NOBILES Days
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職場は輪番休業中だ。今週は平日である今日と明日が休みだ。
前回の土用の丑の日、次の日にはなったが俺は先輩とウナギを食いに行ったが、嫁さんは結局食えずじまいだった。今回の土用の丑の日、嫁さんにも食わせてやろうと思い、会社を早めにフケて、そのお店に持ち帰り用のウナギ弁当を買いに行った。
...。
...定休日だった (′Д`;。
このままじゃ収まらないので今日、近くにある老舗のウナギ屋に、ランチで食べに行った。買ってくるつもりだった店に比べると大分お高いのだが、さすが老舗だけあって焼き加減やご飯の炊き加減まで、完成されている印象だった。乳児がいるから、と個室に通してくれてゆっくり食えたのも良かった。
さてさて、と。
...買っちゃった。
New but Old Camera
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(45.0mm), ApertureValueMode, 1/10sec, F4.0, ISO800)
New but Old。
このカメラの名はPentax LX。愛するPentaxが会社設立60周年を記念して1980年に発売したプロ向けの銀塩一眼レフカメラだ。そう、ディジタルではなくフィルム用であり、フォーカスはマニュアル、露出も絞り優先オートがあるだけ、フィルムを送るのも巻き上げるのもマニュアルというものだ。21年にもわたって生産し続けられた驚異のロングセラーモデルだ。
K10Dを購入してPentaxユーザーになってから、LXのことは気になっていた。特に、LXのデザインをオマージュしたK-7購入後は、オークションでずっと価格をチェックしていた。
しかし、さすがはPentaxの歴史に燦然と輝くフラッグシップ機だっただけあって、状態の良い個体はK10Dの中古よりもはるかに高い価格を保っていた。だから、毎回一応「ここまでは」という価格までは入れても、あっさりそれを更新されて「そんなもんだよな」とがっかりするのを毎度毎度繰り返して来た。
ところが、今回は落ちちゃったんだな。ちょっとびっくりした。
まあ、相場から考えても使い物にならない「観賞用の置物」でもいいか、と思ってちゃんと取引して送付してもらった。
Pentax LX and K-7
(PentaxK10D, PentaxDA16-45mmF4(38.0mm), ApertureValueMode, 1,0sec, F4.0, ISO100)
箱を開けてみると...思ったより全然綺麗だ。もちろん傷もあるが、自分自身「カメラを気にしてシャッターチャンス逃すくらいならガンガン傷つけちまえ」という主義なので、これなら全然許容範囲だ。
っていうか、どうやったらフィルム室が開くのか、30分以上悩んだのは内緒だ (^_^;。いや、何しろこれが俺にとって初めての銀塩の一眼レフカメラなんでね。
その間、カメラをずっといじって思ったのは、実に合理的な設計がされていることだ。
このカメラは一応、ボタン電池によって駆動する電子回路によって適正露出を算出し、絞り優先オートを実現しているが、電池がなくてもフルマニュアルで絞りとシャッタースピードを指定すればカメラとして完全に機能する。ほぼ全ての操作系には、誤操作を防ぐロックがついているし、多くの部品が金属でできているので、その感触はディジタルカメラとは全く違うものだ。
また、当然ながら35mmフィルムなので、ディジタルカメラの基準で言えば「フルサイズ」のファインダーは広大だし、それを実現するミラーも極めて精緻でメカニカルな動きで、興奮させる。それより感心されるのは、極めて堅牢なその防塵防滴構造だ。K10DからK-7になった時も「おっ？」と思ったものだが、LXに触れるとまるでおもちゃだ。やはりプロ用として5年かけて開発されたという構造は、小型にも関わらず、絶対にフィルムを守るという番人のようであり、頼もしい。
このカメラは現在PentaxのDSLRが採用するのと同じKマウントだが、マニュアル絞りなので、絞りリングを持つレンズでなければろくに機能しない。だから俺の持つレンズの中ではFA Limited3本だけ、ということになる。
でもまあ、それでも31mm-43mm-77mmと広角から中望遠までカバーできるので十分だろう。それよりも、APS-CサイズのDSLRでは真ん中を切り取る形になっていたFA Limited本来のイメージサークルを、35mmフルサイズのファインダーで初めて見て少し感動した。DSLRでは65mm相当となって、中途半端で出番の少なかったFALimited43mmが、実に絶妙の標準レンズとなった。FA Limitedの中でも一番小さいこともあり、小型のLXに実に良く似合う。これはしばらく付けっぱなしになるかもしれない。
まあ、ぶっちゃけ、まだ撮影したフィルムを現像していないので、実は全然機能していないかもしれない。
でも、カチャカチャ触っているだけでも「ああ、カメラってこうだよなぁ」という満足感が沸き上がってくる。両手の親指と人差し指で、タバコの箱程度の大きさのカメラを摘んで撮影なんて、全然気持ちが入らない。広大なファインダーを覗き込んで、ボケの中から浮き上がってくる被写体を捉え、シャッターを切る。まあ「便利さ」とはかなり縁遠い存在かもしれないが、このカメラを使っていくと、多分K-7などのディジタルSLRでの撮影にも大きな影響を与えそうな気がする。
これからまた、楽しみだ。
前回の土用の丑の日、次の日にはなったが俺は先輩とウナギを食いに行ったが、嫁さんは結局食えずじまいだった。今回の土用の丑の日、嫁さんにも食わせてやろうと思い、会社を早めにフケて、そのお店に持ち帰り用のウナギ弁当を買いに行った。
...。
...定休日だった (′Д`;。
