NOBILES Days
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今日のリハビリでいよいよ右膝の屈曲角度が90度の大台に達した。11/5の曲げ始めから1ヶ月と10日での達成だ。
最近は車の運転も苦ではないし、ゆっくり気をつけて歩けば松葉杖なしでもあまりビッコをひかずに歩ける。
ただ、術後12週間で、くっついた靭帯の組織が入れ替わり始めて弱くなるのだという。もう一度断裂などとても考えられない。
無理はしてはいけないが、まあ、出来る範囲でリハビリを頑張る所存だ。
明治神宮の灯籠
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/1000sec, F2.5, ISO100)
さて...実は我が家は全国テレビデビューを飾ることとなった。某国営教育放送の育児番組に出演することになったのだ。実は、その収録にスタジオまで行ってきた。
もともとは、その番組のアンケートに嫁さんがハガキで応えたのがきっかけで、スタッフから出演依頼が来たのだという。
俺も家にいればその番組を見ることは多い。体育会系タレントの照英と、元うたのおねえさんであるつのだりょうこの二人が司会を務め、その周りに乳幼児を子どもに持つ家族が4組ほど座り、毎回子育てに関するテーマに沿ったVTRを見ていく番組だ。
出演者は大抵、子どもとその両親という3人で出ていて、片親だけというのは少なかった。
翻って俺はと言えば、足はまだ完全に治ってないし、長期に亘る労災病欠中だというのに、のほほんとテレビに出るのか？という人道的な問題もあったが、こんな機会は滅多にないし、男の育休まで取った俺が育児番組に出ないなど、主義に反するだろうと思った。
...そんなわけで、松葉杖を片方持ち、嫁さんとともにベビーカーを押して渋谷のスタジオまで出向いたのだった。
スタジオ
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4, ApertureValueMode, 1/125sec, F8.0, ISO100)
正面玄関集合とのことだったので赴いてみるが、何か、美術館の入り口のような殺風景なところで、しかも入り口でわざわざ用件を聞かれるような感じで少しものものしさも感じた。
が、そこに番組のロゴの入ったエプロンをつけた、場に不釣り合いなスタッフが迎えにきてくれて、スタジオ近くの控え室まで連れて行ってくれた。
スタジオの周囲には、いかにも業界人といった感じの華やかな雰囲気の人たちが往来し、打ち合わせなどをやっていてとても活気があるように感じられた。
控え室は、よく想像するような鏡があったりする楽屋のようなところではなく、普通の会議室のような個室だった。そこに、4家族が入って、スタッフから番組の説明を受けた。
出演者は4組で、うち3組が子どもと両親、一組だけ父親が来れなくて母親と子ども二人だけという形態だった。どの子もだいたい1歳前後で、男の子が二人と、ウチの娘含めて女の子二人だった。
もう一人の女の子はまだ1歳にも満たない上に、平均より小さいウチの娘よりも小さいくらいの身体でテクテクと普通に歩いていた。これにはスタッフも驚いていた。男の子の方は二人ともほとんどうちの娘と同じくらいの月齢だったが、一人はまだ歩かないもののうちの子よりも全然大きく、もう一人はガンガン歩く上に、結構口も達者だった。加えて、二人ともなかなか金持ちの家なのか、奥さんの服装などがセレブ風なのが面白かった。事実、二組は車でスタジオまで来ていたようだ。
さて、正午を回る頃からスタジオに入って収録だ。この時に限って、娘が嫁さんのクシを握って話さない。スタッフが「触って落ち着くお気に入りのモノなら持って行って良いですよ」と言うのでそのまま連れて行くが...、かなり汚れているので気になってしまう。
スタジオに入り、ここで初めて司会の照英とつのだりょうこの司会陣と顔を合わせた。二人ともさすが芸能人である。顔は小さいし、スラリとしている。照英は筋肉タレントとして有名だが、たしかに筋肉はあるが、やっぱり横というよりもスラリと縦に長い印象だった。
一方スタジオだが、だいたい20m四方くらいの空間で、個人的な想像くらいの大きさだった。それでも、思ったよりも整理されていてごちゃごちゃという感じはなかった。テレビカメラは3〜4台程度がほぼ横一線に並んでいた。
番組は、ほとんど一発撮りで生放送に近いということだった（司会の二人は予め簡単なリハーサルを行っていたようだが）。緊張を感じる間もなく本番の撮影に入る。
