NOBILES Days
Jump to navigationTrip on weekday Vol.2
連休2日目に、次女が嘔吐した。
すぐにロタ・ウィルスを疑い、嫁さんがハイターで消毒した。が、熱がない。直前の朝食で、すごい勢いでバナナとイチゴを食していたので、食い過ぎだろうと思っていた。
ところが、夕方には白い下痢をした。ロタ・ウィルスによる胃腸炎を発症したのは間違いなかった。
幸い、ロタ・ウィルスは主に3歳未満の子どもがかかる。つまり3歳半の長女に伝染する可能性は低いというわけだ。とは言え、具合の悪い次女は半分はぐったりと寝て、半分は機嫌悪く泣いているという調子で、とてもお出かけできる様子ではない。
結局、今日病院に連れて行ったら、かなり気をつけて水分をとらせていたつもりだったが、それでも足りなかったらしく、3時間半も点滴した。
一方の長女は遅ればせながら本格的なトイレトレーニング中だ。
何しろ嫁さんは一言目から「ほら！トイレしなさい！」といった「頭ごなしにガミガミ」しか能がない（そのくせ、「なんでこんなに苦労してるのにトイレでしないのかしら？」なんて言う）。長女の機嫌を取りながら、便器に座らせて用を足すのを根気強く待つのは俺の担当だ。休みの日でなければできない。
初日は親の気迫をだいぶ押し付けてしまったので、その後の3日間は大分ゆるゆるな感じでやっている。おかげで、自主的に「夜ご飯を食べたら、トイレとおまるに5分ずつ座る」というサイクルが完成しつつある。それでも、まだ用は足せないのだが。
しかし、どっちの件も結構疲れる。ろくにお出かけもしてないのだが、どうも身体に疲れがたまっている。なんか、無為に連休が過ぎていく気がする。
...いやいや、そんなことはない、きっとトイレトレーニングは成功する！と、信じてやっている。
さて、先週の鴨川旅行記の続きだ。
雨に煙る小湊港
(PentaxK-7, PentaxDA21mmLimitedF3.2, 1/100sec, F11.0, ISO160)
海沿いの道をしばらく走り、宿に着く。目の前が小さな漁港になっている、宿屋街の一角がそれだった。
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4.0, 1/60sec, F5.0, ISO100)
「アレ？」
パッと見、いかにも古い冴えない旅館然としている。ホントにここなのか？
だが、中に入るとその印象が一変する。
シックな和風な内装で、狭くても綺麗で落ち着いている。ロビーには、洒落た和風のテーブルと椅子が2セット置かれ、脇には色とりどりの浴衣が並べられて彩りも豊かだ。
応対に出た、シャツとスラックスを着た男性スタッフも、服装だけでなく、礼儀も良くて落ち着いている。俺が大量の荷物を車と往復してロビーに運び込んでいると、受付の男性より年配のスタッフが来て、「お部屋までお持ちします」と手際良く移動してくれた。
や、これが普通だよね？ところが、冬のホテルは、わざわざフロントで声かけて台車を借りて自分で運んだんだぜ？
また、先述のカラフルな浴衣は女性陣にサービスで貸してくれるものだった。加えて、歳の長女用の浴衣の用意まであった。粋な計らいである。
浴衣を着てご機嫌な長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/30sec, F1.8, ISO800)
俺たちの部屋は3階だった。エレベーターを降りると、3部屋の入り口がある。そのうち、海側の2部屋が我々の部屋だった。
部屋に入ると、お世辞にも広いとは言えない。多分8畳一間だろう。しかし、一見して手入れが行き届いているのが分かった。これなら、チェックイン時間ギリギリまでかかるというのも納得できた。
しかも、子ども用のオモチャや絵本が部屋の端に揃っているし、オムツ用のゴミ箱まであった。
海沿いの窓際には、小さなテーブルとカップルシートまであつらえてある。細かな気遣いが感じられる。広いだけでまったく手入れも気遣いも皆無だった伊豆のホテルとは正反対だ。俺も嫁さんもすぐに気に入ってしまった。
