NOBILES Days
Jump to navigationFrankly Speaking... Vol.3
痩せた。ここ1、2ヶ月で3〜4kgだ。
いや別に、今の会社で口の悪い先輩が言うみたいに2発の風邪でやつれただけなんてわけじゃないよ。正確に言うと、戻ったと言った方が正しい。去年数ヶ月間、今回減ったのと同じくらい太ったからだ。
多分、太ったのは足の怪我で動かなかったリバウンドだったと思う。会社を移ってから片道20分のチャリ通ですぐ戻るかと思ったが、ギリギリ脂肪を燃焼しない程度の時間らしく、なかなか落ちなかった。でもここに来て足の筋肉がついてきて、代謝が上がったのだと思う。
この調子であと3kgくらい落としたいのだが...ここからはまたハードル高いですか、そうですか (′Д`;。
さあさあ、いよいよ明日だよ！
Funky Soul Pop Band
Loop on pooL
SNS Music Award '11
Day=6th.Mar.2011(Sun)
Open=18:00, Start=18:30, Our Stage=20:30
Charge=2000yen+1drink
@Live Cafe BENTEN
MEBUKI
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/2000sec, F2.2, ISO100)
さて、転職もうすぐ一周年記念、前職ぶっちゃけ日記第3弾だ。
前職ぶっちゃけ日記
「3.堕落人」
*** Back Number ***
1.野放し
2.OFコンビ（ボンクラ親父達）
時計は3年ほど遡る。
俺達のグループで「OF（おーえふ）コンビ」なる隠語も発生した、サボり社員OとFの二人について。
Fはその裏の顔を消すのが得意だったし、車やカメラなど興味の対象が近かった（ただ、その好みは全然違うからねっ！）のもあり、最初は悪い印象ではなかった。
一方のOは、課長や部長とも同期入社なのでもういい歳で、管理職ではないが、いわゆるリーダー職にあった。柔和な雰囲気だし、仕事そっちのけで株やってるくらいだから、前回も述べたように株談義などで彼を訪ねる人は多かった。でも俺は最初から苦手だった。
まだ課に入って間もない頃だ。初めての仕事で四苦八苦しているところに、Oがのそのそとやって来てこう言った。
「こっちの機種、手が一杯で回らないから手伝って。」
そしてこちらの言葉も待たずに「はい」と試作品を置いて行った。
...いやいや、まだ全然仕事も覚えてないから、それこそ今担当している製品以外手が回らないし、俺が苦労していることはミーティングでも分かっていたはずだ。そもそも、その機種の何を手伝えばいいかの指示すらもない。挙句自分は株三昧ときたもんだ。手が回らないのは株取引のことですか？？
これに限らず、とにかく空気を読めない人だったのである。
Oに関して一番驚いた件はこれだ。
その課に入ってしばらくしてから、俺は資産管理委員になった。資産管理委員は、年末に部署の資産の棚卸をするのがメインの業務だ。課のフロアをくまなく回って、計測器やパソコンなどの資産番号とリストをチェックし、シールを貼る。見当たらないものは捜索し、なければ始末書のようなものまで書かなくてはならない。地道な作業である。
確かそれは俺が資産管理委員になって最初の棚卸だったと思う。Oが使用している機材をチェックした時のことだ。
「お仕事中失礼しまーす」なんて言いながら人の机の機材を覗き込んで行く風景は、もう年末の風物詩と言っていい。資産リストは、前年の棚卸時に使用していた人の名前が記載されていた。その中からOのものを手早くチェックしていく。
「あれ？」
Oが使っていることになっているアナログ・オシロスコープが2台もリストにある。Oの机の上には、少し古いが性能的には業務になんの問題もないオシロが1台ある。が、もう1台は見当たらない。
リストを指差しながら「あの、Oさん、これって？」と聞くと、「ああ、それならここだよ。」そう言ってOは自分のキャビネットをずらして、足元の棚を指差した。そこには、ご丁寧にモニターフードまで被せられた真新しいオシロスコープが鎮座していた。
ええ？？なんで？？
あまりに疑問すぎてむしろ、質問が口をついて出て来ず、俺は黙って資産番号をチェックし、シールを貼り、そのオシロを元に戻した。そしてまた次の年の棚卸まで、そのオシロを目撃することはなかった。
次の年の棚卸で1年ぶりにキャビネットの裏から現れた、綺麗な未使用オシロを前に、俺は意を決してOに聞いた。
「これ、なんで使わないでしまってあるんですか？」
「ああこれ、予算が余った時に買ったんだ。」
はい？？？？？？
「いやね、今使ってるコイツが調子悪くてね。」
「え？え？な、なんで新しい方使わないんですか？」
「こっちの方が使い慣れてるからさあ。」
「じゃあ、こっちは使わないんですか？」
「いやでも、古いのがいつ壊れるかわかんないから。」
