NOBILES Days
Jump to navigation2005 F-1 Monaco Tour (1) - Prologue
まだタンが喉にからむものの、だいぶ体調も回復してきた。
だが、完調ではないとブログのネタもないものだ。せいぜい、音楽用HDDの代替が来るまで動きようがなくて不便だってくらいか。
なので、これまでも思っていたのだが、ネタのない時はある話題でつなごうかと思う。
去年5月に行ったモナコ旅行。
写真を2500枚程度撮るだけ撮って特に旅行記らしいものも作っていなかったので、写真を交えつつ記憶が鮮明なうちに少しずつ旅行記にしていこうと思う。1年半も前のことだが、興味があったら読んでもらいたい。まとまったら本体のWebサイトにも転載しようかな。
というわけで、今日はプロローグから。
’92年モナコGPでの伝説の戦い
モナコ。
南フランスのイタリア国境近くに存在する小国の名である。あのバチカンについで世界で二番目に小さい国。30分もあれば徒歩でも横断できる。
そんな小国がなぜこんなにも魅惑的な響きと聞こえるのか。
カジノ。豪華なホテル。集まってくるセレブ達。そしてF-1グランプリ。
もともと貴族達の楽しみであったレースは、「F-1」という名が発生するより以前からこの町で行われてきた貴族の娯楽であった。安全性の問題から他の市街地サーキットが姿を消しても、モナコだけは絶対にそのカレンダーから消えることはない。伝統に彩られた特別な場所なのだ。
俺が中学の時にF-1にはまってからというもの、「新婚旅行はモナコGP」。まるで夢見る少女のようだが、ずっと漠然と思っていた。いや、年齢が上がる程に「あんなとこ、新婚旅行以外で行くチャンスはない」という現実的な計算はあった。
だが実際に結婚することになってモナコGPについて調べてみると...仰天である。想像以上の旅費である。さすがはセレブのGP。優にまっとうな海外旅行3回分くらいだ。
正直な話、俺は一旦は諦めかけた。嫁も無理だと一度は言った。だがむしろ、嫁の友達などが「そういう夢は叶えておいてあげた方が良いよ」という言葉などをかけたことから、嫁の気持ちから動いた感がある。嫁の友達の皆さん、ありがとう！！
一応行くことだけは決まってから、いろいろなツアーの内容などを調べることにした。その中で、最初は気にもしなかったあるツアーのオプションが、どんどん心の中で大きくなっていったのだった。
「クルーザーから観戦」...。
あまりにセレブである。しかも、ワインや軽食が振る舞われると言う。
モナコは他のGPと違い金曜が休息日となる。それは「パーティデー」だからなのだが、ちゃんとそれに沿って金曜日には船上パーティまで開催するという。そのかわり、値段は普通の海外旅行3回分から4回分に跳ね上がる。
何もそこまで...最初は俺もそう思った。だが、もともと市街地サーキットにすべて仮設のスタンド。他のサーキットのように常設の食べ物屋やトイレが潤沢にあるとは思えない。せっかくモナコくんだりまで行ってひもじい思いや、トイレを我慢するなんてごめんだ。
さらに背中を押したのは「モーターホームエリアパス付き」。ドライバーや関係者のサインを貰うには絶好のパスなのだ。
...どうせ大枚はたいてモナコ行くと決めた時点で、もう妥協の余地はなかった。結局俺達は清水寺から心中するかのように「クルーザー観戦ツアー」に申し込んだのであった。
...第二回へ続く。
だが、完調ではないとブログのネタもないものだ。せいぜい、音楽用HDDの代替が来るまで動きようがなくて不便だってくらいか。
なので、これまでも思っていたのだが、ネタのない時はある話題でつなごうかと思う。
去年5月に行ったモナコ旅行。
写真を2500枚程度撮るだけ撮って特に旅行記らしいものも作っていなかったので、写真を交えつつ記憶が鮮明なうちに少しずつ旅行記にしていこうと思う。1年半も前のことだが、興味があったら読んでもらいたい。まとまったら本体のWebサイトにも転載しようかな。
というわけで、今日はプロローグから。
’92年モナコGPでの伝説の戦い
モナコ。
南フランスのイタリア国境近くに存在する小国の名である。あのバチカンについで世界で二番目に小さい国。30分もあれば徒歩でも横断できる。
そんな小国がなぜこんなにも魅惑的な響きと聞こえるのか。
カジノ。豪華なホテル。集まってくるセレブ達。そしてF-1グランプリ。
もともと貴族達の楽しみであったレースは、「F-1」という名が発生するより以前からこの町で行われてきた貴族の娯楽であった。安全性の問題から他の市街地サーキットが姿を消しても、モナコだけは絶対にそのカレンダーから消えることはない。伝統に彩られた特別な場所なのだ。
俺が中学の時にF-1にはまってからというもの、「新婚旅行はモナコGP」。まるで夢見る少女のようだが、ずっと漠然と思っていた。いや、年齢が上がる程に「あんなとこ、新婚旅行以外で行くチャンスはない」という現実的な計算はあった。
だが実際に結婚することになってモナコGPについて調べてみると...仰天である。想像以上の旅費である。さすがはセレブのGP。優にまっとうな海外旅行3回分くらいだ。
正直な話、俺は一旦は諦めかけた。嫁も無理だと一度は言った。だがむしろ、嫁の友達などが「そういう夢は叶えておいてあげた方が良いよ」という言葉などをかけたことから、嫁の気持ちから動いた感がある。嫁の友達の皆さん、ありがとう！！
一応行くことだけは決まってから、いろいろなツアーの内容などを調べることにした。その中で、最初は気にもしなかったあるツアーのオプションが、どんどん心の中で大きくなっていったのだった。
「クルーザーから観戦」...。
あまりにセレブである。しかも、ワインや軽食が振る舞われると言う。
モナコは他のGPと違い金曜が休息日となる。それは「パーティデー」だからなのだが、ちゃんとそれに沿って金曜日には船上パーティまで開催するという。そのかわり、値段は普通の海外旅行3回分から4回分に跳ね上がる。
何もそこまで...最初は俺もそう思った。だが、もともと市街地サーキットにすべて仮設のスタンド。他のサーキットのように常設の食べ物屋やトイレが潤沢にあるとは思えない。せっかくモナコくんだりまで行ってひもじい思いや、トイレを我慢するなんてごめんだ。
さらに背中を押したのは「モーターホームエリアパス付き」。ドライバーや関係者のサインを貰うには絶好のパスなのだ。
...どうせ大枚はたいてモナコ行くと決めた時点で、もう妥協の余地はなかった。結局俺達は清水寺から心中するかのように「クルーザー観戦ツアー」に申し込んだのであった。
...第二回へ続く。
nobilesの投稿(01:13:13-2006-09-29) -
カテゴリ: Monaco
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