NOBILES Days
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TBE次女の入学により、娘2人、姉妹一緒の登校が始まった。
我が家から小学校までは1.7kmほどあって、子どもの足で30分近くかかる。まあなかなかの距離なので、ちゃっかりしている長女は、冬は、近くに住む祖父に車で送ってもらっていた。否、寒さというより多分、少しでも遅く起きたいからだな、ありゃ。
だがこの新学期、心機一転、姉妹で行くことになり、これまでより30分近く早く起きて、元気に揃って出かけていった。しっかりその距離を登校するようになれば足腰もまた発達するだろう。
Go Together!
(Panasonic DMC-GM5, Lumix G Vario 12-32mmF3.5-5.6(12.0mm), 1/400sec, F10.0, ISO200)
さてその次女の入学式は綺麗に晴れた月曜日にあった。長女の入学式はまさかの降雪だったので、これだけでも気分がいい。
だが、入学式中から次女の表情が晴れない。というか表情がない。初めての出欠確認でも、切れ味のない中途半端な返事になってしまった。
担任は、長女が1年生の時と同じ、割と若い女性の先生になった。長女も大好きだった先生なので安心した。
式と、最初のホームルームが終わって帰り始めると、ますます次女の元気が無くなっていった。とぼとぼ最後尾を歩き、俺たちが振り返ると、俯いて立ち止まってしまう。
途中からは「背中が痛い」と言ってランドセルを背中から外して手に持つようになってしまった。いきなり全教科の教科書が格納されて重いとはいえ、せっかくの新しいランドセルを引きずるのはいかがかと、「今日は全部入ってて重いから特別にパパが持つよ」「いやだ、絶対自分で持つ」などと不毛なやりとりを繰り返すことになった。
なんとか自宅に着くと、次女は母親の些細な言葉でひどい大泣きを始めてしまった。
最初は親である俺たちも少々キツめに当たってしまったが、きっと漠然と不安なのだろうと思い、ぎゅっとハグして「大丈夫だよ」と何度か声をかけたら少し落ち着いた。
その後、昼食に呼んだら、「お腹が空いてたんだよー」とほぼほぼ元どおりの元気さに戻った。
実は、次女の保育園からこの小学校に行ったのは次女1人だけだった。長女のときは、女の子1人が一緒だった上に、顔馴染みの親戚の女の子も共に同じクラスになった。それと比べると「周り皆知らない子だらけ」なのだ。
普段は元気いっぱい、保育園のクラスでもリーダーシップを発揮してきた次女だが、最近は、スイミング（水）が恐かったり、意外な脆さも垣間見せていた。
今回の大泣きの原因は、不安もあるだろうし、重いランドセルを背負って20分以上も歩いた疲れもあるだろう。本人の言う空腹も、実は一因かもしれない。下の子らしく、いわゆる「空気を読む」子なので、あまりの環境の変化に処理しきれなかったというのが真実かもしれない。
そう考えると、長女はここまで崩れたことはないので、どこまでもマイペースなのだなあ、と思う。それでも、新学期開始前後は「4年生になるのが不安だよ」と口走ってはいたが。
姉妹でもキャラクターがまったく違って実に興味深い。
そして、一緒に通学する初日、不安の全くない満面の笑顔で、同じ工房の色違いのランドセルを背負って、楽しそうに走っていく姉妹の姿があった。
最近はお互いに口が達者になって、すぐに下らないことで意地を張り合って喧嘩になってしまうが、やはりお互いにとってその存在は、計り知れないほど頼もしい存在なんだろうな。姉妹をつくって、本当に良かったと思う。
我が家から小学校までは1.7kmほどあって、子どもの足で30分近くかかる。まあなかなかの距離なので、ちゃっかりしている長女は、冬は、近くに住む祖父に車で送ってもらっていた。否、寒さというより多分、少しでも遅く起きたいからだな、ありゃ。
だがこの新学期、心機一転、姉妹で行くことになり、これまでより30分近く早く起きて、元気に揃って出かけていった。しっかりその距離を登校するようになれば足腰もまた発達するだろう。
Go Together!
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さてその次女の入学式は綺麗に晴れた月曜日にあった。長女の入学式はまさかの降雪だったので、これだけでも気分がいい。
だが、入学式中から次女の表情が晴れない。というか表情がない。初めての出欠確認でも、切れ味のない中途半端な返事になってしまった。
担任は、長女が1年生の時と同じ、割と若い女性の先生になった。長女も大好きだった先生なので安心した。
式と、最初のホームルームが終わって帰り始めると、ますます次女の元気が無くなっていった。とぼとぼ最後尾を歩き、俺たちが振り返ると、俯いて立ち止まってしまう。
途中からは「背中が痛い」と言ってランドセルを背中から外して手に持つようになってしまった。いきなり全教科の教科書が格納されて重いとはいえ、せっかくの新しいランドセルを引きずるのはいかがかと、「今日は全部入ってて重いから特別にパパが持つよ」「いやだ、絶対自分で持つ」などと不毛なやりとりを繰り返すことになった。
なんとか自宅に着くと、次女は母親の些細な言葉でひどい大泣きを始めてしまった。
最初は親である俺たちも少々キツめに当たってしまったが、きっと漠然と不安なのだろうと思い、ぎゅっとハグして「大丈夫だよ」と何度か声をかけたら少し落ち着いた。
その後、昼食に呼んだら、「お腹が空いてたんだよー」とほぼほぼ元どおりの元気さに戻った。
実は、次女の保育園からこの小学校に行ったのは次女1人だけだった。長女のときは、女の子1人が一緒だった上に、顔馴染みの親戚の女の子も共に同じクラスになった。それと比べると「周り皆知らない子だらけ」なのだ。
普段は元気いっぱい、保育園のクラスでもリーダーシップを発揮してきた次女だが、最近は、スイミング（水）が恐かったり、意外な脆さも垣間見せていた。
今回の大泣きの原因は、不安もあるだろうし、重いランドセルを背負って20分以上も歩いた疲れもあるだろう。本人の言う空腹も、実は一因かもしれない。下の子らしく、いわゆる「空気を読む」子なので、あまりの環境の変化に処理しきれなかったというのが真実かもしれない。
そう考えると、長女はここまで崩れたことはないので、どこまでもマイペースなのだなあ、と思う。それでも、新学期開始前後は「4年生になるのが不安だよ」と口走ってはいたが。
姉妹でもキャラクターがまったく違って実に興味深い。
そして、一緒に通学する初日、不安の全くない満面の笑顔で、同じ工房の色違いのランドセルを背負って、楽しそうに走っていく姉妹の姿があった。
最近はお互いに口が達者になって、すぐに下らないことで意地を張り合って喧嘩になってしまうが、やはりお互いにとってその存在は、計り知れないほど頼もしい存在なんだろうな。姉妹をつくって、本当に良かったと思う。
nobilesの投稿(23:57:13-2018-04-10) -
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