NOBILES Days
Jump to navigationThe Supernova
今日も嫁さんのいる嫁さん実家へ車で行った。
嫁妹ダンナは自動車整備の仕事をしているので、興味津々で307SWを見ていた。
やっぱり、車には「運転してワクワクする」というのは重要な性能だ。十分なパワー、路面を的確に捉える足。単なる移動手段や運送手段になっては、つまらない。
ちょっと背伸びだったが、この車のオーナーになったことを改めて誇りに思った。
The Supernova Is Shining!
輝ける超新星に祝福を。
2年前の鈴鹿のことだ。
そう、その時も雨だった。
なかなか厳しいコンディションだったが、その中でえ？と目を引きつける走りをこなすドライバーがいた。
当時BMWの第三ドライバーだったセバスチャン・フェッテルである。
当時から評価は高く、見るのを楽しみにはしていたが、これはモノが違う、と一発で分かるというドライバーは久々に見た気がする。
翌年彼は大クラッシュで1戦欠場をしたクビツァの代役としてU.S.GPでデビューを果たす。同じドイツの英雄ミヒャエル・シューマッハーのデビュー戦(1991年ベルギーGP)と同じ7番グリッドを獲得し、その感想を記者から求められ、「俺は完走するからな」と言い放ってみせた。そしてその通り、ミスはあったがデビュー戦で19歳、史上最年少の8位入賞を果たした。
トロロッソに移籍してのその後の富士。そこでも大雨。
ここでも素晴らしい走りで3位を走りながら、セーフティカーランの間に前を走る兄弟チーム、レッドブルのウェバーに突っ込み両者リタイヤ。ピットで涙に暮れた。
...でも、そんな失態をやらかしても、評価は揺らぐことがなかった。
このイタリアGP、予選でPPを獲得して少年のようにはしゃいだフェッテルはしかし、雨の中で極めてクレバーなレースを展開した。クレバーであるが、しかし、雨の中で彼のペースはトップチームを凌駕するものだった。明らかに、彼のテクニックが白眉であったことの証明である。
レッドブル資本が入ったとは言え、決して大きくはない元ミナルディであるトロロッソ。生粋のプライベーターである。ミナルディ時代を含めても、ポールも優勝も一度もない。でも、昔からレース屋としての職人的な働き、そして愛すべきキャラクターはF-1になくてはならないものだった。
来年以降、カスタマーカー禁止の流れの中で、同じプライベーターのスーパーアグリも撤退。先行きが不透明な状況。しかし、STR03というマシンを手に入れ、そして超新星たるフェッテルが完全に噛み合った時。
完璧なるポール・トゥ・ウィン。もちろん史上最年少だ。
どれだけ金をかけても勝てないチームもいる。でも、やれることを懸命にやって、全ての歯車が噛み合えば、こんなドラマチックな勝利を得ることがある。だからF-1は面白い。
嫁妹ダンナは自動車整備の仕事をしているので、興味津々で307SWを見ていた。
やっぱり、車には「運転してワクワクする」というのは重要な性能だ。十分なパワー、路面を的確に捉える足。単なる移動手段や運送手段になっては、つまらない。
ちょっと背伸びだったが、この車のオーナーになったことを改めて誇りに思った。
The Supernova Is Shining!
輝ける超新星に祝福を。
2年前の鈴鹿のことだ。
そう、その時も雨だった。
なかなか厳しいコンディションだったが、その中でえ？と目を引きつける走りをこなすドライバーがいた。
当時BMWの第三ドライバーだったセバスチャン・フェッテルである。
当時から評価は高く、見るのを楽しみにはしていたが、これはモノが違う、と一発で分かるというドライバーは久々に見た気がする。
翌年彼は大クラッシュで1戦欠場をしたクビツァの代役としてU.S.GPでデビューを果たす。同じドイツの英雄ミヒャエル・シューマッハーのデビュー戦(1991年ベルギーGP)と同じ7番グリッドを獲得し、その感想を記者から求められ、「俺は完走するからな」と言い放ってみせた。そしてその通り、ミスはあったがデビュー戦で19歳、史上最年少の8位入賞を果たした。
トロロッソに移籍してのその後の富士。そこでも大雨。
ここでも素晴らしい走りで3位を走りながら、セーフティカーランの間に前を走る兄弟チーム、レッドブルのウェバーに突っ込み両者リタイヤ。ピットで涙に暮れた。
...でも、そんな失態をやらかしても、評価は揺らぐことがなかった。
このイタリアGP、予選でPPを獲得して少年のようにはしゃいだフェッテルはしかし、雨の中で極めてクレバーなレースを展開した。クレバーであるが、しかし、雨の中で彼のペースはトップチームを凌駕するものだった。明らかに、彼のテクニックが白眉であったことの証明である。
レッドブル資本が入ったとは言え、決して大きくはない元ミナルディであるトロロッソ。生粋のプライベーターである。ミナルディ時代を含めても、ポールも優勝も一度もない。でも、昔からレース屋としての職人的な働き、そして愛すべきキャラクターはF-1になくてはならないものだった。
来年以降、カスタマーカー禁止の流れの中で、同じプライベーターのスーパーアグリも撤退。先行きが不透明な状況。しかし、STR03というマシンを手に入れ、そして超新星たるフェッテルが完全に噛み合った時。
完璧なるポール・トゥ・ウィン。もちろん史上最年少だ。
どれだけ金をかけても勝てないチームもいる。でも、やれることを懸命にやって、全ての歯車が噛み合えば、こんなドラマチックな勝利を得ることがある。だからF-1は面白い。
nobilesの投稿(23:58:00-2008-09-14) -
カテゴリ: Formula-One
コメント
No comments yet
コメントを追加
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)TrackBack URL
DISALLOWED (TrackBack)
メインページ
Calendar
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 |
NewEntries
最新COMMENTS
■20-07-11 21:47>ああ、あのeh
■20-07-10 01:07>そうです、予
■20-07-09 22:36>あっ、ショー
■20-07-06 07:27>50-34のチェ�
■18-01-05 00:53>おやこれはぱ
■18-01-04 23:56>手出しちゃっ
■15-07-27 23:21>おっと、今か
■15-07-22 11:40>良質な小説読
■15-02-21 09:29>おや、どなた
■15-02-20 08:05>ほー、勉強に
カテゴリ
- All
- Bicycle
- Breast Cancer
- Change Job
- Formula-One
- Gourmet
- Injury
- Mac
- Main
- Monaco
- Music
- Peugeot
- Photo
- Travel
Archives
My Links
NOBILES Web検索
プロフィール
RSS対応
RSS v2.0
RSS v0.91
RSS v1.0
管理
管理室へ携帯用ブログ
携帯用URL