NOBILES Days
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先日の連休は家族サービスをとても充実させることができた。
1日は記念日ディナー、2日は某県の「子どもの国」、3日はトマト摘み、4日は俺の実家、6日は自宅庭でバーベキューと、連日イベントがあって、特に子ども達は楽しめたんじゃないかと思う。ここのところ仕事にかまけて遊んであげられてなかったから、無理にでも休んで正解だったと思う。
で も 。
その分、連休明け早々、仕事が火の車だ。この仕事に移って以来、かつてない悲惨な状況だ。
前職でこういう事態に陥った時は、周囲の素晴らしい先輩達がなんとかしてくれてしまっていた。だからこそ今、この状況を自ら打開してこそ、転職した意味があるというものだ。
で も 。
さすがにヤヴァすぎです。こんなに詰め込まれちゃクビ回んないっすよー。
Dash to the carps
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F11.0, ISO200)
さて、連休中の出来事で印象的だったことを書く。実家に帰ったときのことだ。
ひとつは、某SNSでも呟いたことだ。
最近SNSなどによって、同窓会が開かれたりして、小中学時代の友人とも、結構つながったと思っていた。それで、卒業アルバムを出してきて眺めてみた。
まだまだ、ぜんっぜん。ネットなどで存在を確認できたのは2割もいかないくらいで、大半が卒業以来会っていない。中には、顔も名前も忘れている人もチラホラいる。
まあ俺、「自分可愛いちゃん」だった（いや、現在進行形か）から (^_^;、視野が狭くて交友がなかっただけかもしれない。だが、それにしたって毎日のように見ていたはずの顔や名前を、ここまで見事に忘れるのかと愕然とした。
ま、中学の卒業から既に倍以上生きてるわけで、改めてその時間の長さに驚いた。年食うわけだ。
そんなことを思いながら、妹が結婚するまで使っていた部屋にある、俺が譲ったPowerMacG5の方に行くと（還暦の人が初めて持つPCがPMG5って (^_^;）、妹が譲ったプリンターで印刷したのだろう、2Lサイズくらいの写真がデスクの上に置いてあった。
どうやら、親父を含む同級生10人弱の集合写真のようだ。そういえば少し前に、同級生たちと数日間の旅行に行ったと写メが送られてきていたのを思い出した。
写真を手に取り、凝視した（無許可 (^_^;）。そしてちょっと驚いた。写っている人物がみんな爺さんなんだもん。白髪（しかもてっぺんは無毛）、ビール腹体系、「白シャツにジャケット」的な爺さんファッション。
そんな中、俺の親父は1人、（減りはしたが）まだボリュームのある黒い髪、ちょっと日焼けした面長の顔、赤いラインの入った今風のフレームのメガネ、スマートな体型にカラフルなシャツで、圧倒的に若く見えた。セカンドバックだけは若干いただけなかったが (^_^;。
親父は先日、69になった。
定期的に会うもんだから、「ああ、親父も老けたな」なんて親父1人の時間軸比較はしていたが、考えてみれば、世の同世代との比較はしたことがなかった。
69歳。そうだ、69っておばあちゃん、つまり親父の母親が亡くなった歳だぞ？最近友人の親御さんが亡くなった話もチラホラ聞くようになった。もう俺の両親もそういう歳なんだと、急に実感を伴って思った。
写真を置いて居間に戻ると、親父が俺の長女、つまり孫を抱き上げて遊んでいた。
長女は4歳としてはかなり小柄だが、それでも15kgある。最近では俺でも風呂で抱き抱えて身体を洗ってやるのが辛くなってきていたくらいだ。それを高く抱き上げている。長女は大喜びだ。
これまで何気なく見てたけど、すげえな！
その後、オヤツかなんかの時に、俺はおもむろに集合写真の話を振った。
「オヤジさん、集合写真見たら、断然若いな。」
「え？あ、そう？ウォーキング毎日してるからかな？」
ちょっと嬉しそうだ。
横で聞いていた嫁さんが尋ねる。
「どのくらい歩くんですか？」
「そうだな、1日15kmくらいかな。朝と夕方合わせてね」
！？まじか？
15kmって、俺がチャリで通勤してるのと同じ距離だぞ？チャリでも「スゴイね」って人に言ってもらえる距離だぞ？
「スゴイですね！どのくらい時間かかるんですか？」
「2時間ちょっとかな？」
なにをー！？それって時速7kmくらいってことか？速足で有名な俺より速いぞ？
これに加え、親父は毎週日曜に、もともと住んでいた隣町のテニス場までチャリで山一つ超えて行き、旧知の隣人たちと朝7時からの自治会テニスを楽しんでいる。
「最近さすがに4時間はキツイな」
