NOBILES Days
Jump to navigationThe Indigo Heaven
先週の金曜で、ここ数ヶ月取り組んでいる仕事の一番大きなヤマを超えた。本来は部署自体がGW出勤した分の代替え休日がつながって19〜27日の大型連休のはずだったが、4日間「休日出勤」して仕上げた。
土用の丑の日は前日だったが、共闘した先輩と、打ち上げとして美味いウナギを食いに行った。格別だった。気分良く、残りの5連休に突入できたというものだ。
と言っても、9月くらいまではこの仕事も、変則カレンダーも続くんだけどね。
そういうわけで、5連休は体力回復の方に重点を置いたが、それでは子どもが可哀想なので、長女の大好きなブルーベリー狩りに出かけることにした。
Fresh Blueberries
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F4.0, ISO100)
まあ思い立ったのは、某クーポンサイトに割と近くのブルーベリー園のクーポンが出ていたからだ。1時間そこそこで行けそうなので、まだ生後2ヶ月の次女を連れてでも行けそうだと思った。
が、ちょっとそれは甘かった。
農園の駐車場までは、渋滞もなくあっさり着いた。いや、むしろ高速道路に車が少なすぎて間違えたんじゃないかと不安になるほどだった。
ところが、そこからブルーベリー農園までは徒歩10分ほど、山の中のけもの道のようなところを登っていかなければならなかった。次女を抱っこ紐で抱っこした嫁さんにとってはハードな運動になった。一方2歳の長女の方は、逆にそれが楽しいらしく、嬉々として自分で歩いて登り始めた。
やっと頂上に着いてクーポンを渡して持ち帰り用のタッパーを受け取る。
実はクーポンを使うと、入園料は1000円で変わらないのだが、持ち帰れる量が500gも増加するところがお得だった。
早速ブルーベリーの木から、藍色に染まった実を捥いで食べる。最初はそれを呆然と見ていた長女だが、一つを食べさせてみるとそれが大好きなブルーベリーだと認識したらしく、「ぶどう、美味しいね、ぶどう！」と自分で捥いで食べ始めた。ちなみに、ぶどうとブルーベリーは違うんだけど、もう完全に混合してるので直しようがない (′Д`;。
それにしても、そこら中に大好きなブルーベリーがぶら下がっていて、自分で捥いで食べれるなんてまさに天国だろう。イチゴのときは自分で捥ぐわけにはいかなかったからね。
当然と言えば当然だけど、実は濃い色に染まれば染まるほど、酸味が減って甘みが増し、美味しくなるようだった。
Pick and Eat!
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/640sec, F2.5, ISO100)
と、農園の隅のテントから声が聞こえる。ここは、ブルーベリージャム作りの体験コーナーとやらになっているのだが、そこにテレビの取材が来てその工程を撮影していた。最後に、作ったジャムを参加者に持ってもらい、真ん中に農場のオーナーが立ってシメの映像の撮影をしていた。その後ろで俺達が一心不乱に食ってるのが写っていたに違いない。
さて、捥ぎ立ての新鮮なブルーベリーを楽しんでいたが、だんだん過酷になってくる。ヤブ蚊はぶんぶん飛んでるし、荷物置き場なども特にないので、肩にかけたままのカバンが食い込んでくる。嫁さんは次女まで抱っこしている。ある程度食べたところで嫁さんと次女は受付横のベンチで休んでもらい、俺は持ち帰り用の収穫、長女は引き続き賞味 (^_^;することになった。
が、このタッパーがでかくてなかなか一杯にならない。だんだんヘタレてきたので、スッカスッカだったが、まあ多すぎて悪くするのも良くないと思って嫁さんの待つ受付まで引き上げて来た。
すると、受付にいたスタッフのおばちゃんが「あら、全然スカスカじゃないですか！せっかく来たのに」なんて言い出した。「上の方とか行きました？あっちにすごく甘くていい木があるんですよ」。うーん、行ってないね。じゃあ、長女と荷物を受付に置いて、もうちょっと取って来よう、ということになった。
