NOBILES Days
Jump to navigationNew Generation Cameras vol.1
なんかさあ、iPhone5が発売されてからというもの、嫌がらせのように3GSが壊滅的に遅くなった気がするんだが。iPhone5の性能が高いモデムがごっそり回線持ってくからだろうか。まあ、あと数日で俺も5になるからいいけど...みんな5になったらまたヤバイのか？
そんなわけで、予約したiPhone5が入荷したらしい。だが、MNP元となるauのポイントで買ったものが嫌がらせのようになかなか届かず、auの解約ができなかったが、その品物もようやく明日に届くようだ。よーし、受け取りに行こう！
でも...3週間経ってもマップ、目に見えるような改善がないね。こりゃあ困っちゃったね。
さて...世界最大の写真関連製品の見本市であるPhotokinaにあわせた、怒濤の新カメラ発表の連続を全然処理しきれてなーい。
そんなわけで、久々のカメラの話題だ。まず、今回発表された一連の内容からディジタル一眼レフカメラおよびノンフレックスカメラ（ミラーレス）の動向を考えてみたい。
Nikon D600 and Canon EOS6D
まず最初に見なければならないのは、最大手2社、CanonとNikonということになろう。
この2社は今回、いわゆる「フルサイズ素子」の一眼レフのエントリーモデルを揃って投入することを発表した。
狙いは明白である。現在この業界でフルサイズに対応したレンズラインナップを潤沢に持っているのはCanonとNikonしかない。当然、高価なフルサイズ素子をまとまった数で発注（または生産）し、リーズナブルな価格で仕入れられるのも、事実上この2社だけと考えて良い。その強みをますます生かし、画質にこだわるハイアマチュア層をフルサイズカメラに取り込み、囲い込みを図ろうとしているのである。
裏を返せばこれまでディジタル一眼レフで主流であったAPS-Cサイズのカメラでは、大きな進化を含んだ製品を生み出せなくなってきたことを意味する。
それは今回、Pentaxが投入したAPS-Cフラッグシップ機を見ても明らかだ。K-5 IIとして、マシン名にIIがつくようなマイナーチェンジ留まったのだ。画質の要となる撮像素子と画像処理エンジンもキャリーオーバーである。
K-5 IIについては後で詳しく述べるとして、これまでのディジタル一眼レフカメラの性能向上を引っ張ってきた撮像素子の進化がひと段落を迎えようとしているのは確かだ。
さてまず今回発表されたCanon EOS6DとNikonD600を見てみよう。
両者に共通するのは、フルサイズ機でありながら、APS-C中級機である7DやD7000に近いサイズとインターフェイス、そして価格を持つことだ。ただ、同じターゲット、すなわちハイアマチュアに向けてリリースされたと思える両者だが、スタンスが微妙に異なるのが興味深い。
どちらも価格とハンドリングを良くするために上位機種から機能を削っているのは共通している。
ところが、Nikonは視野率100%を謳うファインダーや、減らしたとは言えまだまだ多い39点のAF測距点をD600に奢った。一方でCanonは97%ファインダー、11点測距点と、かなり思い切って削った印象だ。これはAPS-C上位機種のEOS7Dよりも、60Dクラスに近い仕様だ。
そのかわり6DはGPS機能と無線LANを内蔵してきた。これには少し驚いた。どちらも、これからの一眼レフには必要となってくる機能だし、内蔵するのが望ましいとは思っていたが、まさか6Dクラスから入れてくるとは思わなかった。
GPSを搭載することで写真には位置情報のタグが付与される。携帯電話のカメラなら当たり前の機能だが、ディジタル一眼カメラでは、GPSオプションを購入するか、PCソフトで後から付与するしか手がなかったものだ。
また、無線LANを搭載すれば、メモリーカードリーダーを介することなく、PCやスマートフォンへの画像の転送が可能となる。たとえば俺の場合、山なんかで一眼で風景の写真を撮るのと並行して、iPhoneでも写真を撮ってSMSに投稿していた。それが、一眼で撮った高画質な写真を無線LANでiPhoneに転送して投稿できるようになる。
こうした機能は画質や速射性といったカメラ本来の性能とは直接関係がないため、大概カジュアルな機種に搭載されてこなれてからプロ機に展開される。この点においても、6Dはかなりカジュアルな機種に位置づけられると思っていいだろう。
それだけに、カメラとしての性能に限ればNikonが上だ。サイズと性能、価格のバランスは相当レベルが高いと思う。正直言うと6Dはライト方向に振りすぎな感もある。その割に、フラッシュは内蔵していない。
って言うか、いい加減「フラッシュ付いてないカメラはプロもしくはハイアマチュア向け」なんていう下らんカテゴライズはやめまいか。日中シンクロやアイキャッチなど、プロも多用するフラッシュ小技もある。光を捉える機械であるカメラに、自ら光を生む力を与えることは、レイアウト上のデメリットを補って余りあるメリットがあるはずだ。
