NOBILES Days
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珍しく日記的なものを書く。あ、ちなみにデジカメトーク2013はまだ完結してないんで、そこんとこよろしく（誰に？ (^_^;）。
もう1週間以上過ぎてしまったが、先週の土曜は子ども達の保育園の発表会だった。まあ要は学芸会のようなものだ。しっかり望遠レンズでその姿を収めねば、というものだ。そのためには、いい席をとらねばならない。ありがちな親バカだ。だが、その駐車場の開門が8時15分だという。ほぼ平日通りの時間だ。土曜で少し雰囲気が違うからってウダウダしがちな子ども達をなだめて、なんとか開門ぴったりに滑り込んだ。
その甲斐あって、3歳以上のクラスの発表時に一番前になる席をキープした。だが、2歳以下クラスの時は、その前に特別席が設けられる2段構えなので、次女の時は少し人が入ってしまうが、そこはしょうがない。K-7を動画用として三脚にセットし、新型K-3に60-250mmを付けてスチルを狙う作戦だ。
まずはひよこ組（0〜2歳児クラス）の次女は、歌と踊りを1曲ずつだ。長女の2歳のときなんて、人の多さにビックリしてほとんど歌わなかったものだが、次女は肝が座っているのか、元気よく歌って踊っていた。家ではすぐ甘えてぎゃんぎゃん泣いているが、保育園では本当にいい子にしているらしい。家でストレス発散してるのかな。
舞台上で嬉しそうな次女
あ、長女の写真は本編の後編で！
(PentaxK-3, PentaxDA☆60-250mmF4mm(170.0mm), 1/250sec, F4.0, ISO2500)
一方長女は、3〜4歳の頃はその照れ屋が加速して、横向いて全然歌わなかったりしたが、5歳にだってそれも大分緩和されてきたようだ（それでも他の子より大分控えめな感じだけど）。「野菜のパーティ」というオペレッタで「マヨネーズの魔法使い」役を、ハニカミながらも楽しそうに演じていた。終った後には「ね、キーちゃんの野菜のパーティ上手だった？」って何度も聞いていたから、嬉しかったんだろう。
2年前には「あんなのできるの？」と思っていたオペレッタとやらを、それなりにこなせるようになっていた。子どもの成長は親を置いてきぼりにするくらい速い。
長女の保育園も来年で終わりだ。少し寂しい気もするが、楽しみだ。
さて、後半は音楽の話だ。
たかだか音楽。娯楽である。だが、その音楽でここまで幸せな気持ちになるんだから、そこに秘められたパワーたるや、果てしないと思う。
当ブログでも再三登場している森広隆のライブにまた行った。
だが今回はスペシャルだ。最近彼は「JAM Addict」と銘打って、ゲストミュージシャンを招いてお互いの曲を演奏し合ってセッションするライブを展開している。これまでアンジェラ・アキなんかが出演したそうだが、平日開催なので俺は行ってなかった。だが今回は「どうやら今度は凄いことになる」と、バンドメンバーが教えてくれたので、平日も厭わず速攻でチケットを押さえた。そして、後から発表されたゲストは、なんとスガシカオだったというわけだ。
スガシカオは言うまでもなく、ここ日本でファンクを堂々と繰り広げ、ヒット曲もいくつもあるメジャーなアーティストである。だが近年彼は、志を持って独立してインディーズで活動を開始した。それでこれまでは不可能だったと思われる、こうしたコラボが可能になったようだ。
俺もスガシカオのファンを長くやってきた。森広隆と同じか、もっと前からかな。その2人が共演する。世間的にはどうか知らんが、俺にとっては歴史的大事件だと言ってもいい。楽しみでしょうがなかった。
さてこのライブの会場、俺はgoogleで適当に調べて、下北と理解していた。
ライブ前日になって、ライブ後のメシを充実させようと思い、下北を庭とするバンドメンバーにLineを送った。
「○○がいいよ。」
「おお、それなら東京キネマ倶楽部と同じ方向だ。そこにするよ。」
「ちょっと待って、東京キネマ倶楽部って下北じゃないよ！」
「はぁっ！？」
…実は、下北にも同じ名前のバーがあって、たまたまgoogleで先に表示されていたのだ。実際にライブが行われるのは鶯谷の東京キネマ倶楽部だった。
あっっっぶねー！危うく俺は、開場時間に下北で呆然としたばかりか、せっかく早い番号のチケットなのに最後方で観ることになるところだった。またLoopメンバーに救われた。