そこへ、さっきまで取材に応じていたオーナーが通りかかった。おばちゃんは「あ、江沢さん、手空きました？ちょっとお手伝いして来ていいですか？」なんて言った。受付をオーナーに任せて、一緒に来て収穫してくれることになった。
おばちゃんに連れられて、斜面の上の方の木まで向かう。さすがスタッフだけあって慣れている。シロートだと、ブルーベリーの木の枝を払いのけたりしたら良くないんじゃないか、なんて思ってしまうが、全然お構いなしでバサバサ押しのけて進んでいく。「この辺なんかいいんじゃないかな」。おばちゃんがある木の前で立ち止まって、一粒食べた。「うん、これこれ」。俺も一粒捥いで食べてみる。...「ブルーベリー」だ！
生のブルーベリーって、ちょっと渋みの方が強くて、例えばヨーグルトなんかで味わう「ブルーベリー」の味とは違うと思っていたが、しっかり熟したブルーベリーは渋みが消えて「その味」がするものだと気づかされた。
この木を中心に、おばちゃんと二人で収穫する。黒々と熟した実を次々にタッパーに詰め込んでいく。長女がいるからと下の方の木でとっていたのに比べれば、全然実が多いので、それなりに詰まっていくが、やっぱりなかなかぎっちりは詰まらない。しかし、さすがおばちゃん、どんどん詰め込んでいき、500g用の入れ物1つ、100g用の入れ物2つをあっという間にいっぱいにすると、俺の持っていた500gの入れ物も「ほら、片方に寄せればまだまだこんなに入れられますよ」と来たもんだ。
ぎちぎちに詰めたら潰れてしまうのではないか？と不安になるが、イチゴと違ってブルーベリーは全然丈夫のようだ。っていうか、農園の人の方が「どんどん詰めろー！」でいいのか (^_^;？
「他の農園はきっちり重さではかるところもあるけど、ここの江沢さんはね、どうせ落ちて悪くなるならどんどん持ってちゃってって人だから。これ、500gの入れ物も、ぎっちり詰めれば600gくらいありますよ」。でも悪くなっちゃうんじゃ...。「冷凍すれば大丈夫ですよ。うちもたくさん冷凍してあるから、孫が来るとすぐ冷凍庫開けてそれ食べるんですよ」。なるほどね！
感心していると、おばちゃんがブルーベリーではなく、まだ熟しきっていないブルーベリーの小さな枝を持って来た。
「ほら、旅の思い出に。」
ぎっちり詰まったブルーベリーのタッパーの上にちょこんと置いてくれた。
ぎっちりの完熟ブルーベリーの上に、一枝の彩り
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/13sec, F5.0, ISO800)
なんだかんだ農園には2時間ほどいた。というのは、例のけもの道を下りて駐車場に戻ってからも、蚊に刺されたところのケア、オシメ、授乳と大わらわだったからだ。
なかなかタフではあったが、収穫は多かった。
農園を離れると、後席で長女が大爆睡を始めた。あれだけのけもの道を歩いて登り降りしたのだから、よっぽど疲れたのだろう。だいぶ長いこと農園にいたので、昼食の店に着く頃には午後2時になってしまった。
せっかく海が近いところなので、「海鮮がうまいところ」で探した店に行った。
見かけはちょっと寂れてる？と思ったが、いざ頼んでみると、魚の鮮度は抜群だった。入り口に「近場の漁港から直送！」と書いているだけのことはあった。俺は穴子天丼を頼んだのだが、かなり大振りで腹にもたれそうだと思ったが、食べてみるとすごく軽くて柔らかい。クーポンでサービスとなった刺身3点盛りも美味かったし、お子様ランチを頼んだ娘も、魚のソテーから海老フライまでしっかり完食した。
穴子天丼
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/13sec, F5.0, ISO800)
実はこれらの場所は、アクアラインの「海ほたる」から車で30分程度の距離のところにある。それでいて、都会とは全く違う風景と体験ができる。まだまだこの辺りは開拓のし甲斐がありそうだ。
