NOBILES Days
Jump to navigationJumping Leopard!
先のエントリーの通り、娘は生後100日を超えたのだが、先日予防接種のために小児科へ行って測定したところ、まだ4kgもないことが判明し、先生は強い調子で「小さすぎる、もっと飲ませないと！」と言ったそうだ。
まあ、以前訪問相談してくれた保育士さんも「助産士さんのいない小児科の先生は、成長のグラフに乗ってなければそういう風に言うものよ」とおっしゃっていたのだが、嫁さんにとっては些かショッキングであったようだ。
しかし、その後かけた市の電話相談でも「自分の子供を信じてあげて」「体重だけが成長じゃない」といった言葉に勇気づけられたという。
全くその通りだ。
どんどん表情豊かになっていくし、動きもダイナミックになってきた。こんなに元気なのだから、そんな娘を俺は誇りに思っている。
さて、この冬休みに育児の合間を縫ってMacの環境を整備した。結構大掛かりだった。
我が家に鎮座する巨大なG5Tower
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1.0sec, F11.0, ISO100)
1年も前にOSの新しいバージョン（MacOSX10.5Leopard）を購入したのに、テレビキャプチャボックスが対応してないがために結局使わずじまいだったのだ。
でも、Leopardのみに対応するオンラインソフトなども増えてきてかなりストレスが溜まっていた。
そこで、Leopardにも対応したテレビキャプチャボックスを購入し、ついに念願のLeopardをメインマシンのG5Towerにインストールしたのだ。
ところが、大きな落とし穴があった。最近Mac雑誌も買わなくなって、積極的に情報も取り込んでなかったツケなのだが、俺にとって使用頻度最高レベルソフトの一つであるPhotoshop7.0もLeopardに対応していなかったのだ。Photoshopほどは使わないが、やはりデザイン時には必須のIllustratorも、インストールさえしてあればそれなりに動くようだが、新規にインストールが行えないという意味の分からん状態だった。
....で、結局PhotoshopとIllustratorのアップデータも購入する羽目になった (´Д｀;。ちょうどCS4というバージョンが発表された直後にCS3のバージョンを買ったので、無償でCS4になった。俺の持っていたバージョンではCS3までしかアップデータを使えなかったようなので、2段飛びで最新のCS4にすることができたので、まあ良しとしている。
さらには、ALPSのプリンタも新OSでほぼ問題なく使えていたのだが、宛名打ちソフトとの組み合わせでのみ問題が発生した。まあ、両親らに子供の写真を手軽に印刷するために導入した複合機だが、この問題も一因であったことは確かだ。そう考えると、Leopard導入のために結構な出費である。
まあこうした障害を取り除いていった結果、G5タワーは幸いにして以前よりも安定した環境になった。使い勝手も間違いなく良くなった。
Leopardにしたら入れようと思って取っておいたバックアップ用のハードディスクもようやく導入できた。これでハードディスクのクラッシュがあっても結構痛手を負わない環境になった。
さらには、もともとハードディスクがクラッシュして使い物にならなくなっていたPowerBookG4 12インチの再生も試みた。
ご存命の頃のPowerBookG4 12"
中古で買った直後の頃だな（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(12.5mm=equiv75.0mm), ProgramMode, 1/15sec, F2.8, ISO200)
新しいハードディスクは、ParallelATAという時代遅れのインターフェースだったこともあり、160GBがもはや4000円程度で買えることに先日気付いて、既に入手していた。
だが問題は、この12インチモデル、ハードディスク交換のためにはかなりバラさなければならず、それも罠だらけの難関機種として知られていたのだ。なので、なかなか手を出せずにいた。
なかなか刺激的なPowerBookG4 12"の内部
(PentaxOptioX(5.8mm=equiv35.0mm), ProgramMode, 1/60sec, F2.6, ISO160)
しかし、先述のG5タワーLeopardバージョンアップ計画がトリガーとなって、こっちもやっちまえ！という気になった。
もともと印刷しておいたネットから拾ってきた分解マニュアルを見ながらバラしていく。
そのマニュアルによると「実は一番の難関」とされていたファンクションキーの取り外しも特に問題なく済んだので、「意外に簡単なのか？」と一瞬思うが、それが落とし穴だった。
マニュアルでは簡単に「このコネクターを抜きます」とあるのでチョイチョイと線材をひっぱって抜こうとすると、コネクターから線材が抜けそうになってしまう。「これはマズイ！」と思い慎重になって横からピンセットを差し込んで抜こうとするが、このコネクターがとてつもなく堅い。
...うーん
...
...抜けた！！
...
...と、思いきや...
