NOBILES Days
Jump to navigationStrong person knows one's weakpoints
土曜日、少し過ぎたけど結婚記念日のお祝いとして、家族でディナーに出かけた。歩いて行ける距離にあるお気に入りのフレンチだ。安くはないが、本格的なイタリアンで、子ども達も大好きなのだ。
これで9周年だ。幸い、2人の子どもにも恵まれて、まあ楽しくやれていることに感謝した。
その前に、新カメラPentax K-3を携えて、家族で散歩に行った。自宅から車で10分ほどのところにある大きめの自然公園だ。紅葉を期待したが、やはり少々早すぎた。それでも多少は色づいているところがあったので、K-3でのファーストショットを楽しんだ。
うーむ。モリモリ色が乗って、深く考えなくてもばっちり綺麗に写ってしまう。いいことなのだが、カメラに甘えて腕がさらに落ちてしまいそうだ (^_^;。精彩感も色乗りも、前カメラのK-7から大幅に進化したことがすぐ実感できた。
しかし、完全に言い訳だけど、子ども達と一緒だと、撮影だけに集中するわけにはいかない。一つの被写体でもう少し粘りたくても、子ども達が飽きちゃえば順路を先に進まなければならない。なんか、ボンクラな写真ばかり量産してしまった。
まあ、小さいうちはしょうがないな。どうせあと10年もすれば、黙ってても放っておかれるんだろうから (^_^;、親の宿命と思うことにする。
Red leaves
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/125sec, F2.8, ISO500)
木曜、金曜と、会社が開催した研修に参加した。
いわゆる「キャリアを考える研修」的なもので、これから中堅になる30歳前後の人が受ける。っていうか、俺、確かにまだ下っ端に近いけど、年齢層上だし、そもそも前職でその時期に同じような研修受けたし (^_^;。
講師が、なんとなく芸人の有吉に似ていた。パッと見は違うのだが、顔のパーツが中心よりなところとか、喋り方とかが似ていた。特に、「普通はなかなか言えない本質」をズバッと言った後に、表情を変えずに「フフッ」と笑うところがそっくりで、そう思い込んだら有吉にしか見えなくなった。
彼は、某食品メーカーで営業として入社し、粋がって突っ走って、30歳で破綻して心を病んだのだとか。そこから様々な部署を転々とするうちに、自分の失敗を見つめ直し、キャリア講師として独立したんだそうだ。
研修は、話を聞くのが4割、残り6割は5人1組でのグループワークという感じだった。
木曜のグループは（女性が含まれているのもあって？）割とポジティブな人達だった。それもあって終ったら「飲みにでも」と言えそうな雰囲気だったのだが、金曜にはグループ編成が変わってしまった。しかも、例えば「自分の改善したいと思ったポイントを何点か話してみよう」と言われても「別に…」という感じの人達が過半数で、なんだか誘う雰囲気でもなくなってしまった。せっかく普段仕事でほとんど関わらない他部署の人達と交流ができると期待していたのだが...。
一方、同じ部で参加した女性も、講師について「『俺ってすげぇんだぜ』っていうのが鼻につくような気がして、どうも感情が入りきらない」というようなことを言っていた。でも、俺はそう感じなかった。
帰り道、それがなぜだか分かった。
前職時代の末期、俺に、ほぼダイレクトに「お前は技術者に向いていない」と言い、俺が転職する大きなきっかけの一つとなった「ボス」にそっくりなのだ。スバッとものを言うところとか、白黒はっきりつけてしまう傾向があるところとか。
「自分の弱点を知っている」ことも同様だった。まあ、これは強さを持った人間の特徴だと思う。強さは、自分の弱さを認めるところから始まるものだ。頭じゃ分かっていても、それは本当に難しい。俺に対して「お前は同じこと言うんでも、相手のことを立てて言えるだろ？」と言ったボスの言葉は、俺に自信をつけさせようという配慮の言葉だと当時は理解していたが、それは「俺にはできない」という自覚の裏返しでもあったのだと、今は思う。
俺自身、前職でキャリア構築に失敗したようなものだ。だからこそ、今回の研修の内容は腑に落ちることが多かった。逆に、前職で受けた似たような研修の内容なんてほとんど忘れている。ろくに挫折経験もなかった当時の俺には全然響かなかったのだろうと思う。金曜のグループで「別に...」と言った彼らも、前職時代の俺のようなものなんだろうと思う。
そういや、1日目のグループでリーダーを決めるとき「第一印象で多数決！」でなんと俺が選出されてしまった。歳が上なのがバレただけかもしれないが、その後の雑談で「なんか口角上がってて雰囲気が柔らかい」だの「すごく話を聞き出すのが上手い」とか、お世辞でも言ってくれたんで、それは自信として受け取ることにした。
研修時のグループで飲みに行けなかった俺は、部署に戻ると、ちょうど残業していた、年齢タメの同僚とメシに行くことにした。すると、ちょうどグループリーダーも出張から帰ってきたので、3人で飲みに出かけた。最近、いろいろあって部署で飲みに行く機会も少なかったので、久々に同僚と腹を割って話せた気がした。
