NOBILES Days
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以前触れた、遭難したマイミクについてだが、遺体が発見されたそうだ。
神隠しのようにどこへ行ったのか分からなかった状態で2ヶ月を過ごされたご親族の心労たるや察するに余りある。亡くなっていたのは残念な結果ではあるが、遺体や遺品が戻って来て、ようやくホッとして、ひと段落というところなのではないだろうか。
それにしても、回収されたのが「ほぼ無傷」というザックと、衣類の一部、胸の遺骨の一部というから、ザック以外は悲惨な状態だったのだろう。山で亡くなることの壮絶さを思い知らされた。ただ、本当に山が好きだったようだから、ある意味では本望であるのかもしれない。
とにかく、ご冥福をお祈りする。
ドイツで、2年に一度開かれる恒例のカメラ関係の大イベント、Photokinaが開かれたとあって、この1ヶ月は各社新製品の発表ラッシュだ。
まずは、もはや所有レンズ10本を超えた俺は一蓮托生、逃げられなくなったPentaxについて。先日のエントリー機K-rに続き、俺のK-7の後継機K-5が発表された。
Pentax K-5
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/15sec, F4.0, ISO800)
あれ？
K-7って、ネーミングがKナントカになってから7つめだからK-7だと思ってたけど、そうじゃないのか？...ひょっとしてその法則で行くとK-10になってK10Dと被っちゃうから？？
なんか、もはや法則性が全然なくなっているな。ついでに、秒間の連写コマ数と名前がK-7に対してちょうど逆だね (^_^;。
規模の小さいPentaxが2機種同時に発表とは、なかなか頑張ったと言えるが、3年ほど前のK20DとK200D同時デビューと同じ状況ということか。
今回は画素数は違うが、どちらもSONYのexmorを撮像素子に採用しているので、方や当時新規採用だったSamsungのCMOS素子、方やSONYのCCD素子と分かれていたK20D/K200Dと比べると開発陣もだいぶ楽だったかもしれない。
なかなか味わい深い色調を出すものの、高感度がどうにもノイジーだったSamsung素子に手を焼いただけあって、高感度に強いカラムA/D変換のSONY素子の採用で最高感度はISO6400から一気に同51200にアップさせてきた。まあ、他社比でノイズを消さない主義のPentaxなので、そこはあまり期待しすぎちゃイカン。
蛇足だがカラムA/D変換とは、撮像素子の列ごとにA/D変換機を持っていることを指す。ノイズに弱いアナログ信号の経路を極力短くし、信号の源流近くから誤り訂正を施すことで、高感度でもノイズを減らすことのできる、exmorの目玉技術の一つである。
で、だ。もうPentaxのオートフォーカスについてはとっくに諦めているこの俺だが、しかしそれでも新型となったAFユニットの進化具合は気になる。
少なくともライブビューのコントラストフォーカスは相当早くなったようだ。しかも、フォーカスポイントを瞬時に拡大する遊び心と実用性を兼ね備えた新しい機能まで付いた。これは面白い。
連写コマ数も7コマ/秒にアップした。まあ、Pentaxの場合、これにAFがちゃんとついてくるかどうかが問題だが、ここもやっぱり期待しちゃイカン (^_^;。
全体としては、清く正しく正常進化といったところか（あ、「頭痛が痛い」だね）。
でも、HOYAの一部になって、Pentaxも商売が上手くなったなー、と思う。いや、わざとじゃないかもしれないけど、このK-5の発表はPhotokinaの前だが、日本のカメラ専門各誌の発売日である9/20の翌日というタイミングに設定された。
こうすると、Nikon D7000、Canon EOS60D、Olympus E-5と、各社中上級機百花繚乱の中で、エントリーであるK-rをアピールしつつ、翌月号でK-5を大きな紙面で取り扱ってもらえる。前回はK20DとK200Dが同じページで扱われることも多かったからなー。オーダーカラー展開といい、自分達の余計な広告費をかけずに露出度を上げていそうだ。
K-5以上に印象的なのが、同時に発表されたDA18-135mmF3.5-5.6WLだ。
