NOBILES Days
Jump to navigationNest boxes makes the music better
半年ほど前に生まれた10匹超のメダカ の赤ちゃんが、ここ最近、バタバタと5匹も死んでしまった。みんな大きくなったから、酸素不足かな。
一応それを考慮して水草も入れておいたんだが、水替え頻度が少なかったかもしれん。可哀想なことをした。
かと言って、本水槽に合流させるにはまだ若干小さいんだよなあ。ただ、個体によってバラツキもあって、2cmに迫ろうというヤツもいれば、1cmそこそこの子もいる。でかいヤツはもう卒業させるかー。
先月10匹近く孵った方も、だんだん淘汰されてとうとう2匹になったようだ。しかし、もう1cmくらいある巨大なヤツがいる。人間と同じで、メダカの子も個性いろいろだね。
さて。
イャッッホォォォオオォオウ！
というわけで、やっぱり止められずIYHしてしまった。
え？何かって？
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1.0sec, F2.8, ISO100)
Furutech ADL-X1
キターーーー！
え？単なる箱にしか見えない？
これは、いわゆるポタアン＝ポータブル・アンプである。プレイヤーとヘッドフォンの間に入り、信号の増幅を行う。
さらにこのX-1はDAC＝ディジタル-アナログコンバーターでもある。iPod、iPhone、およびコンピューターと、USBによってディジタル接続でき、この場合は音楽データのデコードとアナログ変換も行うのだ。
え？...うん。アンプもDACも、iPodやiPhone自体にその機能は含まれてるよ。だから直にヘッドフォンを差しても曲を聴くことができる。
じゃあなんでわざわざ？荷物まで増やして、iPodの持つ機能を無効にして。これじゃもうiPodは単なるストレージ兼コントローラーでしかない。
...それはもちろん、「音が良くなるから」そうするのだ。
現代では、iPodやWalkmanといった普及価格帯のプレイヤーなら、ヘッドフォンまで付属して1万円そこそこで買えてしまう。
だが裏を返せば、そこに搭載されたDACやアンプ、付属しているヘッドフォンは、もはやオマケのオモチャ程度の品質のものと考えて差し支えない。だから、これらを外付けの別売りのものに換えることで、劇的な音質向上が期待できるというわけだ。
考えてみれば、据え置きのステレオだって、元来はプレイヤーとアンプ、スピーカーが別体だった。音の良さを追求していけば、それらの機能をそれぞれ特化した部品で構成した方がいいのは明白だ。
これまで俺は、もう20年ばかり、ヘッドフォンについてはこだわりを持って付属品以外のものを使用してきた。
だが、10年ほど前出会った、会社（当然前職になる）の同期の、営業の林くんが持っていたポタアンに衝撃を受けた。しかし当時は、プレイヤーの他にもう一つ、むしろ一回り大きいくらいのサイズのものを持つことが信じられなかったし、今ほどポピュラーなものでもなかった。
それでも3年ほど前に、リモコンと一体となったスマートなポタアンが登場し、ずっとそれを愛用してきた。
だがこの製品は、電源はiPod側から供給されるものだった。リモコンに詰め込まれているサイズということは、使われている部品もその程度ということだ。だから駆動力はiPod単体と対して変わらないし、実際の音を聴いても、まあ良くはなってるけど「なーんちゃって」レベルと言って良かった。それでも、使いはじめの頃は衝撃的なくらいだったけど。
これまで使ってきたAT-PHA30i
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(31.0mm), 1/25sec, F4.0, ISO800)
そんなうちに、ここ2〜3年くらいでポータブルオーディオの音質向上のトレンドが急激に先鋭化してきた。10万円を超えるヘッドフォンが珍しくはなくなったし、これまでのヘッドフォンが抱えていた問題をクリアし、飛躍的に音質を向上させる技術も次々登場してきた。同時に、本格的なポタアンの市場も急激に拡大しつつある。当初はニッチだったこのジャンルに、あのソニーも参入している。
こうして今では、量販店などに行けば、ヘッドフォンは自分のプレイヤーに自由に差して試聴できるのが当たり前になったし、ポタアンコーナーもできた。
