NOBILES Days
Jump to navigationThe Small Battle (7)
さあさあ、2週間後に迫ったライブの告知だ。
LOP the 12th Flyer
Loopの今度のライブは0901！いつもの原宿Crocodileだ。
今回は懐かしいカバーナンバーから、オリジナルの新曲までFunkyに、Soulfulに、Popに飛ばして行くぜ。
っていうか、今回のフライヤーは、我ながらなかなかいい出来だなー。iPhoneの待ち受けにしちゃったよ。
次女の川崎病闘病記の第7回だ。最初に行っておくが、今回も終幕まで行かなかった (^_^;。もう1ヶ月経っちゃったじゃーん。
発症からちょうど1週間となる金曜日の朝は、元気に寝返りしまくる次女のせいで、1時間に1回点滴エラーで起こされるのを繰り返し、超睡眠不足で明けた。
朝の体重測定ではやはり前日の体重と似たような数値が出た。だが、入院前には7kg後半はあったはずなので、0.5kgほど減ってしまったようだ。
だが、食欲はバッチリ回復していた。朝ごはんでは、低くしたベビーベッドの柵を乗り越えんばかりの前のめりで口を開け、早くくれと要求するほどだった。ただ、パサパサしたものや、小さな前歯で噛みきれないものは吐き出してしまうのでなかなか食べさせるのも難しい。味噌汁も大好きのようで、かなり飲んでいた。
四苦八苦して30分以上かけて朝食を食わせ終わった頃、あのガハハ系の面白い看護師さんが、恰幅の良い看護研修生を伴ってやってきた。
そして、挨拶の直後にいきなり、びっくりすることを言った。
「今日、退院できるならします？」
は？
いきなり飛び出た退院の話に戸惑ったが、早いに越したことはない。こんな狭い付添い人ベッドで睡眠不足はもう勘弁願いたい。「で、できるんであればします」。
つまり、前日の心エコーで異常がなく、熱も平熱で落ち着いているので、先生の判断によってはこの日の退院が可能だというのだ。
10日から2週間必要と言われた今回の入院はまだ8日目だった。嫁さんとは翌週の泊まりローテの話までしていたほどだった。実は前日に、隣の個室にRSウィルスで入院していた1歳の男の子が退院して行ったのを見て「うちはまだまだ先だな」なんてことも思っていた。それが、翌日に退院できるかもしれないと？
しかも、この日は3日前に続き、俺の父親が手伝いに来てくれることになっていた。その時点でオヤジはもう家を出てこちらに向かっていた。
...とは言え、看護師から聞かされただけで、何も確定情報ではなかったので、午前の回診までは俺の胸にしまっておくことにした。
そして、午前中の回診だ。この日も、前日に心エコーを見てくれた小柄な女性医師が担当だった。話によると、午前の間に血液検査と心電図をとって問題なければ、この日のうちに退院できるということだった。
え？そ、それってかなり高い確率じゃん！むしろ逆に、もし問題あったらかなり深刻というレベルだ。
この回診の直前に、お義父さんとお義母さんが、様子を見にやって来ていて、一緒に聞いていたので、大変話が早かった。「じゃあ、退院できるよう準備しよう」。
これでどうやらこの日中の退院が濃厚となったので、嫁さんや俺のオヤジにも連絡を入れる。みな、予想よりはるかに早い退院の見通しに、驚くと同時に喜んだ。オヤジも、とりあえず病院にはそのまま向かうと言う。
実は嫁さんは翌週の泊まりの付き添いに備えて休みを取得した。
以前述べたかもしれないが、嫁さんの勤める会社は育休を3年取得できる。ウチの場合は長女の保育園の都合でちょうど1年で切り上げざるを得なくなっただけのことだ。だが、一度終わらせた育休を、その3年以内であれば復活して取得できる制度があるというので、これを利用して1ヶ月休むことにしたのである。
図らずも、その休みに入る前での退院が濃厚になった。だが、退院後すぐ保育園行かせるのは可哀想だし（医者としては「保育園に行くなという理由はない」らしいが、菌をもらわない環境に越したことはない、という）、そのまま育休は取得することにした。
そんなわけでまずは採血だ。またナースステーション横の措置室に連れて行くと、5分ばかり元気な泣き声が廊下じゅうに響いていた。
