NOBILES Days
Jump to navigationThe Small Battle (4)
最近、写真を本腰入れて撮ってねぇなぁ。
言い訳になるけど、次女が生まれてからは、風呂入れやら寝かしつけやらが大変なので、週末両方に外出の予定を入れるのを極力避けている。そうすると、だいたい隔週でバンド練があるし、幸か不幸か他にも趣味があるので、「よしどっかに撮影行こう！」とはならない。
...だから、早くPentaxの新機種出ねぇかなぁ。根がガジェット好きなんでね。新しいカメラってのは大いにモチベーションになるのだ。500円玉貯金はもう十分貯まってんだけどなぁ。
ま、次女もそれなりに大きくなってきたし、ちょいとお出かけの時間でも作ることにしよう。
The Blue Night
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/40sec, F2.5, ISO200)
さて、次女の川崎病闘病記のつづき。
病院の起床時間は6時だ。狭いソファベッドの寝心地はとても快適とは言い難く、なんともダルい。次女はというと、相変わらず熱が高い。機嫌は悪くないが、やはりダルそうだ。
朝の病院は慌ただしい。午前6時を1日の締めとして、先に挙げた水分摂取量や排泄物の量、体重、体温などを集計するのだ。そして夜勤担当から日中担当へ看護師さんの引き継ぎも行われるからだ。慣れないながらも俺は、聞き取りにやって来た夜勤の看護師さんに各種の申告をした。前日は下がっていた体温が38℃台半ばあたりもあったのが気になった。
前日にお義母さんが買ってくれていたサンドイッチを朝食として摂っていたら、日中担当の看護師さんがやって来た。恰幅のいい、間が面白い人だった。
今回担当してくれた看護師さん達は、夜勤の人は比較的若めで、ちょっと綺麗で真面目な感じの人が多く、日勤は恰幅良くてガハハという笑い方が似合う感じの人が多かった気がする。
午前8時にやっと次女用の朝食が来た。皿にちんまりとおかずが少しずつ乗っている。それでも次女には多すぎるくらいだ。全然調子がいいとは言えない状態なので全く食べないかと思いきや、ご飯を結構食べた。しばらくすると、回診が来た。ロマンスグレーな男性医師だった。前日夜まで投与していた血液製剤の効果を様子見するということだった。
午前の間は、足に刺された点滴が気になるようで、かなり機嫌が悪かった。手の親指に付けた脈の測定器一式もすぐに外れてしまう。
実は午前中の回診の時から、点滴が刺された右足は「あれ？腫れてるかな？」なんて言われながらも様子見状態が続いていた。だがこの日の午後に至り、いよいよ腫れが目立ってきた。点滴がうまく入っていかないようだ。
結局午後3時前後だったと思うが、点滴を外すことになった。
身軽になった次女はすぐに寝てしまった。右足はかなり腫れて硬くなっていた。これは機嫌悪くて当然だろうという感じだった。
しかしながら、依然として熱は高いままだった。また、点滴をしない分、水分を良く摂らせるように言われた。
看護師さんによると、腫れてしまった右足は、温めることで解消するだろうという。しかし、身体は熱があるので冷やしてあげたい。
それで結局アイスノン的なものとホッカイロ的なもの、両方をそれぞれタオルに包んでガハハな看護師さんが持ってきた。背中を冷たい方に、腫れた右足を暖かい方になるように寝かせると、少し気持ち良さそうにした。そのうちゴロゴロと寝返りをうって、全然当たらなくなっちまったけど。
翌日、午前の回診が来た。
エラく若い先生だなと思っていたら、スチューデントドクターなんて名札書いてある。
おやおや？回診は研修医だけでも行うことがあるのか？なんて思ったのも束の間、彼の背後にいた小柄な女性がヒョイと顔を向けて「発疹に発熱がまだあるから、治りきってないですね」と言った。看護師かと思っていたら、その女性が医師だった。50歳前後くらいだろうか。俺の中2の時の担任の先生にかなり似ていた。
それはともかく、やはり1度目の血液製剤は完全には効かなかったようだ。それを確かめるため、午前中に採血を行った。またしてもギャン泣きだった。
結局、血液検査でも治りきっていないことが分かったので、午後からまた血液製剤を投与することになった。それで、また点滴を刺し直しをすることになった。措置室で再びの大泣きだ。
しかも今度は右手になった。右手の中指と薬指は次女のお気に入りで、「ウィッシュ！」状態で吸うことで精神の安定を得られる重要なパーツであるにもかかわらず、それが点滴の固定のためにテープでグルグル巻きにされてしまった。
しかし、措置から戻ると、泣き疲れてまた寝てしまった。
この措置より前だったと思うが、次女の個室に、それまで見たことのない2人の看護師がやってきた。
すると、後ろに控えた水色の白衣の、これまた恰幅のいい女性が、研修看護師なのだという。確かに、他の人の白衣は白かピンクだ。きっと、正看護師、准看護師、研修看護師で色が違うんだろう。
その研修生が次女の措置に参加して良いかどうかという確認のためにやってきたわけだ。
今から医療に貢献しようという人を断る理由などないので同意した。
すると、この後の次女の措置には頻繁にこの研修生が関わることになった。
つづく。
