NOBILES Days
Jump to navigationHypertrophy Of Cellular Phone(2)
ゴテゴテと高機能になっていくケータイを憂えるの話の続き。まー、偏屈野郎の戯れ言と思ってくれ。
まず、携帯からイヤホン出して音楽聴いてる人の気が知れない。
着うたフルのシステムを聞いて卒倒しそうになった。HE-AACの48kbps。AACの128kbpsでもハイハットの減衰が荒くなってるのに気づくくらいだというのに、いくら圧縮方式が違うとはいえ48kbps！それでいて、一曲ダウンロードするのに200円程度金をとるんだそうだ。で、さらに通信費がかかると。しかも、携帯の端末を変えればそれまで買った曲は全てパー。
まったくもってアンビリーバブルである。ナンセンスである。なんでこんなビジネスが成立し、あろうことか大儲けできてるの？？あー、気が狂いそうだ。
...所詮、ミーハー的にいわゆるJ-POPしか聞いてないような人にとっては、メロディだけ聴き取れればいいってことなんだろうか。
だけど、そんなのを許していたらどんどん日本人の耳が悪くなっていくだけだ。俺自身がこんな偉そうなこと言えるほど耳がいいかと言われれば自信はないが。
CDからリッピングして携帯に入れてる人もいるんだろうが、あんな電波モリモリ発生している携帯がまともな音楽再生の回路を持ってるんだろうか？
それに、聞いた話では著作権の絡みで着うたフルとリッピングした曲では立ち上げるソフトが違うんだそうだ。なんで機能は同じなのに、入力先が違うだけでソフトが違うの。これまたユーザービリティよりも著作権を優先させるという不可解極まりない手法だ。
で、次はカメラだ。
携帯に付いてるカメラで人は何をするか。携帯で見たり、人の携帯に送って見てもらったり、という用途がほとんどで、印刷したりPC画面で見たりするのは稀ではないんだろうか？
そんな使い方に200万だの300万だのの画素が必要なんだろうか？300万画素フルで撮ればデータ量は1MB近くなる。少ない携帯のメモリにそんなデータ量はマッチしないし、人に送る時には通信料をどんどんふんだくられる。
だいたいあんな小さなカメラだ。あんな小さな受光素子でさらに300万画素に分割。本当にまともに受光できてるんだろうか。色の再現性や階調性はどうなっているんだろう。カメラの性能は画素数だけで決まるものじゃない。
また、あれだけ小さければ被写界深度だって深いなんてもんじゃないだろう。「記録」には使えても、味のある「作品」を残すものではなさそうだ。
まあでも、音楽に比べれば理解できないわけでもない。たとえばホワイトボードの議事録を、サッと取り出して撮っておくという、まさに「記録」的使い方をしている人もいるようだから、一概に高画素化を否定するものではない。
だが、俺が一番言いたいのは、携帯って、もっと改善すべきところがあるのではないかということだ。
今はauユーザーの俺だが、昔はJ-Phoneを使っていた。J-Phoneは良かった（まあ、そのJ-Phoneも赤くなってphoneがfoneになった辺りからおかしくなっていったわけだが）。
例えばいわゆるショートメールのSkyメールという機能は文字数が確か半角128文字以内に限定されていたが、ショートメールの安い値段で他社キャリアにも送れたし、文字数がオーバーした時は「ここからはロングメールですよ」という警告を承諾すればシームレースにロングメールに移行し、文章やアドレスなどを再入力する必要がなかった。
auに変更して、au版ショートメールであるCメールがauキャリアに対してしか送れないこと、文字数オーバーしたらロングメールで最初からやり直しになること（コピペすればいいがそれでも面倒）に面食らった。
ワンセグ？録画？海外ローミング？300万画素カメラ？ウォークマン？確かに宣伝文句としては派手だろうよ。でもそんなことより、本当に細かい使い勝手を少しずつ良くして行った方がユーザーの利益になるんじゃないだろうか？その辺は昔から変わってないどころか、多機能化によって退化している気すらする。
派手な新機能を望んでいるのは一部の「新しもの好き」だけであって、他の多くの一般人はそれが何の意味を持つかすら良く分かってないんじゃないのだろうか。本当に市場を拡大させたいのなら、そういう大部分の人に訴える使い勝手とかが大切なんじゃないのか？
どんどん大きなデータ扱わせてどんどん通信料ふんだくろうという魂胆だけじゃ、いつかそっぽ向かれると思う。
それからもう一つ。これだけ最先端の技術をあんな小さな筐体にふんだんに詰め込んで死ぬ思いをして開発している技術者がいる。だけど、発売して半年も経てばその成果であり作品である携帯電話は二束三文で叩き売られている。こんな報われないことがあるだろうか。
