NOBILES Days
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某SNSで書いたが、先週の夏休みの間の運動量はかなり落ち込んでいた。仕事再開ということで、またがっつりチャリ通＆6階までの階段駆け上がりを励行していきたい。
あ？こんなにクソ暑いのにチャリ通してるのかって？
当然だ。
どんだけ暑かろうと寒かろうと大雨でない限りチャリ。無駄に混むローカル線や、時間の計算ができないバスより、チャリの方がずっと楽だ。何より身体を鍛えられるし、金もかからん (^_^;。
さて、強烈なメガネ屋の最終回。
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/5sec, F8.0, ISO100)
5時間かけた購入の日から2週間で、完成した旨の電話を受けた。その翌日には速攻で受け取りに行った。購入の日にもフレーム調整してくれた細身の若い男性が最終調整をしてくれた。
まず普段用を着ける。
うおお、確かに、これまで使っていたメガネと見え方がかなり違う。だが、他の人がいうような「3Dみたい」「立体的」という感覚ではなかった。もともと追い込んだ調整がしてあったので、5分もするとメガネは俺の顔に吸いつくようにピッタリになった。
ここで、メガネを着けたまま店の入り口のドア付近までいざなわれて、外の風景を見た。
確かに、遠近感の出方が前のメガネと違う。カメラで言うと被写界深度が浅いようにも感じられた。つまり、注目したものにだけピントが合うような感覚だ。
「視界を広くもって、全体を見てみて下さい。それぞれの位置関係が把握しやすくなっていませんか？」
細身のお兄さんが言うことがすべてを表している。つまり距離感が正確なのだ。近くのもの、遠くのもの、と目のピントが変えていくと、目のピント合わせの力加減にリニアリティがある。自分の目のピントを合わせる力の量で距離が分かるのだ。
続いてデスクワーク用をつけてみる。うわっ、ボヤボヤで全然見えない。ホントに合ってるのかと若干不安になるが、お兄さんがせっせと調整するので黙って応じた。こちらは、鼻にかかる重さのバランス調整に少し時間がかかったが、それでも10分くらいで調整は終わったかな。
おもむろにPCを模した紙がテーブルに置かれた。
わーー。検査のときにもびっくりしたが、改めて、PCの画面やキーボードが浮かぶようにくっきりと見えた。その一方で、テーブルの下の床にはすでにピントが合わない。これは普段使い用以上に衝撃だった。
「帰りは着けて帰られますか？それなら、遠近感が違うと思うので、特に階段の下りに注意してください。
慣れるのに2〜3ヶ月かかる方もいらっしゃいます。辛くなったら前のメガネに戻してもいいです。少しずつ慣らしてください。
夜、目が疲れてるときは、より辛いと思います。朝なら目に余力があるので慣らしやすいですよ。」
というわけで、着けて帰ってみることにした。この日、社長であり、検査員であるおじいちゃんはチラッとしか見かけなかったが、調整してくれた細身の彼が恭しく店の前で見送ってくれた。
確かに、前のメガネと比べると地面が近いように感じられた。一応、帰りのチャリは古いメガネに替えて家に戻った。
だが、翌日起き抜けに新メガネを着けたら、拍子抜けするくらい一気に慣れてしまった。先述したように、距離感の知覚が楽だからだ。古いメガネに替えたら目に力が入っているのが分かるくらいだった。無謀にも、早速車の運転時にもかけてみたが、これが驚いた。運転中にサッとメーター類を見たら、それらが浮き上がるように見えたのだ。
「情報の知覚が早い」。
おじいちゃんや店員が言っていたのはこのことか。多分、メーターまでの体感距離と、目のピント合わせの感覚が一致しているのでそうなるんじゃなかろうか。
俺が「立体的だ」なんていう他の人が抱いた感想を持たなかったのは、チャリ乗ったり、写真の趣味があることで、もともと目でもって距離を測ったり、立体を立体として認識するトレーニングができていたからかもしれない。
一方、週明けの仕事から、デスクワーク用メガネもさっくり投入した。
これはさらに強烈だった。（店でもすでに体験していたとはいえ）PCや書類が机の上に浮いて拡大されているように感じられたからだ。しかも、周囲の人の動きにはそもそもピントが合わないので、ほとんど気にならなくなった。
これまでは、ディスプレイに集中したいのと、（今から考えれば）メガネがあっていなかったこともあったのだろう、ディスプレイは最大限低くして、上から見下ろすようにしていたのだが、やめた。ディスプレイを高くし、姿勢を良くした方が楽に感じられたからだ。結果、視線がほぼ地面と平行になった。前のめりをやめた分、肘をつくことが減ったので、肩こりも減ったように感じる。
文字などが大きく見えるように感じると先述したが、だからと言って距離感自体はリニアリディがあるので、手を伸ばした時にものを取り損なうとか、ぶつけるとかそういうことは発生しない。まあ、人の距離感なんて相対的なもので、結構フレキシブルなんだろうね。
ともかく、「仕事の質が変わった」かどうかは正直言ってまだ分からん。正確な判断をより早くできるようになったかどうかも、プラシーボの域を出ない。だが、確実に目に対する負担は減ったように思う。
