NOBILES Days
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このゴールデンウィーク、前のエントリーでも述べた通り、前の会社の特典でとったリゾートホテルへまず行った。
その日記はまた後日として。もともと25日に行く予定が、子どもの風邪で延期になったのは述べた通りだが、今度はその道中で嫁さんが風邪を発症した。
まあそれでもそれなりに楽しんで帰ってきて、その足で嫁さんを病院に連れて行ったら、割と早く回復した。そこで、予定通り翌日の夕方には車で1時間半の俺の実家へ行った。
が、今度は俺が風邪を発症したようだ。昨日は不調を感じつつもなんとか家まで帰ってきてから初めて熱を計ったら38度を超えていた。
俺も薬を飲んで熱は下がったが、まだ微妙に具合が良くない。どうもこのゴールデンウィークは家族一同体調に祟られている。
今回の旅行で行った"ほうとう"屋の庭にあったししおどし
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/200sec, F2.0, ISO100)
さて。
うふふ...物欲大魔王、春の陣第二弾だよ。いや、正確に言うなら退職金物欲だね。
50インチテレビKUROを購入してから7ヶ月半が過ぎた。
既に記した通り、テレビがフルHD解像度（ちなみに、フルハイビジョンなどというマヤカシの言葉に騙されてはいけない。デジカメと同じで、解像度だけがテレビの性能ではない）で、ディジタル放送対応だというのに、レコーダーは依然として8年ほど前に購入したDVDレコーダーのままだった。
解像度もSD（Standard Definition...つまり、従来品質ということだ）、ディジタル放送にも非対応だ。KUROでリアルタイムの放送をみている間は鮮烈な画質を堪能できるのに、録画物や、同じくSD放送しかないスカパー光に切り替えた途端に眠〜い画質に成り下がる有様だった（あれだけアピールしている光回線のくせにSD画質のみってどういうことよ？）。
加えて、レコーダーのHDDは僅かに80GBで、こまめに古いものを消去してるとはいえ、それでも最近はかなり残量が厳しくなってきていた。
そこへ、退職金だ。
これはもう今買うしかないだろうということになった。あ、俺の脳内会議でね (^_^;。そんなわけで3月のうちから購入対象の選定に入った。
ここはプラズマKUROに合わせてKUROのレコーダー...と思ったのだが、P社は既にBDレコーダーから撤退していた。
BDレコーダーは単なる録画だけでなく、通信機能や画像取り込みなど、パソコンと同等とも言える複雑な機能を有する。つまりそれだけ膨大な、特にソフトウェアの開発体制が必要だ。経営に行き詰まりプラズマKUROを終焉せざるを得なかったこの会社にそのリソースはなかったということか。他社のOEMで一応発売はしたが、すぐに姿を消してしまったのであった。
市場には、Pa、So、Sh、Mi、Vi、ToといったメーカーがBDレコーダーを販売している。だがこの中で、最先端の開発を行っているのは前から3社程度と考えていいだろう。
当初は、ダブルチューナー搭載で裏番組が録画できる最下層のクラスで十分と思っていた。CS放送も、レコーダーの110°CSチューナーで直接受信可能なスカパー光e2なら、チャンネル数は少ないながらもHD放送があり、F-1も網羅できた。
だが、その事情が変わった。
e2について調べようとスカパーのホームページを見にいくと...5月からのスカパー光でのHD放送開始が華々しくアナウンスされていたのだ。
調べてみると...e2と同じような価格でいて、HD対応チャンネル数が全然多い。嫁さんがよく見る海外ドラマチャンネルもHDになる。これはもうこちらを選ぶしかない。
が、それをHD解像度で録画するには、スカパーHD録画対応のレコーダーが必要になるという。どうやらDLNAという、いわゆる家電ネットワーク規格を利用するもので、LANをつなげることで録画するらしい。そしてこの時点で、スカパーHD録画に対応しているのは、なんとSo一択だった。
じゃあSoしかないかあ？と思っていた矢先、どうやらPaとShも次世代からスカパーHD対応機を出してくることが分かった。
そんなわけで、またメーカー選定は振り出しに戻った。
じゃあまずは、次世代機はまだだとしても、現状のレコーダーのレベルを見ようと、量販店に赴いた。
ほんでもって、もし哀れな店員が近づいて来たら、超マニアックな質問をぶつけて遊んでやろう、なんて意地悪な野望を抱いていた。
さて、来たよ来たよ、Blu-rayコーナー。