採血から戻ってくると、次女の手には、見たことのない可愛いリラックマの顔の人形が握られていた。看護研修生が「措置されるお子さんの気が少しでも紛れれば、と思って」作ったのだそうだ。いい感じの大きさだったので、次女もしっかと握っていたのだろう。
採血の後は心電図だ。また外来病棟に連れて行かなければならない。
ここでズズィとお義母さんが出て来て、まだ少しグスグスと採血の恐怖を引きずっていた次女を抱っこした。
「あらあ、おばあちゃんと一緒がいいかしら？」看護師さんが言うと、
「え？やだよ、そうかしら？」なんて、明らかにそのつもりなのに微妙に謙遜してお義母さんが応じて、そのまま抱っこして連れていくことになった。
とは言え、全部お義母さんに任せるのもナンなので、俺も手持ち無沙汰ながらついていった。
心電図では、しばらく動かない時間が必要なので、もし泣いて暴れたら、眠る薬を使うかもしれないという。だがもし使った場合、まだ乳児なので確実に覚醒したのを確認してからでないと退院させられないので、翌日の退院になってしまうという。
金曜の退院と土曜の退院では全然違う。いつにもまして、次女を応援した。
心電図の機械のところにもお義母さんが入って行き、俺は廊下の椅子で1人待つことになった。なんだ、ホントについてきた意味ねえな。まあ、ついて行かなかったら後で嫁さんに「私1人に行かせて...」という小言が来るんだろうからコレでいいのだ (^_^;。
さて、心電図に入って行った後は盛大な泣き声がしていたが、程なく静かになった。童謡が聞こえてきたので、ビデオに注目したのだろう。
それでも、出て来るまでは眠る薬を使ったのではないかという不安が残った。しかし次女は無事、起きた状態でお義母さんに抱かれて廊下に戻ってきた。
これで、血液検査の結果が問題なければ、退院が確定することになる。
退院を決める検査に付き添う大役を全うした？お義母さんは、病室に戻ると、待っていたお義父さんと帰って行った。たくさん持ち込んだ荷物を持ち帰るため、大きな袋を用意してきてくれるという。
つづく。
LOP the 12th Flyer
Loopの今度のライブは0901！いつもの原宿Crocodileだ。
今回は懐かしいカバーナンバーから、オリジナルの新曲までFunkyに、Soulfulに、Popに飛ばして行くぜ。
っていうか、今回のフライヤーは、我ながらなかなかいい出来だなー。iPhoneの待ち受けにしちゃったよ。
次女の川崎病闘病記の第7回だ。最初に行っておくが、今回も終幕まで行かなかった (^_^;。もう1ヶ月経っちゃったじゃーん。
発症からちょうど1週間となる金曜日の朝は、元気に寝返りしまくる次女のせいで、1時間に1回点滴エラーで起こされるのを繰り返し、超睡眠不足で明けた。
朝の体重測定ではやはり前日の体重と似たような数値が出た。だが、入院前には7kg後半はあったはずなので、0.5kgほど減ってしまったようだ。
だが、食欲はバッチリ回復していた。朝ごはんでは、低くしたベビーベッドの柵を乗り越えんばかりの前のめりで口を開け、早くくれと要求するほどだった。ただ、パサパサしたものや、小さな前歯で噛みきれないものは吐き出してしまうのでなかなか食べさせるのも難しい。味噌汁も大好きのようで、かなり飲んでいた。
四苦八苦して30分以上かけて朝食を食わせ終わった頃、あのガハハ系の面白い看護師さんが、恰幅の良い看護研修生を伴ってやってきた。
そして、挨拶の直後にいきなり、びっくりすることを言った。
「今日、退院できるならします？」
は？
いきなり飛び出た退院の話に戸惑ったが、早いに越したことはない。こんな狭い付添い人ベッドで睡眠不足はもう勘弁願いたい。「で、できるんであればします」。
つまり、前日の心エコーで異常がなく、熱も平熱で落ち着いているので、先生の判断によってはこの日の退院が可能だというのだ。
10日から2週間必要と言われた今回の入院はまだ8日目だった。嫁さんとは翌週の泊まりローテの話までしていたほどだった。実は前日に、隣の個室にRSウィルスで入院していた1歳の男の子が退院して行ったのを見て「うちはまだまだ先だな」なんてことも思っていた。それが、翌日に退院できるかもしれないと？
