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やっとあっちが解決の見込みになったと思ったら、今度は「彼」がまた動き始めた。ひどい勘違いもいいところだ。
この件は近いうちにここで顛末を詳らかにしてやるつもりだ。しかし、こんな奴らばっかで大丈夫か？
秋も終わりだね
(PentaxK-7, PentaxFA43mmLimitedF1.9, 1/30sec, F2.8, ISO100)
ある日テレビニュースを見ていたら、保育園の特集をやっていた。俺が3年前まで住んでいた横浜の話だった。
俺たちが横浜に住んでいた頃に、リーマンショックが来て、働きに出ようとする主婦が増えた。それで、もともと全国ワースト3位だった横浜市の保育園待機児童数は一気に増えて、万年1位だった川崎市を抜いてワーストに躍り出た。その数、確か1500人前後だったかと思う。
ちょうど長女が生まれて、嫁さんの復帰後のことも考え始めた。赤ちゃん教室だとか、区役所なんかでも話を聞いた。
「どこか遠くでも入れればラッキー、近くの保育園なんて無理と思って下さい」。壊滅的とさえ思えた。
子どもが生まれる前から、嫁さんの実家近くの家に入らないか、という誘いは受けたことがあった。しかし、いくら家賃がアレだからと言って、通勤は大変になるし、俺の実家のこともある。
しかし、状況が変わった。保育園事情は全然マシだし、定年退職して間もないお義父さんが送り迎えをしてくれるとおっしゃった。加えて、結婚した俺の妹が、実家のすぐ近くに住むことになった。俺が通勤さえ我慢すればすべて丸く収まる状況になった。
こうして、保育園事情も一因となって、俺たちは横浜からの引っ越しを決断した。その後俺は、脚の大怪我から転職まで経験することになるのだが (^_^;、子どもは緑豊かな保育園に入り、じいじ、ばあばとも楽しく過ごしている。次女もね。
さて、そのテレビの特集が始まった時点で俺は「ああ、横浜ね。壊滅的な保育園の状況だもんな」なんて思った。
ところが、次に示された事実を聞いて耳を疑った。現時点での待機児童数は180人程度だというのだ。3年たらずで1/10近くまで待機児童数を圧縮したというのか。
待機児童数が減ったのには、ちゃんと施策があったからだ。
横浜市は2011年6月から「保育コンシェルジュ」という制度を導入した。これは、各区にひとりずつが配置され、乳児幼児の保育園入所を希望する人達の相談にのるという担当者のことだ。
これまで、保育園と言えば認可保育園だけが注目されてきた。しかし、実際には同じ機能をもった施設がいろいろある。たとえば、マンションのような場所でやっている小規模なものもあるし、人によっては遠くの認可保育園よりも、近所の小規模施設の方が都合がいい場合もある。コンシェルジュは相談を通じて、そうした施設と入所希望者とのマッチングを行っていくというわけである。
結果、これまでの書類でのみの振り分けではなく、より各個人に適した施設を割り当てるとともに、これまで知られていなかった施設の掘り起こしも進んだ結果として、一気に待機児童数が減ったというのである。
単に保育所の数を増やすのではなく、より現実に則したマッチングを行うと言う点で実に理にかなっているし、予算もより効率的に使えるだろう。はっきり言ってこの取り組みには感心した。
もし横浜に残っていたら、ウチはどうなっていたのかな？なんて想像もしてみた。でもまあ、今のこの生活には満足しているけどね。
一方、このコンシェルジュ制度は、横浜をモデルケースとして全国に広げようという動きだそうだ。どんどん広がって、もっと家庭の状況に応じた働き方や子育ての仕方が広がればいいと思う。それが、最終的には出生率の向上につながるに違いない。
この件は近いうちにここで顛末を詳らかにしてやるつもりだ。しかし、こんな奴らばっかで大丈夫か？
秋も終わりだね
(PentaxK-7, PentaxFA43mmLimitedF1.9, 1/30sec, F2.8, ISO100)
ある日テレビニュースを見ていたら、保育園の特集をやっていた。俺が3年前まで住んでいた横浜の話だった。
俺たちが横浜に住んでいた頃に、リーマンショックが来て、働きに出ようとする主婦が増えた。それで、もともと全国ワースト3位だった横浜市の保育園待機児童数は一気に増えて、万年1位だった川崎市を抜いてワーストに躍り出た。その数、確か1500人前後だったかと思う。
ちょうど長女が生まれて、嫁さんの復帰後のことも考え始めた。赤ちゃん教室だとか、区役所なんかでも話を聞いた。
「どこか遠くでも入れればラッキー、近くの保育園なんて無理と思って下さい」。壊滅的とさえ思えた。
子どもが生まれる前から、嫁さんの実家近くの家に入らないか、という誘いは受けたことがあった。しかし、いくら家賃がアレだからと言って、通勤は大変になるし、俺の実家のこともある。
しかし、状況が変わった。保育園事情は全然マシだし、定年退職して間もないお義父さんが送り迎えをしてくれるとおっしゃった。加えて、結婚した俺の妹が、実家のすぐ近くに住むことになった。俺が通勤さえ我慢すればすべて丸く収まる状況になった。
こうして、保育園事情も一因となって、俺たちは横浜からの引っ越しを決断した。その後俺は、脚の大怪我から転職まで経験することになるのだが (^_^;、子どもは緑豊かな保育園に入り、じいじ、ばあばとも楽しく過ごしている。次女もね。
さて、そのテレビの特集が始まった時点で俺は「ああ、横浜ね。壊滅的な保育園の状況だもんな」なんて思った。
ところが、次に示された事実を聞いて耳を疑った。現時点での待機児童数は180人程度だというのだ。3年たらずで1/10近くまで待機児童数を圧縮したというのか。
待機児童数が減ったのには、ちゃんと施策があったからだ。
横浜市は2011年6月から「保育コンシェルジュ」という制度を導入した。これは、各区にひとりずつが配置され、乳児幼児の保育園入所を希望する人達の相談にのるという担当者のことだ。
これまで、保育園と言えば認可保育園だけが注目されてきた。しかし、実際には同じ機能をもった施設がいろいろある。たとえば、マンションのような場所でやっている小規模なものもあるし、人によっては遠くの認可保育園よりも、近所の小規模施設の方が都合がいい場合もある。コンシェルジュは相談を通じて、そうした施設と入所希望者とのマッチングを行っていくというわけである。
結果、これまでの書類でのみの振り分けではなく、より各個人に適した施設を割り当てるとともに、これまで知られていなかった施設の掘り起こしも進んだ結果として、一気に待機児童数が減ったというのである。
単に保育所の数を増やすのではなく、より現実に則したマッチングを行うと言う点で実に理にかなっているし、予算もより効率的に使えるだろう。はっきり言ってこの取り組みには感心した。
もし横浜に残っていたら、ウチはどうなっていたのかな？なんて想像もしてみた。でもまあ、今のこの生活には満足しているけどね。
一方、このコンシェルジュ制度は、横浜をモデルケースとして全国に広げようという動きだそうだ。どんどん広がって、もっと家庭の状況に応じた働き方や子育ての仕方が広がればいいと思う。それが、最終的には出生率の向上につながるに違いない。
nobilesの投稿(23:51:46-2012-12-11) -
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