NOBILES Days
Jump to navigationThe Little Little Adventure Vol.1
プジョー307SWの車検が終了した。 購入からもう3年も経ったと思うと驚いてしまう。だが、長女の誕生1ヶ月前に納車されたことを思えば、その長女が一丁前にお喋りして、かけずり回っていることがその期間を何よりも物語っている。
代車は国産のコンパクトカーだった。小回りははるかに利いて気楽ではあったが、電動パワステの軽すぎる感覚はオモチャかなにかのようだった。加えて、遮音性だとかシートだとか、そういう一つ一つにかかっているコストの違いが如実に感じられたし、ブレーキング時のボワンボワンという乗り心地（ポーパシング）にも閉口した。
戻って来た307SWの重めのステアリング、疲れないシート、重い音をたててがっちり閉まるドア、（ちょっと硬めだけど）振動を残さない猫足を感じるにつけ、「やっぱお前だよーー」と愛でてやるのであった。
...バカですね (^_^;。
Peugeot307SW
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F3.2, ISO100)
さてさて、2歳10ヶ月の長女と2人で、田舎へ行ってきた。2泊3日の泊りがけだ。かなり前から計画していて、「こんど、しんかんせんのるー！」と長女も楽しみにしていた。
俺は父方の祖父母は既に亡くしてしまった（後に亡くなった祖父でさえ10年前だ）が、生家には、俺の姉のような存在の叔母2人がまだ暮らしている。俺にとっての「田舎」はこの家だ。
今回は俺の夏休みが遅めになってこの日程となったが、ちょうど（定年退職して自由気ままな）俺の両親、つまり長女にとってのおじいちゃん、おばあちゃんも同じ期間来ることになっていた。
なので、田舎の側の新幹線の駅までは迎えに来てくれることになっていたが、それでも、自宅から出て新幹線までは俺と長女の2人きりということになる。 オシメのお世話から、ご機嫌取り、エスコートと、まさに責任重大である。
最初はタカをくくって、路線バスと在来線を乗り継いで新幹線に乗ればいいと思っていた。だが、新幹線の駅まで直通で行く高速バスのバス停が最寄りの交差点にあると聞き、それを利用することにした。
また、盆じゃないから自由席で十分（それなら2歳児は無料だ） だと思っていたが、保険だと思って指定券も買った。
長女のリュックにお菓子を詰め、飲み物やオシメも俺のザックに搭載した。さらに、バス停まではお義父さんとお義母さんが付き添ってくれた。
お出かけスタイル
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F1.8, ISO400)
が、時間になってもなかなかバスが来ない。特に道が混んでいるわけでもないのに。10分遅れでようやく来たと思ったら意外に混んでいる。しかも、運転手が言うには、蜂が入り込んでまだ窓に留まっているという。どうやらその措置で遅れたらしい。カーテンをガムテープでとめて蜂を幽閉したまま、高速道路へ突入した。結局何事もなかったが、出だしから不安にさせられた。
幸い長女は、「あ、車たくさんだヨー、すごいネー」などと時折目に付いたものにコメントはするが、特に騒ぐでもなく、かなりお利口さんにしていた。
新幹線に乗るターミナル駅に着いた。
自分で 歩いてくれたので、手を引いて地下道から地下改札で駅構内に入った。すぐ横に赤ちゃんお世話スペースみたいなものがあったので、入ってオシメチェックをする。...していない。
まだ30分以上時間もあるので、先頭車両を見せてやろうと、ホームに出る。
「あ、しんかんせんダヨー！」
長女のテンションも少し上がる。だが、ホームの騒がしさに少し圧倒されたのか、「ダッコ」となってしまい、12kgを担いでホームの端まで歩く羽目になってしまった。
N700系
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/125sec, F9.0, ISO100)
俺、N700系のこの曲線が好きなんだよねぇ。
500系のファンって多いけどさ、やっぱり、空気抵抗削減のために利用者の快適性まで損なうのは工業デザインとしてはマイナスだと思う。丸断面はかっこいいとは思うけど。
そこをクリアして空気抵抗を減らしたN700系の方が高度な工業デザインであると思うし、この曲線はよりセクシーだよ。700系はかっこ悪いと思うけどね。
閑話休題。
先頭車両付近には、電車大好き小学生達がたくさんいて、デジカメで写真を撮っていた。しかも「あ！200系のオリジナルカラーがあっちに来た！」なんて生意気な会話をしている。まったく、小学生のくせに形式番号なんて覚えて、このマセガキが...20年ほど前の俺か！
長女はと言うと、最初こそ興味を持っていたが、5分と経たないうちに飽きたらしく、地べたに座って手に持っていた絵本を読み始めた (′Д`;。そうこうしているうちに、乗る電車が入線してきたので、指定席の車両まで（またしても抱っこで）移動した。
だが、席に移動すると、それはそれで新しい風景なのでテンションがまた上がる。椅子の上に立ち上がってキョロキョロしたり、下に降りて座面を叩いてみたりして、とても嬉しそうな顔をした。でもここでも、他の場所へ脱走しようとしたり、大声をあげたりはしなかった。
車内も、20分くらいしたらどうやら飽きたらしい。ウダウダが始まったので、彼女のリュックからお菓子を出して食べさせてやる。そのうち、富士山が見えるポイントにさしかかって来たので、「ほら、お山だよ」と声をかけようとしたら、手すりに寄りかかってコックリコックリと寝ていた (′Д`;。幸か不幸か、雲がかって富士山は見えなかった。
長女が寝たまま、降りる駅に到着してしまった。荷物を背負って、長女を抱き起こして出口に向かう。新幹線を降りて、キョロキョロと左右を見ると、俺の両親と叔母のひとりが待っていてくれた。
