NOBILES Days
Jump to navigationThe Launch of Ferrari F2007
なんかテンションが上がらん。こういう時は無理に上げることはないのだ。疲れるから。
さて、昨晩トヨタのTF107に文句つけてる間に、今度は本命の一角たるフェラーリのニューマシンもローンチされていた。
その名はF2007。
あれぇ？
F2001からF2005まで来て、F2005の不振を振り払うべく昨年248F1という名に刷新されたのに、今年またF2007に戻っちゃうの？ま、型番なんかどーでもいいんだけど。性能と関係ないし。
性能に関係ない話が続くが、マクラーレンにボーダフォンをぶん取られたり、タバコ広告は禁止されるわで、カラーリングも昨年までとは結構印象が変わっている。
それにしても、いつからフェラーリはこんなアメリカーンなセンスになったんだ？
去年のモナコでのシューマッハのキラキラレーシングスーツも恥ずかしさ満開だったし、ブラジルのマッサのブラジル国旗スーツもイマイチクールじゃなかったし。結局、アメリカーンなマールボロのせいなんだろうか。
ああ、話は戻るがタバコ広告禁止とはいえ、依然フェラーリにはマールボロのフィリップモリスが付いている。で、スポンサーの広告スペースを取り仕切ったりしているらしい。現に、ライコネンやマッサもマールボロの帽子を被っている。どこまで露出してよくてどこからダメなのか俺には良く分からない。
それにしても、こんなに蛍光レッドが多いとおもちゃみたいだ。
え？それは'97年にマールボロレッドに近い色になった時も、'01年にボーダフォンが入って白が増えた時にも思ったことですか、そうですか。
ってか、ザナルディやモントーヤがいた頃のターゲット・チップ・ガナッシみたいだ。新しいレーシングスーツのデザインもなんだかなぁ、なセンスだ。
で、ようやくマシンの話。
これはもう、良く走った昨年型248F1の正常進化型のようだ。ただ、各部を見ると少しずつ先鋭化されているように感じられる。
ノーズ自体はかなり幅広で、空力的にマイルドな方向を狙っているように思える。248F1よりも太いように思える。
だが、極めてオーソドックスだったフロントサスのジオメトリは空力寄りにシフトしたように見える。画像が荒くて見えづらいが、とうとうシングルキールを破棄してゼロキールに移行したか、極めて小さなキールに変更し、ノーズ下の空間をかなり広げているようだ。
フロントサスアームの「ハ」の字の角度は、昨年マシンのゼロキール勢と比べればかなり抑え目ではある。しかし、トヨタのところで「昨年のフェラーリとルノーの成功によって、フロントサスは原点回帰する方向では」と書いた手前、その根拠たるフェラーリがこうした方向を打ち出したことは俺にとってはちょっと大きな出来事だ。
推察するに、タイヤがブリヂストンのワンメイクとなることで、タイヤの絶対的性能が低下するのはまず間違いない。だったら、タイヤの性能を引き出すのびシロも決して大きくはない。だったら、空力的性能を追求した方がクルマ全体としてライバルとの性能差を作り出しやすい、といった判断ではなかろうか。俺の印象とは逆に、やはり時代は空力性能追求の方向へ向かっているのかもしれない。
細かな空力パーツも改良を受けているようだ。
いわゆる「ポッドフィン」と呼ばれるサイドポンツーン前方に張り出したフィンは大型化し、横から見ると角張った形状になった。形状も紙を丸めたような形状となり、まさに「ボーテックスジェネレータ（渦流発生装置）」然としてきた感がある。
また、いつの間にか「ブレーキ冷却装置」という名で定着したブレーキ横のミニウィングも健在だ。画像荒くて良く見えないが、ノーズ下空間が空いたことでバージボード周りにも多少変更が加わっているように見える。
サイドポンツーンは昨年と比べると、かなり小型化されたようだ。さらに、昨年はだいぶおとなしい印象だったポンツーン前側のスキャロップ（くびれ）もかなり激しいものになった。かなりマクラーレンMP4-21然としているので、マクラーレンから復帰したニコラス・トンバジズの影響かもしれない。
ああ、そもそもニコラス・トンバジズはマクラーレンのビーグル・ダイナミクスも司っていたので、ゼロキール化？も彼の影響があるかもしれない。
全体的に見て、成功作と言える248F1を受け継ぎつつ、多少時代遅れの感があったフロントサス、およびその周辺空力、さらに、まだまだボリュームのあったポンツーンのスリム化を果たし、欠点となるような面はとりあえず見当たらない。
とりあえずマシンの方は順当なものができたように見える。後は、10年以上続いたミヒャエル＋ロス・ブラウン体制なき後、うまくシーズンをこなせるか、そちらの方が重要だ。
