NOBILES Days
Jump to navigationHaul the victory after 12 years
前のエントリーで、仕事中の飴、チョコ、グミの類いを断ったと書いた。だが、そもそも平日はほぼ毎日22時以降の晩飯という時点で、そう劇的には痩せられないよなぁ。
かといって、引っ越しはあり得ないし、今の仕事は不満を言えばキリはないけど業務内容にはとても満足している。朝型にシフトすればいいんだろうけど、バンド練やらF-1中継観戦などで必ず夜へ引っ張られる。
まあ、できることからやろう。
Takuma Sato won!
アメリカのオープンホイールフォーミュラレースの最高峰インディで、佐藤琢磨が待望の優勝を飾った。上位グリッドからスタートし、着実に順位を上げると、中盤からは盤石の走りで逃げ切った。日本人として初の快挙だ。
言うまでもなく、彼は2002〜2008年シーズンを戦った元F-1ドライバーである。中でも、2004年のB-A-Rホンダ在籍時には、日本人初のフロントロー獲得や、表彰台など、日本人ドライバーの歴史を塗り替える活躍をした。
だが、残念ながら彼を突き動かす情熱は、F-1においては時に「冷静さを欠く」という評価となり、実際コンスタントな結果を残せないでいた。当時のチームメートで、後にチャンピオンとなるジェンソン・バトンには、あらゆる面で大きく差をつけられてしまった。
その後、純和製プライベーター、スーパーアグリのエースとして2年と少しを走ったが、チームは脆くも解散し、琢磨もシートを失った。
1年間の浪人生活の後、インディカーにチャレンジしたのは2010年だ。
最初の2年は、かつてのインディチャンプ、ジミー・バッサーの立ち上げたチームで走った。たまに光るところを見せても、若いチームがミスしてしまう場面も多々見られた。優勝、表彰台どころか、中位争いの日々が続いた。
3年目、今度は、インディで複数のチャンプに輝いたボビー・レイホールのチームに移籍する。より安定したチーム体制のレイホールに移ったことで成績は向上した。2度の表彰台も獲得した。
ハイライトは、最も格式の高い、伝統のインディ500である。最終ラップまでトップ争いを繰り広げた琢磨は最終ラップ、果敢にもトップのダリオ・フランキッティのインに飛び込んだ。しかし、ドアを開けてもらえずクラッシュし、優勝は泡と消えた。
またしてもその情熱は「冷静さを欠く」と評する向きもあったが、そこはアメリカンドリームの国である。琢磨は「果敢なファイター」という評価を不動のものとする。
そして今シーズンは、インディの伝説的チャンピオンであるAJフォイトのチームに移籍した。開幕から安定して上位を走っていた。優勝はもはや時間の問題とも思えた。
とは言え、そこはモーターレーシングだ。あれだけ才能に恵まれた小林可夢偉が、速さのあるマシンを持ちながら表彰台を獲得するのにあれだけ時間を要し、結局シートまで失ったことを考えれば、インディとて、優勝という結果を手繰り寄せるには単なる実力以上のものが必要だったはずだ（フォイトより充実したチーム力のチームは数多い）。
今、それを掴みとった琢磨に大いなる祝福の拍手を。
扉に貼った写真の、日の丸を背に掲げる琢磨の姿には、正直、ジーンと来るものがあった。
彼にとっては2001年F-3マカオGP以来の優勝である。これ自体も日本人初の快挙だった。この時、彼の表彰台でのガッツポーズをとらえた写真が表紙となったモータースポーツ雑誌は、ウチの本棚の正面の飾り棚に置いてある。あまりに長く置いていたために、西日を浴びて真っ青に色あせてしまった。
じゃあ、今週のオースポを買って、入れ替えてやるか。
Takuma's previous victory
かといって、引っ越しはあり得ないし、今の仕事は不満を言えばキリはないけど業務内容にはとても満足している。朝型にシフトすればいいんだろうけど、バンド練やらF-1中継観戦などで必ず夜へ引っ張られる。
まあ、できることからやろう。
Takuma Sato won!
アメリカのオープンホイールフォーミュラレースの最高峰インディで、佐藤琢磨が待望の優勝を飾った。上位グリッドからスタートし、着実に順位を上げると、中盤からは盤石の走りで逃げ切った。日本人として初の快挙だ。
言うまでもなく、彼は2002〜2008年シーズンを戦った元F-1ドライバーである。中でも、2004年のB-A-Rホンダ在籍時には、日本人初のフロントロー獲得や、表彰台など、日本人ドライバーの歴史を塗り替える活躍をした。
だが、残念ながら彼を突き動かす情熱は、F-1においては時に「冷静さを欠く」という評価となり、実際コンスタントな結果を残せないでいた。当時のチームメートで、後にチャンピオンとなるジェンソン・バトンには、あらゆる面で大きく差をつけられてしまった。
その後、純和製プライベーター、スーパーアグリのエースとして2年と少しを走ったが、チームは脆くも解散し、琢磨もシートを失った。
1年間の浪人生活の後、インディカーにチャレンジしたのは2010年だ。
最初の2年は、かつてのインディチャンプ、ジミー・バッサーの立ち上げたチームで走った。たまに光るところを見せても、若いチームがミスしてしまう場面も多々見られた。優勝、表彰台どころか、中位争いの日々が続いた。
3年目、今度は、インディで複数のチャンプに輝いたボビー・レイホールのチームに移籍する。より安定したチーム体制のレイホールに移ったことで成績は向上した。2度の表彰台も獲得した。
ハイライトは、最も格式の高い、伝統のインディ500である。最終ラップまでトップ争いを繰り広げた琢磨は最終ラップ、果敢にもトップのダリオ・フランキッティのインに飛び込んだ。しかし、ドアを開けてもらえずクラッシュし、優勝は泡と消えた。
またしてもその情熱は「冷静さを欠く」と評する向きもあったが、そこはアメリカンドリームの国である。琢磨は「果敢なファイター」という評価を不動のものとする。
そして今シーズンは、インディの伝説的チャンピオンであるAJフォイトのチームに移籍した。開幕から安定して上位を走っていた。優勝はもはや時間の問題とも思えた。
とは言え、そこはモーターレーシングだ。あれだけ才能に恵まれた小林可夢偉が、速さのあるマシンを持ちながら表彰台を獲得するのにあれだけ時間を要し、結局シートまで失ったことを考えれば、インディとて、優勝という結果を手繰り寄せるには単なる実力以上のものが必要だったはずだ（フォイトより充実したチーム力のチームは数多い）。
今、それを掴みとった琢磨に大いなる祝福の拍手を。
扉に貼った写真の、日の丸を背に掲げる琢磨の姿には、正直、ジーンと来るものがあった。
彼にとっては2001年F-3マカオGP以来の優勝である。これ自体も日本人初の快挙だった。この時、彼の表彰台でのガッツポーズをとらえた写真が表紙となったモータースポーツ雑誌は、ウチの本棚の正面の飾り棚に置いてある。あまりに長く置いていたために、西日を浴びて真っ青に色あせてしまった。
じゃあ、今週のオースポを買って、入れ替えてやるか。
Takuma's previous victory
nobilesの投稿(00:49:39-2013-04-24) -
カテゴリ: Formula-One
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