NOBILES Days
Jump to navigationTower Of Power Live @ Bluenote
今日は本当にやられた。
悪い方の話ではない。幸せな方だ。
普段から音楽に癒されている俺だが、...今日はもう幸せすぎる時間を過ごした。
Funk/SoulバンドTower Of Powerのライブを表参道のBluenoteに観に行ってきたのだ。
（一応知らない方のために説明すると）Tower Of Powerは'70年代に全盛期を誇ったファンクバンドで、強烈なホーンセクションとリズム隊の織りなす楽曲はパワフルかつタイトだ。
メンバーもかなり高齢化しているが、未だにアルバムをコンスタントにリリースしている強力なグループだ。
俺達Loop On Poolにとっても憧れのバンドだ。
今回俺は嫁と二人で行ったが、他のメンバーは7人で21日に大挙して行くらしい (^_^;。
Bluenoteの1stステージは7時からだ。が、3時から整理券が発行される。せっかくTower Of Powerのライブを観に行くのに、端の席なんてたまらないので、せっせと会社を午後半休して向かうことにした。
嫁と待ち合わせして、ちょうど3時というところでBluenoteに辿り着く...ああ！？もう地下一階のロビーが人で溢れている。これ、全員整理券待ちなのか？
結局、10分ばかり並んで得られたのは38番という整理番号だった。1グループ2人としても80人目くらいか...。
まあ、それでもなんとかステージ真正面の下のフロアには座れるだろうから、半休したかいはあったろう。
ここで、なんと大阪に転勤になったはずのサークルの先輩に遭遇した。ちょうど用事でこちらに来ているとかで観に来たそうだ。まあ、音楽の趣味が近い知り合いが誰かいそうだな、とは思っていたが、まさか大阪の人がいるとはびっくりした。
開場は午後5時半ということなので、しばし青山の街を散歩する。小洒落た雑貨屋やショップを冷やかす。
で、5時前くらいなったらBluenote行くときの恒例で、骨董通りの角にある「クア・アイナ」というアボカドハンバーガー屋で腹を満たして行くつもりだった（いや、Bluenoteで食べるとえらい高いんで）。
ところが、その骨董通りの交差点の少し裏あたりである店を見つけた。
「東京純豆腐（スンドゥブ）」。スンドゥブチゲの専門店らしい。
11月に韓国行った時に食えなかったスンドゥブチゲ。しかも店はなんだかオシャレな感じだ。クア・アイナはどっかへ飛んで行き、俺達はこの店に吸い込まれて行った。
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimited, 1/160sec, F3.5, ISO800, ISO優先)
美味い。ピリ辛のスープはご飯に合うし、何より具だくさんだ。もちろん豆腐に、豚肉とアサリ、貝柱や椎茸、ネギ、そして卵と。まだ午後5時前でランチタイムだったらしく、さらにキムチとナムルがセットでついてきた。これでたったの900円だ。...が、この辛さにぴったりの生ビールが700円だった (′Д`;。まあ、どうせBluenote内で飲むだろうからやめたが。
なんでもこの店、渋谷や新宿三丁目にもあるらしい。
腹も満足したところでBluenoteに向かう。
整理番号38番で得られたのは...ステージ真正面の一番下のフロアの一番後ろの席だ。座ろうと思えば相席でもう少し前に座れたのだが、それより、動きやすい席にした。だって、Tower Of Powerを黙って座って観れるわけがないのだ。
演奏が始まるまでは1時間半もあったので二人とも2杯お酒をいただいてまったりテンションを上げる。
照明が落ちてTOPの曲が流れる。そしてスポットライトの中、メンバー達が登場する。
いきなりStroke'75！そしてそのままCapital 'S'！のっけからBluenoteはほぼオールスタンディング状態へと突入していく。ものすごいパワフルでポジティブな音がぐいぐいと会場のテンションを上げて行く。
Can't You See〜Slaghter〜Got to Grooveとギンギンに続いた後には、ふっとテンション落としてバラードのWilling to Learnでようやく会場着席。まったり...と思いきや、この迫力がすごい。「押し」と「引き」のダイナミックレンジは強烈だ。こんなパワフルなバラードがあるだろうか。まさにソウルだ。
なにより、俺にとってはこのオルガンがたまらない。バン！バン！と放たれるブラスのキメの間の空間を埋めるようにしっかりと楽曲の空気を支えている。それでいてボーカルの切れ目には絶妙に絡むような流れるパッセージが入る。どうしたらこんなオルガン弾けるんだろう。
ほんとこのWilling To Learnはすごかった。陳腐なセリフで申し訳ないが、涙が溢れてきそうだった。
その後はDon't Change horsesなどのメドレー、Just Enoughとゴンゴンに押す曲。そしてエミリオがずずいと前に出てきたと思ったら、そうだ「Diggin' On James Brown」だ！
