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俺がF-1にハマるきっかけとなった1987年の鈴鹿で初めての日本グランプリ開催は、1984年から第2期のF-1チャレンジをしていたホンダによるところが大きい。そもそも、鈴鹿サーキット自体ホンダが作ったものだしね。
そして、病的にハマる (^_^;きっかけとなった1989年の日本グランプリは、紅白に塗り分けられた2台のマシンの圧倒的な存在感とドラマで彩られた。
言わずもがな。アイルトン・セナとアラン・プロストを擁するマクラーレン・ホンダである。
その、マクラーレン・ホンダが2015年に復活する。2008年を最後に撤退して以来のホンダの復帰である。大ニュースだと言って良い。
McLaren MP4/6
だが、なぜ2014年じゃないの？
2006年に2.4リットルV8エンジン規定（回転数19000rpm、Vバンク角90度、重心位置や出力軸の位置まで固定だ！）となってから8年ぶりに、2014年にF-1エンジン規定が見直される。最近欧州車で流行りの過給ダウンサイジングの流れで1.6リットル直4ターボエンジン、さらにはエネルギー回生技術が導入される。
レース結果へエンジンの貢献度が極めて見えにくくなっていたV8規定と比べると、差がつく余地がある。
まず、そこでなぜその規定の最初から出ていかないのだろうか？レースで走らせることによって得られるデータの有効性は全く違う。かなり突き詰めたレベルにあるV8規定よりも、新たに参戦するにはベストに近いと思われる。それに、ホンダの復帰はこの規定が決まってから、かなり高い信憑性をもって囁かれていた。そして、復帰時の目玉として可夢偉を乗せるため、トヨタにホンダが挨拶に行った（もともと可夢偉はトヨタドライバーだ）という話もあった。
でも2015年の復帰では可夢偉をホンダが復帰させるセンは薄くなる。まあ、2015年のカスタマー契約のディスカウントをちらつかせてロータスあたりに2014年から潜り込ませる可能性はあるけど。
まあ、これはパートナーとして明確に本命だったマクラーレンと、現サプライヤーのメルセデスとの契約が強固だったことも考えられる。また、ホンダはKERSの経験がない。この辺りを総合して2014年ではないという結論になったんだろうが...。
そして、それ以上に言いたいのが...、「エンジンだけっすか？」。
いや、もちろん第3期の失敗は、「シャシーもやろうとした」、まさにそこにあったとも言える。
だが、忘れたか？事実上2008年を捨ててまで2009年マシンを開発しながら、リーマンショックで撤退した後、どうなったか。そのチームを1ポンドでMBOしてできたブラウンGPは翌2009年、そのシャシーにメルセデスエンジンを積み、開幕戦をワンツーで飾った。そして少なくともシーズン前半は圧倒的な強さで席巻し、レッドブルの猛追にあったが、最終的にはドライバーズとコンストラクターズの2冠に輝いたのだ。
ホンダは1ポンドでチームを手放したばかりか、チームを存続させるために相当の資金を提供したと聞く。そこまでしながら、マシンのどこにもHの文字は見当たらず、手柄は全てブラウンとメルセデスのものになった。
この屈辱を晴らすために、エンジンサプライヤーでいいの？
まあ、結局そのブラウンを買収したメルセデスでもあのように苦労してるわけで（そもそもブラウンが強かったのは、あの年限りのフロント4本溝とシャシー特性がバッチリハマったまぐれ当たりという説もある）、やっぱりシャシーは一流のシャシー屋に任せるのが現実解だとは思う。
でも、エンジンサプライヤーは、勝ってもその国歌は流れない。ホンダが君が代をF-1の表彰台で流せたのは、まだたったの3回でしかないのだよ。
そして、病的にハマる (^_^;きっかけとなった1989年の日本グランプリは、紅白に塗り分けられた2台のマシンの圧倒的な存在感とドラマで彩られた。
言わずもがな。アイルトン・セナとアラン・プロストを擁するマクラーレン・ホンダである。
その、マクラーレン・ホンダが2015年に復活する。2008年を最後に撤退して以来のホンダの復帰である。大ニュースだと言って良い。
McLaren MP4/6