さて、昨晩トヨタのTF107に文句つけてる間に、今度は本命の一角たるフェラーリのニューマシンもローンチされていた。
その名はF2007。
あれぇ？
F2001からF2005まで来て、F2005の不振を振り払うべく昨年248F1という名に刷新されたのに、今年またF2007に戻っちゃうの？ま、型番なんかどーでもいいんだけど。性能と関係ないし。
性能に関係ない話が続くが、マクラーレンにボーダフォンをぶん取られたり、タバコ広告は禁止されるわで、カラーリングも昨年までとは結構印象が変わっている。
それにしても、いつからフェラーリはこんなアメリカーンなセンスになったんだ？
去年のモナコでのシューマッハのキラキラレーシングスーツも恥ずかしさ満開だったし、ブラジルのマッサのブラジル国旗スーツもイマイチクールじゃなかったし。結局、アメリカーンなマールボロのせいなんだろうか。
ああ、話は戻るがタバコ広告禁止とはいえ、依然フェラーリにはマールボロのフィリップモリスが付いている。で、スポンサーの広告スペースを取り仕切ったりしているらしい。現に、ライコネンやマッサもマールボロの帽子を被っている。どこまで露出してよくてどこからダメなのか俺には良く分からない。
それにしても、こんなに蛍光レッドが多いとおもちゃみたいだ。
え？それは'97年にマールボロレッドに近い色になった時も、'01年にボーダフォンが入って白が増えた時にも思ったことですか、そうですか。
ってか、ザナルディやモントーヤがいた頃のターゲット・チップ・ガナッシみたいだ。新しいレーシングスーツのデザインもなんだかなぁ、なセンスだ。
で、ようやくマシンの話。
これはもう、良く走った昨年型248F1の正常進化型のようだ。ただ、各部を見ると少しずつ先鋭化されているように感じられる。
ノーズ自体はかなり幅広で、空力的にマイルドな方向を狙っているように思える。248F1よりも太いように思える。
だが、極めてオーソドックスだったフロントサスのジオメトリは空力寄りにシフトしたように見える。画像が荒くて見えづらいが、とうとうシングルキールを破棄してゼロキールに移行したか、極めて小さなキールに変更し、ノーズ下の空間をかなり広げているようだ。
フロントサスアームの「ハ」の字の角度は、昨年マシンのゼロキール勢と比べればかなり抑え目ではある。しかし、トヨタのところで「昨年のフェラーリとルノーの成功によって、フロントサスは原点回帰する方向では」と書いた手前、その根拠たるフェラーリがこうした方向を打ち出したことは俺にとってはちょっと大きな出来事だ。
推察するに、タイヤがブリヂストンのワンメイクとなることで、タイヤの絶対的性能が低下するのはまず間違いない。だったら、タイヤの性能を引き出すのびシロも決して大きくはない。だったら、空力的性能を追求した方がクルマ全体としてライバルとの性能差を作り出しやすい、といった判断ではなかろうか。俺の印象とは逆に、やはり時代は空力性能追求の方向へ向かっているのかもしれない。
細かな空力パーツも改良を受けているようだ。
いわゆる「ポッドフィン」と呼ばれるサイドポンツーン前方に張り出したフィンは大型化し、横から見ると角張った形状になった。形状も紙を丸めたような形状となり、まさに「ボーテックスジェネレータ（渦流発生装置）」然としてきた感がある。
また、いつの間にか「ブレーキ冷却装置」という名で定着したブレーキ横のミニウィングも健在だ。画像荒くて良く見えないが、ノーズ下空間が空いたことでバージボード周りにも多少変更が加わっているように見える。
サイドポンツーンは昨年と比べると、かなり小型化されたようだ。さらに、昨年はだいぶおとなしい印象だったポンツーン前側のスキャロップ（くびれ）もかなり激しいものになった。かなりマクラーレンMP4-21然としているので、マクラーレンから復帰したニコラス・トンバジズの影響かもしれない。
ああ、そもそもニコラス・トンバジズはマクラーレンのビーグル・ダイナミクスも司っていたので、ゼロキール化？も彼の影響があるかもしれない。
全体的に見て、成功作と言える248F1を受け継ぎつつ、多少時代遅れの感があったフロントサス、およびその周辺空力、さらに、まだまだボリュームのあったポンツーンのスリム化を果たし、欠点となるような面はとりあえず見当たらない。
とりあえずマシンの方は順当なものができたように見える。後は、10年以上続いたミヒャエル＋ロス・ブラウン体制なき後、うまくシーズンをこなせるか、そちらの方が重要だ。
nobilesの投稿(23:58:06-2007-01-15) -
カテゴリ: Formula-One
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