NOBILES Days
Jump to navigationThe Small Battle (3)
ちょっと、読むとイヤな気分になるかもしれないけど、ここは俺の備忘録代わりなんで、しっかり書く。
10匹買ったメダカ（実際には11匹入ってたんだけど）は、なんだかんだ半数まで減ってしまった。なのに、水草にくっついて混入したと思われるスネイル（タニシみたいなヤツだ）があまりに増殖しすぎてどうしようもない状況になっていた。とりあえず、スネイルはメダカに危害は加えない。逆に、主に標的となる水草を水槽から隔離した。すると、水槽の中がスッカラカンになり、メダカ（とスネイル）が良く見えるようになった。
次女の入院の付き添いで、それから3日ほどメダカのことをあまり気にしなかった（その間も、嫁さんが餌やりなどはもちろんしていた）。
次女が退院して、久々に水槽を見た。5匹のメダカと無数の小スネイルが...あれ？メダカが4匹しか泳いでいない。水槽の中を隈無く探す。と言っても、先述のように水草もないので、小さなフェイク水草と、濾過器しか水の中には存在しない。以前、濾過器の下に潜り込んでいたメダカがいたな、と思い、濾過器の下に目を凝らした。
...絶句した。
ひと際スネイルどもがタムロしているその中に、目玉のようなものを見つけた。よくよく見ると、その周辺に白い澱みみたいなものが見えた。それが、以前メダカだった生体の変わり果てた姿だった。
濾過器の下に入り込んで出れなくなったのか。濾過器の下だから水質が悪くてそのまま息絶えたのか。いずれにしても、スネイルは死んだメダカを食うらしい。濾過器をどかして網ですくうと、メダカは既に半分白骨化していた。その間、クモの子をちらすようにスネイルは逃げてやがった。なんて腹立たしい奴らだ。
そんなわけで、また一匹減ってしまった。それどころか、猛烈にイヤな気分まで味あわされた。こりゃとっとと水槽リセットでスネイルを根絶するしかないな。
今年も花火三昧な長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F1.8, ISO320)
さて、次女の川崎病闘病記を続けよう。発病したのはもう2週間前の金曜だったんだね。あれからあっという間だった。
次女が川崎病を発病して入院したその翌日土曜は、午前7時前に、お義母さんが長女の着替えを取りにきた物音で目が覚めた。...って、超寝てんじゃん、俺！...いやいや、疲れたんだよ (^_^;。
嫁さんの方は狭いベッドで浅い眠りだったらしく、家族のことなど、いろいろ深刻に考えてしまったようだ。分からないではないが、今深刻に考えてしまうと、どんどんネガティブになりそうだから、俺はあえてあまり深く考えないようにしていた。
ところで、病院では入院している次女用のメシは1日3食供給されるが、付き添いの大人には何もない。そこで嫁さんのご両親が早い時間にパン屋に寄って朝食を届けてくれた。なんて有り難いことだろうか。
午後になって、俺と長女も病院に向かった。長女は病室に入れないので、長女と一緒にいてもらえるように、嫁さんのご両親も別の車で同じタイミングで来た。
前日と比べると次女の顔色は多少良くなっていた。だが、薬の投与はまだなので、痛々しい全身の発疹はそのままだし、笑ったりはするものの、元気とはとても言えない状態だった。
当初、嫁さんは、連泊は体力的に厳しいので2晩目の土曜の付き添いは代わって欲しいと言っていたが、その後のスケジュールを考えてこの日も泊まることにした。
つまり、翌週は俺が夏休みなので、平日の前日、つまり日曜の夜は俺が泊まり、嫁さんは出勤に備えて家で寝た方がいいだろうと思ったのだ。これで、金土と嫁さんが連泊、日月は俺、水曜に有休をとって嫁さんが火曜夜、再び水木が俺、という感じで割り振ることにした。
そのかわり、土曜は午後いっぱい俺が付き添うことで、嫁さんは家で仮眠と風呂を済ましてきてもらった。