絶対こんなシステム間違ってる。
まず、携帯からイヤホン出して音楽聴いてる人の気が知れない。
着うたフルのシステムを聞いて卒倒しそうになった。HE-AACの48kbps。AACの128kbpsでもハイハットの減衰が荒くなってるのに気づくくらいだというのに、いくら圧縮方式が違うとはいえ48kbps！それでいて、一曲ダウンロードするのに200円程度金をとるんだそうだ。で、さらに通信費がかかると。しかも、携帯の端末を変えればそれまで買った曲は全てパー。
まったくもってアンビリーバブルである。ナンセンスである。なんでこんなビジネスが成立し、あろうことか大儲けできてるの？？あー、気が狂いそうだ。
...所詮、ミーハー的にいわゆるJ-POPしか聞いてないような人にとっては、メロディだけ聴き取れればいいってことなんだろうか。
だけど、そんなのを許していたらどんどん日本人の耳が悪くなっていくだけだ。俺自身がこんな偉そうなこと言えるほど耳がいいかと言われれば自信はないが。
CDからリッピングして携帯に入れてる人もいるんだろうが、あんな電波モリモリ発生している携帯がまともな音楽再生の回路を持ってるんだろうか？
それに、聞いた話では著作権の絡みで着うたフルとリッピングした曲では立ち上げるソフトが違うんだそうだ。なんで機能は同じなのに、入力先が違うだけでソフトが違うの。これまたユーザービリティよりも著作権を優先させるという不可解極まりない手法だ。
で、次はカメラだ。
携帯に付いてるカメラで人は何をするか。携帯で見たり、人の携帯に送って見てもらったり、という用途がほとんどで、印刷したりPC画面で見たりするのは稀ではないんだろうか？
そんな使い方に200万だの300万だのの画素が必要なんだろうか？300万画素フルで撮ればデータ量は1MB近くなる。少ない携帯のメモリにそんなデータ量はマッチしないし、人に送る時には通信料をどんどんふんだくられる。
だいたいあんな小さなカメラだ。あんな小さな受光素子でさらに300万画素に分割。本当にまともに受光できてるんだろうか。色の再現性や階調性はどうなっているんだろう。カメラの性能は画素数だけで決まるものじゃない。
また、あれだけ小さければ被写界深度だって深いなんてもんじゃないだろう。「記録」には使えても、味のある「作品」を残すものではなさそうだ。
まあでも、音楽に比べれば理解できないわけでもない。たとえばホワイトボードの議事録を、サッと取り出して撮っておくという、まさに「記録」的使い方をしている人もいるようだから、一概に高画素化を否定するものではない。
だが、俺が一番言いたいのは、携帯って、もっと改善すべきところがあるのではないかということだ。
今はauユーザーの俺だが、昔はJ-Phoneを使っていた。J-Phoneは良かった（まあ、そのJ-Phoneも赤くなってphoneがfoneになった辺りからおかしくなっていったわけだが）。
例えばいわゆるショートメールのSkyメールという機能は文字数が確か半角128文字以内に限定されていたが、ショートメールの安い値段で他社キャリアにも送れたし、文字数がオーバーした時は「ここからはロングメールですよ」という警告を承諾すればシームレースにロングメールに移行し、文章やアドレスなどを再入力する必要がなかった。
auに変更して、au版ショートメールであるCメールがauキャリアに対してしか送れないこと、文字数オーバーしたらロングメールで最初からやり直しになること（コピペすればいいがそれでも面倒）に面食らった。
ワンセグ？録画？海外ローミング？300万画素カメラ？ウォークマン？確かに宣伝文句としては派手だろうよ。でもそんなことより、本当に細かい使い勝手を少しずつ良くして行った方がユーザーの利益になるんじゃないだろうか？その辺は昔から変わってないどころか、多機能化によって退化している気すらする。
派手な新機能を望んでいるのは一部の「新しもの好き」だけであって、他の多くの一般人はそれが何の意味を持つかすら良く分かってないんじゃないのだろうか。本当に市場を拡大させたいのなら、そういう大部分の人に訴える使い勝手とかが大切なんじゃないのか？
どんどん大きなデータ扱わせてどんどん通信料ふんだくろうという魂胆だけじゃ、いつかそっぽ向かれると思う。
それからもう一つ。これだけ最先端の技術をあんな小さな筐体にふんだんに詰め込んで死ぬ思いをして開発している技術者がいる。だけど、発売して半年も経てばその成果であり作品である携帯電話は二束三文で叩き売られている。こんな報われないことがあるだろうか。
絶対こんなシステム間違ってる。
nobilesの投稿(08:40:00-2006-08-29) -
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