2本のメガネとは長い付き合いになりそうだ。
あ？こんなにクソ暑いのにチャリ通してるのかって？
当然だ。
どんだけ暑かろうと寒かろうと大雨でない限りチャリ。無駄に混むローカル線や、時間の計算ができないバスより、チャリの方がずっと楽だ。何より身体を鍛えられるし、金もかからん (^_^;。
さて、強烈なメガネ屋の最終回。
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/5sec, F8.0, ISO100)
5時間かけた購入の日から2週間で、完成した旨の電話を受けた。その翌日には速攻で受け取りに行った。購入の日にもフレーム調整してくれた細身の若い男性が最終調整をしてくれた。
まず普段用を着ける。
うおお、確かに、これまで使っていたメガネと見え方がかなり違う。だが、他の人がいうような「3Dみたい」「立体的」という感覚ではなかった。もともと追い込んだ調整がしてあったので、5分もするとメガネは俺の顔に吸いつくようにピッタリになった。
ここで、メガネを着けたまま店の入り口のドア付近までいざなわれて、外の風景を見た。
確かに、遠近感の出方が前のメガネと違う。カメラで言うと被写界深度が浅いようにも感じられた。つまり、注目したものにだけピントが合うような感覚だ。
「視界を広くもって、全体を見てみて下さい。それぞれの位置関係が把握しやすくなっていませんか？」
細身のお兄さんが言うことがすべてを表している。つまり距離感が正確なのだ。近くのもの、遠くのもの、と目のピントが変えていくと、目のピント合わせの力加減にリニアリティがある。自分の目のピントを合わせる力の量で距離が分かるのだ。
続いてデスクワーク用をつけてみる。うわっ、ボヤボヤで全然見えない。ホントに合ってるのかと若干不安になるが、お兄さんがせっせと調整するので黙って応じた。こちらは、鼻にかかる重さのバランス調整に少し時間がかかったが、それでも10分くらいで調整は終わったかな。
おもむろにPCを模した紙がテーブルに置かれた。
わーー。検査のときにもびっくりしたが、改めて、PCの画面やキーボードが浮かぶようにくっきりと見えた。その一方で、テーブルの下の床にはすでにピントが合わない。これは普段使い用以上に衝撃だった。
「帰りは着けて帰られますか？それなら、遠近感が違うと思うので、特に階段の下りに注意してください。
慣れるのに2〜3ヶ月かかる方もいらっしゃいます。辛くなったら前のメガネに戻してもいいです。少しずつ慣らしてください。
夜、目が疲れてるときは、より辛いと思います。朝なら目に余力があるので慣らしやすいですよ。」
というわけで、着けて帰ってみることにした。この日、社長であり、検査員であるおじいちゃんはチラッとしか見かけなかったが、調整してくれた細身の彼が恭しく店の前で見送ってくれた。
確かに、前のメガネと比べると地面が近いように感じられた。一応、帰りのチャリは古いメガネに替えて家に戻った。
だが、翌日起き抜けに新メガネを着けたら、拍子抜けするくらい一気に慣れてしまった。先述したように、距離感の知覚が楽だからだ。古いメガネに替えたら目に力が入っているのが分かるくらいだった。無謀にも、早速車の運転時にもかけてみたが、これが驚いた。運転中にサッとメーター類を見たら、それらが浮き上がるように見えたのだ。
「情報の知覚が早い」。
おじいちゃんや店員が言っていたのはこのことか。多分、メーターまでの体感距離と、目のピント合わせの感覚が一致しているのでそうなるんじゃなかろうか。
俺が「立体的だ」なんていう他の人が抱いた感想を持たなかったのは、チャリ乗ったり、写真の趣味があることで、もともと目でもって距離を測ったり、立体を立体として認識するトレーニングができていたからかもしれない。
一方、週明けの仕事から、デスクワーク用メガネもさっくり投入した。
これはさらに強烈だった。（店でもすでに体験していたとはいえ）PCや書類が机の上に浮いて拡大されているように感じられたからだ。しかも、周囲の人の動きにはそもそもピントが合わないので、ほとんど気にならなくなった。
これまでは、ディスプレイに集中したいのと、（今から考えれば）メガネがあっていなかったこともあったのだろう、ディスプレイは最大限低くして、上から見下ろすようにしていたのだが、やめた。ディスプレイを高くし、姿勢を良くした方が楽に感じられたからだ。結果、視線がほぼ地面と平行になった。前のめりをやめた分、肘をつくことが減ったので、肩こりも減ったように感じる。
文字などが大きく見えるように感じると先述したが、だからと言って距離感自体はリニアリディがあるので、手を伸ばした時にものを取り損なうとか、ぶつけるとかそういうことは発生しない。まあ、人の距離感なんて相対的なもので、結構フレキシブルなんだろうね。
ともかく、「仕事の質が変わった」かどうかは正直言ってまだ分からん。正確な判断をより早くできるようになったかどうかも、プラシーボの域を出ない。だが、確実に目に対する負担は減ったように思う。
2本のメガネとは長い付き合いになりそうだ。
nobilesの投稿(23:27:41-2015-07-28) -
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