しかも、この日は3日前に続き、俺の父親が手伝いに来てくれることになっていた。その時点でオヤジはもう家を出てこちらに向かっていた。
...とは言え、看護師から聞かされただけで、何も確定情報ではなかったので、午前の回診までは俺の胸にしまっておくことにした。
そして、午前中の回診だ。この日も、前日に心エコーを見てくれた小柄な女性医師が担当だった。話によると、午前の間に血液検査と心電図をとって問題なければ、この日のうちに退院できるということだった。
え？そ、それってかなり高い確率じゃん！むしろ逆に、もし問題あったらかなり深刻というレベルだ。
この回診の直前に、お義父さんとお義母さんが、様子を見にやって来ていて、一緒に聞いていたので、大変話が早かった。「じゃあ、退院できるよう準備しよう」。
これでどうやらこの日中の退院が濃厚となったので、嫁さんや俺のオヤジにも連絡を入れる。みな、予想よりはるかに早い退院の見通しに、驚くと同時に喜んだ。オヤジも、とりあえず病院にはそのまま向かうと言う。
実は嫁さんは翌週の泊まりの付き添いに備えて休みを取得した。
以前述べたかもしれないが、嫁さんの勤める会社は育休を3年取得できる。ウチの場合は長女の保育園の都合でちょうど1年で切り上げざるを得なくなっただけのことだ。だが、一度終わらせた育休を、その3年以内であれば復活して取得できる制度があるというので、これを利用して1ヶ月休むことにしたのである。
図らずも、その休みに入る前での退院が濃厚になった。だが、退院後すぐ保育園行かせるのは可哀想だし（医者としては「保育園に行くなという理由はない」らしいが、菌をもらわない環境に越したことはない、という）、そのまま育休は取得することにした。
そんなわけでまずは採血だ。またナースステーション横の措置室に連れて行くと、5分ばかり元気な泣き声が廊下じゅうに響いていた。
採血から戻ってくると、次女の手には、見たことのない可愛いリラックマの顔の人形が握られていた。看護研修生が「措置されるお子さんの気が少しでも紛れれば、と思って」作ったのだそうだ。いい感じの大きさだったので、次女もしっかと握っていたのだろう。
採血の後は心電図だ。また外来病棟に連れて行かなければならない。
ここでズズィとお義母さんが出て来て、まだ少しグスグスと採血の恐怖を引きずっていた次女を抱っこした。
「あらあ、おばあちゃんと一緒がいいかしら？」看護師さんが言うと、
「え？やだよ、そうかしら？」なんて、明らかにそのつもりなのに微妙に謙遜してお義母さんが応じて、そのまま抱っこして連れていくことになった。
とは言え、全部お義母さんに任せるのもナンなので、俺も手持ち無沙汰ながらついていった。
心電図では、しばらく動かない時間が必要なので、もし泣いて暴れたら、眠る薬を使うかもしれないという。だがもし使った場合、まだ乳児なので確実に覚醒したのを確認してからでないと退院させられないので、翌日の退院になってしまうという。
金曜の退院と土曜の退院では全然違う。いつにもまして、次女を応援した。
心電図の機械のところにもお義母さんが入って行き、俺は廊下の椅子で1人待つことになった。なんだ、ホントについてきた意味ねえな。まあ、ついて行かなかったら後で嫁さんに「私1人に行かせて...」という小言が来るんだろうからコレでいいのだ (^_^;。
さて、心電図に入って行った後は盛大な泣き声がしていたが、程なく静かになった。童謡が聞こえてきたので、ビデオに注目したのだろう。
それでも、出て来るまでは眠る薬を使ったのではないかという不安が残った。しかし次女は無事、起きた状態でお義母さんに抱かれて廊下に戻ってきた。
これで、血液検査の結果が問題なければ、退院が確定することになる。
退院を決める検査に付き添う大役を全うした？お義母さんは、病室に戻ると、待っていたお義父さんと帰って行った。たくさん持ち込んだ荷物を持ち帰るため、大きな袋を用意してきてくれるという。
つづく。
nobilesの投稿(23:43:16-2012-08-21) -
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