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カナダGP。
万博の行われたノートルダム島の公園の外周道路を使用した、「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット」で行われるこのレースは、昔からドラマティックだった。初開催のこの地で、後にサーキット名にもなったカナダの英雄ジル・ヴィルニューヴがフェラーリ312T3で劇的な初優勝を飾ったのに始まり、ティエリー・ブーツェン、ジャン・アレジ、ルイス・ハミルトン、ロバート・クビサと、初優勝ドライバーを多く輩出してきた。
そして今年、これまで5戦盤石で独走してきたメルセデスがついに陥落するという大波乱の展開で、ダニエル・リチャルドが初優勝を飾った。
2009年のイギリスF3でチャンピオンを獲得し、その年のシーズンエンドのテストにおいてレッドブルで圧倒的なトップタイムを叩き出した頃から、その能力には注目が集まっていた。昇格を果たした今年、あれだけ圧倒的だったフェッテルに勝ち続けた末に勝ち取った初優勝には、「ホンモノ」の力強さを感じる。
Daniel Ricciardo
日本とは時差が極めて大きいのもカナダGPの特徴だ。今回も全部観ちゃうと朝5時になってしまうので、さすがに翌日録画観戦にした。以前なら半休とってでも生で観てたんだろうけどね。さすがに仕事にも責任が大きくなってきたんで。それなりに (^_^;。
何が何でも生で観るようになった原因もカナダGPだった。
'91年のカナダGPは、それまで開幕4連勝を飾っていた、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがリタイヤに終わり、めきめきと速さを発揮してきたウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルが終盤までトップを独走し、ファイナルラップで既に観客に手を振る余裕を見せていた。だがその刹那、ピットヘアピンの辺りでマンセルのマシンは止まってしまう。なんと、手を振っている間に、マシンの電気系統をシャットダウンする「キルスイッチ」を切ってしまったというのだ。
結果、2位につけていたベネトン・フォードのネルソン・ピケが大逆転優勝を飾った。3回のチャンプに輝く名ドライバーのピケにとっては最後の優勝となってしまう勝利であり、ピレリタイヤにとっても、’86年最終戦メキシコ以来の5年ぶりの勝利でもあった（その時もベネトンだったね）。
で、この時もドラマチックだったわけだが、当時中学生だった俺は、今年同様翌日の録画観戦を行うつもりだった。しかし月曜の朝、なんの悪気も無く、単に共通の話題を持ち出したかった父親が事も無げにこう言ってしまった。
「なんだ、昨日はピケが勝ったらしいな」
おいオヤジ！！！まだ観てねーんだよ！！！
セナが脱落し、マンセルが独走しても、「あー、どうせ止まるんだよね」と冷めきった目でしか観戦できなかった。
それ以来、可能な限り早く観るようになったわけだね (^_^;。
それにしても、今年のF-1も面白いなぁ。「いっつもメルセデスじゃん」なんて言うのはまだまだ分かってないね！独走の展開の中にも様々な見所があるし、なぜ独走となったのか、その原因を探るだけでもおかず盛りだくさんなんやでー。
万博の行われたノートルダム島の公園の外周道路を使用した、「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット」で行われるこのレースは、昔からドラマティックだった。初開催のこの地で、後にサーキット名にもなったカナダの英雄ジル・ヴィルニューヴがフェラーリ312T3で劇的な初優勝を飾ったのに始まり、ティエリー・ブーツェン、ジャン・アレジ、ルイス・ハミルトン、ロバート・クビサと、初優勝ドライバーを多く輩出してきた。
そして今年、これまで5戦盤石で独走してきたメルセデスがついに陥落するという大波乱の展開で、ダニエル・リチャルドが初優勝を飾った。
2009年のイギリスF3でチャンピオンを獲得し、その年のシーズンエンドのテストにおいてレッドブルで圧倒的なトップタイムを叩き出した頃から、その能力には注目が集まっていた。昇格を果たした今年、あれだけ圧倒的だったフェッテルに勝ち続けた末に勝ち取った初優勝には、「ホンモノ」の力強さを感じる。
Daniel Ricciardo
日本とは時差が極めて大きいのもカナダGPの特徴だ。今回も全部観ちゃうと朝5時になってしまうので、さすがに翌日録画観戦にした。以前なら半休とってでも生で観てたんだろうけどね。さすがに仕事にも責任が大きくなってきたんで。それなりに (^_^;。
何が何でも生で観るようになった原因もカナダGPだった。
'91年のカナダGPは、それまで開幕4連勝を飾っていた、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがリタイヤに終わり、めきめきと速さを発揮してきたウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルが終盤までトップを独走し、ファイナルラップで既に観客に手を振る余裕を見せていた。だがその刹那、ピットヘアピンの辺りでマンセルのマシンは止まってしまう。なんと、手を振っている間に、マシンの電気系統をシャットダウンする「キルスイッチ」を切ってしまったというのだ。
結果、2位につけていたベネトン・フォードのネルソン・ピケが大逆転優勝を飾った。3回のチャンプに輝く名ドライバーのピケにとっては最後の優勝となってしまう勝利であり、ピレリタイヤにとっても、’86年最終戦メキシコ以来の5年ぶりの勝利でもあった（その時もベネトンだったね）。
で、この時もドラマチックだったわけだが、当時中学生だった俺は、今年同様翌日の録画観戦を行うつもりだった。しかし月曜の朝、なんの悪気も無く、単に共通の話題を持ち出したかった父親が事も無げにこう言ってしまった。
「なんだ、昨日はピケが勝ったらしいな」
おいオヤジ！！！まだ観てねーんだよ！！！
セナが脱落し、マンセルが独走しても、「あー、どうせ止まるんだよね」と冷めきった目でしか観戦できなかった。
それ以来、可能な限り早く観るようになったわけだね (^_^;。
それにしても、今年のF-1も面白いなぁ。「いっつもメルセデスじゃん」なんて言うのはまだまだ分かってないね！独走の展開の中にも様々な見所があるし、なぜ独走となったのか、その原因を探るだけでもおかず盛りだくさんなんやでー。
nobilesの投稿(23:33:16-2014-06-10) -
カテゴリ: Formula-One
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