ところで、病室にはなんと冷蔵庫がない。ナースステーションの横の待合室のような部屋に貸し冷蔵庫がロッカーのように並んでいるのだが、次女の病室からは20〜30m程度離れている。昔はテレビ台の下に入っていたと思しき形跡があるのだが...。経費削減だかしらんが、不便な仕様だ。
そこで、日中にホームセンターに行き、クーラーボックスを買ってきた。
また、割と古い病院なので、俺が脚で入院した病院のようなLANもない。これを機にWiFiルーターと、新しいノートPCでも買っちまうかとも思ったが、思い止まった。2年前の入院時に重宝したPowerBookG4の12インチは死亡したが、嫁さん用の17インチならアヤシイところもあるが一応まだ使える。問題は回線なのだ。
もう勢いに乗ってUQWiMax契約しちまうか！とも思ったが、ホームページを見ていたら2週間無料お試しがあることに気付いた。本来は、実際に使う場面でちゃんと繋がるかを確認する用途なんだろうけど、2週間って、今回の入院に対して完璧じゃん！
そんなわけで、"Try! WiMax"なるものも申し込んだ。日曜月曜の連泊には間に合わないが、水曜以降は使えるだろう。
日曜の夕方には嫁さんと交代するべく、またお義父さんの車と2台で向かった。
前日から投与された血液製剤のおかげか、次女の顔には完全に生気が戻っていて、発疹も減っているようだった。しかし、左手の甲への点滴に加え、胸と腹の3箇所に心電図モニターの電極が3箇所貼られていた。電極を摘まんだコードの先には電池を内蔵したタバコの箱大の機械がつながっている。さらに、左手の親指に、LEDとセンサーで脈を見る（多分 (^_^;）センサーが巻きつけられていた。いかにもがんじがらめだ。
翌日の出社に備え、嫁さんはお義父さんの車で帰って行った。この事態に至り、今抱えてる仕事をとっとと処理し、何か休む制度がないか総務へ相談してみると言っていた。
どのタイミングだったか記憶が曖昧だが、この日曜の午後に点滴の刺し直しが行われた。ナースステーション横の措置室まで俺が抱っこをして連れて行ったが、ものすごい泣き方だった。帰ってくると、点滴は左手から右足に移動していた。手が小さ過ぎてなかなかいい血管が見つからなかったのだろう。
わずか3〜4cmしかないその左手の甲にはいくつもの痛々しい点滴跡が残っていた。
こんな小さな身体で必死に闘っているというのが伝わって、胸が締め付けられた。すぐ看護師さん来るから泣いてる暇はないが。
さて、次女のお世話だが、いくつかやるべきことがある。
・食事や水分の摂取量、また排泄物の量を記録すること
どのくらい飲んだのか、良く観察しなければならないし、オシメを替える時はトイレの横のコーナーに行き、秤で計って新品のオシメの重さを引いて記録する。
・指定のタイミングで検温や体重測定を行うこと
特に発熱があり、薬を投与している間は2時間に1度程度検温する。体重は朝だけだが、6時なんかに測定しなければならない。
・点滴エラーなどの場合にナースコールすること
絡まったりして結構すぐ閉塞になったりする。エラーにならなくても、なるべく絡まないよう、寝返りしたりするたびに気を使う。
その他、普通の病人にできて幼児にできないこと全般が付き添い人の役目だ。風呂に入れないから身体を拭いてやったり、ご機嫌をとったり。意外と忙しいのである。
とは言っても、次女が寝てしまうと寝返りによる点滴エラーに注意する他は割と暇になる。この日も、点滴刺し直しで泣き過ぎて疲れたのか、確か消灯時間である21時過ぎには寝てしまったと思う。
普段あまり読書の習慣がなくて進まなかった本を持ち込んだら、これが進む進む。
実はこの日はF-1ドイツGPの決勝日だった。これは家に戻ってから録画を見るしかないな、と思っていたが、意外にも病院の小さなテレビ（しかも4:3だ）はBSディジタルにも対応していた。23時からの放送だったが、なかなか濃密な内容のレースを堪能した。途中、2回ほど看護師さんが夜中の検温と血圧測定に来たが、点滴刺し直しの時に泣き疲れたのか、次女はずっと寝ていた。
つづく。
