NOBILES Days
Jump to navigationDidn't wanna kick sand by hind legs
前職の音楽祭に行ってきた。
六本木のMorphというライブハウスで開催され、有志のバンド10組が持ち時間25分で代わる代わる演奏するというものだ。
在職時には、俺も出演したり運営に関わったりしていたが、会社自体の業績にも厳しいものがあり、しばらくこうしたイベントもできなかったという。
それでもこうして開催した上、バンド転換時にはサブステージ的な場所で余興的なものもしたりと、かつてはなかった試みもしていた。
こういうことを成立させてしまう人たちが集まっているのがすごいと思う。比較することに意味があるか分からないけど、今の会社には前職ほど尖った人はいない。
会場では、久々に会った写真の師匠とともに各バンドを撮影した。バンド撮影も久々だったから、そちらも楽しんだ。
K-3とK-7の2台体制で挑んだが、広角と望遠を瞬時に切り替えられるのは極めてラクだった。それ以上に、K-7と比較して最新型K-3の快適さは予想以上だった。高感度でもノイズが少ないだけでなく、AFの食いつきも速度も段違いだった。
以前一緒にバンドをやった方のバンド"Diverdown"
(PentaxK-7, PentaxDAFisheye10-17mmF3.5-4.5, 1/15sec, F5.0, ISO1600)
さて、その音楽祭では、やはり懐かしい顔がたくさんあって、その再会も非常に嬉しいものだった。
だが一つ、残念というか、悲しく感じたことがあった。
在職時、席が近かった先輩がいたので、挨拶しに行った。するとその方は目を見開き、「何の筋合いでここにいるんだ？」という意味のことを言った。
その反応にこちらもちょっと驚いた。もともとどちらかというと寡黙な人だったし、それが本気なのか冗談なのか分からなかった。でも、この場での久々の再会だし、話しかけた手前「じゃ、また」とも言い難く、もう少し世間話を続けた。
「さっきのバンドの人と仲が良いんで、見に来たんです」
「あーそうなの。...ちゃっかりしてるね。」
...
...
えええええ？？ちゃっかり？？？
...ああ、そうですか。そういう印象ですか。
まあ、しょうがないよね。俺の前職の辞め方は必ずしも褒められたものでないことくらい自覚している。何しろ、足ケガして2ヶ月以上休んだ挙句、復帰するや「辞めまーす」だからね。酷い行為だと思う。言い訳はないよ。
それでも多くの同僚たちは、当時の俺の置かれた状況...5人いたチームのうち、俺以外の4人全員が派遣切りと早期優遇退職でいなくなった...を鑑みて、受け入れてくれた。少なくとも表面上は。送別会では、7人がオールで一緒に飲んでくれた。
でもその頃、その人は少し離れた席になっていたし、情報が伝聞だけだったのかもしれないな。
願わくば、もっといい形で辞めたかった、と思っている。だって、俺は前職の会社を嫌いになるどころか、未だに素晴らしいところだと思っている。後ろ足で砂をかけるような真似なんてしたくなかった。だが、所属していたチームが空中分解して一人きりのような状況に追い込まれたことと、そもそも俺にとって職種自体が間違っていたと気づいたからこそ、転職したに過ぎない。そしてそれはあのタイミングでなければ成し得なかったことなのだ。
残念ながら、俺のことを「ちゃっかり者」と認識している先輩には、言い訳をしても仕方がないんだろうね。覆るようなことはないだろう。
だからせめて、今の会社で「あの会社から来たアイツはかなりイケてる」って言われるように、しっかりやりますよ。前職であの職種やってても「イケてる人」にはなれない、って思って辞めたんだからね。
六本木のMorphというライブハウスで開催され、有志のバンド10組が持ち時間25分で代わる代わる演奏するというものだ。
在職時には、俺も出演したり運営に関わったりしていたが、会社自体の業績にも厳しいものがあり、しばらくこうしたイベントもできなかったという。
それでもこうして開催した上、バンド転換時にはサブステージ的な場所で余興的なものもしたりと、かつてはなかった試みもしていた。
こういうことを成立させてしまう人たちが集まっているのがすごいと思う。比較することに意味があるか分からないけど、今の会社には前職ほど尖った人はいない。
会場では、久々に会った写真の師匠とともに各バンドを撮影した。バンド撮影も久々だったから、そちらも楽しんだ。
