NOBILES Days
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あ？？
20年間信頼して読んでいる月刊「F1グランプリ特集」だが、今月号のメルセデスのW-DRSの原理説明、逆じゃねーの？？
「リヤウィング翼端板から圧の高い空気を放出する」
「翼端版に穴を開けて配管通すの自体は難しくない。高圧の箇所に取り込み口を設けるのが大変だろう」
なんて元トヨタの空力エンジニアのコメント載せてるけど、その翼端板の穴自体が、ウィングの上面にあって圧が高いところであって、そこが空気の取り込み口だろ。出す方じゃないよ。
で、空気はそこからフロントウィングに送られて、ウィング下面から放出されてウィングをストールさせてダウンフォースおよびドラッグをカットするというのが、今定着しつつあるW-DRSの仕組みだ。
うーん、グランプリ特集らしくないなぁ。
っていうか近年、昔よりマニアック度が落ちてるよなあ。昔は...所詮1/10程度とは言え、自前でモデルまで作って風洞実験やってるコーナーとか、ほんと楽しみに読んでたんだけどなぁ。'60年代とか’70年代の特集も減ってないか？...それはさすがに読みたい人が少なすぎなのか (^_^;。
MercedesAMG W03
バーレーンの予選は、またまた興味深い結果だ。勢力図がものすごい勢いで変化している。「今年のF-1つまらん」なんて言うヤツは出てこい。
先日、例のグループリーダーと、ある先輩、そして俺の3人で、翌日他社と行う打ち合わせに臨むための事前ミーティングをしていた。
その場で、グループリーダーが先輩に対して声を荒げ始めた。
「ちょ、そ、その態度はおかしいんじゃない？」
確かにその件は、かなり理不尽というか、とりとめないというか、敗戦処理というか、後々断るのが明白というか。なかなか取り組み方が難しい仕事だった。だから、もともとリーダー一人でやるはずだったのに、言ってみれば「心細いから」先輩と俺が無駄に巻き込まれたようなものだ。
そのミーティングにしたって、リーダーがどうしたらいいのか全くビジョンがないから、「とりあえず開いて進んだ気になっとこう」ミーティングであることは、先輩も俺も分かり切っていた。時間のムダもいいとこである。
で、ミーティングが始まっても、どうにも身にならんから、つい先輩が不満顔をして「じゃあリーダーがそう言うなら従います」と言ってしまった。
それで、冒頭のセリフだ。
先輩よりもリーダーとの接点が多い俺は分かっていた。リーダーが逆ギレするのは、自分のネタを出し尽くしてしまった時に、それを隠して自分の立場を上に保つためだ。まったく、小学生かっての。議長が小学生に成り下がって話が進まなくなったので、それまで従順に聞いていた俺が口を開かざるを得なくなった。
「あの、すみません、私も変な顔してるかもしれませんが、余りに途方もなくてどうしたらいいか分からないってのが正直なところなんです。多分皆さんそれは同じかと思うんですが」
最初にこう言っちまえば、自身がワケ分かってないこの人がキレられなくなるのは計算づくよ。
「そう、途方もない。基本ムリなんですよ！」
案の定リーダーはノリノリで乗ってきた。分かりやすいなぁ。
「でも私個人で明日の臨み方を考えると、リーダーの仰るような全体をカバーするやり方だと、ぶっちゃけた話、断る時の材料が無いんですね。それより、断る時に『これこれこうだから無理でした』っていう材料になることに絞った方がいいと思うんです」
俺の言葉を遮るようにリーダーが実の無い反論を始める。
「いやしかしね、今この時間が無い中で....ごにょごにょ」
相手の言いたいことは言わせる。コミュニケーションの基本だね。たとえリーダーが俺の言いたいことを遮っても、俺はリーダーの言うことを全部聞く。これ、3歳児に対する接し方と全く同じね！
「もちろん、○○さんはリーダーなわけで、広い視点が必要だし、もし、将来の案件について、実務者である私でなく、○○さんがご判断するというのでしたら、また話は違ってくると思うんです。時間ない中でということであれば、私は○○さんのご方針に従います」
相手への尊敬と謙譲は抜かりなく。これ重要。ますます怒れなくなるから。で、いつの間にか責任のボールを渡しちゃう。...俺も大人になったもんだ (^_^;。
あーー、でも、めんどくさい。
結局そのミーティングは、目標がないから着地点もなく、「翌日、部長に方針を聞く」なんていう、やっぱりそのミーティングの意味自体を否定するようなどうしようもない結論に至った。
翌日、部長を呼び止め、リーダーと先輩、俺という4人で改めてミーティングを開いた。かなり、俺が言ったこと寄りの方針になった (′Д`;。
しかも、いざその仕事を紐解いてみたら、そう大それたものではなかった。ビジネスパートナーが、かなり詳細な資料を渡してくれたからだ。
結局、グループリーダーって...「何かアクションしないといけない」、「放置しちゃいけない」っていうセンサーは敏感らしい。
ただ、それを解決するスマートな方法を思いつけない。だからとりあえず騒いで人の数揃えて、何とかさせる。よって、やらなきゃならないことを放置することはない。だけど周りが振り回されるんだよなあ。無駄に感情的になったりするし。
ま、ただこの人は、こっちがちゃんと筋の通った意見を言ってる限り、悪く扱うことはない。アホっぷりにゲンナリすることもあるけど、まあ扱いやすいのは扱いやすい。もう少し慣れてこちらがコントロールできるようになればベストなんだけどなぁ。管理職をこっちがコントロールするって意味分かんないけど。