代わりに、鶯谷を庭とする別のメンバーに声をかけたら、終わったら一緒に行こう、と言う。彼自身も何度か一緒に森ちゃんのライブに行ったことがあるくらいなのだが、今回は平日なので、定時が遅い彼は誘わなかった。それが結局一緒に飲むことになった。
そんなわけで当日、定時より少し早く退社して鶯谷に向かった。駅を出て陸橋を渡ったすぐのところに東京キネマ倶楽部があった。が、その横の階段に行列ができている。うわー！
しかし怯むことはない。俺は早い番号のチケット...のはずだ。会場の前まで行って待つことにした。
程なく開場となり、番号が呼ばれて行く。幸いなことに俺は30人目くらいで呼ばれた。ビルの6階までエレベーターで登り、受付を通って会場に入る。螺旋階段を下って、客席階に出た。既にステージ前に、先に入った30人ほどの人垣が出来ていた。
今回は1人行動なので、まずワンドリンクを受け取ってから、すぐに俺も人垣に加わった。前から4列目のど真ん中、ステージまで2メートルほどだ。
さて、開演までまだ1時間近くある。ドリンクを口に含みながら、ようやく初めて来た会場の雰囲気を確認する。階段を受付から3階分くらい降りただけあって天井は相当高い。2階席、3階席もあって（今回そこに入れたのかは定かでない）は舞台を取り囲むような円形になっている。調度品も「キネマ倶楽部」の名にふさわしく、赤いソファ的なものとテーブルが見える。
俺がいる1階席だけでも、O-Westより若干キャパがあるかもしれない。オールスタンディングなら3〜400くらい入るだろうか。
舞台の後ろは重い緞帳のようなえんじ色の生地が下がっていて、なかなか重厚な雰囲気だ。
それどころか、舞台左側には小上がりとでも言おうか、短めの螺旋階段があって、その先の踊り場にも出入り口があった。ジュリエットでも出てきそうな、テラスのような感じだ。
ここまで観察してきて、ようやく俺はハタと気づいた。
ここ、楽しみに観ていたグルメドラマ「孤独のグルメ」の中で、主人公井之頭五郎が調度品の仕事で訪れた場所じゃん！確か「元キャバレーの場所を改装して、若い人も呼べるような新しい空間にしたいんですよ」なんてオーナー役が言っていた。
なるほど、これは異色なライブハウスだ。面白い。
なんて楽しめた時間も最初のわずか。しかも、開演が15分くらい押して、1時間以上、まんじりともせずに待つ羽目になった。
前書き長っ。ライブレビューは後半で。
つづく。
もう1週間以上過ぎてしまったが、先週の土曜は子ども達の保育園の発表会だった。まあ要は学芸会のようなものだ。しっかり望遠レンズでその姿を収めねば、というものだ。そのためには、いい席をとらねばならない。ありがちな親バカだ。だが、その駐車場の開門が8時15分だという。ほぼ平日通りの時間だ。土曜で少し雰囲気が違うからってウダウダしがちな子ども達をなだめて、なんとか開門ぴったりに滑り込んだ。
その甲斐あって、3歳以上のクラスの発表時に一番前になる席をキープした。だが、2歳以下クラスの時は、その前に特別席が設けられる2段構えなので、次女の時は少し人が入ってしまうが、そこはしょうがない。K-7を動画用として三脚にセットし、新型K-3に60-250mmを付けてスチルを狙う作戦だ。
まずはひよこ組（0〜2歳児クラス）の次女は、歌と踊りを1曲ずつだ。長女の2歳のときなんて、人の多さにビックリしてほとんど歌わなかったものだが、次女は肝が座っているのか、元気よく歌って踊っていた。家ではすぐ甘えてぎゃんぎゃん泣いているが、保育園では本当にいい子にしているらしい。家でストレス発散してるのかな。
舞台上で嬉しそうな次女
あ、長女の写真は本編の後編で！
(PentaxK-3, PentaxDA☆60-250mmF4mm(170.0mm), 1/250sec, F4.0, ISO2500)
一方長女は、3〜4歳の頃はその照れ屋が加速して、横向いて全然歌わなかったりしたが、5歳にだってそれも大分緩和されてきたようだ（それでも他の子より大分控えめな感じだけど）。「野菜のパーティ」というオペレッタで「マヨネーズの魔法使い」役を、ハニカミながらも楽しそうに演じていた。終った後には「ね、キーちゃんの野菜のパーティ上手だった？」って何度も聞いていたから、嬉しかったんだろう。
2年前には「あんなのできるの？」と思っていたオペレッタとやらを、それなりにこなせるようになっていた。子どもの成長は親を置いてきぼりにするくらい速い。
長女の保育園も来年で終わりだ。少し寂しい気もするが、楽しみだ。
さて、後半は音楽の話だ。
たかだか音楽。娯楽である。だが、その音楽でここまで幸せな気持ちになるんだから、そこに秘められたパワーたるや、果てしないと思う。