「...新しいの買ってからもう3年壊れてないじゃないですか。」
「でも、古い方はもう生産中止で直せないから。壊れた時困るから。」
...会話していてアタマが頭痛でイタくなってくる（←って言いたくなる会話ってことよ？）。日本語で会話してるんだよね？これ。全然質問と回答が噛み合わないんですけど！
...ってかさ。
バカじゃないのか？
新しいオシロは安い軽自動車くらいなら買えてしまう値段がする代物だ。しかも、それより性能が低いオシロを我慢して使っているメンバーもいるのに、3年も死蔵してきたというのだ。
そーもーそーもー！！
あんたさ、週に2〜4種ぽっきりの確認やるだけで、オシロ使うような仕事なんてしてねーじゃん。
怒りMAXに達した俺は棚卸だけ黙々と済ませると一旦自分のグループに戻り、性能が低いオシロを使っている派遣社員の意向を聞いた上で、課長にも裏をとってから再びOのところへ向かった。
「すみません、実はKさんのオシロ、200MHzな上に、波形が暗くて見辛いらしいんですよ。もしその古いヤツが壊れたらすぐお返しするんで、新しいヤツ使わせてもらっていいですか？課長にも言ってあるんで。」
放置課長とは言え、その名前を出したからか、Oはあっさりオシロを差し出した。
それにしてもその神経を疑う。これがリーダー職にある人間のすることなのか？貴重な資産を、なんの生産性にも寄与させることなく償却させていくことの意味を、株取引が大好きなこの人は理解していたのか？
そんなわけで俺は、日本語が通じないOは苦手で、普段話すことは稀だった。
最終的にOは、あの不景気の直前に他の事業所へ転属した。奥さんの具合が悪くなり、その看病のために近くの事業所にしてもらったらしい。
そのタイミングは絶妙で、直後にあのビッグバンが来て会社が傾き、俺らがいた事業部は子会社のような形になり、転属は事実上あり得なくなったからだ。
まあ、会社全体がアレな中でどれだけ意味あるか微妙だが、あの会社では屋台骨だった事業所なので、まあしばらくはそこでぬくぬくとリーダー職のいい給料を貰って過ごせる。会社のPCで株でも回しながらね。
もちろん、転属した理由は（本当なら）気の毒な理由だし、人知れぬ苦労があるのかもしれない。でも、結果的に甘い汁を吸っている（ように俺には見える）ことに、納得がいかなかった。
こんな構造は間違ってる。俺が前の会社にネガティブ感情を抱いた要因の一つだ。
つづく。
いや別に、今の会社で口の悪い先輩が言うみたいに2発の風邪でやつれただけなんてわけじゃないよ。正確に言うと、戻ったと言った方が正しい。去年数ヶ月間、今回減ったのと同じくらい太ったからだ。
多分、太ったのは足の怪我で動かなかったリバウンドだったと思う。会社を移ってから片道20分のチャリ通ですぐ戻るかと思ったが、ギリギリ脂肪を燃焼しない程度の時間らしく、なかなか落ちなかった。でもここに来て足の筋肉がついてきて、代謝が上がったのだと思う。
この調子であと3kgくらい落としたいのだが...ここからはまたハードル高いですか、そうですか (′Д`;。
さあさあ、いよいよ明日だよ！
Funky Soul Pop Band
Loop on pooL
SNS Music Award '11
Day=6th.Mar.2011(Sun)
Open=18:00, Start=18:30, Our Stage=20:30
Charge=2000yen+1drink
@Live Cafe BENTEN
MEBUKI
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/2000sec, F2.2, ISO100)
さて、転職もうすぐ一周年記念、前職ぶっちゃけ日記第3弾だ。
前職ぶっちゃけ日記
「3.堕落人」
*** Back Number ***
1.野放し
2.OFコンビ（ボンクラ親父達）
時計は3年ほど遡る。
俺達のグループで「OF（おーえふ）コンビ」なる隠語も発生した、サボり社員OとFの二人について。
Fはその裏の顔を消すのが得意だったし、車やカメラなど興味の対象が近かった（ただ、その好みは全然違うからねっ！）のもあり、最初は悪い印象ではなかった。
一方のOは、課長や部長とも同期入社なのでもういい歳で、管理職ではないが、いわゆるリーダー職にあった。柔和な雰囲気だし、仕事そっちのけで株やってるくらいだから、前回も述べたように株談義などで彼を訪ねる人は多かった。でも俺は最初から苦手だった。
まだ課に入って間もない頃だ。初めての仕事で四苦八苦しているところに、Oがのそのそとやって来てこう言った。
「こっちの機種、手が一杯で回らないから手伝って。」
そしてこちらの言葉も待たずに「はい」と試作品を置いて行った。
