NOBILES Days
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日曜は、子どもの通う保育園を運営するお寺で節分があるということで、初めて参加した。
初詣でもこんなに人いなかっただろ、というくらい、いつもは静かな境内が人に溢れていた。
一応、節分ということで、本堂で儀式みたいなのが行われていたが、9割方の人が最初から豆まき用の仮設舞台の前に集まって待っていた。ま、ウチもそうだけど。それでも、子ども達にとっては退屈な時間だったようで、そこからも脱走して転げ回るようにして遊んで砂だらけ、泥だらけになっていた。
1時間近く経って、ようやく豆まきが始まった。豆だけでなく、駄菓子なんかも投げられていて、周囲の子ども達は大喜びで拾っていた。そんな中、シャイな長女は周囲のギラギラした調子に圧倒されて固まっていた（写真一番手前）。次女はというと、小さくてまだ分からなくて、これまた呆然としていた。
こういうイベントはちゃんと子どもに体験させてあげないとね。
Bean-Scattering
(PentaxK-7, PentaxDAFisheye10-17mmF3.5-4.5(10.0mm), 1/80sec, F5.6, ISO100)
さて、嫁さんの職場での悩み後編。
営業所という未経験の職場に馴染めず、体調にも影響の出ていた嫁さんだが、会社の産業医に「単なるワガママだ」と一蹴された。俺ともじっくり話して、現状のいいところ、悪いところを整理したりして、もう少し様子を見てみよう、ということになった。
それから、少し仕事にも前向きになったという。しかし、その中でだんだん一番のストレス源がはっきりしてきたようだ。
嫁さんはターミナル駅からバスで10分程度行ったところにある営業所に配属された。駅から徒歩圏の立派なビルに支店があるので、そこの配属だと思っていたのだが、まさかのローカル営業所勤務だった。思えば、最初から「あれ？」という感じではあったのだ。
そこには2つの営業グループがあり、あわせて30人程度の営業マンが所属している。加えて、彼らを2人の支援担当が世話する。無論、嫁さんは支援担当だ。
仕事内容は、一応前任者からも説明を受けたが、はっきり言って「雑用全般」というのが実態で、とても引き継ぎしきれなかった。だから、実務をこなしながらもう1名から教わる形になった。
そのもう1名というのが、嫁さんより年下だが、ずっとこの畑で働いてきた女性だそうだ。彼女は嫁さんと仲の良い同期と知り合いだったので、スムースに入れるね、なんて俺とも話していた。
が、なまじ繋がりがあった上に、教える側の彼女の方が年下な分、お互い変な気遣いが発生した。多分、教わる側の嫁さんが快活な体育系とか、よく喋る人ならうまくいったのだろうが、とことん不器用な人なので多分微妙な立場の相手を気遣うことも言えないのだろう。
どうも話を聞いていると、その後輩ちゃんもキャパが広い子ではなく、営業所でチヤホヤされてぬくぬくと過ごしてきた子のようだ。
さらに、その支店傘下のいくつかある営業所にいる営業支援の女性10人程度のうち、結婚しているのは嫁さんだけだと聞いた。かなり特殊な環境だ。当然、時短勤務も嫁さんだけだから、周囲に同じ立場の人がたくさんいた本社勤務時代とは理解度が異なると思っていいだろう。
そんな中、ほんの1ヶ月くらい前までは嫁さんも「彼女は悪い人じゃない」と言っていたその後輩ちゃんが、ここ最近急激に嫁さんに対して辛辣になってきたのだという。
駅に近い支店の会合に出席した後、バスで2人一緒に戻る間、ほとんど口をきかずにケータイに夢中だったそうだ。さらに営業所に戻ると、ある書類の扱いを尋ねた嫁さんに「あの、聞くのはいいんですけど、ちゃんとメモとって覚えてくださいよ！」と怒ったらしい。
そして数日前には朝の挨拶に対して無視をした。
「何で無視するんだろう？もう辛いよ」
いやいや、一回の無視くらいでウジウジすんなっての。彼女の態度も社会人としてどうかと思うけど。