あー、これで一安心、2人きりの旅往路はこれで一段落だ。長女を父に預けると、12kgの体重以上に、重荷が下りたような気がした。
つづく。
代車は国産のコンパクトカーだった。小回りははるかに利いて気楽ではあったが、電動パワステの軽すぎる感覚はオモチャかなにかのようだった。加えて、遮音性だとかシートだとか、そういう一つ一つにかかっているコストの違いが如実に感じられたし、ブレーキング時のボワンボワンという乗り心地（ポーパシング）にも閉口した。
戻って来た307SWの重めのステアリング、疲れないシート、重い音をたててがっちり閉まるドア、（ちょっと硬めだけど）振動を残さない猫足を感じるにつけ、「やっぱお前だよーー」と愛でてやるのであった。
...バカですね (^_^;。
Peugeot307SW
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F3.2, ISO100)
さてさて、2歳10ヶ月の長女と2人で、田舎へ行ってきた。2泊3日の泊りがけだ。かなり前から計画していて、「こんど、しんかんせんのるー！」と長女も楽しみにしていた。
俺は父方の祖父母は既に亡くしてしまった（後に亡くなった祖父でさえ10年前だ）が、生家には、俺の姉のような存在の叔母2人がまだ暮らしている。俺にとっての「田舎」はこの家だ。
今回は俺の夏休みが遅めになってこの日程となったが、ちょうど（定年退職して自由気ままな）俺の両親、つまり長女にとってのおじいちゃん、おばあちゃんも同じ期間来ることになっていた。
なので、田舎の側の新幹線の駅までは迎えに来てくれることになっていたが、それでも、自宅から出て新幹線までは俺と長女の2人きりということになる。 オシメのお世話から、ご機嫌取り、エスコートと、まさに責任重大である。
最初はタカをくくって、路線バスと在来線を乗り継いで新幹線に乗ればいいと思っていた。だが、新幹線の駅まで直通で行く高速バスのバス停が最寄りの交差点にあると聞き、それを利用することにした。
また、盆じゃないから自由席で十分（それなら2歳児は無料だ） だと思っていたが、保険だと思って指定券も買った。
長女のリュックにお菓子を詰め、飲み物やオシメも俺のザックに搭載した。さらに、バス停まではお義父さんとお義母さんが付き添ってくれた。
お出かけスタイル
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F1.8, ISO400)
が、時間になってもなかなかバスが来ない。特に道が混んでいるわけでもないのに。10分遅れでようやく来たと思ったら意外に混んでいる。しかも、運転手が言うには、蜂が入り込んでまだ窓に留まっているという。どうやらその措置で遅れたらしい。カーテンをガムテープでとめて蜂を幽閉したまま、高速道路へ突入した。結局何事もなかったが、出だしから不安にさせられた。
幸い長女は、「あ、車たくさんだヨー、すごいネー」などと時折目に付いたものにコメントはするが、特に騒ぐでもなく、かなりお利口さんにしていた。
新幹線に乗るターミナル駅に着いた。
自分で 歩いてくれたので、手を引いて地下道から地下改札で駅構内に入った。すぐ横に赤ちゃんお世話スペースみたいなものがあったので、入ってオシメチェックをする。...していない。
まだ30分以上時間もあるので、先頭車両を見せてやろうと、ホームに出る。
「あ、しんかんせんダヨー！」
長女のテンションも少し上がる。だが、ホームの騒がしさに少し圧倒されたのか、「ダッコ」となってしまい、12kgを担いでホームの端まで歩く羽目になってしまった。
N700系
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/125sec, F9.0, ISO100)
俺、N700系のこの曲線が好きなんだよねぇ。
500系のファンって多いけどさ、やっぱり、空気抵抗削減のために利用者の快適性まで損なうのは工業デザインとしてはマイナスだと思う。丸断面はかっこいいとは思うけど。
そこをクリアして空気抵抗を減らしたN700系の方が高度な工業デザインであると思うし、この曲線はよりセクシーだよ。700系はかっこ悪いと思うけどね。
閑話休題。
先頭車両付近には、電車大好き小学生達がたくさんいて、デジカメで写真を撮っていた。しかも「あ！200系のオリジナルカラーがあっちに来た！」なんて生意気な会話をしている。まったく、小学生のくせに形式番号なんて覚えて、このマセガキが...20年ほど前の俺か！
長女はと言うと、最初こそ興味を持っていたが、5分と経たないうちに飽きたらしく、地べたに座って手に持っていた絵本を読み始めた (′Д`;。そうこうしているうちに、乗る電車が入線してきたので、指定席の車両まで（またしても抱っこで）移動した。
だが、席に移動すると、それはそれで新しい風景なのでテンションがまた上がる。椅子の上に立ち上がってキョロキョロしたり、下に降りて座面を叩いてみたりして、とても嬉しそうな顔をした。でもここでも、他の場所へ脱走しようとしたり、大声をあげたりはしなかった。
車内も、20分くらいしたらどうやら飽きたらしい。ウダウダが始まったので、彼女のリュックからお菓子を出して食べさせてやる。そのうち、富士山が見えるポイントにさしかかって来たので、「ほら、お山だよ」と声をかけようとしたら、手すりに寄りかかってコックリコックリと寝ていた (′Д`;。幸か不幸か、雲がかって富士山は見えなかった。
長女が寝たまま、降りる駅に到着してしまった。荷物を背負って、長女を抱き起こして出口に向かう。新幹線を降りて、キョロキョロと左右を見ると、俺の両親と叔母のひとりが待っていてくれた。
あー、これで一安心、2人きりの旅往路はこれで一段落だ。長女を父に預けると、12kgの体重以上に、重荷が下りたような気がした。
つづく。
nobilesの投稿(22:57:27-2011-08-31) -
カテゴリ: Travel
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