ついに普及価格帯でレンズ内フォーカスモーター（超音波モーターではないが）を搭載。フォーカスの高速化に有利なリアフォーカスとなった上、距離指針と引き換えにして（これ自体は残念）、AF時にリングが回らない現代的な仕様になった。このレンズのフォーカス速度がどうなっているか楽しみだ。いや、期待したらいかん (^_^;。
かなりの高倍率ズームだが、これで他社とも戦えるレンズが揃ったと言える。でもなー、欲を言えば広角端を18mmではなく、16mmで頑張って欲しかった。
知ってる人は知ってると思うが、広角の2mmの違いはとても大きい。望遠端の20〜30mmよりよっぽど有用だ。ソニーだって16-105あるもんね？望遠端多少妥協してもそこはひとつ。...7〜8万じゃ売れないか。
で、実は本文の執筆はだいぶ前だったので事後になってしまったのだが、実はこの前の週末に、体験イベントに行ってきた。
内心18-135の方を特に期待しつつ行ったのだが、K-5も想像以上にいい。ISO51200でも、割と輪郭が残っているので、用途によっては使えるし、ISO3200は常用にしても良いと思えた。K-7に対して、まあ大体1〜2段程度改善されてるのかな？
フォーカスは...まあ確実に良くはなっている。ただ、上位メーカーに追いついたかと言われれば...微妙だ。
18-135は概ね期待通りだ。寄れるし、やはりレンジが広いのはズームレンズとして便利だ。フォーカスも速い。レンズ内モーターは、超音波モーターではないが、ボディ側モーターに比べればはるかに静かだ。
でも思ったよりでかかったかな。ただ、これだけレンジが広いレンズが、簡易ながら防塵防滴なのは非常に安心感がある。
ああ、そうそう、K-rのカラーバリエーションもかなりの数が置いてあった。どれも、新たにカラー展開を始めたDA35mmF2.4が装着された状態だった。やはりレンズにも色がついてると一気にドレスアップされてとても華やかに見えた。あー、こういうのもアリだな、と思えるものがあった。
Pentax K-r
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/100sec, F4.0, ISO800)
スーパーインポーズ付いて、操作性も工夫されたので、中上級機のサブとしても十分通用する実力を備えたと言えるんじゃなかろうか。ちょーっとシャッター音がバタくさい（安っぽい）けどね。
神隠しのようにどこへ行ったのか分からなかった状態で2ヶ月を過ごされたご親族の心労たるや察するに余りある。亡くなっていたのは残念な結果ではあるが、遺体や遺品が戻って来て、ようやくホッとして、ひと段落というところなのではないだろうか。
それにしても、回収されたのが「ほぼ無傷」というザックと、衣類の一部、胸の遺骨の一部というから、ザック以外は悲惨な状態だったのだろう。山で亡くなることの壮絶さを思い知らされた。ただ、本当に山が好きだったようだから、ある意味では本望であるのかもしれない。
とにかく、ご冥福をお祈りする。
ドイツで、2年に一度開かれる恒例のカメラ関係の大イベント、Photokinaが開かれたとあって、この1ヶ月は各社新製品の発表ラッシュだ。
まずは、もはや所有レンズ10本を超えた俺は一蓮托生、逃げられなくなったPentaxについて。先日のエントリー機K-rに続き、俺のK-7の後継機K-5が発表された。
Pentax K-5
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/15sec, F4.0, ISO800)
あれ？
K-7って、ネーミングがKナントカになってから7つめだからK-7だと思ってたけど、そうじゃないのか？...ひょっとしてその法則で行くとK-10になってK10Dと被っちゃうから？？
なんか、もはや法則性が全然なくなっているな。ついでに、秒間の連写コマ数と名前がK-7に対してちょうど逆だね (^_^;。
規模の小さいPentaxが2機種同時に発表とは、なかなか頑張ったと言えるが、3年ほど前のK20DとK200D同時デビューと同じ状況ということか。
今回は画素数は違うが、どちらもSONYのexmorを撮像素子に採用しているので、方や当時新規採用だったSamsungのCMOS素子、方やSONYのCCD素子と分かれていたK20D/K200Dと比べると開発陣もだいぶ楽だったかもしれない。
なかなか味わい深い色調を出すものの、高感度がどうにもノイジーだったSamsung素子に手を焼いただけあって、高感度に強いカラムA/D変換のSONY素子の採用で最高感度はISO6400から一気に同51200にアップさせてきた。まあ、他社比でノイズを消さない主義のPentaxなので、そこはあまり期待しすぎちゃイカン。