「しかも帰り、彼女が離席中に帰ろうとしたら、ちょうど戻ってきて『黙って帰るの？』って感じの怖い顔して、でも周囲の目があるから『お疲れさまでした』って言ってきたんだよ。知能犯だ！」
いやいやいや、思い込みすぎだし。仮に知能犯としても、あまりにレベル低いし。
そんなわけで、ここ数日はこの後輩ちゃんが大きなストレス源になっているという。だが、相変わらず嫁さんこそジコチューなことを言っている気がしたので、またエラそうに説教的な話をした。
○人のこと無視するなんて行動が信じられない。
↓
彼女の立場になってみなさい。
嫁さんの前任者は定年近くまで勤めたベテランで、かなりバリバリに働いていた女性だという。想像するに、ベテラン女性と後輩ちゃんの業務負担比率は6:4くらいだったのではないか。そこに、未経験な上に時短勤務の嫁さんが入っても同じ物差しなら3とか、ヘタしたら2程度かもしれない。そうすると後輩ちゃんと嫁さんの負担比率は7:3〜8:2程度だろう。少しずつ改善されているとは思うけど。
しかも、彼女はずっと先輩について可愛がられていたと思われる。人を教えるなんて初めてだろう。未経験で辛いのは嫁さんだけではない。彼女もなのだ。不満の表現方法がたまたま無視であっただけじゃないのか？
○上司に訴えたい。私は理由があってここに異動してきたんだから、なにか言えば向こうが異動になると思う。
↓
なんて言う？「彼女が無視しました！」では小学生のケンカだ。「気に入らないから異動させろ」では単なるワガママで論外だ。
会社が個人の働きやすさを改善するのは、個人に成果を出してもらうための手段であって目的ではない。会社に要求を出すなら、よっぽど成果をあげているか、会社全体の利益につながることを言わなければ動きづらい。いくら事情があってそこに来たからと言って、まだ独り立ちもできていない嫁さんを残し、一人前の後輩ちゃんを移すなど言う判断を会社がおいそれとするとは思えない。
それに向こうも、それなりに腹に溜まっているようだから、既に上司に訴えている可能性がある。有利な立場に立つためにはよく考える必要がある。これまでの話を聞いていると、キャパが狭い子のようだから、言ったとしても比較的ストレートな内容であることが想像される。ならば、あくまでこちらが大人になるべきだ。
・絶対に相手を非難することは言わない。
・むしろ、いつも仕事を教えてもらったり、先に帰って残りを任せてしまったりして本当に申し訳なく思っている、ということを伝える。
・彼女も苦しい立場であることを理解していることを強調する。これ重要。
これなら、上司も「ケンカの仲裁」ではなく、「年下が教えるいびつな体制の改善」として取り組む必要が出てくる。少なくとも、教える側として、もう少し配慮をするように後輩ちゃんに言ってくれる可能性がある。
会社でのこういう類いの話はね、ストレートに行ったら大概負けなんですよ。どうしたら会社がそれを会社にとっての不利益だと考え、こっちの思う通りに運んでくれるか計算して動かないと。可能な限り、自分に落ち度が出ないように事を運ぶべきなんだよ。
○私そんな大人になれないー。
↓
子ども2人生んどいて、んなこと言うかタコ！
だいたい、今ここで仮に会社辞めても、子どもの反抗期やら、親どうしの付き合いやらで、大人の対応をしなければならない時は必ずやってくる。前回も言ったが、再異動なんてもっとリスキーだ。どこ行っても癖のある人間は少なからずいる。仕事もまたイチから覚え直しの可能性が高い。
「どれが一番、ストレスフリーに近づけるんだ？今の環境を改善することじゃないか？」
「...うん。」
「今が大人になり時ってことだよ。いろんな人の価値観を分からないで、世間様に通用する子どもなんて育てられんぞ？」
えーと、一応俺の方が年下なんですがね (^_^;。
初詣でもこんなに人いなかっただろ、というくらい、いつもは静かな境内が人に溢れていた。
一応、節分ということで、本堂で儀式みたいなのが行われていたが、9割方の人が最初から豆まき用の仮設舞台の前に集まって待っていた。ま、ウチもそうだけど。それでも、子ども達にとっては退屈な時間だったようで、そこからも脱走して転げ回るようにして遊んで砂だらけ、泥だらけになっていた。
