NOBILES Days
Jump to navigationThe Launch of McLaren MP4-22
と、フェラーリをちょっと持ち上げてたら今度はマクラーレン。新車ラッシュだな。個人的に、かなり楽しい時期だったりする (^-^;。
わお。カーナンバー1だ。'97年の（我が愛するデーモンの）アロウズほどじゃないけど、去年ヘロヘロだったマクラーレンが今年1番なんかつけちゃうことに改めて若干の違和感を感じる。...そう、チャンピオン、アロンソが移籍してきたのだ。
...って、アロンソくん、心機一転丸刈りですか？2ndドライバーに抜擢されたルイス・ハミルトンと並ぶと丸刈りコンビだ (^-^;。極めて有望なコンビなんだが、なんだかカツオくん二人って感じで頼りなくすら見えるぞ (^-^;。
さて、マシンだ。
本来、マクラーレンとしては去年からこのカラーリングを施したかったのだろう。ようやくメインスポンサーとしてVodafoneカラーが入った。
あれ？Emirates航空は？...結局フェラーリからVodaをぶん取れなかった分の1年だけの「つなぎ」ですか、そうですか。あれだけ目立つところなのに、かなりのバーゲン価格だったと聞くし。
げっ。「aigo - 愛国者」もスポンサーになったの？打倒日本メーカーを掲げてデジカメなどを作っている中国の会社だが、やはりノウハウのかたまりであるデジカメだけに日本メーカーに比べると画質は比べ物にならないほど悪いと聞く。スマートなマクラーレンのイメージに合うの？という気もするが、背に腹は変えられませんか、そうですか。
昨年年初に技術部門の絶対的トップだったアドリアン・ニューウィーに加え、ピーター・プロドロモーもレッドブルにぶん取られ、ニコラス・トンバジズも失ったマクラーレンだが、相変わらずそのマシンは流麗でとても美しい仕上げだ。
とは言え、MP4-21の非常にセンシティブな特性に悩まされた後だけに、いかにも華奢で空力偏重マシンという趣きだった前作と比べると大分マイルドになった印象を受ける（ちなみに個人的には不満だ (^-^;）。
面白いのはフロントウィングだ。昨年フロントのダウンフォースが足りず、何度もモデルチェンジを繰り返したマクラーレンだが、昨今では標準装備といえるダブルデッカー式にはしてこなかった。このマシンでも採用していないが、その代わり、一風変わった構成になっている。
通常フロントウィングは一番前側がメインプレーンとなっていてサイズも一番大きく、そこにマウントステーも接続される場合がほとんどだが、MP4-22では3つのフラップの大きさにあまり差がなく、ステーは2番目のフラップへと接続されている。どちらかというと、この2番目のフラップがメインプレーンで、1番目は整流的な意味合いが強いのかもしれない。
ちなみに、1番目のフラップはノーズ下に当たる部分が前方にオーバーハングしている。これも興味深い。この部分とノーズ下とを関連付けることで、エクストラダウンフォースを稼ごうという意図と思われる。
一方、サイドポンツーンに目を移すと、チムニー部分がかなり拡大され、前方まで延長されているのに目を引かれる。
まあ、もともとこのチムニーはここ数年、ラジエターの熱排気という目的だけでなく、むしろその穴を閉じた場合でも積極的に整流に使われるのが各チームで半ば常識化していたが、これは過去最大サイズと言えるかもしれない。
マクラーレンはポンツーン前のポッドフィンも頑なに採用していないが、狙いは近いものと思われる。ノーズ下をくぐってきた流速の速い空気を乱すことなくポンツーンの横を通してディフューザ上面やリヤウィング方面へ導き、ダウンフォースを発生させる。このテーマは実はもう20年近く変わっていないF-1マシン空力の基本中の基本と言って良い。
ポンツーン後半もかなり低く細く絞り込まれている。
ただ、大変個人的な感情ではあるが、インダクションボックス後方のラインは大変不格好で格好悪い。
全体的には、フロントウィングや長いチムニーなど、他チームのトレンドに沿っていないことは興味深い。昨年の華奢なイメージより多少マイルド方向になったのは、良い方向に見えるが、果たして。