土用の丑の日は前日だったが、共闘した先輩と、打ち上げとして美味いウナギを食いに行った。格別だった。気分良く、残りの5連休に突入できたというものだ。
と言っても、9月くらいまではこの仕事も、変則カレンダーも続くんだけどね。
そういうわけで、5連休は体力回復の方に重点を置いたが、それでは子どもが可哀想なので、長女の大好きなブルーベリー狩りに出かけることにした。
Fresh Blueberries
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F4.0, ISO100)
まあ思い立ったのは、某クーポンサイトに割と近くのブルーベリー園のクーポンが出ていたからだ。1時間そこそこで行けそうなので、まだ生後2ヶ月の次女を連れてでも行けそうだと思った。
が、ちょっとそれは甘かった。
農園の駐車場までは、渋滞もなくあっさり着いた。いや、むしろ高速道路に車が少なすぎて間違えたんじゃないかと不安になるほどだった。
ところが、そこからブルーベリー農園までは徒歩10分ほど、山の中のけもの道のようなところを登っていかなければならなかった。次女を抱っこ紐で抱っこした嫁さんにとってはハードな運動になった。一方2歳の長女の方は、逆にそれが楽しいらしく、嬉々として自分で歩いて登り始めた。
やっと頂上に着いてクーポンを渡して持ち帰り用のタッパーを受け取る。
実はクーポンを使うと、入園料は1000円で変わらないのだが、持ち帰れる量が500gも増加するところがお得だった。
早速ブルーベリーの木から、藍色に染まった実を捥いで食べる。最初はそれを呆然と見ていた長女だが、一つを食べさせてみるとそれが大好きなブルーベリーだと認識したらしく、「ぶどう、美味しいね、ぶどう！」と自分で捥いで食べ始めた。ちなみに、ぶどうとブルーベリーは違うんだけど、もう完全に混合してるので直しようがない (′Д`;。
それにしても、そこら中に大好きなブルーベリーがぶら下がっていて、自分で捥いで食べれるなんてまさに天国だろう。イチゴのときは自分で捥ぐわけにはいかなかったからね。
当然と言えば当然だけど、実は濃い色に染まれば染まるほど、酸味が減って甘みが増し、美味しくなるようだった。
Pick and Eat!
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/640sec, F2.5, ISO100)
と、農園の隅のテントから声が聞こえる。ここは、ブルーベリージャム作りの体験コーナーとやらになっているのだが、そこにテレビの取材が来てその工程を撮影していた。最後に、作ったジャムを参加者に持ってもらい、真ん中に農場のオーナーが立ってシメの映像の撮影をしていた。その後ろで俺達が一心不乱に食ってるのが写っていたに違いない。
さて、捥ぎ立ての新鮮なブルーベリーを楽しんでいたが、だんだん過酷になってくる。ヤブ蚊はぶんぶん飛んでるし、荷物置き場なども特にないので、肩にかけたままのカバンが食い込んでくる。嫁さんは次女まで抱っこしている。ある程度食べたところで嫁さんと次女は受付横のベンチで休んでもらい、俺は持ち帰り用の収穫、長女は引き続き賞味 (^_^;することになった。
が、このタッパーがでかくてなかなか一杯にならない。だんだんヘタレてきたので、スッカスッカだったが、まあ多すぎて悪くするのも良くないと思って嫁さんの待つ受付まで引き上げて来た。
すると、受付にいたスタッフのおばちゃんが「あら、全然スカスカじゃないですか！せっかく来たのに」なんて言い出した。「上の方とか行きました？あっちにすごく甘くていい木があるんですよ」。うーん、行ってないね。じゃあ、長女と荷物を受付に置いて、もうちょっと取って来よう、ということになった。
そこへ、さっきまで取材に応じていたオーナーが通りかかった。おばちゃんは「あ、江沢さん、手空きました？ちょっとお手伝いして来ていいですか？」なんて言った。受付をオーナーに任せて、一緒に来て収穫してくれることになった。