1時間近く経って、ようやく豆まきが始まった。豆だけでなく、駄菓子なんかも投げられていて、周囲の子ども達は大喜びで拾っていた。そんな中、シャイな長女は周囲のギラギラした調子に圧倒されて固まっていた（写真一番手前）。次女はというと、小さくてまだ分からなくて、これまた呆然としていた。
こういうイベントはちゃんと子どもに体験させてあげないとね。
Bean-Scattering
(PentaxK-7, PentaxDAFisheye10-17mmF3.5-4.5(10.0mm), 1/80sec, F5.6, ISO100)
さて、嫁さんの職場での悩み後編。
営業所という未経験の職場に馴染めず、体調にも影響の出ていた嫁さんだが、会社の産業医に「単なるワガママだ」と一蹴された。俺ともじっくり話して、現状のいいところ、悪いところを整理したりして、もう少し様子を見てみよう、ということになった。
それから、少し仕事にも前向きになったという。しかし、その中でだんだん一番のストレス源がはっきりしてきたようだ。
嫁さんはターミナル駅からバスで10分程度行ったところにある営業所に配属された。駅から徒歩圏の立派なビルに支店があるので、そこの配属だと思っていたのだが、まさかのローカル営業所勤務だった。思えば、最初から「あれ？」という感じではあったのだ。
そこには2つの営業グループがあり、あわせて30人程度の営業マンが所属している。加えて、彼らを2人の支援担当が世話する。無論、嫁さんは支援担当だ。
仕事内容は、一応前任者からも説明を受けたが、はっきり言って「雑用全般」というのが実態で、とても引き継ぎしきれなかった。だから、実務をこなしながらもう1名から教わる形になった。
そのもう1名というのが、嫁さんより年下だが、ずっとこの畑で働いてきた女性だそうだ。彼女は嫁さんと仲の良い同期と知り合いだったので、スムースに入れるね、なんて俺とも話していた。
が、なまじ繋がりがあった上に、教える側の彼女の方が年下な分、お互い変な気遣いが発生した。多分、教わる側の嫁さんが快活な体育系とか、よく喋る人ならうまくいったのだろうが、とことん不器用な人なので多分微妙な立場の相手を気遣うことも言えないのだろう。
どうも話を聞いていると、その後輩ちゃんもキャパが広い子ではなく、営業所でチヤホヤされてぬくぬくと過ごしてきた子のようだ。
さらに、その支店傘下のいくつかある営業所にいる営業支援の女性10人程度のうち、結婚しているのは嫁さんだけだと聞いた。かなり特殊な環境だ。当然、時短勤務も嫁さんだけだから、周囲に同じ立場の人がたくさんいた本社勤務時代とは理解度が異なると思っていいだろう。
そんな中、ほんの1ヶ月くらい前までは嫁さんも「彼女は悪い人じゃない」と言っていたその後輩ちゃんが、ここ最近急激に嫁さんに対して辛辣になってきたのだという。
駅に近い支店の会合に出席した後、バスで2人一緒に戻る間、ほとんど口をきかずにケータイに夢中だったそうだ。さらに営業所に戻ると、ある書類の扱いを尋ねた嫁さんに「あの、聞くのはいいんですけど、ちゃんとメモとって覚えてくださいよ！」と怒ったらしい。
そして数日前には朝の挨拶に対して無視をした。
「何で無視するんだろう？もう辛いよ」
いやいや、一回の無視くらいでウジウジすんなっての。彼女の態度も社会人としてどうかと思うけど。
「しかも帰り、彼女が離席中に帰ろうとしたら、ちょうど戻ってきて『黙って帰るの？』って感じの怖い顔して、でも周囲の目があるから『お疲れさまでした』って言ってきたんだよ。知能犯だ！」
いやいやいや、思い込みすぎだし。仮に知能犯としても、あまりにレベル低いし。
そんなわけで、ここ数日はこの後輩ちゃんが大きなストレス源になっているという。だが、相変わらず嫁さんこそジコチューなことを言っている気がしたので、またエラそうに説教的な話をした。
○人のこと無視するなんて行動が信じられない。
↓
彼女の立場になってみなさい。
