NOBILES Days
Jump to navigationScare Infected - Loneliness At The Girl's Festival - Vol.2
2月いっぱいで父が退職した。
定年はとっくに過ぎていて、いわゆる再雇用制度でエクストラサラリーマン生活を送っていたのだが、それもとうとう終わり。1ヶ月間は有休を使い、2月いっぱいで去ることにしたのだという。
この不況で今年再雇用される人からはガクンとサラリーが減るらしい。また、定年直後に勤め先が問題を起こして会社に激震が走ったこともあった。俺が言うのもなんだが、不器用で大きく昇進することもなかった。でも、まあ、すごくいい具合に危機を回避して良いサラリーマン人生を送れたのは、ひとえに経理一筋42年間コツコツやってきたからなんじゃないかと思う。
酒(宴会以外)もタバコも博打も全くやらないマジメ道。娯楽は週に一度自治会のテニス。決して稼ぎ的に良かったわけではないが、俺と妹二人を高校から私立に送り出し、大学まで出させてもらった（しかも二人とも学費の高い理工学部だ）。改めて、感謝の言葉もない。最終出勤日の前日には倒れた俺達のために駆けつけてくれた。
お疲れさま。長い間、ありがとう。
そしてHappy Retirement Daysを。
さて恐怖のウィルス性胃腸炎、発症して二晩目のことだ（水曜日の夜）。
先週イチゴ狩りで行った房総、さすが暖かいのか既に菜の花が満開だった
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/640sec, F8.0, ISO100)
というか最近プログラムAEに頼り過ぎだ。絵作りも何もあったもんではない（背景うるせー）。自戒。
嫁さんも発症したことが明白なこの夜。
しかし、だからと言って子供を一人で寝かせるわけにもいかない。おしめも変えなければいけないし、ミルクも与えなければならない。
それ以前に、今から布団を配置し直す体力が大人二人に無い。結局、隔離状態だった寝室にぽつりと俺一人が寝て、嫁入りタンスがたくさん置かれて狭い部屋に無理矢理大人布団と子供布団を詰め込んで、嫁さんと娘が寝ることにした。
その前に、これ以上被害を広げないべく、重い身体を引きずりつつ、バケツにハイターを溶かして塩素消毒液を作り、ノブや蛇口、そして下痢してしまったトイレ全体と拭いて回った。
もうこの時点で、大安の土曜に行う予定だったひな祭りは中止することにした。せっかく料理なども注文して楽しみにして下さっていた嫁さんご両親には大変申し訳ないことをした。
娘は最近、布団に寝かせてメリーを回せば「寝るモード」に入ってコトンと落ちてくれるので、全然手がかからない。それより、嫁さんが気持ち悪い＋高熱で全然寝付けないという。俺も昼散々寝たこともあって、細切れで起きて様子を見に行くと、やはり嫁さんも起きているという具合だった。
それどころか、さらに熱が上昇して40℃近くまで達してしまったという。慌てて常備してあるアイスノンを冷凍庫から出してきて与える。
横では何も知らずに娘がクークーと寝ているが...この子にもウィルスの脅威が迫っていると思うとさらに陰鬱とした気分になる。とにかく、長い夜だった。
夜が明けて俺の熱を測ってみると、37℃を切るくらいまで下がっている。急に熱が下がったので若干の頭痛は伴うが、身体は随分楽になっていた。とりあえず起きだした娘にミルクを与えたりしていると、午前8時に早くも父が駆けつけてくれた。
父が娘を見てくれてる間に、嫁さんを病院に連れて行くことにする。
が、この日は木曜日。昨日俺が行った病院をはじめとして、多くの医院が休みだ。仕方ないので、山一つ超えた駅すぐ近くの医院へ行くことにして、多少回復した俺が車で送って行った。
この病院が不思議な病院であったらしい。
ほぼ開院する時間に入り口に行くと、なんとシャッターが下りていたらしい。「まさか休み？」と不安に思うが、横に男性と女性の老人が立っていたのだという。この人たちも待ち？2人分も待つのか？と思いきや、...その老人二人が先生と受付の方だったのだ。
建物自体は駅ビルの一部なのでそこそこ新しいものなのだが、下駄箱はどこから拾ってきたようなオンボロで、スリッパもビニールテープに手書きで医院名だかが書いてあったらしい。そして、患者は誰もいないばかりか、9時を10分ほど過ぎても診察が開始しないという有様だ。
先生である男性は結構な高齢で、鼻水を垂らしながら診察をしていた。さらには驚くべきことに、診察券を作成しなかったと言う。
