NOBILES Days
Jump to navigationThe Small Battle (2)
本来のんびり過ごすはずだった先週の夏休みがあんなことになって、なんだか浮き足立った感じだ。
そういや、あのクソモニターと同時に発注した業務PCがようやく来たのでそのセットアップに励んで、本来業務をあまりしてないな (^_^;。
それなりにこだわって、いいスペックに上げたので、5年前のPCとは比べ物にならんほど速くて快適だ。クソモニターでもWin7で駆動した方が心なしかマシに感じる。これで前のPCより大分効率的に仕事こなせるんじゃないか。
さて、次女の川崎病闘病記の続きだ。
無事退院し、大好きなばあちゃんに抱かれて、長女のやっている花火を見守る
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/25sec, F2.5, ISO1000)
次女が川崎病に罹ったのが確実となり、2週間程度の入院が必要だと告げられた。かなり衝撃的な事態を前に、俺も嫁さんも呆然気味になってしまった。
次女の場合、まだ1歳2ヶ月なので一人で食事も排泄処理もできない。つまり、24時間付き添いが必要だ。
幸か不幸か、翌週まるまる、俺は会社が夏休みだった。少なくとも第一週は俺中心で付き添いローテを組めそうだ。
それにしても、39℃に近い熱と血管の炎症によって見るからに弱った小さな次女の姿はなんとも痛々しく、いやでも重篤な病気であることを認識させた。しかも、投与するのは特殊な血液製剤なので、何やら同意書のようなものに署名しなければならない。肝炎のニュースなんかて出てくるような単語に少したじろぐが、これを投与しなければ治らないのなら仕方がない。
この同意をもって免疫グロブリンの発注をかけ、翌日午後から投与を開始するという。
しばらくして、入院する部屋へ移動することになった。
ついてきていた長女をお義父さんに任せて、俺も行こうとするが、長女も異常な空気を感じたのか「パパと一緒がいい！」などと言ってついて来ようとする。感染を防ぐため、病室には15歳以下の子どもの入室が禁じられている。しょうがないので、先にお義父さんやお義母さんに病室に行っていただき、俺は長女と下の階の椅子で待った。
戻ってきたご両親に部屋番号を聞き、長女を託すと（この日は嫁さんの実家で寝ることになった）、今度は俺が病室へ向かった。
無味な廊下は、少し懐かしい。俺が脚を大怪我して入院したのは約2年前だ（違う病院だが）。その廊下の真ん中あたりの南向きの部屋が次女の病室だった。開けると、なんと個室だった。部屋の真ん中には、高い柵を備えたベビーベッドが置かれ、点滴をした次女が横たわっていた。窓側にはソファ2脚と、テーブルがあり、壁際には小さなテレビが台に乗っていた。
付き添ってくれた、なかなか恰幅の良い看護師さんが、いろいろ教えてくれた。その明るさに少し救われた気がした。
とりあえずこの日は嫁さんが泊まることにした。運転できる俺が動いた方が、何か荷物を持ってくるにあたって都合が良かったからだ。
嫁さんが、必要なものを書き出したメモを持って一旦家に戻る。着替えやら、オシメやら、飲み物やら、多岐にわたるものをかき集める。えらいことだと実感する。
荷物を積んで再度病院に行く。次女はまだ寝ていなかったと記憶しているが、かなりグッタリとしていた。いや、こうやって書いているが、正直なところ自分が怪我した時なんかよりも動転していたのだろう、入院当初のことは記憶が錯綜している気がする。
さて付き添い人はどう寝るのかと思ったら、2脚のソファの低い背もたれを倒して横に並べたものがベッドだった。幅70cmくらいだろうか。ブルートレインと大差ない。ブルートレインと違って落下防止柵もないので、寝返りうつのも厳しいくらいだ。
それから家に帰ると、もう日が変わろうとしていた。F-1のフリー走行も録画していたが、とてもそんなものを見る気分でもなく、いつもは4人川の字で寝る和室で一人就寝した。
