NOBILES Days
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産まれて1ヶ月が経った娘だが、まだ体重はようやく3000gを超えたところだ。
小さいために一度に飲める量が少ないのか、授乳の間隔がとても短く、ずっとかかりっぱなしの嫁さんはいよいよノイローゼ気味のようだ。
早いところ俺が育休に入ってサポートしたい。せっかく授かった子に対して、嫁さんがネガティブな感情を持ってしまってはこれ以上哀しいことはない。
育休に入るまでは、まだ実家にお預けしている身としては、平日は電話やメールで励ますしかない。歯がゆいことこの上ないのだ。
同期のみんながプレゼントしてくれたもんちっちとともに
まだ目はあまり見えていないようで、人形などにも反応しない (^_^;
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/40sec, F3.2, ISO640)
さて、最新ニュースにでも触れておくか。
転落の人生、なんて一言で片付けるのはたやすい。
驕れる者久しからず。盛者必衰。古くから言われて久しいわけである。
それだけに、人の心の弱さ、留まることのない欲深さをまざまざと見せつけられて、空恐ろしく思う。
自分の身で振り返ってみる。
社会人になって自分の稼ぎが入ってきた時、どうなったか。車、新しいテレビ、新しいMac、新しい楽器、新しいヘッドフォン、新しいスキー、新しい遊び。
俺は一応お坊ちゃま学校と世間的には認知されている学校へ高校大学と通ったわけだが（まあその学校も麻薬騒ぎで大変なことになっているが）、実家通いで当然仕送りなんかもないし、貧乏とは言わないが、裕福な家だったわけではないから奨学金という名の重い借金で通ったようなものだ。バイトして、昼飯を我慢してその分を音楽関係のモノに費やすという暮らしだった。
そんな俺にとって、自由な金がいきなりできた。もともと物欲は強いと思う。まるで背中に羽根が生えたかのような気分だった。
もちろんそれは、その後も継続的にお金が入ってくることが、まあ概ね保証されていたわけだし、その後社会的立場の変化で責任も発生し、自由に使えるお金が自然と限られてきて、自ら絞るようになっていったと思う。以前ほどバカスカCDを買い漁らなくなったし、そもそも趣味に興じられる時間が減って金を投じる対象が限られてきたのもある。
とは言え、相変わらずモノは多いし、今からもっと狭い家に移れといわれても、物理的に厳しいだろう。それどころか、子供関係の荷物がこれから増殖するのだ。人間、一度覚えた生活から戻ることができないというのは俺自身にも当てはまる。
翻って彼である。
一時期、彼の預金口座には10桁を越える額が入金され、通帳に表示されなくなったという。金が無限だという錯覚すら覚えたに違いない。
彼ほどではないにしても、大地主で家賃収入や事業で月に2000万の収入がある人と会ったことがある。あるマリーナで最大級のクルーザを数隻保有し、お妾さんまでいる。その船にたくさん人を招待して（ほとんど初対面の俺たちまで、だ）ご馳走をふるまって大騒ぎして楽しんでいる時にその人が叫んだセリフは強烈だった。「お前らー！金が余って使い道がないことは不幸だぞー！」。
だから彼が、金でできるおよそ贅の限りを尽くしたくなってしまったというのも、分からないではない。使い道がなくて不幸なら、使い道を作ればいいのだから。まあ、彼の場合はもともとそのあたり、かなりルーズだったようだが。
え？俺も？...いや、実際そうかもね。物欲魔だもの。
結局、金をたくさん持っていることが幸せではないのだ。多く持っていても、「不幸」と言い切る人までいる。桁が分からないくらいのお金を持っていても、そこに溺れれば転落が待っている。
別に彼の音楽を俺は聴いていたわけではないし、特に思い入れがあるわけではないのだが...極端な人生を歩んだ男のドラマを見た思いがする。何が幸せなのか、というのを考えさせられるニュースだった。
小さいために一度に飲める量が少ないのか、授乳の間隔がとても短く、ずっとかかりっぱなしの嫁さんはいよいよノイローゼ気味のようだ。
早いところ俺が育休に入ってサポートしたい。せっかく授かった子に対して、嫁さんがネガティブな感情を持ってしまってはこれ以上哀しいことはない。
育休に入るまでは、まだ実家にお預けしている身としては、平日は電話やメールで励ますしかない。歯がゆいことこの上ないのだ。
同期のみんながプレゼントしてくれたもんちっちとともに
まだ目はあまり見えていないようで、人形などにも反応しない (^_^;
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/40sec, F3.2, ISO640)
さて、最新ニュースにでも触れておくか。
転落の人生、なんて一言で片付けるのはたやすい。
驕れる者久しからず。盛者必衰。古くから言われて久しいわけである。
それだけに、人の心の弱さ、留まることのない欲深さをまざまざと見せつけられて、空恐ろしく思う。
自分の身で振り返ってみる。
社会人になって自分の稼ぎが入ってきた時、どうなったか。車、新しいテレビ、新しいMac、新しい楽器、新しいヘッドフォン、新しいスキー、新しい遊び。
俺は一応お坊ちゃま学校と世間的には認知されている学校へ高校大学と通ったわけだが（まあその学校も麻薬騒ぎで大変なことになっているが）、実家通いで当然仕送りなんかもないし、貧乏とは言わないが、裕福な家だったわけではないから奨学金という名の重い借金で通ったようなものだ。バイトして、昼飯を我慢してその分を音楽関係のモノに費やすという暮らしだった。
そんな俺にとって、自由な金がいきなりできた。もともと物欲は強いと思う。まるで背中に羽根が生えたかのような気分だった。
もちろんそれは、その後も継続的にお金が入ってくることが、まあ概ね保証されていたわけだし、その後社会的立場の変化で責任も発生し、自由に使えるお金が自然と限られてきて、自ら絞るようになっていったと思う。以前ほどバカスカCDを買い漁らなくなったし、そもそも趣味に興じられる時間が減って金を投じる対象が限られてきたのもある。
とは言え、相変わらずモノは多いし、今からもっと狭い家に移れといわれても、物理的に厳しいだろう。それどころか、子供関係の荷物がこれから増殖するのだ。人間、一度覚えた生活から戻ることができないというのは俺自身にも当てはまる。
翻って彼である。
一時期、彼の預金口座には10桁を越える額が入金され、通帳に表示されなくなったという。金が無限だという錯覚すら覚えたに違いない。
彼ほどではないにしても、大地主で家賃収入や事業で月に2000万の収入がある人と会ったことがある。あるマリーナで最大級のクルーザを数隻保有し、お妾さんまでいる。その船にたくさん人を招待して（ほとんど初対面の俺たちまで、だ）ご馳走をふるまって大騒ぎして楽しんでいる時にその人が叫んだセリフは強烈だった。「お前らー！金が余って使い道がないことは不幸だぞー！」。
だから彼が、金でできるおよそ贅の限りを尽くしたくなってしまったというのも、分からないではない。使い道がなくて不幸なら、使い道を作ればいいのだから。まあ、彼の場合はもともとそのあたり、かなりルーズだったようだが。
え？俺も？...いや、実際そうかもね。物欲魔だもの。
結局、金をたくさん持っていることが幸せではないのだ。多く持っていても、「不幸」と言い切る人までいる。桁が分からないくらいのお金を持っていても、そこに溺れれば転落が待っている。
別に彼の音楽を俺は聴いていたわけではないし、特に思い入れがあるわけではないのだが...極端な人生を歩んだ男のドラマを見た思いがする。何が幸せなのか、というのを考えさせられるニュースだった。
nobilesの投稿(23:24:00-2008-11-05) -
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