NOBILES Days
Jump to navigationExtremely Dark Gray Got Black
今日の帰り、2人掛け席に座っていた俺の横に、俺と同じくらいの歳のスーツの男が座った。黒縁メガネをかけて、どちらかというとオタクっぽい感じだ。
そして、その前には彼女と思しき女性が立った。こちらも同じくらいか、もう少し歳下なのかな。歌手のAIになり損ねたような風貌だ。
そしたら女は、座った男の膝に跨るようにして接近すると、彼の頭を撫でたりグネグネと揺さぶったりし始めた。男も、まるで雛鳥のように口をパクパクさせて甘えるような素振りをしている。
ななな、なんだ、こいつら？ドッキリ？ドッキリだよね？
残念。ヘルメットかぶって立て札持った人は現れなかった。俺は1駅間、5分ほどは耐えた。でも、やっぱりキモいっす！ムリっす！
iPhoneの画面をいっぱいにするくらいの大きなフォントで「ホテルにでも行ってよろしくやってくれよ」と打って彼女に見せてやった。さすがに大人しくなった。そして2駅目のターミナル駅で、AIのなり損ねの彼女は名残惜しそうに男の頬をさすってから降りて行った。
2駅だけのイチャイチャタイムだったのかな。邪魔してごめんなー
でも、いいオトナだよ？恥ずかしくないの？いや、イチャついてるのが若い連中でも俺、同じ仕打ちをしただろうけど (^_^;。
本題とはまったく関係ございません
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/400sec, F1.8, ISO100)
以上は見ず知らずのカップルの話。ここからは会社の話。
残念なことだが、以前掲載した、会社のクズ野郎は、ターゲットの子と、どうやら本当にカップルとなったようだ。いや、彼、3人の子持ちなんだけど（離婚した説も流れているが）。
先週行われた、会社の部飲みの後、堂々と2人で消えたのだ。
気持ち悪い。もういいじゃん、ハナから2人で、それこそ「どっか」に行けば。これまでは、かなり濃いグレーではあったものの、彼女の本当の気持ちを図りかねていた。だが、これで100%黒に確定した。
そして、俺の見立てでは、それはもう俺たちが心配を始めた11月の時点で既に成立していたと思われる。そうでなければ説明がつかないことが多い。
あの頃、彼女を含む数人で、ヤツのことを噂をしていたら、彼女が「もう、あの人はしょうがないなあ〜」的に笑った。その顔があまりに「女性的」で、俺はゾワゾワとした違和感をおぼえた。そしてそれは、彼らがボランティアとやらに一緒に行った直後のことだ。やはりあれがなんらかのターニングポイントだったのだろう。
一方的なストーキングではなく、両思いが確定的になったとは言え、問題が消えたわけではない。いや、ある意味では最も深刻であるのかもしれない。
既に周囲の派遣社員たちは「関わりたくない」と言って今回の飲みを欠席した。同じ理由で参加者が集まらないため、グループの新年会も中止になった。俺だって、あんな気持ち悪いもの見せられるくらいなら参加したくない。今回は送別会だからしょうがなかったけど。
つまり、既に周囲の総スカンが始まっている。バカと行動をともにすれば、同じようにその評価も下がるのだ。彼女はそこに気づいているのか。
つい先日もまたぞろヤツが、俺の隣の席となった彼女のところに来て、具にも実にもならん問答を彼女と繰り広げていた。
それはまず、彼女が仕事のやり方を1〜10まで懇切丁寧に教えることから始まった。それで1〜3程度しかできないならまだいい。まだいいのだ。この負のイマジネーション溢れる男が次に言い出すのはこうだ。
「あー、でも僕はこれをA、B、Cという別の手順でやってみたいのデス。でもD以降が分からない。」
...すごくない？もはや10までの手順の1理解するどころか逆行だよ？「1から10」の1もやらないでいきなり「A、B、C」。そしてゴールがどこかも分かってない。
「いや、言ってる意味がちょっと分かりません」と彼女が言う。そこからまた何分か押し問答になる（いい加減にしろ、イライラ）。そして極めつけのヤツの一言が聞こえてきた（聞きたくて聞いてんじゃねーよ、ボリュームがついてねえんだよ、ヤツには）。
「ボクは、大きな目標に向かって、一歩一歩着実に頑張ってるんだから、そんなに怒らないで。」
...俺、こいつのこと刺していい？
こんなだから、彼女だってヤツのボンクラぶりは良く理解しているはずだ。しかし...例のアホのグループリーダーの無謀な要求にはよく「あれは困りますよね」などと真っ当な感想を述べる彼女だが、彼に対しては違う。
「そんなに怒らないで」のあとヤツが戻ると、俺は我慢ならず、彼女に言った。
「いつもあんな調子なんですか？大丈夫なんですか？自分の仕事やるヒマないでしょ、あれじゃ」（ちなみに俺は会社では年下であっても敬語しか使わない）
「いや、いつも私の伝え方が上手くなくて、本当に申し訳ないと思ってます」
....
