NOBILES Days
Jump to navigationAdulty And Childish2
初離乳食ではとても嫌そうな顔をして全然食べてくれなかった娘だが、先週末にはかぼちゃのお粥を数粒程度食べてくれた。たった数粒のためにエプロンはヨダレでダラダラになっているのだが (^_^;。
子供は...日に日に大きくなっていくのがいい。
ミルク飲み途中で寝てしまった
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimitedF1.9, ProgramMode, 1/30sec, F2.8, ISO100)
...一方、全然成長しない奴もいる。
あ、先に言っておくがあの汚物のことではない。もはやあれは人間とは認めてないので。
もう、少し前のことなのだが。
彼が失敗をした。勝手に思い込んで「やってはいけない」と言われた禁じ手で作業を進めた結果だった。それを、チーム全員でリカバーすることになった。
もう他のメンバーの仕事は前日で終了していた。終了させるため、前々日から前日まで、多くのメンバーは徹夜で作業をした。その次の日にそんな事態が発生した。テンションが下がってしまいそうな場面である。
しかもその翌日は、チームメンバーの一人でもある派遣さんが契約終了となるため、送別会の飲み会の予定になっていたのだ。
だからこそ、「とっとと終わらせて、みんなで飲み会に行こう！」そう言うボスのセリフで全員が「やろう！」という気になった。
だがその中でただ一人、そうではない奴がいたのだ。そう、その失敗をした張本人だ。
「私は飲み会には行きません。」
既にこの時点で半ベソ状態である。
ボスが返す。
「バカを言うなよ。俺達みんなでやるんだ。明日の飲み会までに終わらせるんだって。」
「いえ、行きません。」
俺も横から水を向ける。
「こないだ行くって俺に返事したじゃないか。お酒がいやなの？別に飲まなくてもいいじゃない。○○さんのお別れ会だよ？Farewell Partyなんだよ。一緒に仕事したじゃないか。ありがとう、バイバイってしなきゃ。」
「行きません。」
まったく要領を得ない。ボスが聞く。
「じゃあなんでだ？」
「最近残業が続いていますから、体が悪いです。」
プツッ...
ああ、なんか血管の切れる音が聞こえたような気がするぞ。
「お前、何言ってんの？昨日俺達が徹夜してんの分かってんの？お前の失敗のために、お前より全然寝てないこの俺達が助けてやるって言ってんだぞ！その上で、飲み会もみんなで行こうって言ってんだぞ！」
ボスは沸騰寸前だ。しかし、奴はあろうことか、この最悪のタイミングで最悪の一言を口にするのだ。
「飲み会は、仕事ではありません。」
ブッツーーーーーン。
何言ってんだコイツ！今度切れたのは俺の血管だ。
だが...俺のすぐ横にいたボスが、...俺達も何度も怒った表情を見ているはずのボスの顔が、これまで見たことも無いような般若の表情にみるみる変化していくのが分かった。ああ、駄目だ、俺がここで怒ってはいけない（この間0.2sec）。
「お前っ、この口が言うのかっ！？」
奴の口をアヒルの口状にグイッと摘んで上下に振り回す。あああ....そういうのやるとまた上がグダグダうるさいこと言い始めるよ...。
「お前みたいな勝手な、自分のことしか考えない奴なんてな、ぜってー二度と助けねぇ。」
そして最後通牒のようにこう吐き捨てて、部屋を出て行った。
「お前は心が腐ってる。分かるか。腐ってるんだよ！」
言葉の意味が分かったのか、単にものすごい剣幕にビビっただけなのか知らないが、奴は頭を抱えてその場にうずくまってしまった。
...ってオイ、作業の手が止まってるぞ。
Ready to Fly
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/400sec, F3.2, ISO100)
そう。こいつはボスに怒られると平気で会社で泣くのだ。いや、一度なんて同僚の女の子と口喧嘩して敗北して泣きべそかきながら戻ってきたことさえあるのだ。社会人が会社で泣いたら話にならない。何の建設的な話もできなくなるではないか。
彼のことを知らない人はボスに怒られて泣くこいつの話を聞いて、「まあ、遠く離れたここに来て、新人で一人で頑張ってるんだから」と擁護的なことを言う。だが、俺達はもうその段階をとうに過ぎた。ボスはなにも、彼の出来が悪いところをキレているわけではない。人として非礼・失礼なことをした時にだけ本気で怒っているのだ。そこのところを分かってない人が多いのだ。