番組構成は2パートに分かれていて、前半はソファに腰掛けてメインテーマのビデオを一緒に見て感想などを述べたりして、後半はちゃぶ台の周りに座って子ども向けのデザートを食べるような趣向になっていた。
前半の席はなんと俺が照英のすぐ横に座ることになった。そこで娘は俺が抱いて少しでも照英の横で画面に映るよう作戦を張ることにした。他の子が歩いたりしてスタジオを遊び回っているのに対し、慎重なうちの娘は俺の膝の上でじっとしていたのも幸いだった。
どう映っているかは、目の前にあるモニターで確認できた。照英が映っているシーンではうまいこと娘がチラチラと映る！微妙にカメラワークが変わっても必死に照英側に娘を押し出して映るようにする。そんなことをしていると、テーマのビデオには全然集中して見ることができなかった (^_^;。そんな時に限って照英から「今のどうでしたか、お父さん」などと振られてしまい、生返事のような受け答えになってしまったではないか。
さて、つなぎのVTRが流れている間に今度は後半パートのちゃぶ台コーナーへ移動する。移動と言っても同じスタジオのすぐ横のスペースなのだが。
ここである重大な事実に気づく。ちゃぶ台を囲んで座るのに、俺、正座できないじゃないか！
仕方なく、他の大人全員が正座をしている中、俺一人足を崩した姿勢でテレビカメラの前に登場することになってしまった。
後半の子ども向けデザートコーナーでも、娘の素晴らしい食いっぷりに、結構カメラが写してくれていたのを横目でしっかり確認していた (^_^;。
そんなこんなで、29分の番組に対し、エンディングのわずかな部分の撮りなおしはあったが、40分程度で終了した。
最後に司会者や解説者らも交えて全体写真撮影を行った。これはこちらが持って行ったカメラで行うのだが、わざわざ一眼レフを携えてきた酔狂者は俺だけで、ビビられてしまった。
控え室に戻り、軽食などを食べてあっさり解散となった。別にギャラだの交通費などが出るわけではない（子ども向けタオルをもらった）。でもまあ、いつも見ている番組に子どもと一緒に出られたのは嬉しいし、テレビ制作の現場に入れたことも興味深い経験だった。
せっかく原宿まで来たので、最近恒例の初詣にも行けていない明治神宮に参り、帰ってから、祝杯？でもないが、先日言った美味い洋食屋にディナーに行った。
放送は年明けである。興味があればご覧になっていただければ幸いである。
最近は車の運転も苦ではないし、ゆっくり気をつけて歩けば松葉杖なしでもあまりビッコをひかずに歩ける。
ただ、術後12週間で、くっついた靭帯の組織が入れ替わり始めて弱くなるのだという。もう一度断裂などとても考えられない。
無理はしてはいけないが、まあ、出来る範囲でリハビリを頑張る所存だ。
明治神宮の灯籠
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/1000sec, F2.5, ISO100)
さて...実は我が家は全国テレビデビューを飾ることとなった。某国営教育放送の育児番組に出演することになったのだ。実は、その収録にスタジオまで行ってきた。
もともとは、その番組のアンケートに嫁さんがハガキで応えたのがきっかけで、スタッフから出演依頼が来たのだという。
俺も家にいればその番組を見ることは多い。体育会系タレントの照英と、元うたのおねえさんであるつのだりょうこの二人が司会を務め、その周りに乳幼児を子どもに持つ家族が4組ほど座り、毎回子育てに関するテーマに沿ったVTRを見ていく番組だ。
出演者は大抵、子どもとその両親という3人で出ていて、片親だけというのは少なかった。
翻って俺はと言えば、足はまだ完全に治ってないし、長期に亘る労災病欠中だというのに、のほほんとテレビに出るのか？という人道的な問題もあったが、こんな機会は滅多にないし、男の育休まで取った俺が育児番組に出ないなど、主義に反するだろうと思った。
...そんなわけで、松葉杖を片方持ち、嫁さんとともにベビーカーを押して渋谷のスタジオまで出向いたのだった。
スタジオ
(PentaxK-7, PentaxDA15mmLimitedF4, ApertureValueMode, 1/125sec, F8.0, ISO100)
正面玄関集合とのことだったので赴いてみるが、何か、美術館の入り口のような殺風景なところで、しかも入り口でわざわざ用件を聞かれるような感じで少しものものしさも感じた。
が、そこに番組のロゴの入ったエプロンをつけた、場に不釣り合いなスタッフが迎えにきてくれて、スタジオ近くの控え室まで連れて行ってくれた。