なんだかまたぞろアンチCANONな感じになっちゃったけど、しょうがないじゃん。出てきた製品を素直に評価しただけのことだ。
つづく。
そんなわけで、予約したiPhone5が入荷したらしい。だが、MNP元となるauのポイントで買ったものが嫌がらせのようになかなか届かず、auの解約ができなかったが、その品物もようやく明日に届くようだ。よーし、受け取りに行こう！
でも...3週間経ってもマップ、目に見えるような改善がないね。こりゃあ困っちゃったね。
さて...世界最大の写真関連製品の見本市であるPhotokinaにあわせた、怒濤の新カメラ発表の連続を全然処理しきれてなーい。
そんなわけで、久々のカメラの話題だ。まず、今回発表された一連の内容からディジタル一眼レフカメラおよびノンフレックスカメラ（ミラーレス）の動向を考えてみたい。
Nikon D600 and Canon EOS6D
まず最初に見なければならないのは、最大手2社、CanonとNikonということになろう。
この2社は今回、いわゆる「フルサイズ素子」の一眼レフのエントリーモデルを揃って投入することを発表した。
狙いは明白である。現在この業界でフルサイズに対応したレンズラインナップを潤沢に持っているのはCanonとNikonしかない。当然、高価なフルサイズ素子をまとまった数で発注（または生産）し、リーズナブルな価格で仕入れられるのも、事実上この2社だけと考えて良い。その強みをますます生かし、画質にこだわるハイアマチュア層をフルサイズカメラに取り込み、囲い込みを図ろうとしているのである。
裏を返せばこれまでディジタル一眼レフで主流であったAPS-Cサイズのカメラでは、大きな進化を含んだ製品を生み出せなくなってきたことを意味する。
それは今回、Pentaxが投入したAPS-Cフラッグシップ機を見ても明らかだ。K-5 IIとして、マシン名にIIがつくようなマイナーチェンジ留まったのだ。画質の要となる撮像素子と画像処理エンジンもキャリーオーバーである。
K-5 IIについては後で詳しく述べるとして、これまでのディジタル一眼レフカメラの性能向上を引っ張ってきた撮像素子の進化がひと段落を迎えようとしているのは確かだ。
さてまず今回発表されたCanon EOS6DとNikonD600を見てみよう。
両者に共通するのは、フルサイズ機でありながら、APS-C中級機である7DやD7000に近いサイズとインターフェイス、そして価格を持つことだ。ただ、同じターゲット、すなわちハイアマチュアに向けてリリースされたと思える両者だが、スタンスが微妙に異なるのが興味深い。
どちらも価格とハンドリングを良くするために上位機種から機能を削っているのは共通している。
ところが、Nikonは視野率100%を謳うファインダーや、減らしたとは言えまだまだ多い39点のAF測距点をD600に奢った。一方でCanonは97%ファインダー、11点測距点と、かなり思い切って削った印象だ。これはAPS-C上位機種のEOS7Dよりも、60Dクラスに近い仕様だ。
そのかわり6DはGPS機能と無線LANを内蔵してきた。これには少し驚いた。どちらも、これからの一眼レフには必要となってくる機能だし、内蔵するのが望ましいとは思っていたが、まさか6Dクラスから入れてくるとは思わなかった。
GPSを搭載することで写真には位置情報のタグが付与される。携帯電話のカメラなら当たり前の機能だが、ディジタル一眼カメラでは、GPSオプションを購入するか、PCソフトで後から付与するしか手がなかったものだ。
また、無線LANを搭載すれば、メモリーカードリーダーを介することなく、PCやスマートフォンへの画像の転送が可能となる。たとえば俺の場合、山なんかで一眼で風景の写真を撮るのと並行して、iPhoneでも写真を撮ってSMSに投稿していた。それが、一眼で撮った高画質な写真を無線LANでiPhoneに転送して投稿できるようになる。
こうした機能は画質や速射性といったカメラ本来の性能とは直接関係がないため、大概カジュアルな機種に搭載されてこなれてからプロ機に展開される。この点においても、6Dはかなりカジュアルな機種に位置づけられると思っていいだろう。
それだけに、カメラとしての性能に限ればNikonが上だ。サイズと性能、価格のバランスは相当レベルが高いと思う。正直言うと6Dはライト方向に振りすぎな感もある。その割に、フラッシュは内蔵していない。
って言うか、いい加減「フラッシュ付いてないカメラはプロもしくはハイアマチュア向け」なんていう下らんカテゴライズはやめまいか。日中シンクロやアイキャッチなど、プロも多用するフラッシュ小技もある。光を捉える機械であるカメラに、自ら光を生む力を与えることは、レイアウト上のデメリットを補って余りあるメリットがあるはずだ。
なんだかまたぞろアンチCANONな感じになっちゃったけど、しょうがないじゃん。出てきた製品を素直に評価しただけのことだ。
つづく。
nobilesの投稿(23:22:06-2012-10-15) -
カテゴリ: Photo
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