亡くなって間がないこの時期だが、さすがFunk/Soulのキングへ贈る楽曲だ。感傷のかけらもない。あくまでパワフル。そして最後はWhat is Hipだ！
とにかくもうまったく乱れがない演奏、それでいて演奏中もガンガン踊り続けるホーン隊、決して音を楽しむことを忘れていない。そしてオーディエンスをここまで楽しませる完璧なるエンターテイメント。CDなんかよりも全然迫力あるし、エキサイティングだ。この辺、生放送であてぶり（要はカラオケ）なんてやってるJ-Popのアーティストなんかとは比べるのさえ失礼極まりない。これでこそ「アーティスト」だ。40年近い活動歴は伊達ではない。それでいて、今でも楽曲の輝きは全く色あせることがないのだ。
アンコールはStill A Young Man。これまたホーン隊聴かせまくりのソウルフルなバラードだ。もう、最後のペットのフレーズ。完璧だ。ノックアウトです。
演奏が終了し、Bluenoteがライブハウスからバーに戻った時、俺はもう放心状態だった。こんなに心揺さぶられた音楽は久々だ。これまで観たライブの中でも間違いなくトップだろう。それくらい、感動した。
こんなエネルギッシュな音楽、どうやったら演奏できるんだろう。彼らをお手本なんて、おこがましいにも程があるが、Loop On Poolもオーディエンスを少しでもハッピーにできる演奏をしたいものだ。
と、トイレから戻ってきた嫁が「なんか、メンバーがトイレ前にいたよ」という。慌てて荷物をまとめて飛んで行く。既にほとんどのメンバーが引っ込んでしまっていたが、ベースのロッコが客と記念撮影していた。
俺も近づいてサインをもらい、握手してもらってしまった (^_^;。英会話研修をせっせと会社で受けているのにも関わらず、まだまだ放心状態の俺と来たら「エキサイティング！エキサイティング！」しか言えなかった (^_^;。
いやはや、本当に凄いものを観た。帰りの電車はそこそこ混んでいたが、そんなことどうでもいいくらい幸せな気分だった。
悪い方の話ではない。幸せな方だ。
普段から音楽に癒されている俺だが、...今日はもう幸せすぎる時間を過ごした。
Funk/SoulバンドTower Of Powerのライブを表参道のBluenoteに観に行ってきたのだ。
（一応知らない方のために説明すると）Tower Of Powerは'70年代に全盛期を誇ったファンクバンドで、強烈なホーンセクションとリズム隊の織りなす楽曲はパワフルかつタイトだ。
メンバーもかなり高齢化しているが、未だにアルバムをコンスタントにリリースしている強力なグループだ。
俺達Loop On Poolにとっても憧れのバンドだ。
今回俺は嫁と二人で行ったが、他のメンバーは7人で21日に大挙して行くらしい (^_^;。
Bluenoteの1stステージは7時からだ。が、3時から整理券が発行される。せっかくTower Of Powerのライブを観に行くのに、端の席なんてたまらないので、せっせと会社を午後半休して向かうことにした。
嫁と待ち合わせして、ちょうど3時というところでBluenoteに辿り着く...ああ！？もう地下一階のロビーが人で溢れている。これ、全員整理券待ちなのか？
結局、10分ばかり並んで得られたのは38番という整理番号だった。1グループ2人としても80人目くらいか...。
まあ、それでもなんとかステージ真正面の下のフロアには座れるだろうから、半休したかいはあったろう。
ここで、なんと大阪に転勤になったはずのサークルの先輩に遭遇した。ちょうど用事でこちらに来ているとかで観に来たそうだ。まあ、音楽の趣味が近い知り合いが誰かいそうだな、とは思っていたが、まさか大阪の人がいるとはびっくりした。
開場は午後5時半ということなので、しばし青山の街を散歩する。小洒落た雑貨屋やショップを冷やかす。
で、5時前くらいなったらBluenote行くときの恒例で、骨董通りの角にある「クア・アイナ」というアボカドハンバーガー屋で腹を満たして行くつもりだった（いや、Bluenoteで食べるとえらい高いんで）。
ところが、その骨董通りの交差点の少し裏あたりである店を見つけた。
「東京純豆腐（スンドゥブ）」。スンドゥブチゲの専門店らしい。
11月に韓国行った時に食えなかったスンドゥブチゲ。しかも店はなんだかオシャレな感じだ。クア・アイナはどっかへ飛んで行き、俺達はこの店に吸い込まれて行った。
(PentaxK10D, PentaxFA43mmLimited, 1/160sec, F3.5, ISO800, ISO優先)
美味い。ピリ辛のスープはご飯に合うし、何より具だくさんだ。もちろん豆腐に、豚肉とアサリ、貝柱や椎茸、ネギ、そして卵と。まだ午後5時前でランチタイムだったらしく、さらにキムチとナムルがセットでついてきた。これでたったの900円だ。...が、この辛さにぴったりの生ビールが700円だった (′Д`;。まあ、どうせBluenote内で飲むだろうからやめたが。
