NOBILES Days

2011-06-10

Light As The Air

6/5に行われた、レッドブルF-1の横浜元町でのデモ走行の記事が、一般全国紙にも出ていて驚いた。いや、確かに日本の公道でF-1マシンが走行したことは凄いのかもしれないけど...。

悪い癖だと思うが、俺はすぐにマシンの出処を判別してしまう。
このデモで走ったマシンはレッドブルの現役マシンRB7でも、チャンピオンマシンで前年型のRB6でもなくて、2005年型レッドブルRB1および2006年型のトロロッソSTR1に、いろいろ張りぼてして「2009年型のレッドブルRB5に似せた」マシンだ。
パッと見、レッドブルの前身であるジャガーの最終型R5（残り2戦だかで投入された事実上レッドブル用のモノコック）かと思ったけど、スキャロップドポンツーンになっているので、RB1だね。いや、インダクションポットにリストリクターの跡があるのでSTR1と判断するのが一番正しいのかもしれない。
ミラーのステーがポンツーン前端のフェンスに付いている点、モノコック上のバルジがRB6より高くハリボテされている点、上方排気である点（まあ、さすがにブローンディフューザー化する予算はないだろうが）から似せるターゲットがRB5であることは判別できる。結構金かけて近づけようとしてるなあ。スポンサーが絡んでくるカラーリングはさすがに2011年の最新にしている。それでも、リヤサスペンションがプルロッドになってない時点で「そんなもんRB5系ぢゃねーよ！！！！！！！」とニューウィー師匠を崇める我々は叫んでしまうわけだが。

まあこんなデモのために、現役マシンはもちろん貴重なチャンピオンマシンを壊すわけにはいかないので、古いマシンを持ってくるのは理解できるし、7年落ちでもF-1はF-1だけどさ。F-1マシンがそろーりそろーりアクセル開けるサマはなんだか窮屈そうだ。その積んでるエンジンはなんだろう？R5が積んでたコスワースTJ2005のV10かなー、STR1時代のままならリストリクターついてるのかなー、なんて考え始めるとアドレナリンより理性が勝ってしまう。

それより何より...これ、イヤミ以外の何ものでもないけど、実際にモナコの狭い街並みを、現役時代のRB1がレーシングスピードで駆け抜けるのを、俺は間近で観てしまったからなあ (^_^;。

Redbull RB1
Redbull RB1 in Monaco GP 2005
(PanasonicDMC-FZ10(44.7mm=equiv268mm), 1/1600sec, F5.6, ISO200)


また友人の結婚式二次会でメディア担当をやることになった。
ゲームなどで使用するため、幹事のヤツとともに事前に会場に行って久々に自分のPowerBook（ノートMac）を開いて驚いた。
...死にかけてる。
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