だが、なぜ2014年じゃないの？
2006年に2.4リットルV8エンジン規定（回転数19000rpm、Vバンク角90度、重心位置や出力軸の位置まで固定だ！）となってから8年ぶりに、2014年にF-1エンジン規定が見直される。最近欧州車で流行りの過給ダウンサイジングの流れで1.6リットル直4ターボエンジン、さらにはエネルギー回生技術が導入される。
レース結果へエンジンの貢献度が極めて見えにくくなっていたV8規定と比べると、差がつく余地がある。
まず、そこでなぜその規定の最初から出ていかないのだろうか？レースで走らせることによって得られるデータの有効性は全く違う。かなり突き詰めたレベルにあるV8規定よりも、新たに参戦するにはベストに近いと思われる。それに、ホンダの復帰はこの規定が決まってから、かなり高い信憑性をもって囁かれていた。そして、復帰時の目玉として可夢偉を乗せるため、トヨタにホンダが挨拶に行った（もともと可夢偉はトヨタドライバーだ）という話もあった。
でも2015年の復帰では可夢偉をホンダが復帰させるセンは薄くなる。まあ、2015年のカスタマー契約のディスカウントをちらつかせてロータスあたりに2014年から潜り込ませる可能性はあるけど。
まあ、これはパートナーとして明確に本命だったマクラーレンと、現サプライヤーのメルセデスとの契約が強固だったことも考えられる。また、ホンダはKERSの経験がない。この辺りを総合して2014年ではないという結論になったんだろうが...。
そして、それ以上に言いたいのが...、「エンジンだけっすか？」。
いや、もちろん第3期の失敗は、「シャシーもやろうとした」、まさにそこにあったとも言える。
だが、忘れたか？事実上2008年を捨ててまで2009年マシンを開発しながら、リーマンショックで撤退した後、どうなったか。そのチームを1ポンドでMBOしてできたブラウンGPは翌2009年、そのシャシーにメルセデスエンジンを積み、開幕戦をワンツーで飾った。そして少なくともシーズン前半は圧倒的な強さで席巻し、レッドブルの猛追にあったが、最終的にはドライバーズとコンストラクターズの2冠に輝いたのだ。
ホンダは1ポンドでチームを手放したばかりか、チームを存続させるために相当の資金を提供したと聞く。そこまでしながら、マシンのどこにもHの文字は見当たらず、手柄は全てブラウンとメルセデスのものになった。
この屈辱を晴らすために、エンジンサプライヤーでいいの？
まあ、結局そのブラウンを買収したメルセデスでもあのように苦労してるわけで（そもそもブラウンが強かったのは、あの年限りのフロント4本溝とシャシー特性がバッチリハマったまぐれ当たりという説もある）、やっぱりシャシーは一流のシャシー屋に任せるのが現実解だとは思う。
でも、エンジンサプライヤーは、勝ってもその国歌は流れない。ホンダが君が代をF-1の表彰台で流せたのは、まだたったの3回でしかないのだよ。
nobilesの投稿(23:34:04-2013-05-16) -
カテゴリ: Formula-One
コメント
ロベルタ wrote:
2013-05-17 11:27:14
nobiles wrote:
本文中にもあるけど、心境は複雑ですわ。真剣勝負のレースなのに「環境技術がうんぬん」なんてのも、なめとんのか、と思うし。そんなのは勝ってからにしてくれと。まあ、言わないと株主やら取締役やらが納得しないんだろうけど。
ちなみに、残念ながらタバコスポンサーは既に禁止されているので、マルボロカラーってことはないね (^_^;。
ちなみに、残念ながらタバコスポンサーは既に禁止されているので、マルボロカラーってことはないね (^_^;。
2013-05-19 00:42:15
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このニュース知った瞬間に顔が思い浮かんだぜぇ＾０＾
>でも、エンジンサプライヤーは、勝ってもその国歌は流れない。
なるほどねー、、、
表に顔を出さず、終始控えめな大和撫子（いやいや大和魂）ってとこなのかな。
まさかカラーリングは伝説のマルボロカラーじゃないだろうね？そんななら更に盛り上がるが￣ー￣ｷﾗﾝ☆