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先日JRのダイヤが改正された。でも、概ねこれまでと変わらないようなので少し安心した。
で、昨日も、「ちょっと走れば間に合うな」と狙って会社を出てホームに入った。
...ちょうど電車が出て行ったところだった。1分だけ早くなってやがった。
ムキーーー！
Kamui Kobayashi
昨日少し触れたが、今年のF-1はますますピレリタイヤの使いこなしが大切になってきそうだ。
そんな中、日本期待の小林可夢偉は、開幕戦で6位に入り、幸先の良いスタートを切ったと言える。
だが、昨年から気になっていたことがある。
一昨年の初フル参戦時、可夢偉はブリヂストンタイヤの使いこなしにおいてトップクラスであると評価されていた。
ところが、昨年ピレリタイヤに変わると、超ロングスティント作戦をとって失敗、後退するケースが目立ち始める。ハンガリーや鈴鹿がその例だ。
ザウバーが可夢偉にこうした作戦を採らせたのは、ブロウンディフューザーで（政治的に）失敗して相対的戦闘力が落ちる中で、開幕戦のペレスのワンストップ作戦の成功体験があったからに違いない。
ペレスにとってF-1デビュー戦となったレースで彼は、この作戦で順位を上げ、エースの可夢偉より前の6番目でゴールした。その後、車両規定違反によって失格とはなったが、ピレリタイヤのライフに懐疑的だった関係者の度肝を抜く鮮烈な印象を与えた。
端的に言って少なくともピレリタイヤの使いこなしにおいて可夢偉はペレスに負けている。
長くもたせるだけではない。予選の一発でタイヤに熱を入れるのもペレスの方がうまい。だから予選で先んじられることが多い。
ペレスはメキシコ人である。ザウバーチームを今支えているのは、世界長者番付トップで、同国最大の通信会社Telmexを経営するカルロス・スリム・ヘルからの資金だ。
ザウバーがペレスを獲得した時は、このメキシカンマネー目当てだ、などと揶揄されたバックアップである。つまり、ペレスが活躍すればするほど、スポンサーが喜ぶ構図がある。加えて、リザーブドライバーのエステバン・グティエレスもメキシコ人だ。ザウバーチームにとってのメキシコの存在がどういったものか、想像するのは容易い。
そんなチーム事情の中で、「持参金」を持たない可夢偉がエースを張ってこれたのは、結果を残してきたからに他ならない。ペレスがその能力を結果に結びつけられなかったという言い方もできる。
しかし、今季に入ってたった2戦であるが、そのペレスが大きく成長を見せている。
確かに開幕戦で可夢偉は6位に入り、8位のペレスに先んじた。
だが、忘れてはならない。もしファイナルラップのマルドナドのクラッシュがなければペレスは、昨年のデビュー戦に続き、超ロングスティント作戦を成功させて可夢偉の2つ上でフィニッシュしていたはずなのだ。ましてペレスはギヤボックストラブルで最後尾スタートだった。
勝負に「たられば」はない。しかし、開幕戦におけるザウバーの2人に対する関係者の評価は間違いなくペレスの方が上だろう。最後のクラッシュを巧く避けた可夢偉の冷静さに対して一定の評価があったとしてもだ。
そして第2戦マレーシアでの、刻々と変化する状況の中でアロンソに迫ったペレスのあの走りである。
はっきり言って、可夢偉にはいきなり正念場が訪れていると思う。
しかし、どんな状況でも冷静さを失わない、これまでの日本人ドライバーにない才能を持った彼なら打ち勝ってくれることを信じてやまない。なんとか、チーム内の主導権を引き渡さず、自分に目を向けさせて欲しい。道具はいいものが揃っているのだ。
で、昨日も、「ちょっと走れば間に合うな」と狙って会社を出てホームに入った。
...ちょうど電車が出て行ったところだった。1分だけ早くなってやがった。
ムキーーー！
Kamui Kobayashi
昨日少し触れたが、今年のF-1はますますピレリタイヤの使いこなしが大切になってきそうだ。
そんな中、日本期待の小林可夢偉は、開幕戦で6位に入り、幸先の良いスタートを切ったと言える。
だが、昨年から気になっていたことがある。
一昨年の初フル参戦時、可夢偉はブリヂストンタイヤの使いこなしにおいてトップクラスであると評価されていた。
ところが、昨年ピレリタイヤに変わると、超ロングスティント作戦をとって失敗、後退するケースが目立ち始める。ハンガリーや鈴鹿がその例だ。
ザウバーが可夢偉にこうした作戦を採らせたのは、ブロウンディフューザーで（政治的に）失敗して相対的戦闘力が落ちる中で、開幕戦のペレスのワンストップ作戦の成功体験があったからに違いない。
ペレスにとってF-1デビュー戦となったレースで彼は、この作戦で順位を上げ、エースの可夢偉より前の6番目でゴールした。その後、車両規定違反によって失格とはなったが、ピレリタイヤのライフに懐疑的だった関係者の度肝を抜く鮮烈な印象を与えた。
端的に言って少なくともピレリタイヤの使いこなしにおいて可夢偉はペレスに負けている。
長くもたせるだけではない。予選の一発でタイヤに熱を入れるのもペレスの方がうまい。だから予選で先んじられることが多い。
ペレスはメキシコ人である。ザウバーチームを今支えているのは、世界長者番付トップで、同国最大の通信会社Telmexを経営するカルロス・スリム・ヘルからの資金だ。
ザウバーがペレスを獲得した時は、このメキシカンマネー目当てだ、などと揶揄されたバックアップである。つまり、ペレスが活躍すればするほど、スポンサーが喜ぶ構図がある。加えて、リザーブドライバーのエステバン・グティエレスもメキシコ人だ。ザウバーチームにとってのメキシコの存在がどういったものか、想像するのは容易い。
そんなチーム事情の中で、「持参金」を持たない可夢偉がエースを張ってこれたのは、結果を残してきたからに他ならない。ペレスがその能力を結果に結びつけられなかったという言い方もできる。
しかし、今季に入ってたった2戦であるが、そのペレスが大きく成長を見せている。
確かに開幕戦で可夢偉は6位に入り、8位のペレスに先んじた。
だが、忘れてはならない。もしファイナルラップのマルドナドのクラッシュがなければペレスは、昨年のデビュー戦に続き、超ロングスティント作戦を成功させて可夢偉の2つ上でフィニッシュしていたはずなのだ。ましてペレスはギヤボックストラブルで最後尾スタートだった。
勝負に「たられば」はない。しかし、開幕戦におけるザウバーの2人に対する関係者の評価は間違いなくペレスの方が上だろう。最後のクラッシュを巧く避けた可夢偉の冷静さに対して一定の評価があったとしてもだ。
そして第2戦マレーシアでの、刻々と変化する状況の中でアロンソに迫ったペレスのあの走りである。
はっきり言って、可夢偉にはいきなり正念場が訪れていると思う。
しかし、どんな状況でも冷静さを失わない、これまでの日本人ドライバーにない才能を持った彼なら打ち勝ってくれることを信じてやまない。なんとか、チーム内の主導権を引き渡さず、自分に目を向けさせて欲しい。道具はいいものが揃っているのだ。
nobilesの投稿(23:50:27-2012-03-27) -
カテゴリ: Formula-One
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