NOBILES Days
Jump to navigationDelicious Apples vol.3
昨年から長い時間を制作にかけてようやく、所属バンドLoop on pooLの初めてのCDをプレスに出した。間もなく、出来上がってくる頃だろう。
というわけで、そのローンチ記念のライブの告知を再度しておこう。
LOP the 10th
Day=27th.Nov.2010(Sat)
Time=TBA
Charge=2000yen+1drink
@Shibuya Crocodile
さて、Mac思い出話の続き。
Aluminum Apple
使い回しの写真で恐縮でっす
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1.0sec, F11.0, ISO100)
2005年。
希代の変態パソコンPowerMacG4Cubeを心から気に入りながらも、当機でDVDの録画を始めた俺は、PowerPCG4 450MHzというCPU性能の限界を感じ始めていた。
そんな時期、AppleはMacintoshコンピューターをIntelのCPUプラットフォームに移行することを発表した。
それはMacにのみPC用のCPUを供給していたPowerPCの、パソコン用途としての終焉を意味していた。サーバーやゲーム機と違い、入れ替わりの早いコンシューマーPC向けとして、圧倒的な数を持つIntel勢の前に、PowerPC陣営は矢継ぎ早の開発にとうとう行き詰まりを見せはじめていた。
まあそもそも、OSオリエンテッドであるMacというパソコン、そしてスティーブ・ジョブズにとっては、CPUなんてOSを滞りなく動作させる性能を発揮さえすればどこでも良かったのだ。Intelになれば、安くなる、性能上がる、熱効率も良くなる、願ったり叶ったりだったのだ。
その移行はノート製品や入門機から行われた。それは、デスクトップ上級機のユーザーほど、周辺機器などへの投資が大きく、移行に時間がかかると考えたからだろう。
俺もまさにそこを不安に思った。PhotoshopなどがIntelにネイティブ対応するのは先だろうし、出たところで買える保証（予算？）なんてないからだ。だからこそそのタイミングで、「最後のPowerPCマシン」として告知されて登場したこのマシンを購入した。
PowerMacG5
またまた使い回しで恐縮でっす。
(PanasonicDMC-FZ10(14.3mm=equiv86.0mm), ProgramMode, 1/6sec, F2.8, ISO100)
PowerMacG5だ。すでに何度か小欄でも登場している。
PowerPCはG4の時代から、Intelと比べても、発熱の多さに悩んできた。PowerMacG4は熱を無理やり排出するために数々のファンを高回転でぶん回し、轟音マシンとして知られた。しかし、プロセッサーがG5になるに至って、それは飽和状態と言えるところまできた。それは、ノート型のPowerbookG5が最後まで登場しなかったことからも明らかだ。
そこでAppleはPowerMacG5では同G4と比べて筐体を大きくして内部容量を増やして余裕を作る一方、内部構造を徹底的に整理した。前面と後面のパネルを全面メッシュとして、空気の流れを作った。
ここでAppleがスゴイのは、メッシュにした時点で、外から見える可能性があるから、ファンなどの内部部品を全て塗装したことだ。コスト最優先の国産PCでは絶対あり得ない処理だろう。
だからCubeほどとは言えないが、このG5タワーも十分に美しいマシンだと思う。
モニターは、先述したCube時代から使用しているCinemaDisplay20インチを、ADC-DVI変換機を挟んで接続した。
この変換機には参った。デザインはまあいいのだが、20cm四方に厚さ5cm程度という巨大なシロモノなのだ。Mac miniの方が小さいんじゃなかろうか。Appleも細かいところでは、やはりアメリカ〜ンなのだ。
さて、このG5。あまりに巨大なので机の上に置くわけにはいかない。そこで、足下に置いた。すると机の上はむしろCube時代よりグッとスッキリした。
それを見て嫁さんは
「いいじゃないスッキリして。で、何？この足下の段ボール。早く捨てちゃいなよ」と宣ったものだ。いや、それがアルミ製の本体なんだけど...。
450MHzのG4Cubeから、2GHzDualのG5タワーへの変化は劇的だった。きっかけとなったMPEG2およびDVDへの変換が速い！ケーブルテレビに加入して録画が増えていた当時、それはそれはものすごい勢いでDVDに焼いていった。
だが、調子に乗って10ファイルくらいの変換を一気にやらせたのが失敗だった。確かにCPUはそれなりにこなしてくれる。しかし、読み書きをするハードディスクには異常な負担をかける結果となったのだ。購入から1年で、2機の新品ハードディスクが、1ヶ月ほどの間を置いて立て続けにクラッシュした。これは過去エントリーでも書いた通りだ。
それからはリスク分散をより積極的にやるようになったのは言うまでもない。だがそれ以前に、猛烈な並列処理をさせなくなったので、以降4年間はHDDのクラッシュとは縁がない。
とにかく快適なG5だったが、時代の流れには抗えない。順調にIntelに移行したAppleは漸次的にPowerPC非対応を進めていった。そして、最新のMacOSX10.6ではついに、OS自体がPowerPCに対応しなくなった。それに、アプリ類もPPCに対応はしてもマッチングはおざなりだったのだろう、以前触れたiPhotoなどは殺人的な遅さだった。
...そう、購入から5年。これまでの買い替えペースを鑑みれば、「時は来たれり」である。
