NOBILES Days
Jump to navigationSmoky lunch and too dry fish
先日、絵日記に目覚めて以来、長女の執筆活動が止まらない。昨日は、その日習ってきた歌の歌詞を書き、絵は歌ってる先生を書いた。風呂に入るのも忘れて延々書いている。楽しくてしょうがないんだろう。
うむ。蛙の子は蛙だ (^_^;。
さて、既に1ヶ月半前になっちまった7月末のバカンス日記最終回。
オープンテラスのレストランは花いっぱいだった
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/1000sec, F2.5, ISO100)
一晩世話になった宿は、美味しい料理にほぼプライベートなビーチ、そして心遣いの利いたスタッフ達の対応に、かなり満足できた。
子ども達にとって初めての海水浴も楽しめた。俺にとっても、新婚旅行以来9年ぶり、それ以前になると、長女の歳くらい以来だったんじゃないか？
そんなわけで、この後は昼食→お土産の買い物でさっくり帰路に着く予定だ。
昼食はカレーを、と思っていた。前日の昼からイタリアン→和食→和食と来ていたので、スパイシーな方向はどうかと思ったのだ。それで旅行前に調べてみたら、焼きカレーをウリにする店があった。オープンテラスもあって、ちょっとサーファーカルチャーな感じでオシャレだ。ここにしよう。
宿から行くと、車で15分程度だ。途中、前日水中船に乗った桟橋の横を通り、館山の駅を超えてから陸の方へ曲がり、内房線の線路を超えて、少し入ったところに店はあった。海水浴に意外と熱中したためか、もう12時半を過ぎていた。店の前の駐車場は満車に近かった。
一応、端の方に駐めることはできたが、席も屋外のテラス席しかないという。幸い、雨は降らなそうだったし、薄曇りのおかげでべらぼうに暑い気温というわけでもなかった。海水浴で腹が減っていたのもあって、とにかく席についた。
うん、海で泣き過ぎた次女が既に爆睡してる (′Д`;。
テラス席には3つテーブルがあったが、我が家の他に、おばちゃん（おばあちゃん？）集団3人組が店に近い側のテーブルで食事していた。
さて、鍋焼きカレーだ！と、オーダーしたら、なんと売り切れていた。結局、前日の昼と同じようなイタリアンなオーダーになった。
しかし、鍋焼きカレーを売りにするだけあって、いい窯があるようで、ピザはとてもスモーキーで具も多くて美味かった。子ども向けメニューがなかったが、ピザは長女にも好評だった。
ピザ
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F7.1, ISO100)
一方でトマトソースのパスタは豪華にカニが入ったものだったが、少々大人な味だった。それでも、爆睡から覚めて不機嫌な次女も食べていた。カニを釜で焼いたのかスモーキーな香りがしてなかなか奥深い味だった。
カニのトマトソースパスタを食べる長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F6.3, ISO100)
さて、先に食べ終わってしまった長女だが、横にあったブランコで遊び始めた。テラス席だったのが奏功した。
だが、それを見てなのか、店の中から5歳くらいと2歳くらいの男の子が出て来て一緒に遊び始めた。単にブランコで遊んでいればいいのだが、その周辺に落ちている（というか、サーファー風にするためにわざわざしつらえたんだろう）貝殻なんかを拾って来ては代わる代わる俺たちのところに来て「ほら、これなあに？」と話しかけてくる。おかげでこちとらなかなか食事が進まない。
しばらくして中からその子達の親が出て来て車で帰って行った。
そうそう、それより前にテラス席のおばちゃん達はチャリで帰って行った。ジモティなのか？しかし、嫁さんが店員とおばちゃん達の会話を聞いていたいたら「地元じゃないのよ」と言っていたらしい。謎すぎる。
とにかく、鍋焼きカレー食えなかったのは残念だが、窯を使って一手間掛かった料理は美味かった。しかし、マスターはまるで社交ダンサーか闘牛士かっていうくらい顔が濃い人だった。あれは沖縄出身に違いない。