10匹買ったメダカ（実際には11匹入ってたんだけど）は、なんだかんだ半数まで減ってしまった。なのに、水草にくっついて混入したと思われるスネイル（タニシみたいなヤツだ）があまりに増殖しすぎてどうしようもない状況になっていた。とりあえず、スネイルはメダカに危害は加えない。逆に、主に標的となる水草を水槽から隔離した。すると、水槽の中がスッカラカンになり、メダカ（とスネイル）が良く見えるようになった。
次女の入院の付き添いで、それから3日ほどメダカのことをあまり気にしなかった（その間も、嫁さんが餌やりなどはもちろんしていた）。
次女が退院して、久々に水槽を見た。5匹のメダカと無数の小スネイルが...あれ？メダカが4匹しか泳いでいない。水槽の中を隈無く探す。と言っても、先述のように水草もないので、小さなフェイク水草と、濾過器しか水の中には存在しない。以前、濾過器の下に潜り込んでいたメダカがいたな、と思い、濾過器の下に目を凝らした。
...絶句した。
ひと際スネイルどもがタムロしているその中に、目玉のようなものを見つけた。よくよく見ると、その周辺に白い澱みみたいなものが見えた。それが、以前メダカだった生体の変わり果てた姿だった。
濾過器の下に入り込んで出れなくなったのか。濾過器の下だから水質が悪くてそのまま息絶えたのか。いずれにしても、スネイルは死んだメダカを食うらしい。濾過器をどかして網ですくうと、メダカは既に半分白骨化していた。その間、クモの子をちらすようにスネイルは逃げてやがった。なんて腹立たしい奴らだ。
そんなわけで、また一匹減ってしまった。それどころか、猛烈にイヤな気分まで味あわされた。こりゃとっとと水槽リセットでスネイルを根絶するしかないな。
今年も花火三昧な長女
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/60sec, F1.8, ISO320)
さて、次女の川崎病闘病記を続けよう。発病したのはもう2週間前の金曜だったんだね。あれからあっという間だった。
次女が川崎病を発病して入院したその翌日土曜は、午前7時前に、お義母さんが長女の着替えを取りにきた物音で目が覚めた。...って、超寝てんじゃん、俺！...いやいや、疲れたんだよ (^_^;。
嫁さんの方は狭いベッドで浅い眠りだったらしく、家族のことなど、いろいろ深刻に考えてしまったようだ。分からないではないが、今深刻に考えてしまうと、どんどんネガティブになりそうだから、俺はあえてあまり深く考えないようにしていた。
ところで、病院では入院している次女用のメシは1日3食供給されるが、付き添いの大人には何もない。そこで嫁さんのご両親が早い時間にパン屋に寄って朝食を届けてくれた。なんて有り難いことだろうか。
午後になって、俺と長女も病院に向かった。長女は病室に入れないので、長女と一緒にいてもらえるように、嫁さんのご両親も別の車で同じタイミングで来た。
前日と比べると次女の顔色は多少良くなっていた。だが、薬の投与はまだなので、痛々しい全身の発疹はそのままだし、笑ったりはするものの、元気とはとても言えない状態だった。
当初、嫁さんは、連泊は体力的に厳しいので2晩目の土曜の付き添いは代わって欲しいと言っていたが、その後のスケジュールを考えてこの日も泊まることにした。
つまり、翌週は俺が夏休みなので、平日の前日、つまり日曜の夜は俺が泊まり、嫁さんは出勤に備えて家で寝た方がいいだろうと思ったのだ。これで、金土と嫁さんが連泊、日月は俺、水曜に有休をとって嫁さんが火曜夜、再び水木が俺、という感じで割り振ることにした。
そのかわり、土曜は午後いっぱい俺が付き添うことで、嫁さんは家で仮眠と風呂を済ましてきてもらった。
ところで、病室にはなんと冷蔵庫がない。ナースステーションの横の待合室のような部屋に貸し冷蔵庫がロッカーのように並んでいるのだが、次女の病室からは20〜30m程度離れている。昔はテレビ台の下に入っていたと思しき形跡があるのだが...。経費削減だかしらんが、不便な仕様だ。
