NOBILES Days
Jump to navigationMirrorless DSL Cameras - Contribution To The Birth of PentaxQ (5)
新しい靴を買った。通勤用だ。
昨年春に転職する時に、濃いブラウンの靴を買ったのだが、3000円そこそこの安物は半年もたずに底板が取れて壊れてしまった。
色なんかは気に入っていたので、似たデザインでもっといいものを探していた。
で、こないだ、夏のボーナスが無事に支給されたので、思い切って買った。
買ったのはSpingle Moveというブランドのスニーカーだ。純国産で、カンガルーの皮で職人が手作りしているという。足袋をモチーフにしているらしいが、そのスマートなデザインでイタリアなんかでもよく売れているらしい。
Spingle Move Sneakers
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/30sec, F2.0, ISO800)
やっぱいい靴は違うね。しっとりした皮が足を優しく包んでキツくもないしユルくもない。
さすがに半年もたないってこともないだろう (^_^;。
さて、今話題？のミラーレス一眼カメラの各社システムについて放言するシリーズ。番外編的になってしまうが、今回は、Pentaxを買収することが決まったRicohのGXRシステムについてだ。
Ricoh GXR
まずGXRは、ミラーレスなのか。以前俺が挙げた3条件に当てはめてみよう。
1.大型素子を積んでいる
YESであり、NOである
2.レンズ交換できる
まあYESなんだろうけど、それより何より...
3.ミラーなどを廃して大幅に小型化した
YES
...とまあ、3以外は極めて歯切れが悪い。
多分、新聞や雑誌などでもこのGXRはミラーレスの区分になっていないから知名度も極めて低くて、知らない人も多いだろう。
このRicoh GXRシステムは、レンズと撮像素子と画像処理エンジンが丸ごと入れ替えられる変態システムなのである。つまり、一眼カメラシステムで言うところのボディには、シャッターボタンなどの操作系、ディスプレイ、ホットシュー、それにメディアへの記録機構のみがついている。
確かに、光学ファインダーはないから鏡もなく、「ミラーレス」ではある。ただ、撮像素子がレンズによって入れ替わる。
だから、高性能な単焦点レンズにはAPS-Cの大型素子が付くが、28-300mm相当の高倍率ズームレンズにはPentaxQ同様の1/2.3インチという極小素子が付く。こうして素子を使い分けることで、どんな焦点距離のレンズでも、一定サイズのユニットに収めているところがミソである。
もう一つこの方式の特長は、レンズと撮像素子が密閉されているので、一眼レフのレンズ交換時の悩みの一つである塵埃混入の可能性が低いことだ。
もっとも、SONYとSIGMA（と、Samsungもだっけ？ああ、PentaxもK-rはそうか）を除くと、一眼カメラのほとんどが超音波振動による塵埃除去機構を備えている今、レンズ交換で塵埃に悩むシーンは少ないとは思うが。まあ、気にしなくていいに越したことはない。
ってか、なんでNEXにはついてねーんだよ！ほんとスマート気取りのモデルのくせにぜんぜんスマートじゃないよ。北川景子がチマチマとセンサーの掃除するか？しないだろ？浅野忠信がセンサー掃除のためにSONYのサービスセンターまでわざわz（ry
おっと、取り乱した。今はNEXの話じゃなかったね。
で、GXRか。何しろユニットを変えるとカメラの性格がほぼ全て変わってしまうので評価が難しい。APS-C素子と、GRレンズを名乗る高品位な単焦点レンズを組み合わせた28mm相当と50mm相当の二つのカメラユニットが吐き出す画像はかなりハイレベルだ。同じAPS-C素子を持つNEXがしかし、24mm相当という超広角の単焦点しかない（暗いズームレンズを使用するしかない）現在、このサイズでこの画質を吐き出す唯一無二の存在かもしれない。