20年間信頼して読んでいる月刊「F1グランプリ特集」だが、今月号のメルセデスのW-DRSの原理説明、逆じゃねーの？？
「リヤウィング翼端板から圧の高い空気を放出する」
「翼端版に穴を開けて配管通すの自体は難しくない。高圧の箇所に取り込み口を設けるのが大変だろう」
なんて元トヨタの空力エンジニアのコメント載せてるけど、その翼端板の穴自体が、ウィングの上面にあって圧が高いところであって、そこが空気の取り込み口だろ。出す方じゃないよ。
で、空気はそこからフロントウィングに送られて、ウィング下面から放出されてウィングをストールさせてダウンフォースおよびドラッグをカットするというのが、今定着しつつあるW-DRSの仕組みだ。
うーん、グランプリ特集らしくないなぁ。
っていうか近年、昔よりマニアック度が落ちてるよなあ。昔は...所詮1/10程度とは言え、自前でモデルまで作って風洞実験やってるコーナーとか、ほんと楽しみに読んでたんだけどなぁ。'60年代とか’70年代の特集も減ってないか？...それはさすがに読みたい人が少なすぎなのか (^_^;。
MercedesAMG W03
バーレーンの予選は、またまた興味深い結果だ。勢力図がものすごい勢いで変化している。「今年のF-1つまらん」なんて言うヤツは出てこい。
先日、例のグループリーダーと、ある先輩、そして俺の3人で、翌日他社と行う打ち合わせに臨むための事前ミーティングをしていた。
その場で、グループリーダーが先輩に対して声を荒げ始めた。
「ちょ、そ、その態度はおかしいんじゃない？」
確かにその件は、かなり理不尽というか、とりとめないというか、敗戦処理というか、後々断るのが明白というか。なかなか取り組み方が難しい仕事だった。だから、もともとリーダー一人でやるはずだったのに、言ってみれば「心細いから」先輩と俺が無駄に巻き込まれたようなものだ。
そのミーティングにしたって、リーダーがどうしたらいいのか全くビジョンがないから、「とりあえず開いて進んだ気になっとこう」ミーティングであることは、先輩も俺も分かり切っていた。時間のムダもいいとこである。
で、ミーティングが始まっても、どうにも身にならんから、つい先輩が不満顔をして「じゃあリーダーがそう言うなら従います」と言ってしまった。
それで、冒頭のセリフだ。
先輩よりもリーダーとの接点が多い俺は分かっていた。リーダーが逆ギレするのは、自分のネタを出し尽くしてしまった時に、それを隠して自分の立場を上に保つためだ。まったく、小学生かっての。議長が小学生に成り下がって話が進まなくなったので、それまで従順に聞いていた俺が口を開かざるを得なくなった。
「あの、すみません、私も変な顔してるかもしれませんが、余りに途方もなくてどうしたらいいか分からないってのが正直なところなんです。多分皆さんそれは同じかと思うんですが」
最初にこう言っちまえば、自身がワケ分かってないこの人がキレられなくなるのは計算づくよ。
「そう、途方もない。基本ムリなんですよ！」
案の定リーダーはノリノリで乗ってきた。分かりやすいなぁ。
「でも私個人で明日の臨み方を考えると、リーダーの仰るような全体をカバーするやり方だと、ぶっちゃけた話、断る時の材料が無いんですね。それより、断る時に『これこれこうだから無理でした』っていう材料になることに絞った方がいいと思うんです」
俺の言葉を遮るようにリーダーが実の無い反論を始める。
「いやしかしね、今この時間が無い中で....ごにょごにょ」
相手の言いたいことは言わせる。コミュニケーションの基本だね。たとえリーダーが俺の言いたいことを遮っても、俺はリーダーの言うことを全部聞く。これ、3歳児に対する接し方と全く同じね！
「もちろん、○○さんはリーダーなわけで、広い視点が必要だし、もし、将来の案件について、実務者である私でなく、○○さんがご判断するというのでしたら、また話は違ってくると思うんです。時間ない中でということであれば、私は○○さんのご方針に従います」
相手への尊敬と謙譲は抜かりなく。これ重要。ますます怒れなくなるから。で、いつの間にか責任のボールを渡しちゃう。...俺も大人になったもんだ (^_^;。
あーー、でも、めんどくさい。
結局そのミーティングは、目標がないから着地点もなく、「翌日、部長に方針を聞く」なんていう、やっぱりそのミーティングの意味自体を否定するようなどうしようもない結論に至った。
翌日、部長を呼び止め、リーダーと先輩、俺という4人で改めてミーティングを開いた。かなり、俺が言ったこと寄りの方針になった (′Д`;。
しかも、いざその仕事を紐解いてみたら、そう大それたものではなかった。ビジネスパートナーが、かなり詳細な資料を渡してくれたからだ。
結局、グループリーダーって...「何かアクションしないといけない」、「放置しちゃいけない」っていうセンサーは敏感らしい。
ただ、それを解決するスマートな方法を思いつけない。だからとりあえず騒いで人の数揃えて、何とかさせる。よって、やらなきゃならないことを放置することはない。だけど周りが振り回されるんだよなあ。無駄に感情的になったりするし。
ま、ただこの人は、こっちがちゃんと筋の通った意見を言ってる限り、悪く扱うことはない。アホっぷりにゲンナリすることもあるけど、まあ扱いやすいのは扱いやすい。もう少し慣れてこちらがコントロールできるようになればベストなんだけどなぁ。管理職をこっちがコントロールするって意味分かんないけど。
nobilesの投稿(23:06:16-2012-04-21) -
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