言い訳になるけど、次女が生まれてからは、風呂入れやら寝かしつけやらが大変なので、週末両方に外出の予定を入れるのを極力避けている。そうすると、だいたい隔週でバンド練があるし、幸か不幸か他にも趣味があるので、「よしどっかに撮影行こう！」とはならない。
...だから、早くPentaxの新機種出ねぇかなぁ。根がガジェット好きなんでね。新しいカメラってのは大いにモチベーションになるのだ。500円玉貯金はもう十分貯まってんだけどなぁ。
ま、次女もそれなりに大きくなってきたし、ちょいとお出かけの時間でも作ることにしよう。
The Blue Night
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/40sec, F2.5, ISO200)
さて、次女の川崎病闘病記のつづき。
病院の起床時間は6時だ。狭いソファベッドの寝心地はとても快適とは言い難く、なんともダルい。次女はというと、相変わらず熱が高い。機嫌は悪くないが、やはりダルそうだ。
朝の病院は慌ただしい。午前6時を1日の締めとして、先に挙げた水分摂取量や排泄物の量、体重、体温などを集計するのだ。そして夜勤担当から日中担当へ看護師さんの引き継ぎも行われるからだ。慣れないながらも俺は、聞き取りにやって来た夜勤の看護師さんに各種の申告をした。前日は下がっていた体温が38℃台半ばあたりもあったのが気になった。
前日にお義母さんが買ってくれていたサンドイッチを朝食として摂っていたら、日中担当の看護師さんがやって来た。恰幅のいい、間が面白い人だった。
今回担当してくれた看護師さん達は、夜勤の人は比較的若めで、ちょっと綺麗で真面目な感じの人が多く、日勤は恰幅良くてガハハという笑い方が似合う感じの人が多かった気がする。
午前8時にやっと次女用の朝食が来た。皿にちんまりとおかずが少しずつ乗っている。それでも次女には多すぎるくらいだ。全然調子がいいとは言えない状態なので全く食べないかと思いきや、ご飯を結構食べた。しばらくすると、回診が来た。ロマンスグレーな男性医師だった。前日夜まで投与していた血液製剤の効果を様子見するということだった。
午前の間は、足に刺された点滴が気になるようで、かなり機嫌が悪かった。手の親指に付けた脈の測定器一式もすぐに外れてしまう。
実は午前中の回診の時から、点滴が刺された右足は「あれ？腫れてるかな？」なんて言われながらも様子見状態が続いていた。だがこの日の午後に至り、いよいよ腫れが目立ってきた。点滴がうまく入っていかないようだ。
結局午後3時前後だったと思うが、点滴を外すことになった。
身軽になった次女はすぐに寝てしまった。右足はかなり腫れて硬くなっていた。これは機嫌悪くて当然だろうという感じだった。
しかしながら、依然として熱は高いままだった。また、点滴をしない分、水分を良く摂らせるように言われた。
看護師さんによると、腫れてしまった右足は、温めることで解消するだろうという。しかし、身体は熱があるので冷やしてあげたい。
それで結局アイスノン的なものとホッカイロ的なもの、両方をそれぞれタオルに包んでガハハな看護師さんが持ってきた。背中を冷たい方に、腫れた右足を暖かい方になるように寝かせると、少し気持ち良さそうにした。そのうちゴロゴロと寝返りをうって、全然当たらなくなっちまったけど。
翌日、午前の回診が来た。
エラく若い先生だなと思っていたら、スチューデントドクターなんて名札書いてある。
おやおや？回診は研修医だけでも行うことがあるのか？なんて思ったのも束の間、彼の背後にいた小柄な女性がヒョイと顔を向けて「発疹に発熱がまだあるから、治りきってないですね」と言った。看護師かと思っていたら、その女性が医師だった。50歳前後くらいだろうか。俺の中2の時の担任の先生にかなり似ていた。
それはともかく、やはり1度目の血液製剤は完全には効かなかったようだ。それを確かめるため、午前中に採血を行った。またしてもギャン泣きだった。
結局、血液検査でも治りきっていないことが分かったので、午後からまた血液製剤を投与することになった。それで、また点滴を刺し直しをすることになった。措置室で再びの大泣きだ。
しかも今度は右手になった。右手の中指と薬指は次女のお気に入りで、「ウィッシュ！」状態で吸うことで精神の安定を得られる重要なパーツであるにもかかわらず、それが点滴の固定のためにテープでグルグル巻きにされてしまった。
しかし、措置から戻ると、泣き疲れてまた寝てしまった。
この措置より前だったと思うが、次女の個室に、それまで見たことのない2人の看護師がやってきた。
すると、後ろに控えた水色の白衣の、これまた恰幅のいい女性が、研修看護師なのだという。確かに、他の人の白衣は白かピンクだ。きっと、正看護師、准看護師、研修看護師で色が違うんだろう。
その研修生が次女の措置に参加して良いかどうかという確認のためにやってきたわけだ。
今から医療に貢献しようという人を断る理由などないので同意した。
すると、この後の次女の措置には頻繁にこの研修生が関わることになった。
つづく。
nobilesの投稿(23:44:16-2012-08-05) -
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