このままじゃ収まらないので今日、近くにある老舗のウナギ屋に、ランチで食べに行った。買ってくるつもりだった店に比べると大分お高いのだが、さすが老舗だけあって焼き加減やご飯の炊き加減まで、完成されている印象だった。乳児がいるから、と個室に通してくれてゆっくり食えたのも良かった。
さてさて、と。
...買っちゃった。
New but Old Camera
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(45.0mm), ApertureValueMode, 1/10sec, F4.0, ISO800)
New but Old。
このカメラの名はPentax LX。愛するPentaxが会社設立60周年を記念して1980年に発売したプロ向けの銀塩一眼レフカメラだ。そう、ディジタルではなくフィルム用であり、フォーカスはマニュアル、露出も絞り優先オートがあるだけ、フィルムを送るのも巻き上げるのもマニュアルというものだ。21年にもわたって生産し続けられた驚異のロングセラーモデルだ。
K10Dを購入してPentaxユーザーになってから、LXのことは気になっていた。特に、LXのデザインをオマージュしたK-7購入後は、オークションでずっと価格をチェックしていた。
しかし、さすがはPentaxの歴史に燦然と輝くフラッグシップ機だっただけあって、状態の良い個体はK10Dの中古よりもはるかに高い価格を保っていた。だから、毎回一応「ここまでは」という価格までは入れても、あっさりそれを更新されて「そんなもんだよな」とがっかりするのを毎度毎度繰り返して来た。
ところが、今回は落ちちゃったんだな。ちょっとびっくりした。
まあ、相場から考えても使い物にならない「観賞用の置物」でもいいか、と思ってちゃんと取引して送付してもらった。
Pentax LX and K-7
(PentaxK10D, PentaxDA16-45mmF4(38.0mm), ApertureValueMode, 1,0sec, F4.0, ISO100)
箱を開けてみると...思ったより全然綺麗だ。もちろん傷もあるが、自分自身「カメラを気にしてシャッターチャンス逃すくらいならガンガン傷つけちまえ」という主義なので、これなら全然許容範囲だ。
っていうか、どうやったらフィルム室が開くのか、30分以上悩んだのは内緒だ (^_^;。いや、何しろこれが俺にとって初めての銀塩の一眼レフカメラなんでね。
その間、カメラをずっといじって思ったのは、実に合理的な設計がされていることだ。
このカメラは一応、ボタン電池によって駆動する電子回路によって適正露出を算出し、絞り優先オートを実現しているが、電池がなくてもフルマニュアルで絞りとシャッタースピードを指定すればカメラとして完全に機能する。ほぼ全ての操作系には、誤操作を防ぐロックがついているし、多くの部品が金属でできているので、その感触はディジタルカメラとは全く違うものだ。
また、当然ながら35mmフィルムなので、ディジタルカメラの基準で言えば「フルサイズ」のファインダーは広大だし、それを実現するミラーも極めて精緻でメカニカルな動きで、興奮させる。それより感心されるのは、極めて堅牢なその防塵防滴構造だ。K10DからK-7になった時も「おっ？」と思ったものだが、LXに触れるとまるでおもちゃだ。やはりプロ用として5年かけて開発されたという構造は、小型にも関わらず、絶対にフィルムを守るという番人のようであり、頼もしい。
このカメラは現在PentaxのDSLRが採用するのと同じKマウントだが、マニュアル絞りなので、絞りリングを持つレンズでなければろくに機能しない。だから俺の持つレンズの中ではFA Limited3本だけ、ということになる。
でもまあ、それでも31mm-43mm-77mmと広角から中望遠までカバーできるので十分だろう。それよりも、APS-CサイズのDSLRでは真ん中を切り取る形になっていたFA Limited本来のイメージサークルを、35mmフルサイズのファインダーで初めて見て少し感動した。DSLRでは65mm相当となって、中途半端で出番の少なかったFALimited43mmが、実に絶妙の標準レンズとなった。FA Limitedの中でも一番小さいこともあり、小型のLXに実に良く似合う。これはしばらく付けっぱなしになるかもしれない。
まあ、ぶっちゃけ、まだ撮影したフィルムを現像していないので、実は全然機能していないかもしれない。
でも、カチャカチャ触っているだけでも「ああ、カメラってこうだよなぁ」という満足感が沸き上がってくる。両手の親指と人差し指で、タバコの箱程度の大きさのカメラを摘んで撮影なんて、全然気持ちが入らない。広大なファインダーを覗き込んで、ボケの中から浮き上がってくる被写体を捉え、シャッターを切る。まあ「便利さ」とはかなり縁遠い存在かもしれないが、このカメラを使っていくと、多分K-7などのディジタルSLRでの撮影にも大きな影響を与えそうな気がする。
これからまた、楽しみだ。
nobilesの投稿(23:46:29-2011-08-02) -
カテゴリ: Photo
コメント
nori wrote:
2011-08-03 10:21:07
nobiles wrote:
とうとう落札しちゃいましたよ。
おそらく前期型というやつなんだけど、フォーラムで見てくれるかしら。
とりあえず、一本目を現像してみたいね。
おそらく前期型というやつなんだけど、フォーラムで見てくれるかしら。
とりあえず、一本目を現像してみたいね。
2011-08-03 13:45:12
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LXにFA43Limiはとてもマッチしてて、スナップしやすいし。
ぜひ、リバーサルフィルムも使って欲しいところ。
フォーラムでも点検はしてくれるので、見てもらうといいかもです。