なんでもこの店、渋谷や新宿三丁目にもあるらしい。
腹も満足したところでBluenoteに向かう。
整理番号38番で得られたのは...ステージ真正面の一番下のフロアの一番後ろの席だ。座ろうと思えば相席でもう少し前に座れたのだが、それより、動きやすい席にした。だって、Tower Of Powerを黙って座って観れるわけがないのだ。
演奏が始まるまでは1時間半もあったので二人とも2杯お酒をいただいてまったりテンションを上げる。
照明が落ちてTOPの曲が流れる。そしてスポットライトの中、メンバー達が登場する。
いきなりStroke'75！そしてそのままCapital 'S'！のっけからBluenoteはほぼオールスタンディング状態へと突入していく。ものすごいパワフルでポジティブな音がぐいぐいと会場のテンションを上げて行く。
Can't You See〜Slaghter〜Got to Grooveとギンギンに続いた後には、ふっとテンション落としてバラードのWilling to Learnでようやく会場着席。まったり...と思いきや、この迫力がすごい。「押し」と「引き」のダイナミックレンジは強烈だ。こんなパワフルなバラードがあるだろうか。まさにソウルだ。
なにより、俺にとってはこのオルガンがたまらない。バン！バン！と放たれるブラスのキメの間の空間を埋めるようにしっかりと楽曲の空気を支えている。それでいてボーカルの切れ目には絶妙に絡むような流れるパッセージが入る。どうしたらこんなオルガン弾けるんだろう。
ほんとこのWilling To Learnはすごかった。陳腐なセリフで申し訳ないが、涙が溢れてきそうだった。
その後はDon't Change horsesなどのメドレー、Just Enoughとゴンゴンに押す曲。そしてエミリオがずずいと前に出てきたと思ったら、そうだ「Diggin' On James Brown」だ！
亡くなって間がないこの時期だが、さすがFunk/Soulのキングへ贈る楽曲だ。感傷のかけらもない。あくまでパワフル。そして最後はWhat is Hipだ！
とにかくもうまったく乱れがない演奏、それでいて演奏中もガンガン踊り続けるホーン隊、決して音を楽しむことを忘れていない。そしてオーディエンスをここまで楽しませる完璧なるエンターテイメント。CDなんかよりも全然迫力あるし、エキサイティングだ。この辺、生放送であてぶり（要はカラオケ）なんてやってるJ-Popのアーティストなんかとは比べるのさえ失礼極まりない。これでこそ「アーティスト」だ。40年近い活動歴は伊達ではない。それでいて、今でも楽曲の輝きは全く色あせることがないのだ。
アンコールはStill A Young Man。これまたホーン隊聴かせまくりのソウルフルなバラードだ。もう、最後のペットのフレーズ。完璧だ。ノックアウトです。
演奏が終了し、Bluenoteがライブハウスからバーに戻った時、俺はもう放心状態だった。こんなに心揺さぶられた音楽は久々だ。これまで観たライブの中でも間違いなくトップだろう。それくらい、感動した。
こんなエネルギッシュな音楽、どうやったら演奏できるんだろう。彼らをお手本なんて、おこがましいにも程があるが、Loop On Poolもオーディエンスを少しでもハッピーにできる演奏をしたいものだ。
と、トイレから戻ってきた嫁が「なんか、メンバーがトイレ前にいたよ」という。慌てて荷物をまとめて飛んで行く。既にほとんどのメンバーが引っ込んでしまっていたが、ベースのロッコが客と記念撮影していた。
俺も近づいてサインをもらい、握手してもらってしまった (^_^;。英会話研修をせっせと会社で受けているのにも関わらず、まだまだ放心状態の俺と来たら「エキサイティング！エキサイティング！」しか言えなかった (^_^;。
いやはや、本当に凄いものを観た。帰りの電車はそこそこ混んでいたが、そんなことどうでもいいくらい幸せな気分だった。
nobilesの投稿(23:40:00-2007-03-16) -
カテゴリ: Music
コメント
白子 wrote:
2007-03-17 22:25:58
nobiles wrote:
ライブはライブハウスに限りますぜ。
武道館でかすぎ。東京ドーム論外。まして幕張メッセの駐車場なんて正気の沙汰じゃねぇ。
やっぱり、アーティストとオーディエンスが一緒に作るもんだ、ライブは！
武道館でかすぎ。東京ドーム論外。まして幕張メッセの駐車場なんて正気の沙汰じゃねぇ。
やっぱり、アーティストとオーディエンスが一緒に作るもんだ、ライブは！
2007-03-18 02:16:34
シロコ wrote:
全て大阪ドームでした、なぜか･･･
ちっこくて米粒ですなー
ライブハウス
やはり憧れデス♪
ちっこくて米粒ですなー
ライブハウス
やはり憧れデス♪
2007-03-20 14:49:31
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