診断もあいまいで、「心当たりは？」「夫が昨日ウィルス性胃腸炎にかかりました」「ふーん」....で？結局なんなんだよ！
体力が落ちているのでビタミンを注射し、一応胃腸薬をくれたらしいので、まあ胃腸炎ということなんだろう。
そして、先生が言うには、娘の方はまだ出生直後の免疫が効いているから、よほど口移しとかしない限りは伝染らないだろうという話だったそうだ。
まあもう5ヶ月になろうとしているので免疫効果も微妙な気はするし、何しろ鼻水垂らされながら言われても若干不安ではあるが、少しだけ光明が注いだような気がした。
光明が注いだところで、娘の写真でも（若干被写体ぶれ）
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/25sec, F2.5, ISO200)
最近は鈴のおもちゃを持たせると、しばらくブンブン振って鳴らすようになった。足をグーッと上に延ばして横に倒す「横受け身」のような動作も増えてきた。
さて、話を元に戻す。
家に帰って事情を父に話してから、二人してしばらく休ませてもらうことにする。ありがたいことに、父は炊飯器でお粥まで作ってくれた。
夕方に父が帰る頃には俺は平熱に、嫁さんも37℃前後くらいまで下がっていた。父も、久々に娘に会えてゴキゲンだと言ってくれ、小雨の中、帰って行った。本当に助かった。
そんなわけで、俺の最初の発症から5日経ったが、今のところ娘に症状は出ていない。免疫有効期間だったのか、遅ればせの消毒作業が良かったのか分からないが、だんだんと安心しても良いのかな、という段階になったかと思っている。
なんだかんだ言って、貴重な休みを3日も潰してしまった。仕事も滞っている。明日から気分一新、しっかり業務に復帰することにしよう。
定年はとっくに過ぎていて、いわゆる再雇用制度でエクストラサラリーマン生活を送っていたのだが、それもとうとう終わり。1ヶ月間は有休を使い、2月いっぱいで去ることにしたのだという。
この不況で今年再雇用される人からはガクンとサラリーが減るらしい。また、定年直後に勤め先が問題を起こして会社に激震が走ったこともあった。俺が言うのもなんだが、不器用で大きく昇進することもなかった。でも、まあ、すごくいい具合に危機を回避して良いサラリーマン人生を送れたのは、ひとえに経理一筋42年間コツコツやってきたからなんじゃないかと思う。
酒(宴会以外)もタバコも博打も全くやらないマジメ道。娯楽は週に一度自治会のテニス。決して稼ぎ的に良かったわけではないが、俺と妹二人を高校から私立に送り出し、大学まで出させてもらった（しかも二人とも学費の高い理工学部だ）。改めて、感謝の言葉もない。最終出勤日の前日には倒れた俺達のために駆けつけてくれた。
お疲れさま。長い間、ありがとう。
そしてHappy Retirement Daysを。
さて恐怖のウィルス性胃腸炎、発症して二晩目のことだ（水曜日の夜）。
先週イチゴ狩りで行った房総、さすが暖かいのか既に菜の花が満開だった
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/640sec, F8.0, ISO100)
というか最近プログラムAEに頼り過ぎだ。絵作りも何もあったもんではない（背景うるせー）。自戒。
嫁さんも発症したことが明白なこの夜。
しかし、だからと言って子供を一人で寝かせるわけにもいかない。おしめも変えなければいけないし、ミルクも与えなければならない。
それ以前に、今から布団を配置し直す体力が大人二人に無い。結局、隔離状態だった寝室にぽつりと俺一人が寝て、嫁入りタンスがたくさん置かれて狭い部屋に無理矢理大人布団と子供布団を詰め込んで、嫁さんと娘が寝ることにした。
その前に、これ以上被害を広げないべく、重い身体を引きずりつつ、バケツにハイターを溶かして塩素消毒液を作り、ノブや蛇口、そして下痢してしまったトイレ全体と拭いて回った。
もうこの時点で、大安の土曜に行う予定だったひな祭りは中止することにした。せっかく料理なども注文して楽しみにして下さっていた嫁さんご両親には大変申し訳ないことをした。
娘は最近、布団に寝かせてメリーを回せば「寝るモード」に入ってコトンと落ちてくれるので、全然手がかからない。それより、嫁さんが気持ち悪い＋高熱で全然寝付けないという。俺も昼散々寝たこともあって、細切れで起きて様子を見に行くと、やはり嫁さんも起きているという具合だった。
それどころか、さらに熱が上昇して40℃近くまで達してしまったという。慌てて常備してあるアイスノンを冷凍庫から出してきて与える。
