NOBILES Days
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新米プロジェクトリーダーです。
これまでのプロジェクトリーダーたちの積み重ねてきた不具合の数々に閉口する日々です。そんないい加減なマネージメントは絶対やらんからな。全部しっかり手順書にしてボンクラでも作業出来るようにしてやってますよ。
っていうか、俺が引き受けるより前に見積もり出して総予算決まってるのに「予算立ててー」って順序おかしいだろ。
...すんません、愚痴ばっかで。
さて先週末、映画「RUSH」を観た。本当は建国記念日あたりを4連休にして、空いてる平日に見に行こうと思っていたのだが、例の観測史上最強の積雪によるもろもろの被害で、計画は無残に散った。
もともとあまり映画は好んで観ない。今回だって「どこに観に行けばいいの？」状態だった。そういや一番最近観た映画もセナの映画だったな！
そんなわけで調べてみたら、自宅から車で10分程度のところにあるショッピングモールに入っているシネコンでやっていることが分かった。また有休消化で平日に行こうと考えていたが、ちょうど週末が3月1日で、料金が1000円になるので、その日に行っちゃうことにした。800円差はデカイでしょー。
Niki Lauda
(ContaxU4R(5.8mm), F7.5, 1/250s, ISO100)
新婚旅行のモナコGPで遭遇したラウダ。映画の主人公のひとりだ。結構お茶目な人だという印象だった。この後、船と船を橋渡し状態で握手してもらっちゃった♪
で、シネコンのチケットだが、予定を調べたホームページから、ホイホイと予約画面に進み、大まかな席の位置を指定したら、さっくり購入できてしまった。
当日は、ディズニーランドのファストパス的な「インターネット予約者専用」の列があって、ほぼ待たずにカウンターにたどり着いた。届いたメールに添付されていたQRコードをiPhoneに表示させ、端末に読み込ませたら、あっさりレシートのようにしてチケットが発行されチェックインが完了してしまった。
こんなに簡単なの？しかも、席はど真ん中の絶好席 (^_^;。
せっかくなのでコーヒーとチュロスなんて買い込んでからシアターに向かった。公開から少し経っているからか、一番狭い部屋での上映だったが、それでも100人弱は入れそうだ。しかも、シネコンの席って超広いのね。客の数も多くはなかったので、他人と隣り合うこともなく、ゆったりと座ることができた。
さて、「RUSH」の内容についてだが、ハントとラウダのF-3時代のファーストコンタクト辺りから始まり、F-1進出、そして富士でのあの「1976年F-1世界選手権インジャパン」までが描かれている。
ちなみに「グランプリ」という名前は一国で1年に1度しか開催できない。日本では、国内F2000レースで既に「グランプリ」を冠したレースを開催していたので、F-1なのに「グランプリ」とつかない。翌’77年は「F-1日本グランプリ」となった。
ちなみにその日本グランプリ'76（F2000）で優勝したのは、既にF-1ドライバーだったジャック・ラフィーだった。
閑話休題。
この映画はあまりレースシーンを中心としていない。レース外でのドラマの方に重きがある。大概、レースシーンを作り上げようとすると嘘くさくなるので、この判断は正しかったと思う。
しかしながら、マシンの外見は結構リサーチしていて大変好感が持てた。
例えば、メインに描かれたシーズンは1976年のF-1シーンであるが、シーズン途中第4戦スペインGPから適用されたインダクションポットの高さ制限に対応して全車の姿が変わっていて、ちょっと感動した。富士でのティレルP34にも、ちゃんと「たいれる」と平仮名ステッカー貼ってあったしね。
マシンは、さすがにCGだよねえ？いやはや、違和感ほとんど感じられなくて、結構のめり込めた。良く作り込んだな、と思う。
それから、ラウダ役のダニエル・ブリュールがいい味出していた。特に、火傷してからの特殊メイクでは、本当にラウダにしか見えなかった。レガッツォーニやペテルソン（多分）なんかもいい配役だなー、と感心した。
さらにグッときたのが、クレジットに「Hasemi」という役名があったことだ。1976年富士F-1のもう1人の主役をこうやって個別役名でクレジットしていることに、あの時代のドライバー達へのリスペクトが感じられた。あ、残念ながらどこに登場したか判別できなかったんだけど (^_^;。
話全体も、ちゃんと史実に沿っているので、俺みたいな予備知識ありすぎな人間でも全然問題なく楽しめた。え？映画の内容ほぼ全て俺が生まれる前のことですけど？
逆に、このドラマチックな話がほとんど事実というのを、予備知識のない人達が信じられるのかな (^_^;？多少のエピソードの追加はあるだろうけど。'70年代F-1は本当に濃い時代だったことの証明だな。
しかし、よくできた話だけに、ラウダとハントの関係が本当にこの映画のような関係だったのか？なんて、途中から少し訝しみながら観ていた。
ところが、映画の最後にラウダ翁自身が登場した。そして、当時の実物の写真とともに、
「私がジェラシーを感じた唯一のドライバーだ」
なんて言うじゃないか。これでまたリアリティがグッと上がった。なかなか巧い演出だなー、とまた感心した。
ただ、ひとつ疑念を持っていることがある。持参金付きでBRMに加入した辺りのエピソードは初めて聞いた。これ、フェラーリ加入時の話を振り替えていたりしないのかなあ？エンツォがからんでくるとそっちがメインの話になってきちゃうからなあ。
そんなわけで、せっかくなので次回、ラウダとエンツォについて「RUSH」サイドストーリーを勝手に書いちゃおう。