はぁーーーー！？
もう絶句するしかないよね。
少し時系列が前に戻るが、「怒らないでください」と言われた直後、彼女は黙ってしまった。普通に考えるとあまりのアホさに呆然としていたのだと思うのだが、まさか「素敵ぃ」とでも思っちゃってたんだろうか？いやいや「もう、しょうがないなあ〜、可愛いな〜」か？...オエッ。
きっと、彼女はものすごくダメンズ好きなんだろうね。
...いや。
そうなのかもしれないが、もう少し事情もある。
彼女は、長年付き合っている彼と同棲している。ところが、それはかなり冷えた関係であるようだ。10年以上一緒にいて、彼女の年齢が30を過ぎているのに結婚していない。彼女は彼のことを「同居人」と言っている。どこかに一緒に行ったとかも聞かないし、その呼び名通り、もはや「単に一緒に暮らしている人」でしかないのだ。
もっとすごいエピソードがある。彼女がインフルエンザを発症した時は扉をノックして「お願いします、病院に連れて行ってください」と言ってようやく連れて行ってもらえたのだそうだ。
その冷たすぎる「同居人」の話を聞いてもダメンズ好き疑惑は強まるのだが、ともかく、そういう心の隙間に、ヤツのなりふり構わぬド真ん中アプローチがびったりハマッてしまった、というところだろうか。ますます腹立たしい。弱みに漬け込むようなものだ。
彼女は今、一人暮らしを考えているという。それはつまり「同居人」との関係を解消することを意味する。もはや一人暮らしじゃなくてヤツとの愛の園計画じゃねーか。それを、俺の家の方面の路線で考えているらしい。ジョーダンじゃないよ！こっち来ないでくれ。
もうよろしくやるのは勝手にしてくれよ。それを会社の中で垣間見せるのはやめてくれ。気持ち悪いから。
まあ、ヤツは2年前、前にロックオンしてた女性との関係でヘマをやって1年の「島流し」を食らっている（あの時解雇しときゃ良かったんだよ。甘過ぎたんだ）。
ちなみにその時の相手の女性は別の男性と再婚してアメリカに行った。ところが1年と経たずに別れて日本に戻ってきたらしい。そして、散々いろいろ手間をかけた部長のところへ、こう連絡してきたらしい。
「あの男がいても構わないから、また働かせてくれませんか？」
この話を聞いて先輩は呆れて言った。
「ああいうのに引っかかるような女はやっぱりどこかイカれてんのかね！」
だがウチの嫁さんはまた違う見方をした。
「連れ子がいるんでしょ？やっぱそのくらいじゃないとねー。強いねー」
なるほど。
だが、部長は「残念ながら、空きはありません」と丁重にお断りしたそうだ。
閑話休題。ヤツの話に戻ろう。
まあこれまでの案件からも分かるとおり、ヤツの常識力は並外れて低い（鋭いのは、寂しい女性を嗅ぎ分ける嗅覚だけか？）。脇も甘いからいずれまたヘマをやらかすだろう。
でも、彼女はヤツと違い、仕事ができる。その彼女がヤツと一蓮托生のようになるのは納得がいかない。
そして、その前には彼女と思しき女性が立った。こちらも同じくらいか、もう少し歳下なのかな。歌手のAIになり損ねたような風貌だ。
そしたら女は、座った男の膝に跨るようにして接近すると、彼の頭を撫でたりグネグネと揺さぶったりし始めた。男も、まるで雛鳥のように口をパクパクさせて甘えるような素振りをしている。
ななな、なんだ、こいつら？ドッキリ？ドッキリだよね？
残念。ヘルメットかぶって立て札持った人は現れなかった。俺は1駅間、5分ほどは耐えた。でも、やっぱりキモいっす！ムリっす！
iPhoneの画面をいっぱいにするくらいの大きなフォントで「ホテルにでも行ってよろしくやってくれよ」と打って彼女に見せてやった。さすがに大人しくなった。そして2駅目のターミナル駅で、AIのなり損ねの彼女は名残惜しそうに男の頬をさすってから降りて行った。