そんな中でだんだんと俺も、「せっかくいいヘッドフォンなのに、まともなポタアン使わなくてどうする」という思いを強くしていた。
で、この記事に出会う。中段よりちょっと上にある「フルテック」の章にある「X1」である。これはiPod/iPhoneリモコンの信号をスルーして制御可能ということだった。元来より「外で聴くポータブル機器だからこそ、リモコンは必須」と思ってる俺にとっては、実に魅力的に写った。しかも、まだアナログラインのヘッドフォン・アンプが主流だった中で、DACも内蔵し、iPodとディジタル接続できるのはかなり先進的だった。
それでも、「試聴してから」という思いもあったが、結局発売日前に予約を入れてしまった。そして、発売日にばっちり届いたよ！
早速聴いてみたが、音の立ち上がりがグッと鋭くなる。それでいて、輪郭は丸く、まろやかに感じる。相反するかのようなのでもう少し言葉を足すと、定位はよりくっきり分離するようになる。しかし、音自体はしなやかで力強い。結果、全体としては見晴らしが良く、楽器一つ一つにとても実体感があって細かなニュアンスが聴きやすい。ヘッドフォンのランクが1〜2ランクほど上がったように感じられた。
一方で、これは購入前に見た雑誌などでのレビューにもあったのだが、このアンプ自体はほとんど色をつけない。つまりかなりフラットだ。だから、ヘッドフォンの良さを伸ばすでも欠点を補うのでもなく、そのままの音が出てきているような印象がある。
X1本体はiPodと比べて一回りくらい大きいが、実はかなり軽い。これなら持ち運びもそう困らない印象だ。
ただ、一つ大きな計算違いがあった。iPodリモコンが効かないのだ。説明書や、最近書かれた商品レビューを見ても「4極のマイク／リモコン付きヘッドフォンに対応」とは書いてあるが、「リモコン制御可能」とは一言も書いていない。つまり、4極のヘッドフォンプラグを差してもちゃんと音が出ますよ、というだけだったのだ。うそーん。IMPRESSの嘘つき！！
でも、一応これは解決した。アンプを使用することにより空いたiPod本体の4極ヘッドフォンコネクターに、リモコンだけをくっつけることにしたのだ。線が1本増えるのはジャマだが、これなら手元でのコントロールは確保できる。なら別にX1じゃなくても良かったんじゃないの！？
でもまあこの製品、リモコン操作非対応は計算外だったが、なかなかよく考えられている。iPod側の音量調整でアンプ側の音量も変化するので、先述した方法でつなげたリモコンで音量調節も可能だ。
また、当初は、USBコネクターとヘッドフォン端子が前後に分かれているからカバンへの納まりが悪くて不便だな、と思っていたが、実はUSBコネクター側にある「Line Out」端子がヘッドフォンアウトも兼ねていることに気づいた（イヤホンマークが印刷してあった）。つまり、ヘッドフォンはフロントにも、リアにもつなげるのだ。これなら、USB端子とヘッドフォン端子を上にして、ズボッとカバンに突っ込める。一方、Macとつなげるときは、リヤ側にUSB、フロント側にヘッドフォンをつなげば便利だ。これはなかなかいい。
Apple iPod Classic, SONY MDR-CD3000 and Fulutech ADL-X1
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 2.5sec, F4.0, ISO100)
俺もとうとう多段族か。これで廃人の仲間入りかな。
いや、でも世の中にはさらに廃人がいるのだ。iPod→トランスポート（信号を取り出すだけ）→DAC→アンプという4段重ねするツワモノがいる。さらには、左右それぞれブラスマイナスの2chずつで駆動することで音質が向上するバランス駆動にする者もいる。これには、かなり高級な限られたアンプしかないし、ヘッドフォンのケーブルを交換する必要がある。そもそも、ケーブル交換できなければ改造が必要な場合もある。それでもなお、音質の向上のためにはその努力を惜しまないのが廃人クラスなのだ。
それはともかく、音質のレベルの高さ、そしてよく練られた使い勝手で、ADL-X1の第一印象はなかなか良い。また来週からの通勤の楽しみができた。
だが、せっかくいいアンプになったんだから、さらにいいヘッドフォンを...などという無限LOOPに突入しやしないか。新たな火種になりそうでもある。
