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F-1の開幕戦が終わった。
俺は4年ほど前からCSのフジテレビ721という有料チャンネルでF-1を見ている。
なぜなら、地上波はコマーシャルが入るし、完全初心者コンシャスで上辺だけの解説になって聞くに堪えなかったからだ。
この1,2年はタレントをコメンテーターにしてその方向性を加速していた。今年は採用をやめたようだが...今度は「頑張れ日本、頑張れスーパーアグリ」を加速しているように思える（時間のずれていた予選だけ見たのだ）。
SAF1が最後尾争いをしていた去年は盛んに「5年落ちのマシンで頑張ってます」みたいなこと言っていた。それでいて、今年なぜいきなり速くなったのかという、視聴者が当然抱くであろう疑問に対し「奇跡」だとか「大和魂」なんて精神論的な言葉で片付けるのはあまりに簡略に過ぎる。
まあ、昨年は公式にアロウズA23改造だとSAF1がアナウンスしていたのに対し、今年は形式上「ホンダ栃木と共同開発」しかアナウンスしてないから、それ以上のこと言わないってのは公共放送として、ある意味正しいのかもしれないが。
それでも、俺のような素人でもちょっとくらいマシンのこと見てる人間（山海堂の"F1 Modeling"買っちゃうレベルの人 (^-^;？）ならSA07がRA106の改良型だというのは一目見て分かることだ。でもあまりマシンに興味のない方はカラーリングが違う時点で、きっと理解できないだろう。だから今回の件についても「？？？」が付きまとってしまう。
ならば、たとえ公式に発表されてなくても、専門の解説者がそうした情報を提供するのは決して余計な憶測情報には当たらないと思える。
ちなみにCSでは冬テストの段階から主に川井氏の解説でこの件について繰り返し伝えていた。
形状から見て明らかにRA106の改良版であるが、恐らくは合法となること。
ウィリアムズやスパイカーなどのインディペント系マニュファクチャラーが反発していて提訴の用意もあること。
概ね、客観的に感じられた。
そうした報道を通して聞いていると、スパイカーの提訴は、嫌がらせとか妬みとかいうよりは、F-1というビジネス色の強いスポーツにおいて自らが生き残るためにも起こして当然の行動であるとさえ思える。彼らはコンコルド協定「 本 来 の 精 神 」に則って、昨年型からの改良とは言え曲がりなりにも自らのスタッフ達だけで新設計のマシンを製作し、戦っている。却下されたにしても公式な場で是非を問うことは何らかの意義はあろう。
こうした政治的な駆け引きもF-1の一側面で、それが面白いという見方もあるわけで、それらを全てスポイルしてひたすら「頑張れ琢磨、頑張れスーパーアグリ、大和魂！」という分かりやすい構図だけをクローズアップする地上波は中継のあり方として不完全ではないか。
別に、日本のチームを応援する放送そのものを否定するわけではない。自分にももちろんその気持ちはある。だが、過剰な演出・過剰なナショナリズムは、F-1の現実と乖離しているし、視聴者の誤解を招く。
地味かもしれないが、結局はCSの放送の方がF-1という魅力を余すこと伝えられるのでないか。そしてそれが、本当の意味でのファン層の拡大につながるのではないかと思う。
まあ、今回のこの提訴を地上波がどう伝えるのか注目したい。って、完全にスルーだったりして (´Д｀;。
俺は4年ほど前からCSのフジテレビ721という有料チャンネルでF-1を見ている。
なぜなら、地上波はコマーシャルが入るし、完全初心者コンシャスで上辺だけの解説になって聞くに堪えなかったからだ。
この1,2年はタレントをコメンテーターにしてその方向性を加速していた。今年は採用をやめたようだが...今度は「頑張れ日本、頑張れスーパーアグリ」を加速しているように思える（時間のずれていた予選だけ見たのだ）。
SAF1が最後尾争いをしていた去年は盛んに「5年落ちのマシンで頑張ってます」みたいなこと言っていた。それでいて、今年なぜいきなり速くなったのかという、視聴者が当然抱くであろう疑問に対し「奇跡」だとか「大和魂」なんて精神論的な言葉で片付けるのはあまりに簡略に過ぎる。
まあ、昨年は公式にアロウズA23改造だとSAF1がアナウンスしていたのに対し、今年は形式上「ホンダ栃木と共同開発」しかアナウンスしてないから、それ以上のこと言わないってのは公共放送として、ある意味正しいのかもしれないが。
それでも、俺のような素人でもちょっとくらいマシンのこと見てる人間（山海堂の"F1 Modeling"買っちゃうレベルの人 (^-^;？）ならSA07がRA106の改良型だというのは一目見て分かることだ。でもあまりマシンに興味のない方はカラーリングが違う時点で、きっと理解できないだろう。だから今回の件についても「？？？」が付きまとってしまう。
ならば、たとえ公式に発表されてなくても、専門の解説者がそうした情報を提供するのは決して余計な憶測情報には当たらないと思える。
ちなみにCSでは冬テストの段階から主に川井氏の解説でこの件について繰り返し伝えていた。
形状から見て明らかにRA106の改良版であるが、恐らくは合法となること。
ウィリアムズやスパイカーなどのインディペント系マニュファクチャラーが反発していて提訴の用意もあること。
概ね、客観的に感じられた。
そうした報道を通して聞いていると、スパイカーの提訴は、嫌がらせとか妬みとかいうよりは、F-1というビジネス色の強いスポーツにおいて自らが生き残るためにも起こして当然の行動であるとさえ思える。彼らはコンコルド協定「 本 来 の 精 神 」に則って、昨年型からの改良とは言え曲がりなりにも自らのスタッフ達だけで新設計のマシンを製作し、戦っている。却下されたにしても公式な場で是非を問うことは何らかの意義はあろう。
こうした政治的な駆け引きもF-1の一側面で、それが面白いという見方もあるわけで、それらを全てスポイルしてひたすら「頑張れ琢磨、頑張れスーパーアグリ、大和魂！」という分かりやすい構図だけをクローズアップする地上波は中継のあり方として不完全ではないか。
別に、日本のチームを応援する放送そのものを否定するわけではない。自分にももちろんその気持ちはある。だが、過剰な演出・過剰なナショナリズムは、F-1の現実と乖離しているし、視聴者の誤解を招く。
地味かもしれないが、結局はCSの放送の方がF-1という魅力を余すこと伝えられるのでないか。そしてそれが、本当の意味でのファン層の拡大につながるのではないかと思う。
まあ、今回のこの提訴を地上波がどう伝えるのか注目したい。って、完全にスルーだったりして (´Д｀;。
nobilesの投稿(23:55:21-2007-03-19) -
カテゴリ: Formula-One
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