がっちり咬んだままのコネクタごと外れてしまったのだった！しかも、良く見ると基板側の端子（ランド）が片方剥がれてしまっているではないか。
しかも、そのコネクタの線を辿って行くと...電源ボタンだった。
電源が入らないんでは意味がないぞ。なんで使いもしないマイクの方じゃなくって、電源ボタンの方がこんな状態になってしまうんだ (′Д`;。
途方に暮れて、とりあえず休みの間はそのままにしておいた。
剥がれてしまった基板のランド
(PentaxOptioX(10.2mm=equiv62.0mm), ProgramMode, 1/13sec, F3.5, ISO160)
で、休みが明けてから環境が整った場所（どことは聞かないで (^-^;;）で、なんとか復旧できないか試みた。コネクタの剥がれた場所を注視すると、そのすぐ下にスルーホールがある。合理的に考えれば、このスルーホールと剥がれた端子（ランド）が同じラインであると考えられる。
このスルーホールはコネクタの足の真下に位置しているので、スルーホールにハンダを盛れば、コネクタの足に導通できそうだ。
しかしこのスルーホールがかなり小さく、いくらハンダを盛ろうとしてもうまく乗ってくれない。周囲を他のコネクタやらヒートシンクやらに囲まれてかなり作業もしづらいのだ。
そこは技術者の根気である。なんとかスルーホールに0.5mmほどのハンダを盛り付け、上からコネクタを無理くりハンダ付けしてやる。
一応電源とGNDがショートしてないかくらいはチェックしてから、コネクタの端子間をショートさせる。...電源が入った！ハンダ付け大成功である。
喜び勇んで新しい160GBのハードディスクを内蔵し、早速OSのインストールを開始する（自宅でね）...が、ハードディスクを認識してくれない。
再びバラして（もはやPowerBook12インチのバラしのプロである）HDDを付け直したりするがダメだ。最初はハードディスクのコネクターを疑ったのだが、良く見ると、PowerBookのマザーボード側の通信ライン付近の基板やシリーズ抵抗が焦げているではないか！
焼けこげたシリーズ抵抗と基板
(RicohGX100(8.8mm), ProgramMode, 1/25sec, F3.2, ISO154)
これは厳しい。コネクタもシリーズ抵抗の端子（ランド）も結構やられているようだ。
思えば前のハードディスクがご存命の頃からこのPowerbookは良く熱暴走して止まっていた。ハードディスクがお亡くなりになる直前にはかなりデンジャラスな音がしてもいた。ネットとかでも「保証でマザーボードとっかえになった」などというblogが結構見つかるので、どうもこの機種の泣き所であったようだ。
ダメだな。さすがに諦めざるを得ない。
でもまあ実は、マザーが生きてる外装ぼこぼこの同機種を持っていたりするので、そのうちダメ元の酔狂でとっかえてやってもいいかな。
まあ、以前訪問相談してくれた保育士さんも「助産士さんのいない小児科の先生は、成長のグラフに乗ってなければそういう風に言うものよ」とおっしゃっていたのだが、嫁さんにとっては些かショッキングであったようだ。
しかし、その後かけた市の電話相談でも「自分の子供を信じてあげて」「体重だけが成長じゃない」といった言葉に勇気づけられたという。
全くその通りだ。
どんどん表情豊かになっていくし、動きもダイナミックになってきた。こんなに元気なのだから、そんな娘を俺は誇りに思っている。
さて、この冬休みに育児の合間を縫ってMacの環境を整備した。結構大掛かりだった。
我が家に鎮座する巨大なG5Tower
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1.0sec, F11.0, ISO100)
1年も前にOSの新しいバージョン（MacOSX10.5Leopard）を購入したのに、テレビキャプチャボックスが対応してないがために結局使わずじまいだったのだ。
でも、Leopardのみに対応するオンラインソフトなども増えてきてかなりストレスが溜まっていた。
そこで、Leopardにも対応したテレビキャプチャボックスを購入し、ついに念願のLeopardをメインマシンのG5Towerにインストールしたのだ。
ところが、大きな落とし穴があった。最近Mac雑誌も買わなくなって、積極的に情報も取り込んでなかったツケなのだが、俺にとって使用頻度最高レベルソフトの一つであるPhotoshop7.0もLeopardに対応していなかったのだ。Photoshopほどは使わないが、やはりデザイン時には必須のIllustratorも、インストールさえしてあればそれなりに動くようだが、新規にインストールが行えないという意味の分からん状態だった。
....で、結局PhotoshopとIllustratorのアップデータも購入する羽目になった (´Д｀;。ちょうどCS4というバージョンが発表された直後にCS3のバージョンを買ったので、無償でCS4になった。俺の持っていたバージョンではCS3までしかアップデータを使えなかったようなので、2段飛びで最新のCS4にすることができたので、まあ良しとしている。
さらには、ALPSのプリンタも新OSでほぼ問題なく使えていたのだが、宛名打ちソフトとの組み合わせでのみ問題が発生した。まあ、両親らに子供の写真を手軽に印刷するために導入した複合機だが、この問題も一因であったことは確かだ。そう考えると、Leopard導入のために結構な出費である。
まあこうした障害を取り除いていった結果、G5タワーは幸いにして以前よりも安定した環境になった。使い勝手も間違いなく良くなった。