昼食も終ったし、後はお土産の買い物だ。
館山は、観光地として長いだけに、道の駅のようなものも至る所にある。その中でも、せっかくだから風光の良さそうな「枇杷倶楽部」というところにした。道の駅ナンバーワンになったことがあるというので、間違いないだろうと思ったのだ。
行ってみると、確かに建物は綺麗だ。だが、花が綺麗なのは、春の菜の花の時だけで、少なくとも俺達が行った7月後半の時期は花が咲き乱れるということはなかった。花が綺麗だったら散歩でもしようと思っていたので少し残念に思った。
お土産類は、その名前の通り枇杷を使ったものが多い。もう少し早く6月頃に来れば、この辺りでは枇杷狩りもできたらしいが、それでもここの名産なら美味いだろうと思い、バンドや会社などへのお土産として買った。枇杷ソフトクリームも売っていたので、子ども達と食べたが、ほのかな枇杷の香りを感じるくらいの控えめなものながら、なかなか美味かった。
だが、ここには海産物系はあまり置いていなかった。嫁さんの実家からは土産として干物をリクエストされていたので、ちょっと困った。
少し戻ったところに「道楽園」というところがあって、そこは海鮮系が充実していることは知っていたが、この枇杷倶楽部の敷地内にも海鮮系を売ってる店があったので、そちらをまず見て見ることにした。
コンクリ剥き出しで殺風景だ。2階が食べられるところで、1階が持ち帰りのものを売っているようだ。中2階にある入り口から入ると、まだ10代と思しき女の子2人組が2階に登って行くのが見えた。さっきは枇杷倶楽部でも見かけたので、食事処を探しているのだろう。
こちらは1階に下りると、水槽みたいなのもあるし、「店の見栄えはアレでも、鮮度はいいでっせ」というオーラを感じたので、ここで大きめの魚（カマスとかだったかな？）の干物を買った。
入り口に戻ってくると、先ほどの女の子達も下りてきた。どうやら食わずに他の店を探すようだ。
あれ？宿で海水浴をしていた時に、浜辺に来ていた車椅子の爺さんを中心にした一団の車も後から来た。やっぱりここはみんなが立ち寄るポイントなのかな。
そんなこんなで買い物も完了したので、また車に乗り、帰路につく。
枇杷倶楽部を出てすぐに、先ほどの女の子2人が歩道を歩いているのが見えた。車じゃなかったのか！電車で来て徒歩などで回っているのだろうか。それとも意外とジモティ？ちょっと謎だ。
ほどなく、館山自動車道の始点である富浦インターに入った。もう後は楽ちん。平日の午後の穏やかな自動車専用道路を滑るように走って行く。後ろに遠ざかって行く館山の海は最後まで綺麗だった。すると、ふと長女が言った。
「あの優しいお姉さんのいる、大きなお家に帰りたい」
ううむ、よほど宿が楽しかったらしい。
10分も走ると、二人ともさすがに疲れたのか、ぐっすりと眠ってしまった。1時間そこそこでさっくり自宅に着いた。いやはや近いけど、子ども達ともしっかり遊べて楽しい旅行だった。
だがその翌日に、残念なオチがついた。
せっかく買ってきた干物だが、嫁さんの実家から半分返却された。
「悪いんだけど、こんなにまずい干物食ったことないよ」
えー、いやいや、まさかそんな。かつて、出前の丼ものをとった時に、「こんなに美味しい丼初めて食った！」と言ったお義母さんなので、また大げさに言っているものだと思っていた。
果たして、試しにウチでも焼いて食ってみた。
まず、焼いたのに全く脂が落ちて来ない。
箸を入れる。堅い。
食べる。脂がまったくなくてパサパサしている。そのくせ、生臭さだけは衰えていない。
まずい。
俺の感想を聞いて、怖いものみたさで食ってみた嫁さんも「なんだこりゃ、まずい！」。まったく同じ感想だった。
なんで？？？「新鮮さだけがウリでっせ！」というオーラのあの店で、しかも、海鮮自慢の館山で、こんな味のもの売ってるなんて、あり得るのか？
結局、その干物は俺と嫁さんの合わせて2口だけで捨ててしまった。
それでも、この7月のバカンスは実に楽しく過ごせた。平日に動けるこの特権を有効に使えたかな。来年はどう過ごすか、今からまたプランを描いたりしている。