ホテルには最上階に露天の家族風呂があった。晩飯前の時間で我が家の分を予約してくれていた。
それまでの時間、しばし俺は写真を撮影しに出かけた。
ところが、弱くなったとは言え、まだシトシトとしたいやらしい雨と、強めの風がふいていた。
ま、悪条件の中でも、だからこそ撮れる写真もあると思い、粘ってみた。
宿の入り口（拡大なし）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/250sec, F2.5, ISO100)
モニュメントのように埠頭に置かれていた漁船
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/100sec, F2.5, ISO100)
30分くらい撮っていると、ジーンズまでしとどに濡れてしまった。幸い、ホテルに戻ると、家族風呂の予約の時間まで間もなかった。
フロントで鍵を受け取って最上階の5階へ登る。まるで、普通の部屋への入り口を開けて入ると、これも広くはないが綺麗な脱衣所になっていた。全面のガラス戸の向こうは、我が家の家族4人が座ってちょうど収まるくらいの洗い場と、同じくらいの広さの小ぶりの湯船があった。横のすりガラスは一部がスライドさせることができ、外を眺めることができた。そして客室同様、ここにも子ども用にお風呂のオモチャがたくさんあって、早速長女も次女もお気に入りを見つけて遊び始めた。
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4.0, 1/30sec, F4.0, ISO800)
湯船の上は屋根がない。少し前の時間に入った義妹一家の時は少し強めの雨だったので湯船に入っていると降られてしまったようだが、幸い、俺達が入る時には多少弱まっていた。でも、湯は少し熱めだし、気温も冬のそれではなくなっていたので、ゆっくりと持ち時間50分間、久々の家族全員での風呂を楽しんだ。
風呂が終ると、いよいよメイン・イベントとも言える夕食だ。
つづく。
すぐにロタ・ウィルスを疑い、嫁さんがハイターで消毒した。が、熱がない。直前の朝食で、すごい勢いでバナナとイチゴを食していたので、食い過ぎだろうと思っていた。
ところが、夕方には白い下痢をした。ロタ・ウィルスによる胃腸炎を発症したのは間違いなかった。
幸い、ロタ・ウィルスは主に3歳未満の子どもがかかる。つまり3歳半の長女に伝染する可能性は低いというわけだ。とは言え、具合の悪い次女は半分はぐったりと寝て、半分は機嫌悪く泣いているという調子で、とてもお出かけできる様子ではない。
結局、今日病院に連れて行ったら、かなり気をつけて水分をとらせていたつもりだったが、それでも足りなかったらしく、3時間半も点滴した。
一方の長女は遅ればせながら本格的なトイレトレーニング中だ。
何しろ嫁さんは一言目から「ほら！トイレしなさい！」といった「頭ごなしにガミガミ」しか能がない（そのくせ、「なんでこんなに苦労してるのにトイレでしないのかしら？」なんて言う）。長女の機嫌を取りながら、便器に座らせて用を足すのを根気強く待つのは俺の担当だ。休みの日でなければできない。
初日は親の気迫をだいぶ押し付けてしまったので、その後の3日間は大分ゆるゆるな感じでやっている。おかげで、自主的に「夜ご飯を食べたら、トイレとおまるに5分ずつ座る」というサイクルが完成しつつある。それでも、まだ用は足せないのだが。
しかし、どっちの件も結構疲れる。ろくにお出かけもしてないのだが、どうも身体に疲れがたまっている。なんか、無為に連休が過ぎていく気がする。
...いやいや、そんなことはない、きっとトイレトレーニングは成功する！と、信じてやっている。
さて、先週の鴨川旅行記の続きだ。
雨に煙る小湊港
(PentaxK-7, PentaxDA21mmLimitedF3.2, 1/100sec, F11.0, ISO160)
海沿いの道をしばらく走り、宿に着く。目の前が小さな漁港になっている、宿屋街の一角がそれだった。
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4.0, 1/60sec, F5.0, ISO100)