たとえば、その2日前には、俺は昼休みを削って測定を続けていた。奴はいつものペースで机で突っ伏して昼寝をしていた。そして昼休みが明けていつものペースでトイレにゆっくり顔を洗いに行き、いつも通りろくに拭きもせず戻ってきて、そして俺に言った。
「あの、私の仕事が終わりません。」
「はぁっ？」
「この1種類の確認が終わってません。15分あれば終わります。」
「なに、つまり、この測定器からどけってこと？」
「はい。」
...マジかよ、こいつ。
それでも、うまくお願いする表現を知らないだけなのだと自分を諭し、怒りを堪え、
「分かったよ。今のこの一回りが済んだら、次のサイクルに行かないで空けるから。ちょっと待ってな。」
「はい、分かりました。」
煮え切れない想いを抱えつつ、その測定を終わらせ、不本意ながら測定器を空けて、奴を呼びに行く。
「あ、他の測定をやっていますから、どうぞ先にやっていて下さい」
...。
...。
お前がどけって言ったんだろーーが！！！！！！！
本当に非礼な奴なのだ。
それでも俺達は、今回の大失敗と、ボスの過去最大級怒り爆発の衝撃で、彼が少しでも心を入れ替えて、素直に俺達の指示したことをやってくれるのではないかというわずかな期待を抱いていた。
その直後に、彼にはプレゼンの場があった。その準備を、俺が見ることになった。
「ここの部分にデータをつけないと分かってもらえないんじゃないか？」
「もう時間がありません。」
...時間の問題じゃねーだろ。そもそもチンタラ作ってたのは誰だ？
「いや、そんなデータ15分もありゃとれるじゃない。君の復習にもなるんだしさ、何もプレゼンの内容全文覚える必要なんてないんだし。チャッチャとデータとってから練習すればいいじゃない」
「はい、分かりました。」
...3分後、彼の姿はプレゼンの脚本とともに消えた。
もちろん、俺の提案したデータ取りなんぞではなく、脚本を覚えることを優先した結果だ。
ちなみに、そのプレゼンに「失敗例も加えた方が、君がいい経験をしたっことが皆分かってくれるよ」と言ったのは俺だし、そうして加えてきた失敗例の最後の「失敗をたった1日でリカバリーしました」という一文に対して、「チームのメンバー全員が手伝ってくれたおかげで」と加えたのも「チームの皆さん、ありがとうございました」と付け足したのも俺だ。なぜお礼を言われる側が加えにゃならんのだ。
我が家から徒歩数秒の風景
(PentaxK10D, PentaxDA15mmLimitedF4, ProgramMode, 1/200sec, F6.3, ISO100)
そんなわけで。
別に俺もボスも、国籍や民族だとかいう先入観で彼のことを捉えないよう心を砕いてきたつもりだ。それでも半年以上が過ぎて、俺達は彼という個人の人間の限界を悟ってしまったし、もうその人間性にはついていけないと感じてしまった。どんなに心を尽くして指示をしてもその通りに動いてくれないし、「そんなことは初めて知った」「忘れました」などと平気で嘘をつくのだ。
それでも、簡単にお国に強制送還というわけにはいかないし、勝手に遊ばせていては一体どんな適当なことをやらかすか分かったもんではない。
そこで、ボスが一計を案じた。さすがだ。悪魔のようなアイディアだ。
それは、仕事関係のやり取りを全てメールとすることだ。
これは実は既に他の課で行っていたことだ。つまり、彼らは現地法人に帰って仕事をしなければならない。遠く離れた場所で作業することを想定し、質問や手順の説明などもメールで行うトレーニング...という「建前」だ。
本当の狙いの一番は、証拠を残すことだ。「初めて知った」「忘れた」などとは言わせない。そして同じ質問を繰り返させない。通訳も挟んで言語の問題も排除する。上が「教え方が悪いんじゃ...」「言語の問題じゃ...」などと甘ったれたことを言ったら、過去のやりとりを叩き付けてやるのだ。そして何より、嘘八百を並べ立て、自分勝手なことを言うあいつと直接話さなくていいという、我々の精神安定剤的意味合いも強い。
しかし、そうなってからも、がっかりすることばかりだ。この間まで任せていた仕事の根本部分を全く理解していなかったことも露呈したし、いくら文面で業務を命令しても、全くやる気がないことも分かった。
一体、なぜこんな協調性もクリエイティビティも能力もない、自己中な奴が採用されてしまったのだろう。一体、彼のどこに投資しようというのだろうか。