スタジオの周囲には、いかにも業界人といった感じの華やかな雰囲気の人たちが往来し、打ち合わせなどをやっていてとても活気があるように感じられた。
控え室は、よく想像するような鏡があったりする楽屋のようなところではなく、普通の会議室のような個室だった。そこに、4家族が入って、スタッフから番組の説明を受けた。
出演者は4組で、うち3組が子どもと両親、一組だけ父親が来れなくて母親と子ども二人だけという形態だった。どの子もだいたい1歳前後で、男の子が二人と、ウチの娘含めて女の子二人だった。
もう一人の女の子はまだ1歳にも満たない上に、平均より小さいウチの娘よりも小さいくらいの身体でテクテクと普通に歩いていた。これにはスタッフも驚いていた。男の子の方は二人ともほとんどうちの娘と同じくらいの月齢だったが、一人はまだ歩かないもののうちの子よりも全然大きく、もう一人はガンガン歩く上に、結構口も達者だった。加えて、二人ともなかなか金持ちの家なのか、奥さんの服装などがセレブ風なのが面白かった。事実、二組は車でスタジオまで来ていたようだ。
さて、正午を回る頃からスタジオに入って収録だ。この時に限って、娘が嫁さんのクシを握って話さない。スタッフが「触って落ち着くお気に入りのモノなら持って行って良いですよ」と言うのでそのまま連れて行くが...、かなり汚れているので気になってしまう。
スタジオに入り、ここで初めて司会の照英とつのだりょうこの司会陣と顔を合わせた。二人ともさすが芸能人である。顔は小さいし、スラリとしている。照英は筋肉タレントとして有名だが、たしかに筋肉はあるが、やっぱり横というよりもスラリと縦に長い印象だった。
一方スタジオだが、だいたい20m四方くらいの空間で、個人的な想像くらいの大きさだった。それでも、思ったよりも整理されていてごちゃごちゃという感じはなかった。テレビカメラは3〜4台程度がほぼ横一線に並んでいた。
番組は、ほとんど一発撮りで生放送に近いということだった（司会の二人は予め簡単なリハーサルを行っていたようだが）。緊張を感じる間もなく本番の撮影に入る。
番組構成は2パートに分かれていて、前半はソファに腰掛けてメインテーマのビデオを一緒に見て感想などを述べたりして、後半はちゃぶ台の周りに座って子ども向けのデザートを食べるような趣向になっていた。
前半の席はなんと俺が照英のすぐ横に座ることになった。そこで娘は俺が抱いて少しでも照英の横で画面に映るよう作戦を張ることにした。他の子が歩いたりしてスタジオを遊び回っているのに対し、慎重なうちの娘は俺の膝の上でじっとしていたのも幸いだった。
どう映っているかは、目の前にあるモニターで確認できた。照英が映っているシーンではうまいこと娘がチラチラと映る！微妙にカメラワークが変わっても必死に照英側に娘を押し出して映るようにする。そんなことをしていると、テーマのビデオには全然集中して見ることができなかった (^_^;。そんな時に限って照英から「今のどうでしたか、お父さん」などと振られてしまい、生返事のような受け答えになってしまったではないか。
さて、つなぎのVTRが流れている間に今度は後半パートのちゃぶ台コーナーへ移動する。移動と言っても同じスタジオのすぐ横のスペースなのだが。
ここである重大な事実に気づく。ちゃぶ台を囲んで座るのに、俺、正座できないじゃないか！
仕方なく、他の大人全員が正座をしている中、俺一人足を崩した姿勢でテレビカメラの前に登場することになってしまった。
後半の子ども向けデザートコーナーでも、娘の素晴らしい食いっぷりに、結構カメラが写してくれていたのを横目でしっかり確認していた (^_^;。
そんなこんなで、29分の番組に対し、エンディングのわずかな部分の撮りなおしはあったが、40分程度で終了した。
最後に司会者や解説者らも交えて全体写真撮影を行った。これはこちらが持って行ったカメラで行うのだが、わざわざ一眼レフを携えてきた酔狂者は俺だけで、ビビられてしまった。
控え室に戻り、軽食などを食べてあっさり解散となった。別にギャラだの交通費などが出るわけではない（子ども向けタオルをもらった）。でもまあ、いつも見ている番組に子どもと一緒に出られたのは嬉しいし、テレビ制作の現場に入れたことも興味深い経験だった。
せっかく原宿まで来たので、最近恒例の初詣にも行けていない明治神宮に参り、帰ってから、祝杯？でもないが、先日言った美味い洋食屋にディナーに行った。
放送は年明けである。興味があればご覧になっていただければ幸いである。
nobilesの投稿(20:30:30-2009-12-15) -
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