NOBILES Days
Jump to navigationDon't Eat Only a Piece!
年末最後の忘年会で都心へ出かける時に、試しに松葉杖を家に置いて出てみた。
結構大丈夫だった。むしろ、あのちょっとした楽器並みのサイズのモノの置き場に困らないという自由感の方が心地よかった。
年が明けて仕事始め。いよいよ通勤でも松葉杖を封印した。
それは、外見上もはやハンディキャップがない社会人として扱われるということになる。これまでのように優先席に座ったりすることは（道徳上）できなくなることも意味する。
今日は幸運にも2駅ほどで座れたので良かったのだが、途中の満員ぶりはもはや戦場状態だった。いくらほぼ問題ないくらい丈夫になったとは言え、あの中で果たして足が堪えられるのかどうか若干不安にはなった。
かと言って今からまた松葉杖を引っ張り出すのも後戻りのようで憚られる。もう前に進むしかないのだ。
さあ、やるぜ。
夕暮れの月
(PentaxK-7, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/125sec, F9.0, ISO200)
さて、Loopのblogでも書いたのだが。
音楽バブルも弾け、CDの売り上げ枚数がどんどんと萎んでいっている昨今、まあ、あの画一的な曲が次から次へと売れてしまう異常な状態の終焉は悪いことではないとは思ってはいる。
ところが聞くところによると、最近は一曲どころか「着うた」として、流行曲の「美味しい」フレーズだけを携帯でダウンロードして聞くのが若者の音楽スタイルらしい。
馬 鹿 じ ゃ ね ぇ の ？
んなことしてる奴が仮にこのblogを読んでたらなら、今すぐ悔い改め、携帯に「一部だけ」入ってるその楽曲全てのCDを買え、今すぐだ。いや、100歩譲って楽曲を丸ごと有料でダウンロードするでもいい。ただし間違っても48kbpsなんていう通話品質じゃないぞ、最低でも128kbpsにしろ。
...いや、ごめんなさい。アタマの堅い奴だと鼻で笑ってやってください。
いや実際、俺なんか旧人類なのかもしれない。だけど、曲の一部のフレーズだけ聞いて満足するなんてやっぱり全く考えられない。そうするのがかっこいいスタイルだっていうなら俺は迷わずかっこ悪いほうを選ぶ。
確かに、力のある楽曲のワンフレーズは、それだけでストーリーを持っていると思う。
だが、そのストーリーが幾重にも組み合わさって、一つの楽曲としてストーリーになっているものじゃないのか？
ラブストーリーだって始まっていきなりキスシーンでハイ終わりじゃあ、まあ「ご馳走様でした」とは思うかもしれないけど、そこだけ見て面白いか？そういうものじゃないだろう。
ひいては、それらの楽曲がミュージシャンの意図を持って並べられることで、アルバムであるとか、ライブであるとか、また大きな一つのストーリーを形作っているものではないかと思う。まあ、シングルを並べただけのような、意図を全く感じないアルバムも中にはあるが。
だから俺はiPod時代になっても実はアルバム単位でしか聴かない。シャッフルなんてゴメンだ。アルバムの中で「この曲はいいや」と飛ばすのもあり得ない。同じアルバムの曲で再生回数が変わるのが我慢ならない。やっぱり小一時間、そのミュージシャンの意図した世界をじっくり堪能するのが、俺にとっての音楽の楽しみ方なのだ。
引くかもしれないけど、ベストアルバムの扱いも徹底してるぞ。
俺はベストアルバムを買っても全曲はiTunesに取り込まない。ベストでしか持ってない曲だけを取り込んだら、オリジナルアルバムで持っている曲と合わせてベストアルバムのプレイリストを作るのだ。つまり、ベストアルバムはあくまでアルバムから曲を借りているという扱いになっているのだ。この場合、特例としてベストアルバムに参加した曲のみ再生回数が異なることを認めているのだ（ばかでしょ）。
閑話休題。
まあ、アルバム至上主義の俺は極端すぎるとしてもだ。
音楽はファッションと密接に結びついて文化を形成してきた歴史を持つことは重々承知している。「器が変われば、それに適応していくのもミュージシャンの務め」という意見もある。それでも、楽曲の一部分だけを切り抜いて鑑賞するなんて異常なことだと思う。聞いては捨て、聞いては捨て、また新しい刺激を求めて次から次へと音楽を「使い捨て」て行くことが本当に「音楽を楽しんでいる」ことなのか？
音楽がここまで軽んじられていくことに耐えがたい苦痛を感じてしょうがない。こんな腐った仕組みを作った人間をぶっとばしてやりたい。
だからせめて、自分が聴いたり、演奏してりする音楽くらい、エバーグリーンな、時代によって色あせたりしない音楽を愛でたいと思っている。