K-3とK-7の2台体制で挑んだが、広角と望遠を瞬時に切り替えられるのは極めてラクだった。それ以上に、K-7と比較して最新型K-3の快適さは予想以上だった。高感度でもノイズが少ないだけでなく、AFの食いつきも速度も段違いだった。
以前一緒にバンドをやった方のバンド"Diverdown"
(PentaxK-7, PentaxDAFisheye10-17mmF3.5-4.5, 1/15sec, F5.0, ISO1600)
さて、その音楽祭では、やはり懐かしい顔がたくさんあって、その再会も非常に嬉しいものだった。
だが一つ、残念というか、悲しく感じたことがあった。
在職時、席が近かった先輩がいたので、挨拶しに行った。するとその方は目を見開き、「何の筋合いでここにいるんだ？」という意味のことを言った。
その反応にこちらもちょっと驚いた。もともとどちらかというと寡黙な人だったし、それが本気なのか冗談なのか分からなかった。でも、この場での久々の再会だし、話しかけた手前「じゃ、また」とも言い難く、もう少し世間話を続けた。
「さっきのバンドの人と仲が良いんで、見に来たんです」
「あーそうなの。...ちゃっかりしてるね。」
...
...
えええええ？？ちゃっかり？？？
...ああ、そうですか。そういう印象ですか。
まあ、しょうがないよね。俺の前職の辞め方は必ずしも褒められたものでないことくらい自覚している。何しろ、足ケガして2ヶ月以上休んだ挙句、復帰するや「辞めまーす」だからね。酷い行為だと思う。言い訳はないよ。
それでも多くの同僚たちは、当時の俺の置かれた状況...5人いたチームのうち、俺以外の4人全員が派遣切りと早期優遇退職でいなくなった...を鑑みて、受け入れてくれた。少なくとも表面上は。送別会では、7人がオールで一緒に飲んでくれた。
でもその頃、その人は少し離れた席になっていたし、情報が伝聞だけだったのかもしれないな。
願わくば、もっといい形で辞めたかった、と思っている。だって、俺は前職の会社を嫌いになるどころか、未だに素晴らしいところだと思っている。後ろ足で砂をかけるような真似なんてしたくなかった。だが、所属していたチームが空中分解して一人きりのような状況に追い込まれたことと、そもそも俺にとって職種自体が間違っていたと気づいたからこそ、転職したに過ぎない。そしてそれはあのタイミングでなければ成し得なかったことなのだ。
残念ながら、俺のことを「ちゃっかり者」と認識している先輩には、言い訳をしても仕方がないんだろうね。覆るようなことはないだろう。
だからせめて、今の会社で「あの会社から来たアイツはかなりイケてる」って言われるように、しっかりやりますよ。前職であの職種やってても「イケてる人」にはなれない、って思って辞めたんだからね。
nobilesの投稿(23:42:40-2014-02-26) -
カテゴリ: Main
コメント
No comments yet
コメントを追加
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)TrackBack URL
DISALLOWED (TrackBack)
メインページ
Calendar
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
NewEntries
最新COMMENTS
■20-07-11 21:47>ああ、あのeh
■20-07-10 01:07>そうです、予
■20-07-09 22:36>あっ、ショー
■20-07-06 07:27>50-34のチェ�
■18-01-05 00:53>おやこれはぱ
■18-01-04 23:56>手出しちゃっ
■15-07-27 23:21>おっと、今か
■15-07-22 11:40>良質な小説読
■15-02-21 09:29>おや、どなた
■15-02-20 08:05>ほー、勉強に
カテゴリ
- All
- Bicycle
- Breast Cancer
- Change Job
- Formula-One
- Gourmet
- Injury
- Mac
- Main
- Monaco
- Music
- Peugeot
- Photo
- Travel
Archives
My Links
NOBILES Web検索
プロフィール
RSS対応
RSS v2.0
RSS v0.91
RSS v1.0
管理
管理室へ携帯用ブログ
携帯用URL