横では何も知らずに娘がクークーと寝ているが...この子にもウィルスの脅威が迫っていると思うとさらに陰鬱とした気分になる。とにかく、長い夜だった。
夜が明けて俺の熱を測ってみると、37℃を切るくらいまで下がっている。急に熱が下がったので若干の頭痛は伴うが、身体は随分楽になっていた。とりあえず起きだした娘にミルクを与えたりしていると、午前8時に早くも父が駆けつけてくれた。
父が娘を見てくれてる間に、嫁さんを病院に連れて行くことにする。
が、この日は木曜日。昨日俺が行った病院をはじめとして、多くの医院が休みだ。仕方ないので、山一つ超えた駅すぐ近くの医院へ行くことにして、多少回復した俺が車で送って行った。
この病院が不思議な病院であったらしい。
ほぼ開院する時間に入り口に行くと、なんとシャッターが下りていたらしい。「まさか休み？」と不安に思うが、横に男性と女性の老人が立っていたのだという。この人たちも待ち？2人分も待つのか？と思いきや、...その老人二人が先生と受付の方だったのだ。
建物自体は駅ビルの一部なのでそこそこ新しいものなのだが、下駄箱はどこから拾ってきたようなオンボロで、スリッパもビニールテープに手書きで医院名だかが書いてあったらしい。そして、患者は誰もいないばかりか、9時を10分ほど過ぎても診察が開始しないという有様だ。
先生である男性は結構な高齢で、鼻水を垂らしながら診察をしていた。さらには驚くべきことに、診察券を作成しなかったと言う。
診断もあいまいで、「心当たりは？」「夫が昨日ウィルス性胃腸炎にかかりました」「ふーん」....で？結局なんなんだよ！
体力が落ちているのでビタミンを注射し、一応胃腸薬をくれたらしいので、まあ胃腸炎ということなんだろう。
そして、先生が言うには、娘の方はまだ出生直後の免疫が効いているから、よほど口移しとかしない限りは伝染らないだろうという話だったそうだ。
まあもう5ヶ月になろうとしているので免疫効果も微妙な気はするし、何しろ鼻水垂らされながら言われても若干不安ではあるが、少しだけ光明が注いだような気がした。
光明が注いだところで、娘の写真でも（若干被写体ぶれ）
(PentaxK10D, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/25sec, F2.5, ISO200)
最近は鈴のおもちゃを持たせると、しばらくブンブン振って鳴らすようになった。足をグーッと上に延ばして横に倒す「横受け身」のような動作も増えてきた。
さて、話を元に戻す。
家に帰って事情を父に話してから、二人してしばらく休ませてもらうことにする。ありがたいことに、父は炊飯器でお粥まで作ってくれた。
夕方に父が帰る頃には俺は平熱に、嫁さんも37℃前後くらいまで下がっていた。父も、久々に娘に会えてゴキゲンだと言ってくれ、小雨の中、帰って行った。本当に助かった。
そんなわけで、俺の最初の発症から5日経ったが、今のところ娘に症状は出ていない。免疫有効期間だったのか、遅ればせの消毒作業が良かったのか分からないが、だんだんと安心しても良いのかな、という段階になったかと思っている。
なんだかんだ言って、貴重な休みを3日も潰してしまった。仕事も滞っている。明日から気分一新、しっかり業務に復帰することにしよう。
nobilesの投稿(23:36:00-2009-03-01) -
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コメント
きょん wrote:
2009-03-02 09:36:41
nobiles wrote:
ありがとう！無事仕事復帰したよ。
確かに最近寝るリズムが完成しつつあるけど、
日中は泣いて泣いてどうしようもない時間帯があるので、
そこは嫁さんも手を焼いてるみたいだね。
それにしても、7kg近くで抱っこじゃないと寝ないのは
ちょっとした筋トレ状態だね (^_^;。
確かに最近寝るリズムが完成しつつあるけど、
日中は泣いて泣いてどうしようもない時間帯があるので、
そこは嫁さんも手を焼いてるみたいだね。
それにしても、7kg近くで抱っこじゃないと寝ないのは
ちょっとした筋トレ状態だね (^_^;。
2009-03-02 23:40:55
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でも、大事な姫が無事でなにより＾−＾かわいいね〜。
メリーをまわして、布団で寝てくれるなんて、なんて親孝行なの！！
うちは、未だに抱っこでしか寝てくれません。
NOBILESさんも奥様もお大事にしてね。