一応それを考慮して水草も入れておいたんだが、水替え頻度が少なかったかもしれん。可哀想なことをした。
かと言って、本水槽に合流させるにはまだ若干小さいんだよなあ。ただ、個体によってバラツキもあって、2cmに迫ろうというヤツもいれば、1cmそこそこの子もいる。でかいヤツはもう卒業させるかー。
先月10匹近く孵った方も、だんだん淘汰されてとうとう2匹になったようだ。しかし、もう1cmくらいある巨大なヤツがいる。人間と同じで、メダカの子も個性いろいろだね。
さて。
イャッッホォォォオオォオウ！
というわけで、やっぱり止められずIYHしてしまった。
え？何かって？
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1.0sec, F2.8, ISO100)
Furutech ADL-X1
キターーーー！
え？単なる箱にしか見えない？
これは、いわゆるポタアン＝ポータブル・アンプである。プレイヤーとヘッドフォンの間に入り、信号の増幅を行う。
さらにこのX-1はDAC＝ディジタル-アナログコンバーターでもある。iPod、iPhone、およびコンピューターと、USBによってディジタル接続でき、この場合は音楽データのデコードとアナログ変換も行うのだ。
え？...うん。アンプもDACも、iPodやiPhone自体にその機能は含まれてるよ。だから直にヘッドフォンを差しても曲を聴くことができる。
じゃあなんでわざわざ？荷物まで増やして、iPodの持つ機能を無効にして。これじゃもうiPodは単なるストレージ兼コントローラーでしかない。
...それはもちろん、「音が良くなるから」そうするのだ。
現代では、iPodやWalkmanといった普及価格帯のプレイヤーなら、ヘッドフォンまで付属して1万円そこそこで買えてしまう。
だが裏を返せば、そこに搭載されたDACやアンプ、付属しているヘッドフォンは、もはやオマケのオモチャ程度の品質のものと考えて差し支えない。だから、これらを外付けの別売りのものに換えることで、劇的な音質向上が期待できるというわけだ。
考えてみれば、据え置きのステレオだって、元来はプレイヤーとアンプ、スピーカーが別体だった。音の良さを追求していけば、それらの機能をそれぞれ特化した部品で構成した方がいいのは明白だ。
これまで俺は、もう20年ばかり、ヘッドフォンについてはこだわりを持って付属品以外のものを使用してきた。
だが、10年ほど前出会った、会社（当然前職になる）の同期の、営業の林くんが持っていたポタアンに衝撃を受けた。しかし当時は、プレイヤーの他にもう一つ、むしろ一回り大きいくらいのサイズのものを持つことが信じられなかったし、今ほどポピュラーなものでもなかった。
それでも3年ほど前に、リモコンと一体となったスマートなポタアンが登場し、ずっとそれを愛用してきた。
だがこの製品は、電源はiPod側から供給されるものだった。リモコンに詰め込まれているサイズということは、使われている部品もその程度ということだ。だから駆動力はiPod単体と対して変わらないし、実際の音を聴いても、まあ良くはなってるけど「なーんちゃって」レベルと言って良かった。それでも、使いはじめの頃は衝撃的なくらいだったけど。
これまで使ってきたAT-PHA30i
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(31.0mm), 1/25sec, F4.0, ISO800)
そんなうちに、ここ2〜3年くらいでポータブルオーディオの音質向上のトレンドが急激に先鋭化してきた。10万円を超えるヘッドフォンが珍しくはなくなったし、これまでのヘッドフォンが抱えていた問題をクリアし、飛躍的に音質を向上させる技術も次々登場してきた。同時に、本格的なポタアンの市場も急激に拡大しつつある。当初はニッチだったこのジャンルに、あのソニーも参入している。
こうして今では、量販店などに行けば、ヘッドフォンは自分のプレイヤーに自由に差して試聴できるのが当たり前になったし、ポタアンコーナーもできた。
そんな中でだんだんと俺も、「せっかくいいヘッドフォンなのに、まともなポタアン使わなくてどうする」という思いを強くしていた。
