NOBILES Days
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音楽祭を挟んだので時系列順が崩れたが (^_^;、1週間時を遡り、あるイベントの撮影に行った時のことを書こう。
子供が出来るまで、嫁さんはベリーダンスを習っていた。今回は、その先生LUNAさんが珍しくプロデュースまで行ったベリーダンスのイベントの撮影を行うことになったのだ。
なお、LUNA先生のダンス教室はバルシュ・オリエンタル・ダンススクールという。嫁さんによると、料金も他の教室よりもずっと手頃だし、レベルもとても高いと言う。今回出演のダンサーさんもこのスクールでゼロから始めた方もいたそうだ。
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/30sec, F1.8, ISO1600)
ベリーダンスについては一度嫁さんがバルシュでの発表会に出た時も撮影させてもらったのだが、結構広い会場ながら、安いズームでそこそこ撮れていた。普段コンパクトで撮った写真しかない中、一応それなりのカメラで撮った俺の写真を見て、出演するダンサーの方が期待をかけて今回の話になったらしい。
まあ、もちろん単に生徒のダンナってことで、あくまでシロートですよという話で参加することになった。
指定された時間に会場に行ってみると...かなり凄い列が出来ている。100人近い単位じゃなかろうか。LUNA先生は、この業界では結構なカリスマな方らしく、熱狂的ファンも多いとは聞いていたが、開場前からこれとは凄い。...超シロートの俺なんかがカメラマンでいいのか！？
整理を行っている女性に撮影をお願いされていると告げてエレベーターで先に会場に入れてもらう。天井がドームのようになっていて、なかなか雰囲気がある。いかにもオリエンタルな雰囲気だ。大体100席あるかどうかくらいで、まあライブハウスくらいのサイズでそんなに広いわけではない。雑居ビルのようなところの最上階だ。
(PentaxK10D, PentaxDA16-45mmF4(16.0mm), ProgramMode, 1/13sec, F4.0, ISO1000)
入った時はリハーサルをやっていたのだが...決して、声を荒げたりしていたわけではないのだが、妙に張りつめた空気感が漂っていた。本来なら他のビデオ担当とか、スタッフの方達にご挨拶をしようと思っていたのだが、皆じっとリハの模様を見つめていて、どうもそんな雰囲気ではない。...俺が緊張していただけかもしれないが。
しばらくしてリハも終わって開場する。凄い勢いでお客さんが入場して来る。広くはない会場はあっという間にベリーを愛する女性達で一杯になった。凄い女性比率だ。97％くらいにはなるんじゃないか。しかも、憧れのLUNAさんのダンスが観れるとあって、熱気ムンムンである。
実は座席が置いてある前の部分にも絨毯が敷いてあってそこにも座れるということで、ぎっちりと開演を待つ女性達で埋まった。
そんなこんなで、会場を適当に動いて撮影して下さい、という話だったのだが、お客さんが多くてどう見ても自由度がない。こりゃまずいと、待機していた後方の席から前方に移動する。だが、真っ正面は完全に絨毯桟敷席組でぎっちりでとても入り込む余地がない。しょうがなくステージの横わずかに前方といったあたりで待機する。
さあ、いよいよ開演だ。
今回はなんでも、中国人アーティストの方が美しい模様のスライドというか、まあテクスチャというんだろうか、これを当てることで変わった照明効果を狙っていたようだ。
これがなかなか不思議な世界観を醸していて、ダンスが分からない自分でもほーっと見蕩れそうになる。
そうは言ってられん。どんどん撮るぞ。
...。
...暗い！これはズームレンズでは全く勝負にならない。
照明効果も相まってとても妖艶な雰囲気だ
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/15sec, F1.8, ISO1600)
すぐに単焦点レンズに切り替えるが、開放F1.8で感度を最強のISO1600まで上げてもシャッタースピード1/15秒！これは厳しい。画質的に多少ダメダメでもいいから、感度上げさせてくれ！
しかも、とても動きが速いベリーダンス（＋かなりの暗所）に対しては、Pentaxの貧弱なフォーカスでは全く勝負にならない。早々にAFに見切りを付け、マニュアルで勝負に出る。それでも、予測不能な動きに対して追従するのは無理だ。フォーカスリングを必至に繰りながらとりあえずシャッターを連射して数打て作戦に出る。
立ち姿勢で頭に剣を乗せ、そのままこの姿勢になって踊り、
また立ち姿勢へ戻る...鍛え抜かれた技だ
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/50sec, F2.5, ISO800)