他のユニットについても言及しよう。
24-72mmF2.5-4.4 1/1.7インチ素子
→GXシリーズ
28-300mmF3.5-5.6 1/2.3インチ素子
→CXシリーズ
これらはそれぞれ恐らくは同社の既存のコンパクトカメララインナップを流用したものだ。
だが、その画質はGXR用に新たにチューンしてあるそうで、1ランク上の画質だという。
かようにして、GXRシステムはなかなか画質において一定の評価を得ている。
が、こっからはネガだよっ。
高いっ！！！
やっぱりね、ユニットはレンズと撮像素子と映像エンジンというコアパーツを含むので、どうしてもコスト的に上がってしまう。他社はレンズだけ換えりゃいいんだからね。特にAPS-C撮像素子と高品位のGRレンズを持つA12ユニット2つ（28mmと50mm）は、いくら画質が良くても、実売で6万前後というのちょっとなぁ...と引いてしまう。だってねぇ、同じようなスペックの単体コンパクトカメラのSIGMA DPシリーズが4万切ってるんだから。
小さい撮像素子を持つ残りのズームレンズユニットは、ボディとのキット販売もあってそれぞれ4万円前後だが、それでもどうようのスペックは今では2万円台で買えるだろう。
もちろん、余裕があるサイズだけに、画質面ではかなり有利だと思う。コストもそれなりにかけているようだし。
だが、結局それは「道楽者」がターゲットになってしまう。5〜6万円あれば入門ディジタル一眼レフのレンズキットが買えちゃう時代だもんね。消えてほしくはないけど、何か「他では得られない」キラーユニットがないと、なかなか辛いものがある気がしている。
で、翻ってPentaxQだ。
実はね、各項目を一つ一つ見てみると、良いセン来てるんだよ。
ユーザーの贔屓目を抜きにしてもここのユーザーインターフェースは業界トップの解り易さと、使い易さを兼ね備えてると思う。
そしてボディ内手ぶれ補正。極めて小さいボディ。登場時から5本のラインナップを揃えたレンズラインナップ（若干インチキくさい面もあるが、おれは嫌いじゃない）。
... な の に なんで1/2.3インチなんだよぉぉぉぉ (′Д`;。
繰り返すが、やっぱりPentaxの規模なら大胆な割り切りは必要だったのだろう。他社と同じことをしてもダメだと思ったのだろう。
ああ、でもPentaxがμ4/3のミラーレスに参入してたら最強だったろうになあ。だけど、やっぱりあり得ないんだろうなあ。
昨年春に転職する時に、濃いブラウンの靴を買ったのだが、3000円そこそこの安物は半年もたずに底板が取れて壊れてしまった。
色なんかは気に入っていたので、似たデザインでもっといいものを探していた。
で、こないだ、夏のボーナスが無事に支給されたので、思い切って買った。
買ったのはSpingle Moveというブランドのスニーカーだ。純国産で、カンガルーの皮で職人が手作りしているという。足袋をモチーフにしているらしいが、そのスマートなデザインでイタリアなんかでもよく売れているらしい。
Spingle Move Sneakers
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/30sec, F2.0, ISO800)
やっぱいい靴は違うね。しっとりした皮が足を優しく包んでキツくもないしユルくもない。
さすがに半年もたないってこともないだろう (^_^;。
さて、今話題？のミラーレス一眼カメラの各社システムについて放言するシリーズ。番外編的になってしまうが、今回は、Pentaxを買収することが決まったRicohのGXRシステムについてだ。
Ricoh GXR
まずGXRは、ミラーレスなのか。以前俺が挙げた3条件に当てはめてみよう。
1.大型素子を積んでいる
YESであり、NOである
2.レンズ交換できる
まあYESなんだろうけど、それより何より...