まだお気楽リハビリ期間中だったので、平日昼間に行ったにも関わらず、「そろそろ地デジにせにゃ」ということか、ジジババ層でかなり賑わっている。
...うーん。テレビの性能にも左右されるからなかなか画質の評価は厳しいのだが...まあ、カタログ見たり、帰りに雑誌を見たりしてそれなりに情報収集できた。
あ、結局店員はジジババを騙すのに夢中で、俺のようにヘタに知ってそうな層には近寄ってすら来なかった。ちっ。
得た情報をまずは機能面から整理した。
今熱い機能は、先述したスカパーHD録画機能に加え、いわゆる10倍圧縮録画モードの搭載だ。さらには、この高圧縮モードを2番組同時に行えるというのが最新トレンドだ。
まず、前者については、上位3メーカーともに少なくとも次世代機までには搭載されることが分かった。ただ、その画質については、やはりAVCHD規格の発起人たるSoとPaが先んじていて、Shの圧縮画質は辛い印象だった（そもそもこの時点で唯一10倍モードを投入していなかった）。
一方後者の2番組同時圧縮録画モードは、これまでShの売りだったようだが、Paがこれを10倍モードで実現してきた。また、Shも次世代機からの10倍対応は先述した通りだ。
ところが、Soはこのモードは次世代においても対応しないらしい。ええ？マジぃ？？
圧縮録画の2番組同時録画が果たして必要かという議論はあろう。片方だけ圧縮でもう片方は非圧縮ならSoもできる。だが、こうした性能はそのまま、レコーダーの根幹を担うLSIの性能に直結する。つまりは、SoはLSIの開発スピードが明らかに他の2社に遅れていると言わなければなるまい。
それに、組み合わされて展示されていた、同じSoの液晶テレビを凝視してみると、隣のToと比べてもワサワサとした印象で、とてもかつてのテレビの盟主とは思えない品質だった。
もちろん、テレビとレコーダーの事業所は違うから、画質が共通とは思えないが、この会社の技術レベルの凋落を感じさせた。
噂によると、Soが出している超高性能ゲームマシンに接続して録画できるオプション機器はかなり凄いらしい。実は、同社の専用レコーダーより全然洗練されているという。だが、ゲーム機だからBlu-rayディスクに保存することはできない。
お互いの事業部が連携すれば素晴らしいものができるだろうに、もうこの会社にその柔軟性はない、大企業病である、という端的な例だ。
そんなわけで、Soは俺の選択肢から外れた。
つづく。
その日記はまた後日として。もともと25日に行く予定が、子どもの風邪で延期になったのは述べた通りだが、今度はその道中で嫁さんが風邪を発症した。
まあそれでもそれなりに楽しんで帰ってきて、その足で嫁さんを病院に連れて行ったら、割と早く回復した。そこで、予定通り翌日の夕方には車で1時間半の俺の実家へ行った。
が、今度は俺が風邪を発症したようだ。昨日は不調を感じつつもなんとか家まで帰ってきてから初めて熱を計ったら38度を超えていた。
俺も薬を飲んで熱は下がったが、まだ微妙に具合が良くない。どうもこのゴールデンウィークは家族一同体調に祟られている。
今回の旅行で行った"ほうとう"屋の庭にあったししおどし
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/200sec, F2.0, ISO100)
さて。
うふふ...物欲大魔王、春の陣第二弾だよ。いや、正確に言うなら退職金物欲だね。
50インチテレビKUROを購入してから7ヶ月半が過ぎた。
既に記した通り、テレビがフルHD解像度（ちなみに、フルハイビジョンなどというマヤカシの言葉に騙されてはいけない。デジカメと同じで、解像度だけがテレビの性能ではない）で、ディジタル放送対応だというのに、レコーダーは依然として8年ほど前に購入したDVDレコーダーのままだった。
解像度もSD（Standard Definition...つまり、従来品質ということだ）、ディジタル放送にも非対応だ。KUROでリアルタイムの放送をみている間は鮮烈な画質を堪能できるのに、録画物や、同じくSD放送しかないスカパー光に切り替えた途端に眠〜い画質に成り下がる有様だった（あれだけアピールしている光回線のくせにSD画質のみってどういうことよ？）。
加えて、レコーダーのHDDは僅かに80GBで、こまめに古いものを消去してるとはいえ、それでも最近はかなり残量が厳しくなってきていた。
そこへ、退職金だ。
これはもう今買うしかないだろうということになった。あ、俺の脳内会議でね (^_^;。そんなわけで3月のうちから購入対象の選定に入った。
ここはプラズマKUROに合わせてKUROのレコーダー...と思ったのだが、P社は既にBDレコーダーから撤退していた。