今回のステージは二部構成で、途中休憩を挟んだので、前半陣取ったステージ左側から後半は右側へ移動してみたが...さらに客が増えてしまって動く自由度がますます減ってしまう。脚を折り畳んで無理な姿勢で必至に撮り続ける。左手は常にフォーカスを回し、右手はシャッターを連射し続ける。
そのうち、一人で踊る時は77mm、二人は43mm、集合は31mmとだいたいレンズの役回りも固まってくる。
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimitedF1.9, ProgramMode, 1/15sec, F1.9, ISO1600)
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/30sec, F1.8, ISO1600)
なかなかハードな撮影ではあったが、素人ながらに、本物は違うなと思った。ビシビシとオーラがファインダー越しにも漂ってきたし、単純に観ていて「すげーなー」と思える動きがたくさんあった。
会場もすごい熱気だった。最後には（恒例らしいが）客席の生徒さん達も呼び寄せてベリーダンスディスコ状態になっていた。
でも...2時間そこそこのステージで800枚近くを撮影したわけだが、まあ7割方はピンぼけと被写体ぶれで使い物にならなかった。最新のK20Dだったら、最悪ISO6400まで行けるし、K10DのISO1600相当の画質でISO3200を使うことも出来たわけで、もういくばくかは楽な撮影ができたろう。そう考えると悔しいが、まあその分単焦点レンズ買って明るさ稼いでいるわけだから、まあしょうがないか。
帰りは、嫁さんのベリーダンス教室友達たちとインドカレー屋で食事をとって帰った。なんと終電利用になってしまった（妊婦が...おいおい (^_^;）。
それにしても、この女性比率、小学生の時の合唱団以来だ。すごい熱気といい、若干怖くすらあった。...なーんて言ってたら、風邪ひいてしまった (′Д`;。重要なライブを前にして3日も会社を休む羽目に...。
子供が出来るまで、嫁さんはベリーダンスを習っていた。今回は、その先生LUNAさんが珍しくプロデュースまで行ったベリーダンスのイベントの撮影を行うことになったのだ。
なお、LUNA先生のダンス教室はバルシュ・オリエンタル・ダンススクールという。嫁さんによると、料金も他の教室よりもずっと手頃だし、レベルもとても高いと言う。今回出演のダンサーさんもこのスクールでゼロから始めた方もいたそうだ。
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/30sec, F1.8, ISO1600)
ベリーダンスについては一度嫁さんがバルシュでの発表会に出た時も撮影させてもらったのだが、結構広い会場ながら、安いズームでそこそこ撮れていた。普段コンパクトで撮った写真しかない中、一応それなりのカメラで撮った俺の写真を見て、出演するダンサーの方が期待をかけて今回の話になったらしい。
まあ、もちろん単に生徒のダンナってことで、あくまでシロートですよという話で参加することになった。
指定された時間に会場に行ってみると...かなり凄い列が出来ている。100人近い単位じゃなかろうか。LUNA先生は、この業界では結構なカリスマな方らしく、熱狂的ファンも多いとは聞いていたが、開場前からこれとは凄い。...超シロートの俺なんかがカメラマンでいいのか！？
整理を行っている女性に撮影をお願いされていると告げてエレベーターで先に会場に入れてもらう。天井がドームのようになっていて、なかなか雰囲気がある。いかにもオリエンタルな雰囲気だ。大体100席あるかどうかくらいで、まあライブハウスくらいのサイズでそんなに広いわけではない。雑居ビルのようなところの最上階だ。
(PentaxK10D, PentaxDA16-45mmF4(16.0mm), ProgramMode, 1/13sec, F4.0, ISO1000)
入った時はリハーサルをやっていたのだが...決して、声を荒げたりしていたわけではないのだが、妙に張りつめた空気感が漂っていた。本来なら他のビデオ担当とか、スタッフの方達にご挨拶をしようと思っていたのだが、皆じっとリハの模様を見つめていて、どうもそんな雰囲気ではない。...俺が緊張していただけかもしれないが。
しばらくしてリハも終わって開場する。凄い勢いでお客さんが入場して来る。広くはない会場はあっという間にベリーを愛する女性達で一杯になった。凄い女性比率だ。97％くらいにはなるんじゃないか。しかも、憧れのLUNAさんのダンスが観れるとあって、熱気ムンムンである。
実は座席が置いてある前の部分にも絨毯が敷いてあってそこにも座れるということで、ぎっちりと開演を待つ女性達で埋まった。