結構大丈夫だった。むしろ、あのちょっとした楽器並みのサイズのモノの置き場に困らないという自由感の方が心地よかった。
年が明けて仕事始め。いよいよ通勤でも松葉杖を封印した。
それは、外見上もはやハンディキャップがない社会人として扱われるということになる。これまでのように優先席に座ったりすることは（道徳上）できなくなることも意味する。
今日は幸運にも2駅ほどで座れたので良かったのだが、途中の満員ぶりはもはや戦場状態だった。いくらほぼ問題ないくらい丈夫になったとは言え、あの中で果たして足が堪えられるのかどうか若干不安にはなった。
かと言って今からまた松葉杖を引っ張り出すのも後戻りのようで憚られる。もう前に進むしかないのだ。
さあ、やるぜ。
夕暮れの月
(PentaxK-7, PentaxFA77mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/125sec, F9.0, ISO200)
さて、Loopのblogでも書いたのだが。
音楽バブルも弾け、CDの売り上げ枚数がどんどんと萎んでいっている昨今、まあ、あの画一的な曲が次から次へと売れてしまう異常な状態の終焉は悪いことではないとは思ってはいる。
ところが聞くところによると、最近は一曲どころか「着うた」として、流行曲の「美味しい」フレーズだけを携帯でダウンロードして聞くのが若者の音楽スタイルらしい。
馬 鹿 じ ゃ ね ぇ の ？
んなことしてる奴が仮にこのblogを読んでたらなら、今すぐ悔い改め、携帯に「一部だけ」入ってるその楽曲全てのCDを買え、今すぐだ。いや、100歩譲って楽曲を丸ごと有料でダウンロードするでもいい。ただし間違っても48kbpsなんていう通話品質じゃないぞ、最低でも128kbpsにしろ。
...いや、ごめんなさい。アタマの堅い奴だと鼻で笑ってやってください。
いや実際、俺なんか旧人類なのかもしれない。だけど、曲の一部のフレーズだけ聞いて満足するなんてやっぱり全く考えられない。そうするのがかっこいいスタイルだっていうなら俺は迷わずかっこ悪いほうを選ぶ。
確かに、力のある楽曲のワンフレーズは、それだけでストーリーを持っていると思う。
だが、そのストーリーが幾重にも組み合わさって、一つの楽曲としてストーリーになっているものじゃないのか？
ラブストーリーだって始まっていきなりキスシーンでハイ終わりじゃあ、まあ「ご馳走様でした」とは思うかもしれないけど、そこだけ見て面白いか？そういうものじゃないだろう。
ひいては、それらの楽曲がミュージシャンの意図を持って並べられることで、アルバムであるとか、ライブであるとか、また大きな一つのストーリーを形作っているものではないかと思う。まあ、シングルを並べただけのような、意図を全く感じないアルバムも中にはあるが。
だから俺はiPod時代になっても実はアルバム単位でしか聴かない。シャッフルなんてゴメンだ。アルバムの中で「この曲はいいや」と飛ばすのもあり得ない。同じアルバムの曲で再生回数が変わるのが我慢ならない。やっぱり小一時間、そのミュージシャンの意図した世界をじっくり堪能するのが、俺にとっての音楽の楽しみ方なのだ。
引くかもしれないけど、ベストアルバムの扱いも徹底してるぞ。
俺はベストアルバムを買っても全曲はiTunesに取り込まない。ベストでしか持ってない曲だけを取り込んだら、オリジナルアルバムで持っている曲と合わせてベストアルバムのプレイリストを作るのだ。つまり、ベストアルバムはあくまでアルバムから曲を借りているという扱いになっているのだ。この場合、特例としてベストアルバムに参加した曲のみ再生回数が異なることを認めているのだ（ばかでしょ）。
閑話休題。
まあ、アルバム至上主義の俺は極端すぎるとしてもだ。
音楽はファッションと密接に結びついて文化を形成してきた歴史を持つことは重々承知している。「器が変われば、それに適応していくのもミュージシャンの務め」という意見もある。それでも、楽曲の一部分だけを切り抜いて鑑賞するなんて異常なことだと思う。聞いては捨て、聞いては捨て、また新しい刺激を求めて次から次へと音楽を「使い捨て」て行くことが本当に「音楽を楽しんでいる」ことなのか？
音楽がここまで軽んじられていくことに耐えがたい苦痛を感じてしょうがない。こんな腐った仕組みを作った人間をぶっとばしてやりたい。
だからせめて、自分が聴いたり、演奏してりする音楽くらい、エバーグリーンな、時代によって色あせたりしない音楽を愛でたいと思っている。
nobilesの投稿(22:42:00-2010-01-05) -
カテゴリ: Music
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