で、この記事に出会う。中段よりちょっと上にある「フルテック」の章にある「X1」である。これはiPod/iPhoneリモコンの信号をスルーして制御可能ということだった。元来より「外で聴くポータブル機器だからこそ、リモコンは必須」と思ってる俺にとっては、実に魅力的に写った。しかも、まだアナログラインのヘッドフォン・アンプが主流だった中で、DACも内蔵し、iPodとディジタル接続できるのはかなり先進的だった。
それでも、「試聴してから」という思いもあったが、結局発売日前に予約を入れてしまった。そして、発売日にばっちり届いたよ！
早速聴いてみたが、音の立ち上がりがグッと鋭くなる。それでいて、輪郭は丸く、まろやかに感じる。相反するかのようなのでもう少し言葉を足すと、定位はよりくっきり分離するようになる。しかし、音自体はしなやかで力強い。結果、全体としては見晴らしが良く、楽器一つ一つにとても実体感があって細かなニュアンスが聴きやすい。ヘッドフォンのランクが1〜2ランクほど上がったように感じられた。
一方で、これは購入前に見た雑誌などでのレビューにもあったのだが、このアンプ自体はほとんど色をつけない。つまりかなりフラットだ。だから、ヘッドフォンの良さを伸ばすでも欠点を補うのでもなく、そのままの音が出てきているような印象がある。
X1本体はiPodと比べて一回りくらい大きいが、実はかなり軽い。これなら持ち運びもそう困らない印象だ。
ただ、一つ大きな計算違いがあった。iPodリモコンが効かないのだ。説明書や、最近書かれた商品レビューを見ても「4極のマイク／リモコン付きヘッドフォンに対応」とは書いてあるが、「リモコン制御可能」とは一言も書いていない。つまり、4極のヘッドフォンプラグを差してもちゃんと音が出ますよ、というだけだったのだ。うそーん。IMPRESSの嘘つき！！
でも、一応これは解決した。アンプを使用することにより空いたiPod本体の4極ヘッドフォンコネクターに、リモコンだけをくっつけることにしたのだ。線が1本増えるのはジャマだが、これなら手元でのコントロールは確保できる。なら別にX1じゃなくても良かったんじゃないの！？
でもまあこの製品、リモコン操作非対応は計算外だったが、なかなかよく考えられている。iPod側の音量調整でアンプ側の音量も変化するので、先述した方法でつなげたリモコンで音量調節も可能だ。
また、当初は、USBコネクターとヘッドフォン端子が前後に分かれているからカバンへの納まりが悪くて不便だな、と思っていたが、実はUSBコネクター側にある「Line Out」端子がヘッドフォンアウトも兼ねていることに気づいた（イヤホンマークが印刷してあった）。つまり、ヘッドフォンはフロントにも、リアにもつなげるのだ。これなら、USB端子とヘッドフォン端子を上にして、ズボッとカバンに突っ込める。一方、Macとつなげるときは、リヤ側にUSB、フロント側にヘッドフォンをつなげば便利だ。これはなかなかいい。
Apple iPod Classic, SONY MDR-CD3000 and Fulutech ADL-X1
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 2.5sec, F4.0, ISO100)
俺もとうとう多段族か。これで廃人の仲間入りかな。
いや、でも世の中にはさらに廃人がいるのだ。iPod→トランスポート（信号を取り出すだけ）→DAC→アンプという4段重ねするツワモノがいる。さらには、左右それぞれブラスマイナスの2chずつで駆動することで音質が向上するバランス駆動にする者もいる。これには、かなり高級な限られたアンプしかないし、ヘッドフォンのケーブルを交換する必要がある。そもそも、ケーブル交換できなければ改造が必要な場合もある。それでもなお、音質の向上のためにはその努力を惜しまないのが廃人クラスなのだ。
それはともかく、音質のレベルの高さ、そしてよく練られた使い勝手で、ADL-X1の第一印象はなかなか良い。また来週からの通勤の楽しみができた。
だが、せっかくいいアンプになったんだから、さらにいいヘッドフォンを...などという無限LOOPに突入しやしないか。新たな火種になりそうでもある。
nobilesの投稿(15:07:39-2013-06-22) -
カテゴリ: Music
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