そこで、日中にホームセンターに行き、クーラーボックスを買ってきた。
また、割と古い病院なので、俺が脚で入院した病院のようなLANもない。これを機にWiFiルーターと、新しいノートPCでも買っちまうかとも思ったが、思い止まった。2年前の入院時に重宝したPowerBookG4の12インチは死亡したが、嫁さん用の17インチならアヤシイところもあるが一応まだ使える。問題は回線なのだ。
もう勢いに乗ってUQWiMax契約しちまうか！とも思ったが、ホームページを見ていたら2週間無料お試しがあることに気付いた。本来は、実際に使う場面でちゃんと繋がるかを確認する用途なんだろうけど、2週間って、今回の入院に対して完璧じゃん！
そんなわけで、"Try! WiMax"なるものも申し込んだ。日曜月曜の連泊には間に合わないが、水曜以降は使えるだろう。
日曜の夕方には嫁さんと交代するべく、またお義父さんの車と2台で向かった。
前日から投与された血液製剤のおかげか、次女の顔には完全に生気が戻っていて、発疹も減っているようだった。しかし、左手の甲への点滴に加え、胸と腹の3箇所に心電図モニターの電極が3箇所貼られていた。電極を摘まんだコードの先には電池を内蔵したタバコの箱大の機械がつながっている。さらに、左手の親指に、LEDとセンサーで脈を見る（多分 (^_^;）センサーが巻きつけられていた。いかにもがんじがらめだ。
翌日の出社に備え、嫁さんはお義父さんの車で帰って行った。この事態に至り、今抱えてる仕事をとっとと処理し、何か休む制度がないか総務へ相談してみると言っていた。
どのタイミングだったか記憶が曖昧だが、この日曜の午後に点滴の刺し直しが行われた。ナースステーション横の措置室まで俺が抱っこをして連れて行ったが、ものすごい泣き方だった。帰ってくると、点滴は左手から右足に移動していた。手が小さ過ぎてなかなかいい血管が見つからなかったのだろう。
わずか3〜4cmしかないその左手の甲にはいくつもの痛々しい点滴跡が残っていた。
こんな小さな身体で必死に闘っているというのが伝わって、胸が締め付けられた。すぐ看護師さん来るから泣いてる暇はないが。
さて、次女のお世話だが、いくつかやるべきことがある。
・食事や水分の摂取量、また排泄物の量を記録すること
どのくらい飲んだのか、良く観察しなければならないし、オシメを替える時はトイレの横のコーナーに行き、秤で計って新品のオシメの重さを引いて記録する。
・指定のタイミングで検温や体重測定を行うこと
特に発熱があり、薬を投与している間は2時間に1度程度検温する。体重は朝だけだが、6時なんかに測定しなければならない。
・点滴エラーなどの場合にナースコールすること
絡まったりして結構すぐ閉塞になったりする。エラーにならなくても、なるべく絡まないよう、寝返りしたりするたびに気を使う。
その他、普通の病人にできて幼児にできないこと全般が付き添い人の役目だ。風呂に入れないから身体を拭いてやったり、ご機嫌をとったり。意外と忙しいのである。
とは言っても、次女が寝てしまうと寝返りによる点滴エラーに注意する他は割と暇になる。この日も、点滴刺し直しで泣き過ぎて疲れたのか、確か消灯時間である21時過ぎには寝てしまったと思う。
普段あまり読書の習慣がなくて進まなかった本を持ち込んだら、これが進む進む。
実はこの日はF-1ドイツGPの決勝日だった。これは家に戻ってから録画を見るしかないな、と思っていたが、意外にも病院の小さなテレビ（しかも4:3だ）はBSディジタルにも対応していた。23時からの放送だったが、なかなか濃密な内容のレースを堪能した。途中、2回ほど看護師さんが夜中の検温と血圧測定に来たが、点滴刺し直しの時に泣き疲れたのか、次女はずっと寝ていた。
つづく。
nobilesの投稿(23:51:02-2012-08-04) -
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