これまでのプロジェクトリーダーたちの積み重ねてきた不具合の数々に閉口する日々です。そんないい加減なマネージメントは絶対やらんからな。全部しっかり手順書にしてボンクラでも作業出来るようにしてやってますよ。
っていうか、俺が引き受けるより前に見積もり出して総予算決まってるのに「予算立ててー」って順序おかしいだろ。
...すんません、愚痴ばっかで。
さて先週末、映画「RUSH」を観た。本当は建国記念日あたりを4連休にして、空いてる平日に見に行こうと思っていたのだが、例の観測史上最強の積雪によるもろもろの被害で、計画は無残に散った。
もともとあまり映画は好んで観ない。今回だって「どこに観に行けばいいの？」状態だった。そういや一番最近観た映画もセナの映画だったな！
そんなわけで調べてみたら、自宅から車で10分程度のところにあるショッピングモールに入っているシネコンでやっていることが分かった。また有休消化で平日に行こうと考えていたが、ちょうど週末が3月1日で、料金が1000円になるので、その日に行っちゃうことにした。800円差はデカイでしょー。
Niki Lauda
(ContaxU4R(5.8mm), F7.5, 1/250s, ISO100)
新婚旅行のモナコGPで遭遇したラウダ。映画の主人公のひとりだ。結構お茶目な人だという印象だった。この後、船と船を橋渡し状態で握手してもらっちゃった♪
で、シネコンのチケットだが、予定を調べたホームページから、ホイホイと予約画面に進み、大まかな席の位置を指定したら、さっくり購入できてしまった。
当日は、ディズニーランドのファストパス的な「インターネット予約者専用」の列があって、ほぼ待たずにカウンターにたどり着いた。届いたメールに添付されていたQRコードをiPhoneに表示させ、端末に読み込ませたら、あっさりレシートのようにしてチケットが発行されチェックインが完了してしまった。
こんなに簡単なの？しかも、席はど真ん中の絶好席 (^_^;。
せっかくなのでコーヒーとチュロスなんて買い込んでからシアターに向かった。公開から少し経っているからか、一番狭い部屋での上映だったが、それでも100人弱は入れそうだ。しかも、シネコンの席って超広いのね。客の数も多くはなかったので、他人と隣り合うこともなく、ゆったりと座ることができた。
さて、「RUSH」の内容についてだが、ハントとラウダのF-3時代のファーストコンタクト辺りから始まり、F-1進出、そして富士でのあの「1976年F-1世界選手権インジャパン」までが描かれている。
ちなみに「グランプリ」という名前は一国で1年に1度しか開催できない。日本では、国内F2000レースで既に「グランプリ」を冠したレースを開催していたので、F-1なのに「グランプリ」とつかない。翌’77年は「F-1日本グランプリ」となった。
ちなみにその日本グランプリ'76（F2000）で優勝したのは、既にF-1ドライバーだったジャック・ラフィーだった。
閑話休題。
この映画はあまりレースシーンを中心としていない。レース外でのドラマの方に重きがある。大概、レースシーンを作り上げようとすると嘘くさくなるので、この判断は正しかったと思う。
しかしながら、マシンの外見は結構リサーチしていて大変好感が持てた。
例えば、メインに描かれたシーズンは1976年のF-1シーンであるが、シーズン途中第4戦スペインGPから適用されたインダクションポットの高さ制限に対応して全車の姿が変わっていて、ちょっと感動した。富士でのティレルP34にも、ちゃんと「たいれる」と平仮名ステッカー貼ってあったしね。
マシンは、さすがにCGだよねえ？いやはや、違和感ほとんど感じられなくて、結構のめり込めた。良く作り込んだな、と思う。
それから、ラウダ役のダニエル・ブリュールがいい味出していた。特に、火傷してからの特殊メイクでは、本当にラウダにしか見えなかった。レガッツォーニやペテルソン（多分）なんかもいい配役だなー、と感心した。
さらにグッときたのが、クレジットに「Hasemi」という役名があったことだ。1976年富士F-1のもう1人の主役をこうやって個別役名でクレジットしていることに、あの時代のドライバー達へのリスペクトが感じられた。あ、残念ながらどこに登場したか判別できなかったんだけど (^_^;。
話全体も、ちゃんと史実に沿っているので、俺みたいな予備知識ありすぎな人間でも全然問題なく楽しめた。え？映画の内容ほぼ全て俺が生まれる前のことですけど？
逆に、このドラマチックな話がほとんど事実というのを、予備知識のない人達が信じられるのかな (^_^;？多少のエピソードの追加はあるだろうけど。'70年代F-1は本当に濃い時代だったことの証明だな。
しかし、よくできた話だけに、ラウダとハントの関係が本当にこの映画のような関係だったのか？なんて、途中から少し訝しみながら観ていた。
ところが、映画の最後にラウダ翁自身が登場した。そして、当時の実物の写真とともに、
「私がジェラシーを感じた唯一のドライバーだ」
なんて言うじゃないか。これでまたリアリティがグッと上がった。なかなか巧い演出だなー、とまた感心した。
ただ、ひとつ疑念を持っていることがある。持参金付きでBRMに加入した辺りのエピソードは初めて聞いた。これ、フェラーリ加入時の話を振り替えていたりしないのかなあ？エンツォがからんでくるとそっちがメインの話になってきちゃうからなあ。
そんなわけで、せっかくなので次回、ラウダとエンツォについて「RUSH」サイドストーリーを勝手に書いちゃおう。
nobilesの投稿(23:57:23-2014-03-06) -
カテゴリ: Formula-One
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