つづく。
そういや、あのクソモニターと同時に発注した業務PCがようやく来たのでそのセットアップに励んで、本来業務をあまりしてないな (^_^;。
それなりにこだわって、いいスペックに上げたので、5年前のPCとは比べ物にならんほど速くて快適だ。クソモニターでもWin7で駆動した方が心なしかマシに感じる。これで前のPCより大分効率的に仕事こなせるんじゃないか。
さて、次女の川崎病闘病記の続きだ。
無事退院し、大好きなばあちゃんに抱かれて、長女のやっている花火を見守る
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/25sec, F2.5, ISO1000)
次女が川崎病に罹ったのが確実となり、2週間程度の入院が必要だと告げられた。かなり衝撃的な事態を前に、俺も嫁さんも呆然気味になってしまった。
次女の場合、まだ1歳2ヶ月なので一人で食事も排泄処理もできない。つまり、24時間付き添いが必要だ。
幸か不幸か、翌週まるまる、俺は会社が夏休みだった。少なくとも第一週は俺中心で付き添いローテを組めそうだ。
それにしても、39℃に近い熱と血管の炎症によって見るからに弱った小さな次女の姿はなんとも痛々しく、いやでも重篤な病気であることを認識させた。しかも、投与するのは特殊な血液製剤なので、何やら同意書のようなものに署名しなければならない。肝炎のニュースなんかて出てくるような単語に少したじろぐが、これを投与しなければ治らないのなら仕方がない。
この同意をもって免疫グロブリンの発注をかけ、翌日午後から投与を開始するという。
しばらくして、入院する部屋へ移動することになった。
ついてきていた長女をお義父さんに任せて、俺も行こうとするが、長女も異常な空気を感じたのか「パパと一緒がいい！」などと言ってついて来ようとする。感染を防ぐため、病室には15歳以下の子どもの入室が禁じられている。しょうがないので、先にお義父さんやお義母さんに病室に行っていただき、俺は長女と下の階の椅子で待った。
戻ってきたご両親に部屋番号を聞き、長女を託すと（この日は嫁さんの実家で寝ることになった）、今度は俺が病室へ向かった。
無味な廊下は、少し懐かしい。俺が脚を大怪我して入院したのは約2年前だ（違う病院だが）。その廊下の真ん中あたりの南向きの部屋が次女の病室だった。開けると、なんと個室だった。部屋の真ん中には、高い柵を備えたベビーベッドが置かれ、点滴をした次女が横たわっていた。窓側にはソファ2脚と、テーブルがあり、壁際には小さなテレビが台に乗っていた。
付き添ってくれた、なかなか恰幅の良い看護師さんが、いろいろ教えてくれた。その明るさに少し救われた気がした。
とりあえずこの日は嫁さんが泊まることにした。運転できる俺が動いた方が、何か荷物を持ってくるにあたって都合が良かったからだ。
嫁さんが、必要なものを書き出したメモを持って一旦家に戻る。着替えやら、オシメやら、飲み物やら、多岐にわたるものをかき集める。えらいことだと実感する。
荷物を積んで再度病院に行く。次女はまだ寝ていなかったと記憶しているが、かなりグッタリとしていた。いや、こうやって書いているが、正直なところ自分が怪我した時なんかよりも動転していたのだろう、入院当初のことは記憶が錯綜している気がする。
さて付き添い人はどう寝るのかと思ったら、2脚のソファの低い背もたれを倒して横に並べたものがベッドだった。幅70cmくらいだろうか。ブルートレインと大差ない。ブルートレインと違って落下防止柵もないので、寝返りうつのも厳しいくらいだ。
それから家に帰ると、もう日が変わろうとしていた。F-1のフリー走行も録画していたが、とてもそんなものを見る気分でもなく、いつもは4人川の字で寝る和室で一人就寝した。
つづく。
nobilesの投稿(23:51:00-2012-08-01) -
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