Leopardにしたら入れようと思って取っておいたバックアップ用のハードディスクもようやく導入できた。これでハードディスクのクラッシュがあっても結構痛手を負わない環境になった。
さらには、もともとハードディスクがクラッシュして使い物にならなくなっていたPowerBookG4 12インチの再生も試みた。
ご存命の頃のPowerBookG4 12"
中古で買った直後の頃だな（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(12.5mm=equiv75.0mm), ProgramMode, 1/15sec, F2.8, ISO200)
新しいハードディスクは、ParallelATAという時代遅れのインターフェースだったこともあり、160GBがもはや4000円程度で買えることに先日気付いて、既に入手していた。
だが問題は、この12インチモデル、ハードディスク交換のためにはかなりバラさなければならず、それも罠だらけの難関機種として知られていたのだ。なので、なかなか手を出せずにいた。
なかなか刺激的なPowerBookG4 12"の内部
(PentaxOptioX(5.8mm=equiv35.0mm), ProgramMode, 1/60sec, F2.6, ISO160)
しかし、先述のG5タワーLeopardバージョンアップ計画がトリガーとなって、こっちもやっちまえ！という気になった。
もともと印刷しておいたネットから拾ってきた分解マニュアルを見ながらバラしていく。
そのマニュアルによると「実は一番の難関」とされていたファンクションキーの取り外しも特に問題なく済んだので、「意外に簡単なのか？」と一瞬思うが、それが落とし穴だった。
マニュアルでは簡単に「このコネクターを抜きます」とあるのでチョイチョイと線材をひっぱって抜こうとすると、コネクターから線材が抜けそうになってしまう。「これはマズイ！」と思い慎重になって横からピンセットを差し込んで抜こうとするが、このコネクターがとてつもなく堅い。
...うーん
...
...抜けた！！
...
...と、思いきや...
がっちり咬んだままのコネクタごと外れてしまったのだった！しかも、良く見ると基板側の端子（ランド）が片方剥がれてしまっているではないか。
しかも、そのコネクタの線を辿って行くと...電源ボタンだった。
電源が入らないんでは意味がないぞ。なんで使いもしないマイクの方じゃなくって、電源ボタンの方がこんな状態になってしまうんだ (′Д`;。
途方に暮れて、とりあえず休みの間はそのままにしておいた。
剥がれてしまった基板のランド
(PentaxOptioX(10.2mm=equiv62.0mm), ProgramMode, 1/13sec, F3.5, ISO160)
で、休みが明けてから環境が整った場所（どことは聞かないで (^-^;;）で、なんとか復旧できないか試みた。コネクタの剥がれた場所を注視すると、そのすぐ下にスルーホールがある。合理的に考えれば、このスルーホールと剥がれた端子（ランド）が同じラインであると考えられる。
このスルーホールはコネクタの足の真下に位置しているので、スルーホールにハンダを盛れば、コネクタの足に導通できそうだ。
しかしこのスルーホールがかなり小さく、いくらハンダを盛ろうとしてもうまく乗ってくれない。周囲を他のコネクタやらヒートシンクやらに囲まれてかなり作業もしづらいのだ。
そこは技術者の根気である。なんとかスルーホールに0.5mmほどのハンダを盛り付け、上からコネクタを無理くりハンダ付けしてやる。
一応電源とGNDがショートしてないかくらいはチェックしてから、コネクタの端子間をショートさせる。...電源が入った！ハンダ付け大成功である。
喜び勇んで新しい160GBのハードディスクを内蔵し、早速OSのインストールを開始する（自宅でね）...が、ハードディスクを認識してくれない。
再びバラして（もはやPowerBook12インチのバラしのプロである）HDDを付け直したりするがダメだ。最初はハードディスクのコネクターを疑ったのだが、良く見ると、PowerBookのマザーボード側の通信ライン付近の基板やシリーズ抵抗が焦げているではないか！
焼けこげたシリーズ抵抗と基板
(RicohGX100(8.8mm), ProgramMode, 1/25sec, F3.2, ISO154)
これは厳しい。コネクタもシリーズ抵抗の端子（ランド）も結構やられているようだ。
思えば前のハードディスクがご存命の頃からこのPowerbookは良く熱暴走して止まっていた。ハードディスクがお亡くなりになる直前にはかなりデンジャラスな音がしてもいた。ネットとかでも「保証でマザーボードとっかえになった」などというblogが結構見つかるので、どうもこの機種の泣き所であったようだ。
ダメだな。さすがに諦めざるを得ない。
でもまあ実は、マザーが生きてる外装ぼこぼこの同機種を持っていたりするので、そのうちダメ元の酔狂でとっかえてやってもいいかな。
nobilesの投稿(00:44:59-2009-01-17) -
カテゴリ: Mac
コメント
あややん wrote:
2009-01-18 23:07:46
nobiles wrote:
ま、一応プロっちゃプロだもんね (^_^;。
ストレス発散で分解する時は壊れてもいいものにしよう！
ストレス発散で分解する時は壊れてもいいものにしよう！
2009-01-20 00:23:31
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