2駅だけのイチャイチャタイムだったのかな。邪魔してごめんなー
でも、いいオトナだよ？恥ずかしくないの？いや、イチャついてるのが若い連中でも俺、同じ仕打ちをしただろうけど (^_^;。
本題とはまったく関係ございません
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/400sec, F1.8, ISO100)
以上は見ず知らずのカップルの話。ここからは会社の話。
残念なことだが、以前掲載した、会社のクズ野郎は、ターゲットの子と、どうやら本当にカップルとなったようだ。いや、彼、3人の子持ちなんだけど（離婚した説も流れているが）。
先週行われた、会社の部飲みの後、堂々と2人で消えたのだ。
気持ち悪い。もういいじゃん、ハナから2人で、それこそ「どっか」に行けば。これまでは、かなり濃いグレーではあったものの、彼女の本当の気持ちを図りかねていた。だが、これで100%黒に確定した。
そして、俺の見立てでは、それはもう俺たちが心配を始めた11月の時点で既に成立していたと思われる。そうでなければ説明がつかないことが多い。
あの頃、彼女を含む数人で、ヤツのことを噂をしていたら、彼女が「もう、あの人はしょうがないなあ〜」的に笑った。その顔があまりに「女性的」で、俺はゾワゾワとした違和感をおぼえた。そしてそれは、彼らがボランティアとやらに一緒に行った直後のことだ。やはりあれがなんらかのターニングポイントだったのだろう。
一方的なストーキングではなく、両思いが確定的になったとは言え、問題が消えたわけではない。いや、ある意味では最も深刻であるのかもしれない。
既に周囲の派遣社員たちは「関わりたくない」と言って今回の飲みを欠席した。同じ理由で参加者が集まらないため、グループの新年会も中止になった。俺だって、あんな気持ち悪いもの見せられるくらいなら参加したくない。今回は送別会だからしょうがなかったけど。
つまり、既に周囲の総スカンが始まっている。バカと行動をともにすれば、同じようにその評価も下がるのだ。彼女はそこに気づいているのか。
つい先日もまたぞろヤツが、俺の隣の席となった彼女のところに来て、具にも実にもならん問答を彼女と繰り広げていた。
それはまず、彼女が仕事のやり方を1〜10まで懇切丁寧に教えることから始まった。それで1〜3程度しかできないならまだいい。まだいいのだ。この負のイマジネーション溢れる男が次に言い出すのはこうだ。
「あー、でも僕はこれをA、B、Cという別の手順でやってみたいのデス。でもD以降が分からない。」
...すごくない？もはや10までの手順の1理解するどころか逆行だよ？「1から10」の1もやらないでいきなり「A、B、C」。そしてゴールがどこかも分かってない。
「いや、言ってる意味がちょっと分かりません」と彼女が言う。そこからまた何分か押し問答になる（いい加減にしろ、イライラ）。そして極めつけのヤツの一言が聞こえてきた（聞きたくて聞いてんじゃねーよ、ボリュームがついてねえんだよ、ヤツには）。
「ボクは、大きな目標に向かって、一歩一歩着実に頑張ってるんだから、そんなに怒らないで。」
...俺、こいつのこと刺していい？
こんなだから、彼女だってヤツのボンクラぶりは良く理解しているはずだ。しかし...例のアホのグループリーダーの無謀な要求にはよく「あれは困りますよね」などと真っ当な感想を述べる彼女だが、彼に対しては違う。
「そんなに怒らないで」のあとヤツが戻ると、俺は我慢ならず、彼女に言った。
「いつもあんな調子なんですか？大丈夫なんですか？自分の仕事やるヒマないでしょ、あれじゃ」（ちなみに俺は会社では年下であっても敬語しか使わない）
「いや、いつも私の伝え方が上手くなくて、本当に申し訳ないと思ってます」
....