嫁さんの前任者は定年近くまで勤めたベテランで、かなりバリバリに働いていた女性だという。想像するに、ベテラン女性と後輩ちゃんの業務負担比率は6:4くらいだったのではないか。そこに、未経験な上に時短勤務の嫁さんが入っても同じ物差しなら3とか、ヘタしたら2程度かもしれない。そうすると後輩ちゃんと嫁さんの負担比率は7:3〜8:2程度だろう。少しずつ改善されているとは思うけど。
しかも、彼女はずっと先輩について可愛がられていたと思われる。人を教えるなんて初めてだろう。未経験で辛いのは嫁さんだけではない。彼女もなのだ。不満の表現方法がたまたま無視であっただけじゃないのか？
○上司に訴えたい。私は理由があってここに異動してきたんだから、なにか言えば向こうが異動になると思う。
↓
なんて言う？「彼女が無視しました！」では小学生のケンカだ。「気に入らないから異動させろ」では単なるワガママで論外だ。
会社が個人の働きやすさを改善するのは、個人に成果を出してもらうための手段であって目的ではない。会社に要求を出すなら、よっぽど成果をあげているか、会社全体の利益につながることを言わなければ動きづらい。いくら事情があってそこに来たからと言って、まだ独り立ちもできていない嫁さんを残し、一人前の後輩ちゃんを移すなど言う判断を会社がおいそれとするとは思えない。
それに向こうも、それなりに腹に溜まっているようだから、既に上司に訴えている可能性がある。有利な立場に立つためにはよく考える必要がある。これまでの話を聞いていると、キャパが狭い子のようだから、言ったとしても比較的ストレートな内容であることが想像される。ならば、あくまでこちらが大人になるべきだ。
・絶対に相手を非難することは言わない。
・むしろ、いつも仕事を教えてもらったり、先に帰って残りを任せてしまったりして本当に申し訳なく思っている、ということを伝える。
・彼女も苦しい立場であることを理解していることを強調する。これ重要。
これなら、上司も「ケンカの仲裁」ではなく、「年下が教えるいびつな体制の改善」として取り組む必要が出てくる。少なくとも、教える側として、もう少し配慮をするように後輩ちゃんに言ってくれる可能性がある。
会社でのこういう類いの話はね、ストレートに行ったら大概負けなんですよ。どうしたら会社がそれを会社にとっての不利益だと考え、こっちの思う通りに運んでくれるか計算して動かないと。可能な限り、自分に落ち度が出ないように事を運ぶべきなんだよ。
○私そんな大人になれないー。
↓
子ども2人生んどいて、んなこと言うかタコ！
だいたい、今ここで仮に会社辞めても、子どもの反抗期やら、親どうしの付き合いやらで、大人の対応をしなければならない時は必ずやってくる。前回も言ったが、再異動なんてもっとリスキーだ。どこ行っても癖のある人間は少なからずいる。仕事もまたイチから覚え直しの可能性が高い。
「どれが一番、ストレスフリーに近づけるんだ？今の環境を改善することじゃないか？」
「...うん。」
「今が大人になり時ってことだよ。いろんな人の価値観を分からないで、世間様に通用する子どもなんて育てられんぞ？」
えーと、一応俺の方が年下なんですがね (^_^;。
nobilesの投稿(23:55:00-2013-02-04) -
カテゴリ: Main
コメント
果汁3% wrote:
2013-02-05 08:10:36
nobiles_mobile wrote:
ご声援ありがとう。そうなんだよ、まるでどこぞの会社の移転前のような (^_^;。
まあ世間一般で見れば今の嫁さんのとこが平均なんじゃないのかな。俺なんてまだまだですよー。
まあ世間一般で見れば今の嫁さんのとこが平均なんじゃないのかな。俺なんてまだまだですよー。
2013-02-05 08:21:37
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きっと奥さんは今まで、周りの環境やお友達にとても恵まれていたんでしょうね~。
よい結果になるといいですな(・ω・｀)