NOBILES Days
Jump to navigationThe Little Little Adventure Vol.3
今日、会社を休んで次女のお食い初めを催した。とっくに100日過ぎてるんだけどね。俺が7、8月結構忙しかったのだ。
大安だったのと、俺の母親のパートが水曜休みだった（今月、俺は輪番休業で日曜日に一日も休みがない）ので今日にした。
長女の時は鯛を買ってきて自宅で行った。が、ウチの次女より1ヶ月半前に生まれた、嫁さんの妹の娘さんのお食い初めをあるお店でやったところ、大変満足行く内容だったという。
そのお店は、今エントリーの本文で触れる俺の田舎地方が本社の割烹のチェーン店なのだが、我が家から車で15分くらいのところにもあるので、そこを予約した。
ちゃんと鯛のお頭付きを「お食い初め」向けに作ってくれるし、写真を撮って簡単な写真立てに入れてくれた。しかも、両家の親にも分けれるように3枚プリントされているのも気が利いていた。大人の料理も松茸づくしで、とても美味しかった。
実は牛乳アレルギーの疑いも出てきてまだまだ心配はつきないが、順調に背も伸びてすくすく育っている次女。長女ともども、成長がますます楽しみである。
鯛の尾頭付き
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/80sec, F2.5, ISO640)
さて、2歳の長女との2人旅2日目の夜。
遅い遅い夕食を食べ終わると、既に22時近い。この時間に長女を寝かせても、嫁さんから大目玉喰らう時間だ。
「じゃあ、花火やろうか」
えーーーー、今からっすか (′Д`;。
...とは言ってもね。せっかく買っておいてくれた花火を、子どものいない家に置いていっても湿気らせてしまうだけだからなぁ。長女のことを思ってやってくれてることを無下にもできないし、なんだかんだ今シーズン、なかなか花火も見せてあげられていないと思ったので、お誘いにのることにした。
家の玄関前のスペースにロウソクを立てて、俺の親父（おじいちゃん）と、叔母の一人がせっせと花火に点火していく。俺？俺は当然撮影隊よ。長女は例のお気に入りのカメラのおもちゃを持って出てきた。そして花火が点くと、ささっと撮影（のふり）をする。かなり嬉しそうだ。こなれてきたところで親父が、点火させた花火を少し握らせてみたりすると、破顔で笑っていた。
かなり機械的に消化してあっという間に花火はなくなった。でも、かなり喜んでいたから、まあ良かったことにしよう。
花火をカメラでパチリ
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/10sec, F2.0, ISO1600)
部屋に戻ってお茶を飲んでいたら、叔母がこう言った。
「あ、じゃあお風呂にお湯溜めようか」
花火の間に溜めてたんじゃないんかい！
そんなこんなで、長女と風呂に入れたのは23時半だった。さらに困ったことに、叔母が気を利かせて買ってきた、昨日はなかった風呂オモチャで遊ぼうとしてなかなか洗ったりできない。若干ごねて泣くも、半ば無理矢理こなして上がり、そのまま歯磨きまで済ませて、ギリギリ日が変わる前に就寝した。
その直前、叔母が言った。
「ケーキもあるんだけど...」
食わんっっ！！
...ってか、食えないっての。
まあ、叔母としては、せっかくはるばる来たんだから、今日くらいは...というつもりだったんだろう。
気持ちはありがたいのだが、やっぱり2歳児に24時就寝は良くないし、1度遅くなるとクセになる。まあ、この日は朝食からして全てのタイムスケジュールがこの就寝時間に向かっていたんだな。
でも、ロープウェー乗れたり、花火できたり、長女がいい体験ができたのは確かだ。
最終日3日目は、モーニングを食べに出かけるでもなく、家で朝食を食べる。全員起きたのが8時過ぎだったのに、やっぱり10時近くだった (^_^;。
従姉妹が買ってきたロールケーキが出た上、「昨日食べなかったチョコレートケーキ食べる？」...どんだけ太らせるつもりだよ！！
一応少し手をつけるが、やっぱりダメだ。こんな甘いもんは。
残そうとしたら、「じゃあ、好きだからなー、食っちゃうか」と、親父が食い始めた。俺以上に甘いもの好きなのに、俺より全然痩せてるんだからズルいよね。
食べ終わったら、もうお土産の整理と帰り支度だ。3日間なんて、完全自由日が1日しかないから、あっという間だ。でもまあ、まだ2歳の長女にお守りが俺1人じゃこれが限界かな、とも思う。
