が過ごせるように。
改修が終わり、着任する在日大使が天皇陛下に謁見しに行く馬車に乗る起点もこの地点になるということだ。こうしてみると丸ビルと新丸ビルが門のようだ。
Marunouchi-Building and Shin-Marunouchi-Building
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(8mm), 1/100sec, F2.5, ISO100)
さすがにちょっとブレ気味かな。
ちなみに、手前に見えるカップルが別れ話をしていたらしく、女性が「なんで？」とか言いながら号泣していたのは内緒だ。
さて、2017年の年忘れ物欲日記、第2弾。それはまさに、トビラの写真を撮ったコレだ。
Sigma8-16mmF4.5-5.6 with Pentax K-3
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(8mm), 1/4sec, F4.5, ISO1600)
12/20の自分へのお誕生日プレゼント。
レンズメーカー（ボディも作ってるけど）Sigmaのレンズは初めて買ったが、なかなかに存在感のあるレンズだ。数ある我が家のレンズの中でも、一二を争う鏡胴の太さを誇る。
となると、カメラに明るくないムキには、「じゃあ、すごく大きく撮れるの？」とか質問を受けそうだが、これは望遠レンズではない。トビラの写真を見ても分かる通り、これは超広角レンズだ。しかも、生半可な広角ではない。「お化け広角」とでも言えるほどの強烈な画角を誇るレンズだ。なにしろ、肉眼で見ている風景より、カメラを覗き込んだ画角の方がずっと広い。
ちなみに、俺のPentaxK-3にこのレンズを装着して最広角8mmで撮ると、その写真のEXIFデータの焦点距離欄は空欄になってしまう。つまり、カメラ側は8mmなどというヘンタイ画角のレンズが装着することを想定しておらず、空欄になってしまうようだ。それほど、ヘンタイなレンズということになる。
広角と言えば、すでに魚眼レンズも持っているが、今度のSigmaは周辺歪曲を補正したレンズで、基本的に直線は直線として写る。ずっと欲しかったんだよね。
蛇足ながら、人間の目は実は歪曲だらけだ。部屋で天井なんかを見上げれば、全然直線ではないことに気づくだろう。それでも、それを違和感と感じないのは、経験から脳がそれを直線として補正して認識するからだ。眼鏡を変えると気持ち悪く感じるのは、その補正が狂ってくるためだ。
だから実は人間の目の写りに近いのは魚眼レンズだったりする。でも、二次元の画像になってしまうと補正が働かないため、違和感を感じる。直線を直線として写すためには数多くのレンズを駆使して歪曲を補正する必要がある。だからこの広角レンズは巨大なのである。
いやはや、実に難しく、しかし楽しいレンズだ。凄まじいまでの強烈なパースペクティブ（歪み）をうまく使えば印象的な写真を撮れるが、変に傾きをつけると違和感ありまくりな画像になってしまう。油断すると余計なもの（自分の足とか）が写ってしまう。
しかもでかくて重いだけに、持ち出すにも覚悟がいる。使いどころがなかなか難しくもある。が、チャレンジングであることは間違いない。
新品では7万近くするレンズだが（それでも同じ画角を他のカメラで実現しようとすると凄まじい値段になる）、鏡胴に「こすれ」ありの中古が4万で出てきた。さらに、貯まりまくっていた楽天ポイントを大量投入して、1万円台で買ってしまった。いい買い物だった。エヘヘ。
今年の物欲は中古ばっかり買ったなー。でもまあ、どれも全然不満なく愛用している。
そんなわけで？2017年も関わってくれた皆様に感謝したい。この本厄を、大きなトラブルもなく平穏に過ごすことができた。2018年も、皆様と良い年が過ごせるように。
nobilesの投稿(20:06:19-2017-12-31) -
カテゴリ: Photo
コメント
ぱれお wrote:
2018-01-04 23:56:21
nobiles wrote:
おやこれはぱれお師匠。
いやほんとに、難しいレンズですね。
歪曲が補正されているとはいえ、結局パースペクティブの扱いの問題なので、気をつけるべきポイントは魚眼に近いとは思いました。
が、とりあえず強力な湾曲で「比較的なんでも面白く写っちゃう」魚眼と比べると、補正されているこっちのレンズは「何を訴えたいのかさっぱり分からない」罠があるように感じました。
いやほんとに、難しいレンズですね。
歪曲が補正されているとはいえ、結局パースペクティブの扱いの問題なので、気をつけるべきポイントは魚眼に近いとは思いました。
が、とりあえず強力な湾曲で「比較的なんでも面白く写っちゃう」魚眼と比べると、補正されているこっちのレンズは「何を訴えたいのかさっぱり分からない」罠があるように感じました。
2018-01-05 00:53:09
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ただ、扱いにくいといえば扱いにくいので、意図して使わないと、なかなか出番が。。
うちの12-24（だったかな？）があるけど、フィルム時代のレンズのせいか、ちょっと写りが甘いのもあって、最近出番が。。
今度久々に使うかな？