わお。カーナンバー1だ。'97年の（我が愛するデーモンの）アロウズほどじゃないけど、去年ヘロヘロだったマクラーレンが今年1番なんかつけちゃうことに改めて若干の違和感を感じる。...そう、チャンピオン、アロンソが移籍してきたのだ。
...って、アロンソくん、心機一転丸刈りですか？2ndドライバーに抜擢されたルイス・ハミルトンと並ぶと丸刈りコンビだ (^-^;。極めて有望なコンビなんだが、なんだかカツオくん二人って感じで頼りなくすら見えるぞ (^-^;。
さて、マシンだ。
本来、マクラーレンとしては去年からこのカラーリングを施したかったのだろう。ようやくメインスポンサーとしてVodafoneカラーが入った。
あれ？Emirates航空は？...結局フェラーリからVodaをぶん取れなかった分の1年だけの「つなぎ」ですか、そうですか。あれだけ目立つところなのに、かなりのバーゲン価格だったと聞くし。
げっ。「aigo - 愛国者」もスポンサーになったの？打倒日本メーカーを掲げてデジカメなどを作っている中国の会社だが、やはりノウハウのかたまりであるデジカメだけに日本メーカーに比べると画質は比べ物にならないほど悪いと聞く。スマートなマクラーレンのイメージに合うの？という気もするが、背に腹は変えられませんか、そうですか。
昨年年初に技術部門の絶対的トップだったアドリアン・ニューウィーに加え、ピーター・プロドロモーもレッドブルにぶん取られ、ニコラス・トンバジズも失ったマクラーレンだが、相変わらずそのマシンは流麗でとても美しい仕上げだ。
とは言え、MP4-21の非常にセンシティブな特性に悩まされた後だけに、いかにも華奢で空力偏重マシンという趣きだった前作と比べると大分マイルドになった印象を受ける（ちなみに個人的には不満だ (^-^;）。
面白いのはフロントウィングだ。昨年フロントのダウンフォースが足りず、何度もモデルチェンジを繰り返したマクラーレンだが、昨今では標準装備といえるダブルデッカー式にはしてこなかった。このマシンでも採用していないが、その代わり、一風変わった構成になっている。
通常フロントウィングは一番前側がメインプレーンとなっていてサイズも一番大きく、そこにマウントステーも接続される場合がほとんどだが、MP4-22では3つのフラップの大きさにあまり差がなく、ステーは2番目のフラップへと接続されている。どちらかというと、この2番目のフラップがメインプレーンで、1番目は整流的な意味合いが強いのかもしれない。
ちなみに、1番目のフラップはノーズ下に当たる部分が前方にオーバーハングしている。これも興味深い。この部分とノーズ下とを関連付けることで、エクストラダウンフォースを稼ごうという意図と思われる。
一方、サイドポンツーンに目を移すと、チムニー部分がかなり拡大され、前方まで延長されているのに目を引かれる。
まあ、もともとこのチムニーはここ数年、ラジエターの熱排気という目的だけでなく、むしろその穴を閉じた場合でも積極的に整流に使われるのが各チームで半ば常識化していたが、これは過去最大サイズと言えるかもしれない。
マクラーレンはポンツーン前のポッドフィンも頑なに採用していないが、狙いは近いものと思われる。ノーズ下をくぐってきた流速の速い空気を乱すことなくポンツーンの横を通してディフューザ上面やリヤウィング方面へ導き、ダウンフォースを発生させる。このテーマは実はもう20年近く変わっていないF-1マシン空力の基本中の基本と言って良い。
ポンツーン後半もかなり低く細く絞り込まれている。
ただ、大変個人的な感情ではあるが、インダクションボックス後方のラインは大変不格好で格好悪い。
全体的には、フロントウィングや長いチムニーなど、他チームのトレンドに沿っていないことは興味深い。昨年の華奢なイメージより多少マイルド方向になったのは、良い方向に見えるが、果たして。
nobilesの投稿(23:47:00-2007-01-16) -
カテゴリ: Formula-One
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