帰りの新幹線は、両親がボックスで指定を買っておいてくれた。行きに比べればだいぶ気が楽だ。でも、せっかくまた新幹線に乗ったのに長女の機嫌があまりよろしくない。指を吸いながら座席の上でウダウダやっている。やっぱり、前日寝るのが遅かったからじゃないか？？
案の定、富士山が見える頃には座面に覆いかぶさるようにして寝てしまった。しばらくして先に両親が降りたので、その空いた椅子に俺らが降りるまで寝かせてやった。
両親が降りたところで、また長女と俺の2人だけになった。しかも、爆睡している。ここからが最後の難関だ。
と言っても、新幹線の着いたターミナル駅の地下道を通ってバス停に出て、高速バスに乗るだけなのだが、このバスが50分先までない。しかも、混むのかどうかも良く分からないので、何分前から並ぶべきか悩ましい。早すぎると暑くて辛いし。
とりあえず、爆睡している長女を抱っこしてホームに降りる。一応目を覚ますが、まだまだ眠そうだ。「ほら、新幹線たくさんいるよ」と言っても反応がほとんどない。
...うう、プレッシャーなのか腹の調子が悪い。身障者ようの広いトイレに入って子どものオシメチェックをしつつ、自分も用を足す。ちなみに長女はオシメの交換の必要がなかった。やっぱり、外出すると緊張するのか、用を足さないらしい。
行きも寄った、赤ちゃんお世話スペースみたいなところに入り、その椅子に座って少し時間を稼ぐことにした。周囲はママばかりで居心地が悪い。しかも、どう見ても日本人なのに子どもに素晴らしい発音の英語で話しかけているハイソママがすぐ隣にいて、なんだか無性に腹が立った。
暇なので、長女が背負っていたリュックからおやつを出して与える。ものすごい勢いでグミやチョコクッキーなんかを平らげると、だんだん眠気も落ち着いて来たようだ。
バスの来る時間まで15分となったので、バス停に移動してみることにした。地下街を通り、階段を上がってすぐのバス停に出る。
！！！！！！！
ものすごい行列ができている。これはヤバいぞ！
が、良く見ると列が3列くらいある。俺たちの乗るバスは...看板によると一番右の列らしい。よりによって一番長い。既に20人以上が並んでいるようだ。でも...本当か？
疑問に思い、一番後ろの婦人に聞いた。「これ、○○行きですか？」「いえ...私は△△行きを待ってるんですが...」
...ん？全然奥の地域行きのバスだ。そこから、5人おきくらいに声をかけていくが、全員がその奥の地域行きだと口々に言う。じゃあ、俺が乗るバスはどこに並べば...あれ？一番バス停に近いところの右端に、サラリーマン然とした男性が一人だけポツンと立っている。おや、と思いその男性のところまで行ってまた声をかけると、「ああ、○○行きですよ。」
...並んでいたのは1人だけだった (^_^;。
「あ、木陰の方がお子さん楽なんじゃないですか？全然座れるから、前どうぞ」
...一番前を譲ってもらってしまった。
だがまだ長女の機嫌は戻りきっていなかった。
「ほら、バス大きいねー」「バス大きくない！」
「凄いねー、音すごいねー」「音すごくない！」
何でもかんでも否定するのは機嫌が悪い証拠である。これはバス乗ってから騒がないか不安だ。
並んでから10分程度で、いよいよ乗るべきバスが来た。...歓楽街を始発として、このターミナル駅に停車してから高速道路に乗るバスは、既に結構な人数が乗っていた。
でも幸い、先頭を譲ってもらったおかげか、前から2列目に空いていた2席に滑り込めた。
あとは約1時間、長女が騒がないようご機嫌をとるだけだ。
が、心配も杞憂だったようで、バスで落ち着くと娘は指を吸いながら外を静かに見つめているだけで、特に騒いだり暴れたりもしなかった。この子は意外と外ではいい子ちゃんのようだ。助かった。
予定よりも10分くらい早く、自宅最寄りのバス停に着いた。行きと同じく、お義父さんとお義母さんが迎えに来てくれていた。あー、これで一安心だ。
たった3日間のパパとの2人旅だったわけだが...帰って来てから長女はお喋りがかなり増えた気がする。やっぱりこういう体験で急に成長するのかな。
あともう一つとても印象に残ったことがある。田舎の家に、金魚の模様の間仕切りのようなものが仏壇の横に置いてあった。
それを見て
「あ、金魚！金魚だよ。」
...そして、少し寂しい表情になってこう言ったのだ。
「金魚、死んじゃったネー。」
まだ理解できていないのかな、と思っていた金魚さんの死を、ちゃんとこの子はこの子なりに受け止めていたんだね。俺はキュッと小さな頭を抱きしめてやった。
すると、この子はそれを振り払ってすぐにクレヨンでのお絵描きに戻ってしまった (^_^;。