おばちゃんに連れられて、斜面の上の方の木まで向かう。さすがスタッフだけあって慣れている。シロートだと、ブルーベリーの木の枝を払いのけたりしたら良くないんじゃないか、なんて思ってしまうが、全然お構いなしでバサバサ押しのけて進んでいく。「この辺なんかいいんじゃないかな」。おばちゃんがある木の前で立ち止まって、一粒食べた。「うん、これこれ」。俺も一粒捥いで食べてみる。...「ブルーベリー」だ！
生のブルーベリーって、ちょっと渋みの方が強くて、例えばヨーグルトなんかで味わう「ブルーベリー」の味とは違うと思っていたが、しっかり熟したブルーベリーは渋みが消えて「その味」がするものだと気づかされた。
この木を中心に、おばちゃんと二人で収穫する。黒々と熟した実を次々にタッパーに詰め込んでいく。長女がいるからと下の方の木でとっていたのに比べれば、全然実が多いので、それなりに詰まっていくが、やっぱりなかなかぎっちりは詰まらない。しかし、さすがおばちゃん、どんどん詰め込んでいき、500g用の入れ物1つ、100g用の入れ物2つをあっという間にいっぱいにすると、俺の持っていた500gの入れ物も「ほら、片方に寄せればまだまだこんなに入れられますよ」と来たもんだ。
ぎちぎちに詰めたら潰れてしまうのではないか？と不安になるが、イチゴと違ってブルーベリーは全然丈夫のようだ。っていうか、農園の人の方が「どんどん詰めろー！」でいいのか (^_^;？
「他の農園はきっちり重さではかるところもあるけど、ここの江沢さんはね、どうせ落ちて悪くなるならどんどん持ってちゃってって人だから。これ、500gの入れ物も、ぎっちり詰めれば600gくらいありますよ」。でも悪くなっちゃうんじゃ...。「冷凍すれば大丈夫ですよ。うちもたくさん冷凍してあるから、孫が来るとすぐ冷凍庫開けてそれ食べるんですよ」。なるほどね！
感心していると、おばちゃんがブルーベリーではなく、まだ熟しきっていないブルーベリーの小さな枝を持って来た。
「ほら、旅の思い出に。」
ぎっちり詰まったブルーベリーのタッパーの上にちょこんと置いてくれた。
ぎっちりの完熟ブルーベリーの上に、一枝の彩り
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/13sec, F5.0, ISO800)
なんだかんだ農園には2時間ほどいた。というのは、例のけもの道を下りて駐車場に戻ってからも、蚊に刺されたところのケア、オシメ、授乳と大わらわだったからだ。
なかなかタフではあったが、収穫は多かった。
農園を離れると、後席で長女が大爆睡を始めた。あれだけのけもの道を歩いて登り降りしたのだから、よっぽど疲れたのだろう。だいぶ長いこと農園にいたので、昼食の店に着く頃には午後2時になってしまった。
せっかく海が近いところなので、「海鮮がうまいところ」で探した店に行った。
見かけはちょっと寂れてる？と思ったが、いざ頼んでみると、魚の鮮度は抜群だった。入り口に「近場の漁港から直送！」と書いているだけのことはあった。俺は穴子天丼を頼んだのだが、かなり大振りで腹にもたれそうだと思ったが、食べてみるとすごく軽くて柔らかい。クーポンでサービスとなった刺身3点盛りも美味かったし、お子様ランチを頼んだ娘も、魚のソテーから海老フライまでしっかり完食した。
穴子天丼
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/13sec, F5.0, ISO800)
実はこれらの場所は、アクアラインの「海ほたる」から車で30分程度の距離のところにある。それでいて、都会とは全く違う風景と体験ができる。まだまだこの辺りは開拓のし甲斐がありそうだ。
nobilesの投稿(23:47:18-2011-07-27) -
カテゴリ: Travel
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