そんなこんなで、会場を適当に動いて撮影して下さい、という話だったのだが、お客さんが多くてどう見ても自由度がない。こりゃまずいと、待機していた後方の席から前方に移動する。だが、真っ正面は完全に絨毯桟敷席組でぎっちりでとても入り込む余地がない。しょうがなくステージの横わずかに前方といったあたりで待機する。
さあ、いよいよ開演だ。
今回はなんでも、中国人アーティストの方が美しい模様のスライドというか、まあテクスチャというんだろうか、これを当てることで変わった照明効果を狙っていたようだ。
これがなかなか不思議な世界観を醸していて、ダンスが分からない自分でもほーっと見蕩れそうになる。
そうは言ってられん。どんどん撮るぞ。
...。
...暗い！これはズームレンズでは全く勝負にならない。
照明効果も相まってとても妖艶な雰囲気だ
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/15sec, F1.8, ISO1600)
すぐに単焦点レンズに切り替えるが、開放F1.8で感度を最強のISO1600まで上げてもシャッタースピード1/15秒！これは厳しい。画質的に多少ダメダメでもいいから、感度上げさせてくれ！
しかも、とても動きが速いベリーダンス（＋かなりの暗所）に対しては、Pentaxの貧弱なフォーカスでは全く勝負にならない。早々にAFに見切りを付け、マニュアルで勝負に出る。それでも、予測不能な動きに対して追従するのは無理だ。フォーカスリングを必至に繰りながらとりあえずシャッターを連射して数打て作戦に出る。
立ち姿勢で頭に剣を乗せ、そのままこの姿勢になって踊り、
また立ち姿勢へ戻る...鍛え抜かれた技だ
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/50sec, F2.5, ISO800)
今回のステージは二部構成で、途中休憩を挟んだので、前半陣取ったステージ左側から後半は右側へ移動してみたが...さらに客が増えてしまって動く自由度がますます減ってしまう。脚を折り畳んで無理な姿勢で必至に撮り続ける。左手は常にフォーカスを回し、右手はシャッターを連射し続ける。
そのうち、一人で踊る時は77mm、二人は43mm、集合は31mmとだいたいレンズの役回りも固まってくる。
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimitedF1.9, ProgramMode, 1/15sec, F1.9, ISO1600)
(PentaxK10D, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/30sec, F1.8, ISO1600)
なかなかハードな撮影ではあったが、素人ながらに、本物は違うなと思った。ビシビシとオーラがファインダー越しにも漂ってきたし、単純に観ていて「すげーなー」と思える動きがたくさんあった。
会場もすごい熱気だった。最後には（恒例らしいが）客席の生徒さん達も呼び寄せてベリーダンスディスコ状態になっていた。
でも...2時間そこそこのステージで800枚近くを撮影したわけだが、まあ7割方はピンぼけと被写体ぶれで使い物にならなかった。最新のK20Dだったら、最悪ISO6400まで行けるし、K10DのISO1600相当の画質でISO3200を使うことも出来たわけで、もういくばくかは楽な撮影ができたろう。そう考えると悔しいが、まあその分単焦点レンズ買って明るさ稼いでいるわけだから、まあしょうがないか。
帰りは、嫁さんのベリーダンス教室友達たちとインドカレー屋で食事をとって帰った。なんと終電利用になってしまった（妊婦が...おいおい (^_^;）。
それにしても、この女性比率、小学生の時の合唱団以来だ。すごい熱気といい、若干怖くすらあった。...なーんて言ってたら、風邪ひいてしまった (′Д`;。重要なライブを前にして3日も会社を休む羽目に...。
nobilesの投稿(23:24:00-2008-06-24) -
カテゴリ: Photo
コメント
kojikoji wrote:
2008-06-25 13:26:54
nobiles wrote:
こんにちは！当日はお疲れさまでした。桟敷席の皆さんも結構足疲れたんじゃないですか？
撮影、ちょっと大変だったけど、楽しかったですよ。
でも、普段なかなか味わえない凄いテンションを感じました (^_^;;;;。
撮影、ちょっと大変だったけど、楽しかったですよ。
でも、普段なかなか味わえない凄いテンションを感じました (^_^;;;;。
2008-06-25 23:38:45
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カメラマンさんたいへんお疲れさまでした。
そして、素敵な写真をありがとうござました。
当日と今と二度楽しめてお得な感じでうれしいです！！
でもあの熱気、、、やっぱりちょっと怖いですかね（笑）