大安だったのと、俺の母親のパートが水曜休みだった（今月、俺は輪番休業で日曜日に一日も休みがない）ので今日にした。
長女の時は鯛を買ってきて自宅で行った。が、ウチの次女より1ヶ月半前に生まれた、嫁さんの妹の娘さんのお食い初めをあるお店でやったところ、大変満足行く内容だったという。
そのお店は、今エントリーの本文で触れる俺の田舎地方が本社の割烹のチェーン店なのだが、我が家から車で15分くらいのところにもあるので、そこを予約した。
ちゃんと鯛のお頭付きを「お食い初め」向けに作ってくれるし、写真を撮って簡単な写真立てに入れてくれた。しかも、両家の親にも分けれるように3枚プリントされているのも気が利いていた。大人の料理も松茸づくしで、とても美味しかった。
実は牛乳アレルギーの疑いも出てきてまだまだ心配はつきないが、順調に背も伸びてすくすく育っている次女。長女ともども、成長がますます楽しみである。
鯛の尾頭付き
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/80sec, F2.5, ISO640)
さて、2歳の長女との2人旅2日目の夜。
遅い遅い夕食を食べ終わると、既に22時近い。この時間に長女を寝かせても、嫁さんから大目玉喰らう時間だ。
「じゃあ、花火やろうか」
えーーーー、今からっすか (′Д`;。
...とは言ってもね。せっかく買っておいてくれた花火を、子どものいない家に置いていっても湿気らせてしまうだけだからなぁ。長女のことを思ってやってくれてることを無下にもできないし、なんだかんだ今シーズン、なかなか花火も見せてあげられていないと思ったので、お誘いにのることにした。
家の玄関前のスペースにロウソクを立てて、俺の親父（おじいちゃん）と、叔母の一人がせっせと花火に点火していく。俺？俺は当然撮影隊よ。長女は例のお気に入りのカメラのおもちゃを持って出てきた。そして花火が点くと、ささっと撮影（のふり）をする。かなり嬉しそうだ。こなれてきたところで親父が、点火させた花火を少し握らせてみたりすると、破顔で笑っていた。
かなり機械的に消化してあっという間に花火はなくなった。でも、かなり喜んでいたから、まあ良かったことにしよう。
花火をカメラでパチリ
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/10sec, F2.0, ISO1600)
部屋に戻ってお茶を飲んでいたら、叔母がこう言った。
「あ、じゃあお風呂にお湯溜めようか」
花火の間に溜めてたんじゃないんかい！
そんなこんなで、長女と風呂に入れたのは23時半だった。さらに困ったことに、叔母が気を利かせて買ってきた、昨日はなかった風呂オモチャで遊ぼうとしてなかなか洗ったりできない。若干ごねて泣くも、半ば無理矢理こなして上がり、そのまま歯磨きまで済ませて、ギリギリ日が変わる前に就寝した。
その直前、叔母が言った。
「ケーキもあるんだけど...」
食わんっっ！！
...ってか、食えないっての。
まあ、叔母としては、せっかくはるばる来たんだから、今日くらいは...というつもりだったんだろう。
気持ちはありがたいのだが、やっぱり2歳児に24時就寝は良くないし、1度遅くなるとクセになる。まあ、この日は朝食からして全てのタイムスケジュールがこの就寝時間に向かっていたんだな。
でも、ロープウェー乗れたり、花火できたり、長女がいい体験ができたのは確かだ。
最終日3日目は、モーニングを食べに出かけるでもなく、家で朝食を食べる。全員起きたのが8時過ぎだったのに、やっぱり10時近くだった (^_^;。
従姉妹が買ってきたロールケーキが出た上、「昨日食べなかったチョコレートケーキ食べる？」...どんだけ太らせるつもりだよ！！
一応少し手をつけるが、やっぱりダメだ。こんな甘いもんは。
残そうとしたら、「じゃあ、好きだからなー、食っちゃうか」と、親父が食い始めた。俺以上に甘いもの好きなのに、俺より全然痩せてるんだからズルいよね。
食べ終わったら、もうお土産の整理と帰り支度だ。3日間なんて、完全自由日が1日しかないから、あっという間だ。でもまあ、まだ2歳の長女にお守りが俺1人じゃこれが限界かな、とも思う。
帰りの新幹線は、両親がボックスで指定を買っておいてくれた。行きに比べればだいぶ気が楽だ。でも、せっかくまた新幹線に乗ったのに長女の機嫌があまりよろしくない。指を吸いながら座席の上でウダウダやっている。やっぱり、前日寝るのが遅かったからじゃないか？？