当ブログでも再三登場している森広隆のライブにまた行った。
だが今回はスペシャルだ。最近彼は「JAM Addict」と銘打って、ゲストミュージシャンを招いてお互いの曲を演奏し合ってセッションするライブを展開している。これまでアンジェラ・アキなんかが出演したそうだが、平日開催なので俺は行ってなかった。だが今回は「どうやら今度は凄いことになる」と、バンドメンバーが教えてくれたので、平日も厭わず速攻でチケットを押さえた。そして、後から発表されたゲストは、なんとスガシカオだったというわけだ。
スガシカオは言うまでもなく、ここ日本でファンクを堂々と繰り広げ、ヒット曲もいくつもあるメジャーなアーティストである。だが近年彼は、志を持って独立してインディーズで活動を開始した。それでこれまでは不可能だったと思われる、こうしたコラボが可能になったようだ。
俺もスガシカオのファンを長くやってきた。森広隆と同じか、もっと前からかな。その2人が共演する。世間的にはどうか知らんが、俺にとっては歴史的大事件だと言ってもいい。楽しみでしょうがなかった。
さてこのライブの会場、俺はgoogleで適当に調べて、下北と理解していた。
ライブ前日になって、ライブ後のメシを充実させようと思い、下北を庭とするバンドメンバーにLineを送った。
「○○がいいよ。」
「おお、それなら東京キネマ倶楽部と同じ方向だ。そこにするよ。」
「ちょっと待って、東京キネマ倶楽部って下北じゃないよ！」
「はぁっ！？」
…実は、下北にも同じ名前のバーがあって、たまたまgoogleで先に表示されていたのだ。実際にライブが行われるのは鶯谷の東京キネマ倶楽部だった。
あっっっぶねー！危うく俺は、開場時間に下北で呆然としたばかりか、せっかく早い番号のチケットなのに最後方で観ることになるところだった。またLoopメンバーに救われた。
代わりに、鶯谷を庭とする別のメンバーに声をかけたら、終わったら一緒に行こう、と言う。彼自身も何度か一緒に森ちゃんのライブに行ったことがあるくらいなのだが、今回は平日なので、定時が遅い彼は誘わなかった。それが結局一緒に飲むことになった。
そんなわけで当日、定時より少し早く退社して鶯谷に向かった。駅を出て陸橋を渡ったすぐのところに東京キネマ倶楽部があった。が、その横の階段に行列ができている。うわー！
しかし怯むことはない。俺は早い番号のチケット...のはずだ。会場の前まで行って待つことにした。
程なく開場となり、番号が呼ばれて行く。幸いなことに俺は30人目くらいで呼ばれた。ビルの6階までエレベーターで登り、受付を通って会場に入る。螺旋階段を下って、客席階に出た。既にステージ前に、先に入った30人ほどの人垣が出来ていた。
今回は1人行動なので、まずワンドリンクを受け取ってから、すぐに俺も人垣に加わった。前から4列目のど真ん中、ステージまで2メートルほどだ。
さて、開演までまだ1時間近くある。ドリンクを口に含みながら、ようやく初めて来た会場の雰囲気を確認する。階段を受付から3階分くらい降りただけあって天井は相当高い。2階席、3階席もあって（今回そこに入れたのかは定かでない）は舞台を取り囲むような円形になっている。調度品も「キネマ倶楽部」の名にふさわしく、赤いソファ的なものとテーブルが見える。
俺がいる1階席だけでも、O-Westより若干キャパがあるかもしれない。オールスタンディングなら3〜400くらい入るだろうか。
舞台の後ろは重い緞帳のようなえんじ色の生地が下がっていて、なかなか重厚な雰囲気だ。
それどころか、舞台左側には小上がりとでも言おうか、短めの螺旋階段があって、その先の踊り場にも出入り口があった。ジュリエットでも出てきそうな、テラスのような感じだ。
ここまで観察してきて、ようやく俺はハタと気づいた。
ここ、楽しみに観ていたグルメドラマ「孤独のグルメ」の中で、主人公井之頭五郎が調度品の仕事で訪れた場所じゃん！確か「元キャバレーの場所を改装して、若い人も呼べるような新しい空間にしたいんですよ」なんてオーナー役が言っていた。
なるほど、これは異色なライブハウスだ。面白い。
なんて楽しめた時間も最初のわずか。しかも、開演が15分くらい押して、1時間以上、まんじりともせずに待つ羽目になった。
前書き長っ。ライブレビューは後半で。
つづく。
nobilesの投稿(23:53:33-2013-12-09) -
カテゴリ: Music
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