子供は...日に日に大きくなっていくのがいい。
ミルク飲み途中で寝てしまった
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimitedF1.9, ProgramMode, 1/30sec, F2.8, ISO100)
...一方、全然成長しない奴もいる。
あ、先に言っておくがあの汚物のことではない。もはやあれは人間とは認めてないので。
もう、少し前のことなのだが。
彼が失敗をした。勝手に思い込んで「やってはいけない」と言われた禁じ手で作業を進めた結果だった。それを、チーム全員でリカバーすることになった。
もう他のメンバーの仕事は前日で終了していた。終了させるため、前々日から前日まで、多くのメンバーは徹夜で作業をした。その次の日にそんな事態が発生した。テンションが下がってしまいそうな場面である。
しかもその翌日は、チームメンバーの一人でもある派遣さんが契約終了となるため、送別会の飲み会の予定になっていたのだ。
だからこそ、「とっとと終わらせて、みんなで飲み会に行こう！」そう言うボスのセリフで全員が「やろう！」という気になった。
だがその中でただ一人、そうではない奴がいたのだ。そう、その失敗をした張本人だ。
「私は飲み会には行きません。」
既にこの時点で半ベソ状態である。
ボスが返す。
「バカを言うなよ。俺達みんなでやるんだ。明日の飲み会までに終わらせるんだって。」
「いえ、行きません。」
俺も横から水を向ける。
「こないだ行くって俺に返事したじゃないか。お酒がいやなの？別に飲まなくてもいいじゃない。○○さんのお別れ会だよ？Farewell Partyなんだよ。一緒に仕事したじゃないか。ありがとう、バイバイってしなきゃ。」
「行きません。」
まったく要領を得ない。ボスが聞く。
「じゃあなんでだ？」
「最近残業が続いていますから、体が悪いです。」
プツッ...
ああ、なんか血管の切れる音が聞こえたような気がするぞ。
「お前、何言ってんの？昨日俺達が徹夜してんの分かってんの？お前の失敗のために、お前より全然寝てないこの俺達が助けてやるって言ってんだぞ！その上で、飲み会もみんなで行こうって言ってんだぞ！」
ボスは沸騰寸前だ。しかし、奴はあろうことか、この最悪のタイミングで最悪の一言を口にするのだ。
「飲み会は、仕事ではありません。」
ブッツーーーーーン。
何言ってんだコイツ！今度切れたのは俺の血管だ。
だが...俺のすぐ横にいたボスが、...俺達も何度も怒った表情を見ているはずのボスの顔が、これまで見たことも無いような般若の表情にみるみる変化していくのが分かった。ああ、駄目だ、俺がここで怒ってはいけない（この間0.2sec）。
「お前っ、この口が言うのかっ！？」
奴の口をアヒルの口状にグイッと摘んで上下に振り回す。あああ....そういうのやるとまた上がグダグダうるさいこと言い始めるよ...。
「お前みたいな勝手な、自分のことしか考えない奴なんてな、ぜってー二度と助けねぇ。」
そして最後通牒のようにこう吐き捨てて、部屋を出て行った。
「お前は心が腐ってる。分かるか。腐ってるんだよ！」
言葉の意味が分かったのか、単にものすごい剣幕にビビっただけなのか知らないが、奴は頭を抱えてその場にうずくまってしまった。
...ってオイ、作業の手が止まってるぞ。
Ready to Fly
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/400sec, F3.2, ISO100)
そう。こいつはボスに怒られると平気で会社で泣くのだ。いや、一度なんて同僚の女の子と口喧嘩して敗北して泣きべそかきながら戻ってきたことさえあるのだ。社会人が会社で泣いたら話にならない。何の建設的な話もできなくなるではないか。
彼のことを知らない人はボスに怒られて泣くこいつの話を聞いて、「まあ、遠く離れたここに来て、新人で一人で頑張ってるんだから」と擁護的なことを言う。だが、俺達はもうその段階をとうに過ぎた。ボスはなにも、彼の出来が悪いところをキレているわけではない。人として非礼・失礼なことをした時にだけ本気で怒っているのだ。そこのところを分かってない人が多いのだ。
たとえば、その2日前には、俺は昼休みを削って測定を続けていた。奴はいつものペースで机で突っ伏して昼寝をしていた。そして昼休みが明けていつものペースでトイレにゆっくり顔を洗いに行き、いつも通りろくに拭きもせず戻ってきて、そして俺に言った。