案の定、富士山が見える頃には座面に覆いかぶさるようにして寝てしまった。しばらくして先に両親が降りたので、その空いた椅子に俺らが降りるまで寝かせてやった。
両親が降りたところで、また長女と俺の2人だけになった。しかも、爆睡している。ここからが最後の難関だ。
と言っても、新幹線の着いたターミナル駅の地下道を通ってバス停に出て、高速バスに乗るだけなのだが、このバスが50分先までない。しかも、混むのかどうかも良く分からないので、何分前から並ぶべきか悩ましい。早すぎると暑くて辛いし。
とりあえず、爆睡している長女を抱っこしてホームに降りる。一応目を覚ますが、まだまだ眠そうだ。「ほら、新幹線たくさんいるよ」と言っても反応がほとんどない。
...うう、プレッシャーなのか腹の調子が悪い。身障者ようの広いトイレに入って子どものオシメチェックをしつつ、自分も用を足す。ちなみに長女はオシメの交換の必要がなかった。やっぱり、外出すると緊張するのか、用を足さないらしい。
行きも寄った、赤ちゃんお世話スペースみたいなところに入り、その椅子に座って少し時間を稼ぐことにした。周囲はママばかりで居心地が悪い。しかも、どう見ても日本人なのに子どもに素晴らしい発音の英語で話しかけているハイソママがすぐ隣にいて、なんだか無性に腹が立った。
暇なので、長女が背負っていたリュックからおやつを出して与える。ものすごい勢いでグミやチョコクッキーなんかを平らげると、だんだん眠気も落ち着いて来たようだ。
バスの来る時間まで15分となったので、バス停に移動してみることにした。地下街を通り、階段を上がってすぐのバス停に出る。
！！！！！！！
ものすごい行列ができている。これはヤバいぞ！
が、良く見ると列が3列くらいある。俺たちの乗るバスは...看板によると一番右の列らしい。よりによって一番長い。既に20人以上が並んでいるようだ。でも...本当か？
疑問に思い、一番後ろの婦人に聞いた。「これ、○○行きですか？」「いえ...私は△△行きを待ってるんですが...」
...ん？全然奥の地域行きのバスだ。そこから、5人おきくらいに声をかけていくが、全員がその奥の地域行きだと口々に言う。じゃあ、俺が乗るバスはどこに並べば...あれ？一番バス停に近いところの右端に、サラリーマン然とした男性が一人だけポツンと立っている。おや、と思いその男性のところまで行ってまた声をかけると、「ああ、○○行きですよ。」
...並んでいたのは1人だけだった (^_^;。
「あ、木陰の方がお子さん楽なんじゃないですか？全然座れるから、前どうぞ」
...一番前を譲ってもらってしまった。
だがまだ長女の機嫌は戻りきっていなかった。
「ほら、バス大きいねー」「バス大きくない！」
「凄いねー、音すごいねー」「音すごくない！」
何でもかんでも否定するのは機嫌が悪い証拠である。これはバス乗ってから騒がないか不安だ。
並んでから10分程度で、いよいよ乗るべきバスが来た。...歓楽街を始発として、このターミナル駅に停車してから高速道路に乗るバスは、既に結構な人数が乗っていた。
でも幸い、先頭を譲ってもらったおかげか、前から2列目に空いていた2席に滑り込めた。
あとは約1時間、長女が騒がないようご機嫌をとるだけだ。
が、心配も杞憂だったようで、バスで落ち着くと娘は指を吸いながら外を静かに見つめているだけで、特に騒いだり暴れたりもしなかった。この子は意外と外ではいい子ちゃんのようだ。助かった。
予定よりも10分くらい早く、自宅最寄りのバス停に着いた。行きと同じく、お義父さんとお義母さんが迎えに来てくれていた。あー、これで一安心だ。
たった3日間のパパとの2人旅だったわけだが...帰って来てから長女はお喋りがかなり増えた気がする。やっぱりこういう体験で急に成長するのかな。
あともう一つとても印象に残ったことがある。田舎の家に、金魚の模様の間仕切りのようなものが仏壇の横に置いてあった。
それを見て
「あ、金魚！金魚だよ。」
...そして、少し寂しい表情になってこう言ったのだ。
「金魚、死んじゃったネー。」
まだ理解できていないのかな、と思っていた金魚さんの死を、ちゃんとこの子はこの子なりに受け止めていたんだね。俺はキュッと小さな頭を抱きしめてやった。
すると、この子はそれを振り払ってすぐにクレヨンでのお絵描きに戻ってしまった (^_^;。
nobilesの投稿(23:25:49-2011-09-07) -
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