はぁーーーー！？
もう絶句するしかないよね。
少し時系列が前に戻るが、「怒らないでください」と言われた直後、彼女は黙ってしまった。普通に考えるとあまりのアホさに呆然としていたのだと思うのだが、まさか「素敵ぃ」とでも思っちゃってたんだろうか？いやいや「もう、しょうがないなあ〜、可愛いな〜」か？...オエッ。
きっと、彼女はものすごくダメンズ好きなんだろうね。
...いや。
そうなのかもしれないが、もう少し事情もある。
彼女は、長年付き合っている彼と同棲している。ところが、それはかなり冷えた関係であるようだ。10年以上一緒にいて、彼女の年齢が30を過ぎているのに結婚していない。彼女は彼のことを「同居人」と言っている。どこかに一緒に行ったとかも聞かないし、その呼び名通り、もはや「単に一緒に暮らしている人」でしかないのだ。
もっとすごいエピソードがある。彼女がインフルエンザを発症した時は扉をノックして「お願いします、病院に連れて行ってください」と言ってようやく連れて行ってもらえたのだそうだ。
その冷たすぎる「同居人」の話を聞いてもダメンズ好き疑惑は強まるのだが、ともかく、そういう心の隙間に、ヤツのなりふり構わぬド真ん中アプローチがびったりハマッてしまった、というところだろうか。ますます腹立たしい。弱みに漬け込むようなものだ。
彼女は今、一人暮らしを考えているという。それはつまり「同居人」との関係を解消することを意味する。もはや一人暮らしじゃなくてヤツとの愛の園計画じゃねーか。それを、俺の家の方面の路線で考えているらしい。ジョーダンじゃないよ！こっち来ないでくれ。
もうよろしくやるのは勝手にしてくれよ。それを会社の中で垣間見せるのはやめてくれ。気持ち悪いから。
まあ、ヤツは2年前、前にロックオンしてた女性との関係でヘマをやって1年の「島流し」を食らっている（あの時解雇しときゃ良かったんだよ。甘過ぎたんだ）。
ちなみにその時の相手の女性は別の男性と再婚してアメリカに行った。ところが1年と経たずに別れて日本に戻ってきたらしい。そして、散々いろいろ手間をかけた部長のところへ、こう連絡してきたらしい。
「あの男がいても構わないから、また働かせてくれませんか？」
この話を聞いて先輩は呆れて言った。
「ああいうのに引っかかるような女はやっぱりどこかイカれてんのかね！」
だがウチの嫁さんはまた違う見方をした。
「連れ子がいるんでしょ？やっぱそのくらいじゃないとねー。強いねー」
なるほど。
だが、部長は「残念ながら、空きはありません」と丁重にお断りしたそうだ。
閑話休題。ヤツの話に戻ろう。
まあこれまでの案件からも分かるとおり、ヤツの常識力は並外れて低い（鋭いのは、寂しい女性を嗅ぎ分ける嗅覚だけか？）。脇も甘いからいずれまたヘマをやらかすだろう。
でも、彼女はヤツと違い、仕事ができる。その彼女がヤツと一蓮托生のようになるのは納得がいかない。
nobilesの投稿(23:52:27-2013-04-16) -
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