つづく。
というわけで、そのローンチ記念のライブの告知を再度しておこう。
LOP the 10th
Day=27th.Nov.2010(Sat)
Time=TBA
Charge=2000yen+1drink
@Shibuya Crocodile
さて、Mac思い出話の続き。
Aluminum Apple
使い回しの写真で恐縮でっす
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1.0sec, F11.0, ISO100)
2005年。
希代の変態パソコンPowerMacG4Cubeを心から気に入りながらも、当機でDVDの録画を始めた俺は、PowerPCG4 450MHzというCPU性能の限界を感じ始めていた。
そんな時期、AppleはMacintoshコンピューターをIntelのCPUプラットフォームに移行することを発表した。
それはMacにのみPC用のCPUを供給していたPowerPCの、パソコン用途としての終焉を意味していた。サーバーやゲーム機と違い、入れ替わりの早いコンシューマーPC向けとして、圧倒的な数を持つIntel勢の前に、PowerPC陣営は矢継ぎ早の開発にとうとう行き詰まりを見せはじめていた。
まあそもそも、OSオリエンテッドであるMacというパソコン、そしてスティーブ・ジョブズにとっては、CPUなんてOSを滞りなく動作させる性能を発揮さえすればどこでも良かったのだ。Intelになれば、安くなる、性能上がる、熱効率も良くなる、願ったり叶ったりだったのだ。
その移行はノート製品や入門機から行われた。それは、デスクトップ上級機のユーザーほど、周辺機器などへの投資が大きく、移行に時間がかかると考えたからだろう。
俺もまさにそこを不安に思った。PhotoshopなどがIntelにネイティブ対応するのは先だろうし、出たところで買える保証（予算？）なんてないからだ。だからこそそのタイミングで、「最後のPowerPCマシン」として告知されて登場したこのマシンを購入した。
PowerMacG5
またまた使い回しで恐縮でっす。
(PanasonicDMC-FZ10(14.3mm=equiv86.0mm), ProgramMode, 1/6sec, F2.8, ISO100)
PowerMacG5だ。すでに何度か小欄でも登場している。
PowerPCはG4の時代から、Intelと比べても、発熱の多さに悩んできた。PowerMacG4は熱を無理やり排出するために数々のファンを高回転でぶん回し、轟音マシンとして知られた。しかし、プロセッサーがG5になるに至って、それは飽和状態と言えるところまできた。それは、ノート型のPowerbookG5が最後まで登場しなかったことからも明らかだ。
そこでAppleはPowerMacG5では同G4と比べて筐体を大きくして内部容量を増やして余裕を作る一方、内部構造を徹底的に整理した。前面と後面のパネルを全面メッシュとして、空気の流れを作った。
ここでAppleがスゴイのは、メッシュにした時点で、外から見える可能性があるから、ファンなどの内部部品を全て塗装したことだ。コスト最優先の国産PCでは絶対あり得ない処理だろう。
だからCubeほどとは言えないが、このG5タワーも十分に美しいマシンだと思う。
モニターは、先述したCube時代から使用しているCinemaDisplay20インチを、ADC-DVI変換機を挟んで接続した。
この変換機には参った。デザインはまあいいのだが、20cm四方に厚さ5cm程度という巨大なシロモノなのだ。Mac miniの方が小さいんじゃなかろうか。Appleも細かいところでは、やはりアメリカ〜ンなのだ。
さて、このG5。あまりに巨大なので机の上に置くわけにはいかない。そこで、足下に置いた。すると机の上はむしろCube時代よりグッとスッキリした。
それを見て嫁さんは
「いいじゃないスッキリして。で、何？この足下の段ボール。早く捨てちゃいなよ」と宣ったものだ。いや、それがアルミ製の本体なんだけど...。
450MHzのG4Cubeから、2GHzDualのG5タワーへの変化は劇的だった。きっかけとなったMPEG2およびDVDへの変換が速い！ケーブルテレビに加入して録画が増えていた当時、それはそれはものすごい勢いでDVDに焼いていった。
だが、調子に乗って10ファイルくらいの変換を一気にやらせたのが失敗だった。確かにCPUはそれなりにこなしてくれる。しかし、読み書きをするハードディスクには異常な負担をかける結果となったのだ。購入から1年で、2機の新品ハードディスクが、1ヶ月ほどの間を置いて立て続けにクラッシュした。これは過去エントリーでも書いた通りだ。
それからはリスク分散をより積極的にやるようになったのは言うまでもない。だがそれ以前に、猛烈な並列処理をさせなくなったので、以降4年間はHDDのクラッシュとは縁がない。
とにかく快適なG5だったが、時代の流れには抗えない。順調にIntelに移行したAppleは漸次的にPowerPC非対応を進めていった。そして、最新のMacOSX10.6ではついに、OS自体がPowerPCに対応しなくなった。それに、アプリ類もPPCに対応はしてもマッチングはおざなりだったのだろう、以前触れたiPhotoなどは殺人的な遅さだった。
...そう、購入から5年。これまでの買い替えペースを鑑みれば、「時は来たれり」である。
つづく。
nobilesの投稿(23:54:00-2010-10-17) -
カテゴリ: Mac
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