うむ。蛙の子は蛙だ (^_^;。
さて、既に1ヶ月半前になっちまった7月末のバカンス日記最終回。
オープンテラスのレストランは花いっぱいだった
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/1000sec, F2.5, ISO100)
一晩世話になった宿は、美味しい料理にほぼプライベートなビーチ、そして心遣いの利いたスタッフ達の対応に、かなり満足できた。
子ども達にとって初めての海水浴も楽しめた。俺にとっても、新婚旅行以来9年ぶり、それ以前になると、長女の歳くらい以来だったんじゃないか？
そんなわけで、この後は昼食→お土産の買い物でさっくり帰路に着く予定だ。
昼食はカレーを、と思っていた。前日の昼からイタリアン→和食→和食と来ていたので、スパイシーな方向はどうかと思ったのだ。それで旅行前に調べてみたら、焼きカレーをウリにする店があった。オープンテラスもあって、ちょっとサーファーカルチャーな感じでオシャレだ。ここにしよう。
宿から行くと、車で15分程度だ。途中、前日水中船に乗った桟橋の横を通り、館山の駅を超えてから陸の方へ曲がり、内房線の線路を超えて、少し入ったところに店はあった。海水浴に意外と熱中したためか、もう12時半を過ぎていた。店の前の駐車場は満車に近かった。
一応、端の方に駐めることはできたが、席も屋外のテラス席しかないという。幸い、雨は降らなそうだったし、薄曇りのおかげでべらぼうに暑い気温というわけでもなかった。海水浴で腹が減っていたのもあって、とにかく席についた。
うん、海で泣き過ぎた次女が既に爆睡してる (′Д`;。
テラス席には3つテーブルがあったが、我が家の他に、おばちゃん（おばあちゃん？）集団3人組が店に近い側のテーブルで食事していた。
さて、鍋焼きカレーだ！と、オーダーしたら、なんと売り切れていた。結局、前日の昼と同じようなイタリアンなオーダーになった。
しかし、鍋焼きカレーを売りにするだけあって、いい窯があるようで、ピザはとてもスモーキーで具も多くて美味かった。子ども向けメニューがなかったが、ピザは長女にも好評だった。
ピザ
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F7.1, ISO100)
一方でトマトソースのパスタは豪華にカニが入ったものだったが、少々大人な味だった。それでも、爆睡から覚めて不機嫌な次女も食べていた。カニを釜で焼いたのかスモーキーな香りがしてなかなか奥深い味だった。
カニのトマトソースパスタを食べる長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/160sec, F6.3, ISO100)
さて、先に食べ終わってしまった長女だが、横にあったブランコで遊び始めた。テラス席だったのが奏功した。
だが、それを見てなのか、店の中から5歳くらいと2歳くらいの男の子が出て来て一緒に遊び始めた。単にブランコで遊んでいればいいのだが、その周辺に落ちている（というか、サーファー風にするためにわざわざしつらえたんだろう）貝殻なんかを拾って来ては代わる代わる俺たちのところに来て「ほら、これなあに？」と話しかけてくる。おかげでこちとらなかなか食事が進まない。
しばらくして中からその子達の親が出て来て車で帰って行った。
そうそう、それより前にテラス席のおばちゃん達はチャリで帰って行った。ジモティなのか？しかし、嫁さんが店員とおばちゃん達の会話を聞いていたいたら「地元じゃないのよ」と言っていたらしい。謎すぎる。
とにかく、鍋焼きカレー食えなかったのは残念だが、窯を使って一手間掛かった料理は美味かった。しかし、マスターはまるで社交ダンサーか闘牛士かっていうくらい顔が濃い人だった。あれは沖縄出身に違いない。
昼食も終ったし、後はお土産の買い物だ。
館山は、観光地として長いだけに、道の駅のようなものも至る所にある。その中でも、せっかくだから風光の良さそうな「枇杷倶楽部」というところにした。道の駅ナンバーワンになったことがあるというので、間違いないだろうと思ったのだ。