BDレコーダーは単なる録画だけでなく、通信機能や画像取り込みなど、パソコンと同等とも言える複雑な機能を有する。つまりそれだけ膨大な、特にソフトウェアの開発体制が必要だ。経営に行き詰まりプラズマKUROを終焉せざるを得なかったこの会社にそのリソースはなかったということか。他社のOEMで一応発売はしたが、すぐに姿を消してしまったのであった。
市場には、Pa、So、Sh、Mi、Vi、ToといったメーカーがBDレコーダーを販売している。だがこの中で、最先端の開発を行っているのは前から3社程度と考えていいだろう。
当初は、ダブルチューナー搭載で裏番組が録画できる最下層のクラスで十分と思っていた。CS放送も、レコーダーの110°CSチューナーで直接受信可能なスカパー光e2なら、チャンネル数は少ないながらもHD放送があり、F-1も網羅できた。
だが、その事情が変わった。
e2について調べようとスカパーのホームページを見にいくと...5月からのスカパー光でのHD放送開始が華々しくアナウンスされていたのだ。
調べてみると...e2と同じような価格でいて、HD対応チャンネル数が全然多い。嫁さんがよく見る海外ドラマチャンネルもHDになる。これはもうこちらを選ぶしかない。
が、それをHD解像度で録画するには、スカパーHD録画対応のレコーダーが必要になるという。どうやらDLNAという、いわゆる家電ネットワーク規格を利用するもので、LANをつなげることで録画するらしい。そしてこの時点で、スカパーHD録画に対応しているのは、なんとSo一択だった。
じゃあSoしかないかあ？と思っていた矢先、どうやらPaとShも次世代からスカパーHD対応機を出してくることが分かった。
そんなわけで、またメーカー選定は振り出しに戻った。
じゃあまずは、次世代機はまだだとしても、現状のレコーダーのレベルを見ようと、量販店に赴いた。
ほんでもって、もし哀れな店員が近づいて来たら、超マニアックな質問をぶつけて遊んでやろう、なんて意地悪な野望を抱いていた。
さて、来たよ来たよ、Blu-rayコーナー。
まだお気楽リハビリ期間中だったので、平日昼間に行ったにも関わらず、「そろそろ地デジにせにゃ」ということか、ジジババ層でかなり賑わっている。
...うーん。テレビの性能にも左右されるからなかなか画質の評価は厳しいのだが...まあ、カタログ見たり、帰りに雑誌を見たりしてそれなりに情報収集できた。
あ、結局店員はジジババを騙すのに夢中で、俺のようにヘタに知ってそうな層には近寄ってすら来なかった。ちっ。
得た情報をまずは機能面から整理した。
今熱い機能は、先述したスカパーHD録画機能に加え、いわゆる10倍圧縮録画モードの搭載だ。さらには、この高圧縮モードを2番組同時に行えるというのが最新トレンドだ。
まず、前者については、上位3メーカーともに少なくとも次世代機までには搭載されることが分かった。ただ、その画質については、やはりAVCHD規格の発起人たるSoとPaが先んじていて、Shの圧縮画質は辛い印象だった（そもそもこの時点で唯一10倍モードを投入していなかった）。
一方後者の2番組同時圧縮録画モードは、これまでShの売りだったようだが、Paがこれを10倍モードで実現してきた。また、Shも次世代機からの10倍対応は先述した通りだ。
ところが、Soはこのモードは次世代においても対応しないらしい。ええ？マジぃ？？
圧縮録画の2番組同時録画が果たして必要かという議論はあろう。片方だけ圧縮でもう片方は非圧縮ならSoもできる。だが、こうした性能はそのまま、レコーダーの根幹を担うLSIの性能に直結する。つまりは、SoはLSIの開発スピードが明らかに他の2社に遅れていると言わなければなるまい。
それに、組み合わされて展示されていた、同じSoの液晶テレビを凝視してみると、隣のToと比べてもワサワサとした印象で、とてもかつてのテレビの盟主とは思えない品質だった。
もちろん、テレビとレコーダーの事業所は違うから、画質が共通とは思えないが、この会社の技術レベルの凋落を感じさせた。
噂によると、Soが出している超高性能ゲームマシンに接続して録画できるオプション機器はかなり凄いらしい。実は、同社の専用レコーダーより全然洗練されているという。だが、ゲーム機だからBlu-rayディスクに保存することはできない。
お互いの事業部が連携すれば素晴らしいものができるだろうに、もうこの会社にその柔軟性はない、大企業病である、という端的な例だ。
そんなわけで、Soは俺の選択肢から外れた。
つづく。
nobilesの投稿(16:03:22-2010-05-03) -
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