4時間て。Loopのバンド練が4時間でもハードだね、って言われるのにテニスだよ？おかげで体調も良くて風邪なんて全然ひかない、なんて平然と言う。
親父はどちらかというとクソ真面目なタイプで、仕事も某有名メーカーの経理を、生涯ヒラで黙々と勤めた。団塊の世代に近いのに、タバコはやらんし、酒も付き合い以外飲まなかった。賭け事なんて考えられない。冗談を言わないわけではないが、口数は多くなく、どちらかというとポソポソと話す寡黙タイプの男だ。正直言うと、ちょっとつまらん男だ、と思った時期もある。
実際、趣味と言えば、先述の自治会テニスくらいで、俺みたいに音楽だのF-1だのカメラだの、金のかかるものに凝る人ではなかった。
だから、定年退職したらどうするんだろうと思っていた。その歳になってテニスも難しいだろうし、よく言われる抜け殻のようになるんじゃないか、なんて心配していた。
ところが、いざ定年どころか再雇用で65歳まで勤め上げて退職した後もテニスは続けてるし、がっつりウォーキングしてるし、今度は太極拳まで習い始めたらしい。バイタリティに溢れている。そりゃあ、同年代の他の人より若いわけだよ。
今更だけど...自分が働くようになって子どもも持って、子ども2人を高校から大学まで私立校へ行かせた大変さが良く分かる。
俺の大学院への進学が無くなった時は、お金の面ではむしろ楽になるはずだったのに、俺以上の落胆していた。あれは今でもよく覚えている。今になって「ちゃんと勉強しとけば良かった」と思うよ。
とにかく、親父、アンタすげぇよ。
いや、たった1枚の写真を見たことがキッカケだったけど、なんだか畏敬の念さえ抱いてしまった。
俺も負けちゃいかんね。
1日は記念日ディナー、2日は某県の「子どもの国」、3日はトマト摘み、4日は俺の実家、6日は自宅庭でバーベキューと、連日イベントがあって、特に子ども達は楽しめたんじゃないかと思う。ここのところ仕事にかまけて遊んであげられてなかったから、無理にでも休んで正解だったと思う。
で も 。
その分、連休明け早々、仕事が火の車だ。この仕事に移って以来、かつてない悲惨な状況だ。
前職でこういう事態に陥った時は、周囲の素晴らしい先輩達がなんとかしてくれてしまっていた。だからこそ今、この状況を自ら打開してこそ、転職した意味があるというものだ。
で も 。
さすがにヤヴァすぎです。こんなに詰め込まれちゃクビ回んないっすよー。
Dash to the carps
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F11.0, ISO200)
さて、連休中の出来事で印象的だったことを書く。実家に帰ったときのことだ。
ひとつは、某SNSでも呟いたことだ。
最近SNSなどによって、同窓会が開かれたりして、小中学時代の友人とも、結構つながったと思っていた。それで、卒業アルバムを出してきて眺めてみた。
まだまだ、ぜんっぜん。ネットなどで存在を確認できたのは2割もいかないくらいで、大半が卒業以来会っていない。中には、顔も名前も忘れている人もチラホラいる。
まあ俺、「自分可愛いちゃん」だった（いや、現在進行形か）から (^_^;、視野が狭くて交友がなかっただけかもしれない。だが、それにしたって毎日のように見ていたはずの顔や名前を、ここまで見事に忘れるのかと愕然とした。
ま、中学の卒業から既に倍以上生きてるわけで、改めてその時間の長さに驚いた。年食うわけだ。
そんなことを思いながら、妹が結婚するまで使っていた部屋にある、俺が譲ったPowerMacG5の方に行くと（還暦の人が初めて持つPCがPMG5って (^_^;）、妹が譲ったプリンターで印刷したのだろう、2Lサイズくらいの写真がデスクの上に置いてあった。
どうやら、親父を含む同級生10人弱の集合写真のようだ。そういえば少し前に、同級生たちと数日間の旅行に行ったと写メが送られてきていたのを思い出した。
写真を手に取り、凝視した（無許可 (^_^;）。そしてちょっと驚いた。写っている人物がみんな爺さんなんだもん。白髪（しかもてっぺんは無毛）、ビール腹体系、「白シャツにジャケット」的な爺さんファッション。
そんな中、俺の親父は1人、（減りはしたが）まだボリュームのある黒い髪、ちょっと日焼けした面長の顔、赤いラインの入った今風のフレームのメガネ、スマートな体型にカラフルなシャツで、圧倒的に若く見えた。セカンドバックだけは若干いただけなかったが (^_^;。
親父は先日、69になった。
定期的に会うもんだから、「ああ、親父も老けたな」なんて親父1人の時間軸比較はしていたが、考えてみれば、世の同世代との比較はしたことがなかった。