これで9周年だ。幸い、2人の子どもにも恵まれて、まあ楽しくやれていることに感謝した。
その前に、新カメラPentax K-3を携えて、家族で散歩に行った。自宅から車で10分ほどのところにある大きめの自然公園だ。紅葉を期待したが、やはり少々早すぎた。それでも多少は色づいているところがあったので、K-3でのファーストショットを楽しんだ。
うーむ。モリモリ色が乗って、深く考えなくてもばっちり綺麗に写ってしまう。いいことなのだが、カメラに甘えて腕がさらに落ちてしまいそうだ (^_^;。精彩感も色乗りも、前カメラのK-7から大幅に進化したことがすぐ実感できた。
しかし、完全に言い訳だけど、子ども達と一緒だと、撮影だけに集中するわけにはいかない。一つの被写体でもう少し粘りたくても、子ども達が飽きちゃえば順路を先に進まなければならない。なんか、ボンクラな写真ばかり量産してしまった。
まあ、小さいうちはしょうがないな。どうせあと10年もすれば、黙ってても放っておかれるんだろうから (^_^;、親の宿命と思うことにする。
Red leaves
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/125sec, F2.8, ISO500)
木曜、金曜と、会社が開催した研修に参加した。
いわゆる「キャリアを考える研修」的なもので、これから中堅になる30歳前後の人が受ける。っていうか、俺、確かにまだ下っ端に近いけど、年齢層上だし、そもそも前職でその時期に同じような研修受けたし (^_^;。
講師が、なんとなく芸人の有吉に似ていた。パッと見は違うのだが、顔のパーツが中心よりなところとか、喋り方とかが似ていた。特に、「普通はなかなか言えない本質」をズバッと言った後に、表情を変えずに「フフッ」と笑うところがそっくりで、そう思い込んだら有吉にしか見えなくなった。
彼は、某食品メーカーで営業として入社し、粋がって突っ走って、30歳で破綻して心を病んだのだとか。そこから様々な部署を転々とするうちに、自分の失敗を見つめ直し、キャリア講師として独立したんだそうだ。
研修は、話を聞くのが4割、残り6割は5人1組でのグループワークという感じだった。
木曜のグループは（女性が含まれているのもあって？）割とポジティブな人達だった。それもあって終ったら「飲みにでも」と言えそうな雰囲気だったのだが、金曜にはグループ編成が変わってしまった。しかも、例えば「自分の改善したいと思ったポイントを何点か話してみよう」と言われても「別に…」という感じの人達が過半数で、なんだか誘う雰囲気でもなくなってしまった。せっかく普段仕事でほとんど関わらない他部署の人達と交流ができると期待していたのだが...。
一方、同じ部で参加した女性も、講師について「『俺ってすげぇんだぜ』っていうのが鼻につくような気がして、どうも感情が入りきらない」というようなことを言っていた。でも、俺はそう感じなかった。
帰り道、それがなぜだか分かった。
前職時代の末期、俺に、ほぼダイレクトに「お前は技術者に向いていない」と言い、俺が転職する大きなきっかけの一つとなった「ボス」にそっくりなのだ。スバッとものを言うところとか、白黒はっきりつけてしまう傾向があるところとか。
「自分の弱点を知っている」ことも同様だった。まあ、これは強さを持った人間の特徴だと思う。強さは、自分の弱さを認めるところから始まるものだ。頭じゃ分かっていても、それは本当に難しい。俺に対して「お前は同じこと言うんでも、相手のことを立てて言えるだろ？」と言ったボスの言葉は、俺に自信をつけさせようという配慮の言葉だと当時は理解していたが、それは「俺にはできない」という自覚の裏返しでもあったのだと、今は思う。
俺自身、前職でキャリア構築に失敗したようなものだ。だからこそ、今回の研修の内容は腑に落ちることが多かった。逆に、前職で受けた似たような研修の内容なんてほとんど忘れている。ろくに挫折経験もなかった当時の俺には全然響かなかったのだろうと思う。金曜のグループで「別に...」と言った彼らも、前職時代の俺のようなものなんだろうと思う。
そういや、1日目のグループでリーダーを決めるとき「第一印象で多数決！」でなんと俺が選出されてしまった。歳が上なのがバレただけかもしれないが、その後の雑談で「なんか口角上がってて雰囲気が柔らかい」だの「すごく話を聞き出すのが上手い」とか、お世辞でも言ってくれたんで、それは自信として受け取ることにした。
研修時のグループで飲みに行けなかった俺は、部署に戻ると、ちょうど残業していた、年齢タメの同僚とメシに行くことにした。すると、ちょうどグループリーダーも出張から帰ってきたので、3人で飲みに出かけた。最近、いろいろあって部署で飲みに行く機会も少なかったので、久々に同僚と腹を割って話せた気がした。
nobilesの投稿(14:15:09-2013-11-10) -
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