「あの、私の仕事が終わりません。」
「はぁっ？」
「この1種類の確認が終わってません。15分あれば終わります。」
「なに、つまり、この測定器からどけってこと？」
「はい。」
...マジかよ、こいつ。
それでも、うまくお願いする表現を知らないだけなのだと自分を諭し、怒りを堪え、
「分かったよ。今のこの一回りが済んだら、次のサイクルに行かないで空けるから。ちょっと待ってな。」
「はい、分かりました。」
煮え切れない想いを抱えつつ、その測定を終わらせ、不本意ながら測定器を空けて、奴を呼びに行く。
「あ、他の測定をやっていますから、どうぞ先にやっていて下さい」
...。
...。
お前がどけって言ったんだろーーが！！！！！！！
本当に非礼な奴なのだ。
それでも俺達は、今回の大失敗と、ボスの過去最大級怒り爆発の衝撃で、彼が少しでも心を入れ替えて、素直に俺達の指示したことをやってくれるのではないかというわずかな期待を抱いていた。
その直後に、彼にはプレゼンの場があった。その準備を、俺が見ることになった。
「ここの部分にデータをつけないと分かってもらえないんじゃないか？」
「もう時間がありません。」
...時間の問題じゃねーだろ。そもそもチンタラ作ってたのは誰だ？
「いや、そんなデータ15分もありゃとれるじゃない。君の復習にもなるんだしさ、何もプレゼンの内容全文覚える必要なんてないんだし。チャッチャとデータとってから練習すればいいじゃない」
「はい、分かりました。」
...3分後、彼の姿はプレゼンの脚本とともに消えた。
もちろん、俺の提案したデータ取りなんぞではなく、脚本を覚えることを優先した結果だ。
ちなみに、そのプレゼンに「失敗例も加えた方が、君がいい経験をしたっことが皆分かってくれるよ」と言ったのは俺だし、そうして加えてきた失敗例の最後の「失敗をたった1日でリカバリーしました」という一文に対して、「チームのメンバー全員が手伝ってくれたおかげで」と加えたのも「チームの皆さん、ありがとうございました」と付け足したのも俺だ。なぜお礼を言われる側が加えにゃならんのだ。
我が家から徒歩数秒の風景
(PentaxK10D, PentaxDA15mmLimitedF4, ProgramMode, 1/200sec, F6.3, ISO100)
そんなわけで。
別に俺もボスも、国籍や民族だとかいう先入観で彼のことを捉えないよう心を砕いてきたつもりだ。それでも半年以上が過ぎて、俺達は彼という個人の人間の限界を悟ってしまったし、もうその人間性にはついていけないと感じてしまった。どんなに心を尽くして指示をしてもその通りに動いてくれないし、「そんなことは初めて知った」「忘れました」などと平気で嘘をつくのだ。
それでも、簡単にお国に強制送還というわけにはいかないし、勝手に遊ばせていては一体どんな適当なことをやらかすか分かったもんではない。
そこで、ボスが一計を案じた。さすがだ。悪魔のようなアイディアだ。
それは、仕事関係のやり取りを全てメールとすることだ。
これは実は既に他の課で行っていたことだ。つまり、彼らは現地法人に帰って仕事をしなければならない。遠く離れた場所で作業することを想定し、質問や手順の説明などもメールで行うトレーニング...という「建前」だ。
本当の狙いの一番は、証拠を残すことだ。「初めて知った」「忘れた」などとは言わせない。そして同じ質問を繰り返させない。通訳も挟んで言語の問題も排除する。上が「教え方が悪いんじゃ...」「言語の問題じゃ...」などと甘ったれたことを言ったら、過去のやりとりを叩き付けてやるのだ。そして何より、嘘八百を並べ立て、自分勝手なことを言うあいつと直接話さなくていいという、我々の精神安定剤的意味合いも強い。
しかし、そうなってからも、がっかりすることばかりだ。この間まで任せていた仕事の根本部分を全く理解していなかったことも露呈したし、いくら文面で業務を命令しても、全くやる気がないことも分かった。
一体、なぜこんな協調性もクリエイティビティも能力もない、自己中な奴が採用されてしまったのだろう。一体、彼のどこに投資しようというのだろうか。
nobilesの投稿(23:34:00-2009-04-18) -
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