...いやいや、まだ全然仕事も覚えてないから、それこそ今担当している製品以外手が回らないし、俺が苦労していることはミーティングでも分かっていたはずだ。そもそも、その機種の何を手伝えばいいかの指示すらもない。挙句自分は株三昧ときたもんだ。手が回らないのは株取引のことですか？？
これに限らず、とにかく空気を読めない人だったのである。
Oに関して一番驚いた件はこれだ。
その課に入ってしばらくしてから、俺は資産管理委員になった。資産管理委員は、年末に部署の資産の棚卸をするのがメインの業務だ。課のフロアをくまなく回って、計測器やパソコンなどの資産番号とリストをチェックし、シールを貼る。見当たらないものは捜索し、なければ始末書のようなものまで書かなくてはならない。地道な作業である。
確かそれは俺が資産管理委員になって最初の棚卸だったと思う。Oが使用している機材をチェックした時のことだ。
「お仕事中失礼しまーす」なんて言いながら人の机の機材を覗き込んで行く風景は、もう年末の風物詩と言っていい。資産リストは、前年の棚卸時に使用していた人の名前が記載されていた。その中からOのものを手早くチェックしていく。
「あれ？」
Oが使っていることになっているアナログ・オシロスコープが2台もリストにある。Oの机の上には、少し古いが性能的には業務になんの問題もないオシロが1台ある。が、もう1台は見当たらない。
リストを指差しながら「あの、Oさん、これって？」と聞くと、「ああ、それならここだよ。」そう言ってOは自分のキャビネットをずらして、足元の棚を指差した。そこには、ご丁寧にモニターフードまで被せられた真新しいオシロスコープが鎮座していた。
ええ？？なんで？？
あまりに疑問すぎてむしろ、質問が口をついて出て来ず、俺は黙って資産番号をチェックし、シールを貼り、そのオシロを元に戻した。そしてまた次の年の棚卸まで、そのオシロを目撃することはなかった。
次の年の棚卸で1年ぶりにキャビネットの裏から現れた、綺麗な未使用オシロを前に、俺は意を決してOに聞いた。
「これ、なんで使わないでしまってあるんですか？」
「ああこれ、予算が余った時に買ったんだ。」
はい？？？？？？
「いやね、今使ってるコイツが調子悪くてね。」
「え？え？な、なんで新しい方使わないんですか？」
「こっちの方が使い慣れてるからさあ。」
「じゃあ、こっちは使わないんですか？」
「いやでも、古いのがいつ壊れるかわかんないから。」
「...新しいの買ってからもう3年壊れてないじゃないですか。」
「でも、古い方はもう生産中止で直せないから。壊れた時困るから。」
...会話していてアタマが頭痛でイタくなってくる（←って言いたくなる会話ってことよ？）。日本語で会話してるんだよね？これ。全然質問と回答が噛み合わないんですけど！
...ってかさ。
バカじゃないのか？
新しいオシロは安い軽自動車くらいなら買えてしまう値段がする代物だ。しかも、それより性能が低いオシロを我慢して使っているメンバーもいるのに、3年も死蔵してきたというのだ。
そーもーそーもー！！
あんたさ、週に2〜4種ぽっきりの確認やるだけで、オシロ使うような仕事なんてしてねーじゃん。
怒りMAXに達した俺は棚卸だけ黙々と済ませると一旦自分のグループに戻り、性能が低いオシロを使っている派遣社員の意向を聞いた上で、課長にも裏をとってから再びOのところへ向かった。
「すみません、実はKさんのオシロ、200MHzな上に、波形が暗くて見辛いらしいんですよ。もしその古いヤツが壊れたらすぐお返しするんで、新しいヤツ使わせてもらっていいですか？課長にも言ってあるんで。」
放置課長とは言え、その名前を出したからか、Oはあっさりオシロを差し出した。
それにしてもその神経を疑う。これがリーダー職にある人間のすることなのか？貴重な資産を、なんの生産性にも寄与させることなく償却させていくことの意味を、株取引が大好きなこの人は理解していたのか？
そんなわけで俺は、日本語が通じないOは苦手で、普段話すことは稀だった。
最終的にOは、あの不景気の直前に他の事業所へ転属した。奥さんの具合が悪くなり、その看病のために近くの事業所にしてもらったらしい。
そのタイミングは絶妙で、直後にあのビッグバンが来て会社が傾き、俺らがいた事業部は子会社のような形になり、転属は事実上あり得なくなったからだ。
まあ、会社全体がアレな中でどれだけ意味あるか微妙だが、あの会社では屋台骨だった事業所なので、まあしばらくはそこでぬくぬくとリーダー職のいい給料を貰って過ごせる。会社のPCで株でも回しながらね。
もちろん、転属した理由は（本当なら）気の毒な理由だし、人知れぬ苦労があるのかもしれない。でも、結果的に甘い汁を吸っている（ように俺には見える）ことに、納得がいかなかった。
こんな構造は間違ってる。俺が前の会社にネガティブ感情を抱いた要因の一つだ。
つづく。
nobilesの投稿(13:52:58-2011-03-05) -
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