NOBILES Days

2011-03-21

Daily Life + Alpha

前回反省した件だけど、俺は「この状態からいかに立ち直るか」ということにばかり目が行って、被災した人達のことは視界に入ってなかったかもしれないね。それじゃ、立ち直ったとしてもそういった人達を置き去りにする結果になるかもしれない。

被災のことを自分のことのように思い込んで、生産活動を止めちゃ意味がない、という意見に変わりはない。けれど、一日のうちに少しだけでもその人達の暮らしを考えてみるだけでも、行動って何かが変わるんじゃないかって、思った。起きた事実に背を向けて前に進んだ未来と、受け容れて進んだ未来は、大きく意味が違うんじゃないかって、思い直した。後者の方が、はるかに難しい作業だけどね。

メッセージをくれた人、ありがとう。この場を借りて、改めて。思いやりをもらったよ。


どのテレビ局とかネット情報とかでも「今自分にできること」とか同じセリフを連発するので、またぞろアマノジャッキーの血が疼いちゃうのだが (^_^;、それでも、俺は俺なりに一つ決めごとをした。今回はそれを実践した。生きるのに何の支障もない自分達が、まず日常の生活を取り戻すことと、少しでも被災者の人達の力になれればという気持ちを、ささやかでも両立させたいと思う。


実は地震が起きた翌日から、家族で温泉旅行に行くつもりだった。ところが、実際にその土曜日は家族全員離散した状態で迎えた。2月の末には、子どもの胃腸炎で、毎年恒例のいちご狩りも中止になっていた。
ガソリン不足が続くこの3連休に出かけるのもどうなんだろうと思ったが、あまりに子どもと遊んであげられていない。何より、家にいたって自分たちが後ろ向きになりそうだった。だからせめて、近くまでいちご狩りにでかけることにした。

Strawbelly
Family of Strawbelly
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F4.0, ISO100)
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