3.ミラーなどを廃して大幅に小型化した
YES
...とまあ、3以外は極めて歯切れが悪い。
多分、新聞や雑誌などでもこのGXRはミラーレスの区分になっていないから知名度も極めて低くて、知らない人も多いだろう。
このRicoh GXRシステムは、レンズと撮像素子と画像処理エンジンが丸ごと入れ替えられる変態システムなのである。つまり、一眼カメラシステムで言うところのボディには、シャッターボタンなどの操作系、ディスプレイ、ホットシュー、それにメディアへの記録機構のみがついている。
確かに、光学ファインダーはないから鏡もなく、「ミラーレス」ではある。ただ、撮像素子がレンズによって入れ替わる。
だから、高性能な単焦点レンズにはAPS-Cの大型素子が付くが、28-300mm相当の高倍率ズームレンズにはPentaxQ同様の1/2.3インチという極小素子が付く。こうして素子を使い分けることで、どんな焦点距離のレンズでも、一定サイズのユニットに収めているところがミソである。
もう一つこの方式の特長は、レンズと撮像素子が密閉されているので、一眼レフのレンズ交換時の悩みの一つである塵埃混入の可能性が低いことだ。
もっとも、SONYとSIGMA（と、Samsungもだっけ？ああ、PentaxもK-rはそうか）を除くと、一眼カメラのほとんどが超音波振動による塵埃除去機構を備えている今、レンズ交換で塵埃に悩むシーンは少ないとは思うが。まあ、気にしなくていいに越したことはない。
ってか、なんでNEXにはついてねーんだよ！ほんとスマート気取りのモデルのくせにぜんぜんスマートじゃないよ。北川景子がチマチマとセンサーの掃除するか？しないだろ？浅野忠信がセンサー掃除のためにSONYのサービスセンターまでわざわz（ry
おっと、取り乱した。今はNEXの話じゃなかったね。
で、GXRか。何しろユニットを変えるとカメラの性格がほぼ全て変わってしまうので評価が難しい。APS-C素子と、GRレンズを名乗る高品位な単焦点レンズを組み合わせた28mm相当と50mm相当の二つのカメラユニットが吐き出す画像はかなりハイレベルだ。同じAPS-C素子を持つNEXがしかし、24mm相当という超広角の単焦点しかない（暗いズームレンズを使用するしかない）現在、このサイズでこの画質を吐き出す唯一無二の存在かもしれない。
他のユニットについても言及しよう。
24-72mmF2.5-4.4 1/1.7インチ素子
→GXシリーズ
28-300mmF3.5-5.6 1/2.3インチ素子
→CXシリーズ
これらはそれぞれ恐らくは同社の既存のコンパクトカメララインナップを流用したものだ。
だが、その画質はGXR用に新たにチューンしてあるそうで、1ランク上の画質だという。
かようにして、GXRシステムはなかなか画質において一定の評価を得ている。
が、こっからはネガだよっ。
高いっ！！！
やっぱりね、ユニットはレンズと撮像素子と映像エンジンというコアパーツを含むので、どうしてもコスト的に上がってしまう。他社はレンズだけ換えりゃいいんだからね。特にAPS-C撮像素子と高品位のGRレンズを持つA12ユニット2つ（28mmと50mm）は、いくら画質が良くても、実売で6万前後というのちょっとなぁ...と引いてしまう。だってねぇ、同じようなスペックの単体コンパクトカメラのSIGMA DPシリーズが4万切ってるんだから。
小さい撮像素子を持つ残りのズームレンズユニットは、ボディとのキット販売もあってそれぞれ4万円前後だが、それでもどうようのスペックは今では2万円台で買えるだろう。
もちろん、余裕があるサイズだけに、画質面ではかなり有利だと思う。コストもそれなりにかけているようだし。
だが、結局それは「道楽者」がターゲットになってしまう。5〜6万円あれば入門ディジタル一眼レフのレンズキットが買えちゃう時代だもんね。消えてほしくはないけど、何か「他では得られない」キラーユニットがないと、なかなか辛いものがある気がしている。
で、翻ってPentaxQだ。
実はね、各項目を一つ一つ見てみると、良いセン来てるんだよ。
ユーザーの贔屓目を抜きにしてもここのユーザーインターフェースは業界トップの解り易さと、使い易さを兼ね備えてると思う。
そしてボディ内手ぶれ補正。極めて小さいボディ。登場時から5本のラインナップを揃えたレンズラインナップ（若干インチキくさい面もあるが、おれは嫌いじゃない）。
... な の に なんで1/2.3インチなんだよぉぉぉぉ (′Д`;。
繰り返すが、やっぱりPentaxの規模なら大胆な割り切りは必要だったのだろう。他社と同じことをしてもダメだと思ったのだろう。
ああ、でもPentaxがμ4/3のミラーレスに参入してたら最強だったろうになあ。だけど、やっぱりあり得ないんだろうなあ。
nobilesの投稿(23:49:46-2011-07-06) -
カテゴリ: Photo
コメント
くまお wrote:
2011-07-08 22:43:40
nobiles wrote:
ああ、確かに高い靴買ったって言ってたけど、コレのことだったのか。
長く使いたい、大人の靴だね (^_^;。
長く使いたい、大人の靴だね (^_^;。
2011-07-10 23:08:37
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最近は大手百貨店でも置くようになり、メジャーになってきてうれしいです。
初代はソールがすり減ってしまって捨ててしまいましたが、メーカーに送ると修理してくれるらしいので、捨てずに使い続けることをお勧めしますよ！(^O^)