「アレ？」
パッと見、いかにも古い冴えない旅館然としている。ホントにここなのか？
だが、中に入るとその印象が一変する。
シックな和風な内装で、狭くても綺麗で落ち着いている。ロビーには、洒落た和風のテーブルと椅子が2セット置かれ、脇には色とりどりの浴衣が並べられて彩りも豊かだ。
応対に出た、シャツとスラックスを着た男性スタッフも、服装だけでなく、礼儀も良くて落ち着いている。俺が大量の荷物を車と往復してロビーに運び込んでいると、受付の男性より年配のスタッフが来て、「お部屋までお持ちします」と手際良く移動してくれた。
や、これが普通だよね？ところが、冬のホテルは、わざわざフロントで声かけて台車を借りて自分で運んだんだぜ？
また、先述のカラフルな浴衣は女性陣にサービスで貸してくれるものだった。加えて、歳の長女用の浴衣の用意まであった。粋な計らいである。
浴衣を着てご機嫌な長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/30sec, F1.8, ISO800)
俺たちの部屋は3階だった。エレベーターを降りると、3部屋の入り口がある。そのうち、海側の2部屋が我々の部屋だった。
部屋に入ると、お世辞にも広いとは言えない。多分8畳一間だろう。しかし、一見して手入れが行き届いているのが分かった。これなら、チェックイン時間ギリギリまでかかるというのも納得できた。
しかも、子ども用のオモチャや絵本が部屋の端に揃っているし、オムツ用のゴミ箱まであった。
海沿いの窓際には、小さなテーブルとカップルシートまであつらえてある。細かな気遣いが感じられる。広いだけでまったく手入れも気遣いも皆無だった伊豆のホテルとは正反対だ。俺も嫁さんもすぐに気に入ってしまった。
ホテルには最上階に露天の家族風呂があった。晩飯前の時間で我が家の分を予約してくれていた。
それまでの時間、しばし俺は写真を撮影しに出かけた。
ところが、弱くなったとは言え、まだシトシトとしたいやらしい雨と、強めの風がふいていた。
ま、悪条件の中でも、だからこそ撮れる写真もあると思い、粘ってみた。
宿の入り口（拡大なし）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/250sec, F2.5, ISO100)
モニュメントのように埠頭に置かれていた漁船
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/100sec, F2.5, ISO100)
30分くらい撮っていると、ジーンズまでしとどに濡れてしまった。幸い、ホテルに戻ると、家族風呂の予約の時間まで間もなかった。
フロントで鍵を受け取って最上階の5階へ登る。まるで、普通の部屋への入り口を開けて入ると、これも広くはないが綺麗な脱衣所になっていた。全面のガラス戸の向こうは、我が家の家族4人が座ってちょうど収まるくらいの洗い場と、同じくらいの広さの小ぶりの湯船があった。横のすりガラスは一部がスライドさせることができ、外を眺めることができた。そして客室同様、ここにも子ども用にお風呂のオモチャがたくさんあって、早速長女も次女もお気に入りを見つけて遊び始めた。
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4.0, 1/30sec, F4.0, ISO800)
湯船の上は屋根がない。少し前の時間に入った義妹一家の時は少し強めの雨だったので湯船に入っていると降られてしまったようだが、幸い、俺達が入る時には多少弱まっていた。でも、湯は少し熱めだし、気温も冬のそれではなくなっていたので、ゆっくりと持ち時間50分間、久々の家族全員での風呂を楽しんだ。
風呂が終ると、いよいよメイン・イベントとも言える夕食だ。
つづく。
nobilesの投稿(23:45:40-2012-05-01) -
カテゴリ: Travel
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