69歳。そうだ、69っておばあちゃん、つまり親父の母親が亡くなった歳だぞ？最近友人の親御さんが亡くなった話もチラホラ聞くようになった。もう俺の両親もそういう歳なんだと、急に実感を伴って思った。
写真を置いて居間に戻ると、親父が俺の長女、つまり孫を抱き上げて遊んでいた。
長女は4歳としてはかなり小柄だが、それでも15kgある。最近では俺でも風呂で抱き抱えて身体を洗ってやるのが辛くなってきていたくらいだ。それを高く抱き上げている。長女は大喜びだ。
これまで何気なく見てたけど、すげえな！
その後、オヤツかなんかの時に、俺はおもむろに集合写真の話を振った。
「オヤジさん、集合写真見たら、断然若いな。」
「え？あ、そう？ウォーキング毎日してるからかな？」
ちょっと嬉しそうだ。
横で聞いていた嫁さんが尋ねる。
「どのくらい歩くんですか？」
「そうだな、1日15kmくらいかな。朝と夕方合わせてね」
！？まじか？
15kmって、俺がチャリで通勤してるのと同じ距離だぞ？チャリでも「スゴイね」って人に言ってもらえる距離だぞ？
「スゴイですね！どのくらい時間かかるんですか？」
「2時間ちょっとかな？」
なにをー！？それって時速7kmくらいってことか？速足で有名な俺より速いぞ？
これに加え、親父は毎週日曜に、もともと住んでいた隣町のテニス場までチャリで山一つ超えて行き、旧知の隣人たちと朝7時からの自治会テニスを楽しんでいる。
「最近さすがに4時間はキツイな」
4時間て。Loopのバンド練が4時間でもハードだね、って言われるのにテニスだよ？おかげで体調も良くて風邪なんて全然ひかない、なんて平然と言う。
親父はどちらかというとクソ真面目なタイプで、仕事も某有名メーカーの経理を、生涯ヒラで黙々と勤めた。団塊の世代に近いのに、タバコはやらんし、酒も付き合い以外飲まなかった。賭け事なんて考えられない。冗談を言わないわけではないが、口数は多くなく、どちらかというとポソポソと話す寡黙タイプの男だ。正直言うと、ちょっとつまらん男だ、と思った時期もある。
実際、趣味と言えば、先述の自治会テニスくらいで、俺みたいに音楽だのF-1だのカメラだの、金のかかるものに凝る人ではなかった。
だから、定年退職したらどうするんだろうと思っていた。その歳になってテニスも難しいだろうし、よく言われる抜け殻のようになるんじゃないか、なんて心配していた。
ところが、いざ定年どころか再雇用で65歳まで勤め上げて退職した後もテニスは続けてるし、がっつりウォーキングしてるし、今度は太極拳まで習い始めたらしい。バイタリティに溢れている。そりゃあ、同年代の他の人より若いわけだよ。
今更だけど...自分が働くようになって子どもも持って、子ども2人を高校から大学まで私立校へ行かせた大変さが良く分かる。
俺の大学院への進学が無くなった時は、お金の面ではむしろ楽になるはずだったのに、俺以上の落胆していた。あれは今でもよく覚えている。今になって「ちゃんと勉強しとけば良かった」と思うよ。
とにかく、親父、アンタすげぇよ。
いや、たった1枚の写真を見たことがキッカケだったけど、なんだか畏敬の念さえ抱いてしまった。
俺も負けちゃいかんね。
nobilesの投稿(23:48:10-2013-05-10) -
カテゴリ: Main
コメント
nori wrote:
2013-05-11 01:13:35
nobiles_mobile wrote:
娘からは、既に理不尽な扱いを受け始めてるけど、まあそれも一つの成長だし、微笑ましく見守りますよ。俺より早く親の有り難みに気づいてもらうことを祈って (^_^;。
ウチは、本文の通りバイタリティあるんで、月一ペースで向こうから来ちゃうんだけど (^_^;、まあ甘えずに、しっかり孫の成長ぶりを見せてあげたいところですな。
ウチは、本文の通りバイタリティあるんで、月一ペースで向こうから来ちゃうんだけど (^_^;、まあ甘えずに、しっかり孫の成長ぶりを見せてあげたいところですな。
2013-05-11 11:13:33
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自分の子供はまだ小さいけれど、この後10年、20年育てていくことを想像すると、自分の親はやはりすごいと感じるもの。自分が若い時に思ったように、自分の子供も「うるさい親だな」と思うだろうけど、できるかぎりのことはしてあげたいと今から思うわけです。
しかし、あれだね。オヤジを見て歳とったなぁ、と同じく思うんだけど、寂しくもあるね。
嫌でも残された時間を意識しちゃうし。
そう考えると、孫の顔を近くで見多くの時間見せてあげたいな、なんて考えるけど、現実難しいよね。