行ってみると、確かに建物は綺麗だ。だが、花が綺麗なのは、春の菜の花の時だけで、少なくとも俺達が行った7月後半の時期は花が咲き乱れるということはなかった。花が綺麗だったら散歩でもしようと思っていたので少し残念に思った。
お土産類は、その名前の通り枇杷を使ったものが多い。もう少し早く6月頃に来れば、この辺りでは枇杷狩りもできたらしいが、それでもここの名産なら美味いだろうと思い、バンドや会社などへのお土産として買った。枇杷ソフトクリームも売っていたので、子ども達と食べたが、ほのかな枇杷の香りを感じるくらいの控えめなものながら、なかなか美味かった。
だが、ここには海産物系はあまり置いていなかった。嫁さんの実家からは土産として干物をリクエストされていたので、ちょっと困った。
少し戻ったところに「道楽園」というところがあって、そこは海鮮系が充実していることは知っていたが、この枇杷倶楽部の敷地内にも海鮮系を売ってる店があったので、そちらをまず見て見ることにした。
コンクリ剥き出しで殺風景だ。2階が食べられるところで、1階が持ち帰りのものを売っているようだ。中2階にある入り口から入ると、まだ10代と思しき女の子2人組が2階に登って行くのが見えた。さっきは枇杷倶楽部でも見かけたので、食事処を探しているのだろう。
こちらは1階に下りると、水槽みたいなのもあるし、「店の見栄えはアレでも、鮮度はいいでっせ」というオーラを感じたので、ここで大きめの魚（カマスとかだったかな？）の干物を買った。
入り口に戻ってくると、先ほどの女の子達も下りてきた。どうやら食わずに他の店を探すようだ。
あれ？宿で海水浴をしていた時に、浜辺に来ていた車椅子の爺さんを中心にした一団の車も後から来た。やっぱりここはみんなが立ち寄るポイントなのかな。
そんなこんなで買い物も完了したので、また車に乗り、帰路につく。
枇杷倶楽部を出てすぐに、先ほどの女の子2人が歩道を歩いているのが見えた。車じゃなかったのか！電車で来て徒歩などで回っているのだろうか。それとも意外とジモティ？ちょっと謎だ。
ほどなく、館山自動車道の始点である富浦インターに入った。もう後は楽ちん。平日の午後の穏やかな自動車専用道路を滑るように走って行く。後ろに遠ざかって行く館山の海は最後まで綺麗だった。すると、ふと長女が言った。
「あの優しいお姉さんのいる、大きなお家に帰りたい」
ううむ、よほど宿が楽しかったらしい。
10分も走ると、二人ともさすがに疲れたのか、ぐっすりと眠ってしまった。1時間そこそこでさっくり自宅に着いた。いやはや近いけど、子ども達ともしっかり遊べて楽しい旅行だった。
だがその翌日に、残念なオチがついた。
せっかく買ってきた干物だが、嫁さんの実家から半分返却された。
「悪いんだけど、こんなにまずい干物食ったことないよ」
えー、いやいや、まさかそんな。かつて、出前の丼ものをとった時に、「こんなに美味しい丼初めて食った！」と言ったお義母さんなので、また大げさに言っているものだと思っていた。
果たして、試しにウチでも焼いて食ってみた。
まず、焼いたのに全く脂が落ちて来ない。
箸を入れる。堅い。
食べる。脂がまったくなくてパサパサしている。そのくせ、生臭さだけは衰えていない。
まずい。
俺の感想を聞いて、怖いものみたさで食ってみた嫁さんも「なんだこりゃ、まずい！」。まったく同じ感想だった。
なんで？？？「新鮮さだけがウリでっせ！」というオーラのあの店で、しかも、海鮮自慢の館山で、こんな味のもの売ってるなんて、あり得るのか？
結局、その干物は俺と嫁さんの合わせて2口だけで捨ててしまった。
それでも、この7月のバカンスは実に楽しく過ごせた。平日に動けるこの特権を有効に使えたかな。来年はどう過ごすか、今からまたプランを描いたりしている。
nobilesの投稿(23:45:30-2013-09-10) -
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