蛇足だがカラムA/D変換とは、撮像素子の列ごとにA/D変換機を持っていることを指す。ノイズに弱いアナログ信号の経路を極力短くし、信号の源流近くから誤り訂正を施すことで、高感度でもノイズを減らすことのできる、exmorの目玉技術の一つである。
で、だ。もうPentaxのオートフォーカスについてはとっくに諦めているこの俺だが、しかしそれでも新型となったAFユニットの進化具合は気になる。
少なくともライブビューのコントラストフォーカスは相当早くなったようだ。しかも、フォーカスポイントを瞬時に拡大する遊び心と実用性を兼ね備えた新しい機能まで付いた。これは面白い。
連写コマ数も7コマ/秒にアップした。まあ、Pentaxの場合、これにAFがちゃんとついてくるかどうかが問題だが、ここもやっぱり期待しちゃイカン (^_^;。
全体としては、清く正しく正常進化といったところか（あ、「頭痛が痛い」だね）。
でも、HOYAの一部になって、Pentaxも商売が上手くなったなー、と思う。いや、わざとじゃないかもしれないけど、このK-5の発表はPhotokinaの前だが、日本のカメラ専門各誌の発売日である9/20の翌日というタイミングに設定された。
こうすると、Nikon D7000、Canon EOS60D、Olympus E-5と、各社中上級機百花繚乱の中で、エントリーであるK-rをアピールしつつ、翌月号でK-5を大きな紙面で取り扱ってもらえる。前回はK20DとK200Dが同じページで扱われることも多かったからなー。オーダーカラー展開といい、自分達の余計な広告費をかけずに露出度を上げていそうだ。
K-5以上に印象的なのが、同時に発表されたDA18-135mmF3.5-5.6WLだ。
ついに普及価格帯でレンズ内フォーカスモーター（超音波モーターではないが）を搭載。フォーカスの高速化に有利なリアフォーカスとなった上、距離指針と引き換えにして（これ自体は残念）、AF時にリングが回らない現代的な仕様になった。このレンズのフォーカス速度がどうなっているか楽しみだ。いや、期待したらいかん (^_^;。
かなりの高倍率ズームだが、これで他社とも戦えるレンズが揃ったと言える。でもなー、欲を言えば広角端を18mmではなく、16mmで頑張って欲しかった。
知ってる人は知ってると思うが、広角の2mmの違いはとても大きい。望遠端の20〜30mmよりよっぽど有用だ。ソニーだって16-105あるもんね？望遠端多少妥協してもそこはひとつ。...7〜8万じゃ売れないか。
で、実は本文の執筆はだいぶ前だったので事後になってしまったのだが、実はこの前の週末に、体験イベントに行ってきた。
内心18-135の方を特に期待しつつ行ったのだが、K-5も想像以上にいい。ISO51200でも、割と輪郭が残っているので、用途によっては使えるし、ISO3200は常用にしても良いと思えた。K-7に対して、まあ大体1〜2段程度改善されてるのかな？
フォーカスは...まあ確実に良くはなっている。ただ、上位メーカーに追いついたかと言われれば...微妙だ。
18-135は概ね期待通りだ。寄れるし、やはりレンジが広いのはズームレンズとして便利だ。フォーカスも速い。レンズ内モーターは、超音波モーターではないが、ボディ側モーターに比べればはるかに静かだ。
でも思ったよりでかかったかな。ただ、これだけレンジが広いレンズが、簡易ながら防塵防滴なのは非常に安心感がある。
ああ、そうそう、K-rのカラーバリエーションもかなりの数が置いてあった。どれも、新たにカラー展開を始めたDA35mmF2.4が装着された状態だった。やはりレンズにも色がついてると一気にドレスアップされてとても華やかに見えた。あー、こういうのもアリだな、と思えるものがあった。
Pentax K-r
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/100sec, F4.0, ISO800)
スーパーインポーズ付いて、操作性も工夫されたので、中上級機のサブとしても十分通用する実力を備えたと言えるんじゃなかろうか。ちょーっとシャッター音がバタくさい（安っぽい）けどね。
nobilesの投稿(22:07:00-2010-10-10) -
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